2013年01月19日

静かなギャラリーで

玉川上水沿いの木立に囲まれた静かなギャラリーで、星野富弘さんの詩とエッセイを朗読とバイオリンでお送りする会を開きます。
キャパ50。お客様と身近で対話するようなひとときになればと願いっています。
主催は、昨年から一緒に活動を続けているバイオリニストの渡辺康子さん。
地元の方にぜひお聞きいただきたいとの切なる願いから、自ら企画なさったものです。
みなさまのお越しをお待ちしています。
朗読公演ポスター

    朗読公演
ー星野富弘 人と詩の世界ー
朗読/中村啓子 ヴァイオリン/渡辺康子
日時:2月11日(月・祝日)
開演:13時(開場12時30分)・15時(開場14時30分)
会場:ホームギャラリー「ステッチ」http://www.t-stitch.com
チケット:前売り1,500円、当日2,000円
お問い合わせ、お申し込み(渡辺)TEL/FAX:042-535-0472

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2013年01月08日

ブランコと滑り台のおはなし

実家の近所に住むムツ子さんは、仕立ての名人。捨てようかどうしようかと迷ったコートを見事にリフォームして届けてくれました。
彼女は、元々は私の母と親しかったのですが、私とは同い年ということもあり、母亡き後もおつきあいしているのです。そんなわけで、二人が会うと、いきおい母の思い出話になります。
「昔、愛(娘)が幼稚園でブランコの順番を待ってたら、乗り終わった子が、愛を抜かして次に待ってた年少さんにブランコを渡したことがあったの。愛が悔しがってね。お母さん、こういうとき私はどうしたらいいの?ってきくのよ。そのとき、啓子さんのお母さん、なんて言ったと思う?」とムツ子さん。
う〜ん、こんな場面で、私ならなんで言うんだろう?情けないことに全く浮かばない。
ムツ子さんはいいました。「啓子さんのお母さんね、こう言ったのよ『愛ちゃんは、今日我慢するということが出来たね。えらいね〜』って」「へええ、お母さん、そんな気の利いたこと言ったの!?」と、笑いながら、内心、感心。私は母からそんな教訓的なことを聞いた記憶はないんだけど、忘れてるだけなのかしら?

そのとき、ぶらんこに絡んで滑り台のことを思い出しました。
私の甥が小学校1年生だったときのこと。滑り台の上で構えているとき、後ろにいた子が甥を押し出すように滑り出したため、その勢いで甥は滑り台から飛び出すように落下、手を怪我してしまいました。
家に帰って来た甥っ子に私は言いました。「Uくんを恨んじゃダメだよ」すると甥っ子はキョトンとして「恨むってなあに?」というのです。「僕が怪我したのはUくんのせいだって、怒る事よ」と言う私に彼はまた涼しい顔で「恨んでないよ」と返してきたのです。
人は、生まれついたときには、「恨む」ということを知らないのだ。それは、年を重ねるうちに人間についてくる垢のような感情なのかもしれない・・・そう思わされた出来事でした。
今でも思い出す度に、神様は、幼子のような信仰を最も好まれるという意味がわかる気がするのです。

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2013年01月07日

新年の幕開けに

2013年の幕開け、おめでとうございます。
お正月休みもあっという間に過ぎてしまいましたね。
私は、5日のナレータースクールOKEIKOが、仕事はじめでした。
年末に新たなボイスサンプルを完成した人、今年こそは!と張り切る人・・・。
目も肌も生き生き輝いているメンバーに、私もまた夢がふくらみました。
今年、ひとりひとりが、着実に羽ばたいてくれますようにと。
ところで、新年の更新が遅れたため、12月28日の欄に嬉しいお書き込みをいただいていたことに、
昨日気づきました。この仕事をして来て本当によかったと感謝でいっぱいです。
今年も、「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい」
という聖書の言葉をモットーに進んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

年賀状_2


今年の私の年賀状です。

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2012年12月28日

2012年も、ありがとうございました。

テレビ番組では「それでは、また来年!」という言葉が相次いでいます。
2012年も、あと3日なんですね。
私も、今朝の三浦綾子読書会の朗読指導で、仕事納めです。
なんだか、バタバタバタバタ出かけていて、家の中のことや年賀状が全く出来ていません。
来年も、遅いご挨拶になりますことをご容赦ください。

今年は、過去最高と思われるほど、多くの人々に出会った年でした。
どの地でも、ほんとうに暖かくお迎えいただき、感謝でいっぱいです。
20箇所に渡る講演や朗読公演・・・ひとつ終わればまたひとつと、追い立てられる中、ナレーションや教室の仕事ももちろん行って来ました。
先日、ふと、あちこちを旅しているわりには、車窓の風景を思い出せないことに気づきました。
そうなんです。いつも列車や飛行機の中で準備をするという切羽詰まった状況だったのです。

来年は、もう少しゆったり・・・花粉が飛ぶ上半期は、地方公演(杉やひのきのある地域)は、控えさせていただくことにしました。
その分、秋の予定が詰まって来ています。それまでに体調を整えなくては・・・。

みなさまも、どうぞ、がんばりすぎないよう、ゆとりを持って、心豊かな新年になさってください。
投稿が滞った中でもご訪問くださった方々、お書き込みくださった方々本当にありがとうございました。

どうぞ良い年をお迎えくださいませ。

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2012年12月12日

「幸せね〜」の言葉を残して

またまた久々のブログになってしまいました。
今日は寝不足・・・お風呂から上がって、もう寝ようと思ったとき、ふと、この記念すべき日にちの数字が頭に浮かびました。
この日付を残しておかなければ、一生後悔する!(オーバー?)と、眠気をこらえての投稿です。

誕生日月近辺は、気力、体力とも充実すると、いつか鍼の先生から聞いたことがあります。
11月25日生まれの私は、今、まさに絶好調!
これは、時間的余裕によるところも大きいかもしれませんが・・・。
今年受けた講演、公演は、計20回、そのうち19回が終わり、追い立てられるような気持ちから開放されたのが11月でした。残すは24日のクリスマス公演のみ。

そんな中、私を支え続けてくださった方が、自宅でひとり静かに天に召され、明日は告別式です。
「私たち、幸せね〜」笑顔で話してから4日後の出来事でした。
静かで、特に目立つ人ではありませんでした。
でも、何があっても私を信じて、気持ちを分かち合ってくださる方でした。
厚い信仰の持ち主でした。一人暮らしは、イエス様のご用を最優先出来るから幸せ、ちっとも寂しくないのよ」
と、心からの笑顔でおっしゃっていました。
人前に出なくても、人にじっと寄り添い、共感し、ほほえみかける・・・そんな彼女の生き方が、いかに偉大かを、今、しみじみと思っています。

timesignal_117 at 23:57|PermalinkComments(7)TrackBack(0)

2012年11月23日

富弘美術館と鈴の鳴る道

今朝、東村の民宿で見た天気予報は、やはり一日雨。
でも、宿のおかみさんは言いました。「今朝はあったかくないから、雨にはならないよ」
その通り!遂に一度も傘をささずに「鈴の鳴る道散策」を堪能することが出来ました。
星野富弘さんが、三浦綾子さんと散歩した農道。高校性だった富弘さんが通りがかりに見た白い十字架。(そこに書かれた「労する者、重荷を負う者、我に来れ」の文字が心に響いた)。活発な少年だった富弘さんが小学校までわざわざ遠回りして遊びながら通った山に面した道。
実際にお会いしたわけではないのに、それらの道は、富弘さんにぐっと近づいた感覚を与えてくれました。

そして、去年の5月以来、再訪問を楽しみにしていた富弘美術館!
音声ガイドから流れる富弘さんご本人の詩の朗読・・・その、味わい深い抑揚は、片手に持ったノートには
書き表せません。
遂に私は、そのガイドを館内のカフェに持ち込みました。
草木湖に面したガラズ張りのこのカフェは、絶景で、一日中いたいくらいです。
終わりに近い紅葉を水面に映す湖を眺めながら、じっくりと聴く富弘さんの明るく暖かな声・・・至福のひとときでした。

わたらせ渓谷鉄道の車窓から、暮れ行く景色を眺めながら、やはり大きな愛の中にいるのだという幸福感が胸に広がった、今回の旅でした。

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2012年11月21日

200人をハグ!?

一昨日、ふるさと富山の機関誌の取材がありました。
富山から東京へ日帰りで取材に訪れた女性記者Jさんは「この人になら何でも聞いて欲しい!」と思わせる暖かさと感性の方。まるで旧友との再会のように話がはずみました。
なんと昨年富山鹿島町教会で開催された朗読会「星野富弘人と詩の世界」にいらしていたというJさん、そのときの感想を次のように語って下さいました。
「中村さんの朗読は、私ひとりに語りかけられてるようで、思わず泣いてしまって・・・でも、ふと気がついたら隣の席の人たちもみんな泣いとられるがだちゃ。何だか、200人みんなが中村さんにハグされてるみたいでしたよ」
私が200人をハグ!?なんという表現でしょう!かつて聞いたことのないその言葉に大きな感動を覚えた私でした。
でも、考えてみると、客席のみなさんは、星野富弘さんの作品に感動なさったのですから、ハグしていたのは、富弘さん。そしてその背後に富弘さんをハグし、私をハグし、200人のお客様全員をハグしていてくださっていた大いなる存在がある。そんな光景が、まるで絵のように浮かんで来ました。
そうだ!このイメージがあれば、この先安心して朗読が出来るにちがいない!
Jさん、ありがとうございました。

明後日は、富弘さんを囲む会主催の「鈴の鳴る道散策」があり、明日群馬県みどり市に向います。
23日は、お天気が荒れるとの予報・・・。でも、私たちは、ハグされながら歩くから大丈夫ですよね、神様!









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2012年11月05日

府中市美術館「ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅」

秋晴れの日曜日の昨日、色づきはじめた府中の森の木々の葉は、強い陽の光に輝いていました。
「府中市美術館」・・・2000年の開館以来、通い続けているこの美術館は、訪れる度に自然の息吹に触れることが出来る癒しのスポットでもあります。

今、開催されているのは、ベルギーのシュルレアリスム(シュールリアリズムというのは、英語的なのだそう)画家、「ポール・デルヴォー展」 
音声ガイドを担当している私は、いつもお世話になっている学芸員 音ゆみ子さんの講演に合わせ、会期も終わりに近いこの日を選びました。

この展覧会は、テレビや新聞など、メディアに取りあげられたこともあり、大変な賑わい。絵画が好きな日本人がこんなにいらしゃるのだと、なんだかうれしくなりました。

「夢に、デルヴォー」という今回のキャチコピーは、なんと適切にこの世界を現しているのでしょう!
そこに展開される超現実の世界にすっかり魅了され、まさに夢をめぐる旅をした心地でした。

そして、講演会場へ。15分前に入場したときには、すでにほとんどの席が埋め尽くされていて、ここでもその人気に驚きました。
1時間半に及ぶ音さんの解説の素晴らしさ!完全に聴き手の心を引きつけ続けました。やはり、この日を選んだのは正解でした。

会期は、今月11日まで。もっと早くにお知らせすれば良かったと悔やまれますが、残る1週間のうちに、ぜひご覧いただければと思います。

公園に面したティールームでのひとときや、府中の森の散策にも絶好の季節です。

timesignal_117 at 10:51|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2012年11月02日

記憶に自信がないと・・・

記憶力に自信がない私。
Mさんから「お願いした写真の件、よろしく」とのメールが届いた。???全く記憶にない。困惑しつつ思い切って返信した。「どうしましょう?この頃しばしば物忘れが・・・・」と。即座にMさんから電話が。「記念の出版物に掲載するための顔写真をFacebookのメッセージ欄でお願いしたんです」と。
私は、それを読んでいなかったのだ。ああよかった!危うく痴ほう外来へ行くところだった。
それにしても、返信の最後に書きかけたあの言葉、削除して送ってよかった!それは・・・「キリンのですか?」だった。

さてさて朗読会のご案内です。
<朗読とバイオリンによる「氷点」の新しい世界>
朗読:中村啓子 バイオリン:(元東京交響楽団)渡辺康子
日時:11月8日(木)11:00〜14:00(12:30からはランチ)
会場:日野キリスト教会(中央線日野駅徒歩5分)
会費:1000円
お申し込み:日野キリスト教会TEL:042-583-3680

私が通っている、とてもアットホームな教会です。
どなたでもお越しください。要予約です。




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2012年10月25日

女子大生の語尾「の」と「だ」

講演、公演、収録、その最中に父がケアハウスから老健へ引っ越し・・・流石に疲労が募り、風邪を引いてしまいました。
折角の大切な仕事で、思うように声が出ないというのは、申し訳けなさと残念な思いで、なんとも言えません。でも、その風邪も思いのほか早く回復し、今日は久々の(本当に久々に感じます!)休日です。

今、一昨日講演に招かれた母校(関東学院大学)のことを思い出しています。
2講演を終え、午後5時すぎに運河に面したバス停に立ったとき、日はとっぷり暮れていました。
そんな中、バスを待ちながらおしゃべりする女子学生たちの会話が、自然と耳に入ります。
「〜なの」「〜なのよ」その言葉遣いが、とても女らしくやさしく感じられ、思わずうれしくなりました。
語尾が「だ」で終わる、いわゆる男言葉を遣う女の子が多くなっているせいでしょうか。「の」を使うだけで、なんと美しく感じられることでしょう!

もう随分昔のことになりますが、富山県の高校を卒業し、この学校に入った当時、私はクラスメイツの言葉遣いに驚嘆しました。
「〜してくださる?」「いらっしゃる?」「召し上がる?」
なんと上品な!なんと丁寧な!こんな言葉を日常的に遣う人たちがいるんだ!と。そんな中で、アクセントすら滅茶苦茶な私は、友人から指摘され、情けない思いをしながらも次第に矯正されて行ったものです。
あの美しい言葉遣いが今に受け継がれている・・・何かとても満ち足りた気持ちで、学生達でいっぱいのバスに乗り込んだことでした。

写真は、母校のチャペルです。

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このチャペルでも、いつも学生たちの美しい言葉が響きあっているのでしょう。


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