2006年01月

2006年01月31日

美しいことば

1月31日(火)

近頃、若い女性の言葉がよく聞き取れないことがある。スーパーのレジなどで、聞き返すこともしばしば。耳が遠くなったのかな?と思ったこともあるけど、この症状は、若い女性に対してだけなのだ。

NHKのトーク番組に、ある女子大生女優が出ていた。
大きな目をクルクルさせて話す表情は可愛いのだが、その言葉が難解。
「そのおじさん現場で」→「その実際現場で」
「てんねん入らない」→「手に入らない」
「すばい」→「芝居」
「していさせていただき」→「出演させていただき」
と、いちいち考えながら聞かなくてはならないから疲れる。
若い女性特有のこの発音、つまりは、唇と舌をちゃんと動かしていないのだ。
特に、唇を横に引いたり、尖らせたりの作業が出来ていない。

それに引き換え、70代くらいの女性の言葉の美しいこと。
先日、レストランで後ろから聞こえて来る話声に聞き惚れてしまった。
一言一言が、はっきりしていて、言葉遣いも上品で美しい。そこには気品が漂っていた。

最近の女性は、顔もスタイルもきれいだ。
そこでもう一歩、美しい言葉を話せたら、素敵な大人の女性になれるのに・・・と思う。

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2006年01月26日

春よ来い♪

af66135d.jpg1月26日(木)

銀座三越で一目惚れしたピンクのジャケットが忘れられない・・・意を決して買いに行ったらサイズが7号だった。9号の私には小さい。えい!体を服に合わせちゃえ!半額セールには弱い私。

今朝は、それを着て母の病院へ行った。
「お母さん、どう?これ。」と話かけてみたら、「それ、ハーフコート?」と言葉が返って来た。「これからどこへ行くの?」わ!まるで元の母だ!うれしい〜!
もう15年も前から、だめかと思わせては蘇る母。周囲からも「奇跡のお母さん」と言われている。これから春に向けて、日に日に元気を取り戻してくれるという確信を持って、祈りつづけて行こうこと思う。
はるよ来い♪

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2006年01月22日

雪晴れの坂道

1月22日(日)

昨日の雪がうそのような青空になった。
朝、礼拝の前に、先週風邪の私に差し入れして下さった小林さんに食器を返しに行く事にした。
ところが、これがもう大変、高台にある彼女の家までの坂道は、見事なアイスバーンになっていて、怖いのなんのって。しかたないので、ガードレールの外側へ出て側溝を歩く。ところが、このガードレール、切れ目がない!まるてとおせんぼするみたいに、坂の上でカーブを描き、行く手を阻んでいる。しかたないから、思いっきり身体を反らせてくぐり抜けた。これじゃ、まるでリンボーダンス、誰も見てなくてよかった!
「元気になったよ!茶碗蒸しもおしんこもみんなおいしかった〜!こんなことしてくれる人、他にいないわよ。」と言ったら、小林さんは、ポンポンと、私の頭を叩いて言った。
「何言ってんの。啓子さんだよ。私が入院してたとき、洗濯物持ってってあげるって言ったでしょ。誰がこれから仕事に行くのに、人のパンツ持ってくもんですか。」
あの時は、結局彼女が遠慮して、私は洗濯物を持たずに帰ったのに、そんな事を10年も覚えているなんて、小林さんは、ほんとにいい人だ。

玄関で、ちょっと立ち話しただけなのに、帰りの坂道は、すっかり雪が溶けていて、足取りも軽く下ることが出来た。
太陽の温かさって、すごいな♪

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2006年01月18日

母の涙

1月18日(水)

風邪も全快して、仕事の合間に、ようやく母のところへ行くことが出来た。
手を握ると、ジトッと汗ばんでいる。
なにもしゃべらなくなってしまった母は、心拍数が上がっても、苦しいとも言わず、ただ玉の汗を流していたそう。
「お母さん、しばらく来れなくてごめんね。」と声をかけたら、母の目尻に小さな涙の粒が光った。涙なんて見せたことがない人だったのに・・・。
私の目からも涙が溢れる。病人の前で泣いてはいけないと思いつつ、このところ母の顔を見るだけで涙が止まらなくなる。

昔、私が入院していたとき、母は、私の病気について、医師から良くない宣告を受けた直後も、輝くような笑顔で病室のドアを開け、私をホッとさせてくれたものだ。
母には、かなわないな。

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2006年01月17日

生きた言葉

1月17日(火)

昨日から、全く風邪と気づかれない仕事が出来ている。良かった!
今日の仕事は、ずっとレギュラーで使っていただいている、過疎地を紹介するDVD(過疎物語というホームページでもご覧いただけます。)
この作品の四宮監督には、もう長い間お世話になっていて、私の口調を100もご承知で、まるで私の言葉のようにシナリオを書いてくださる。
この仕事でトチらないのは、私自身、読んでいるというより、しゃべっているという感じで、とっても気持ちいいからだと思う。

今日は、その作品で、茨城県大子町で行われている、木の文化塾という地域起こしを紹介した。
そこのグループの リーダーで左官屋の鈴木さんという人の話は、ものすごく生き生きしていて、人をぐいぐい引き寄せる力があった。活動拠点を作るために、ボロボロの茅葺きの家を借りて、みんなで屋根を葺き直した様子が、まるでその場に居合わているかのように目に浮かび、とにかく面白いのだ。言葉に力がある。気が入っている。センテンスが短くてテンポがある。
目をまん丸くして聞いている私に、四宮監督がおっしゃった。
「からだを動かしてるからですよ。」常日頃、監督は、言葉もからだを動かして、からだを通して獲得していくものだから、そうして獲得した言葉には、実があるのだとおっしゃている。
う〜ん、なるほど。

そこで、読み終えたばかりの佐藤綾子さん(パフォーマンス学の第一人者)が「はじまりの家」という本に書いていらした事を思い出した。
この本には、弱者へのパフォーマンスをという想いを抱いた佐藤綾子さんが「優&愛」というコンセプトをかかげた家(ビル)を完成するまでのプロセスが書かれている。
その一節で綾子さんは、「恐らく、みんな物をつくる人たちは心が優しく正直な人たちが多いのです。言っちゃ悪いけど口先だけで物の取引をしてお金を儲けている人たちよりも、物をつくる人々の方が心の中に温かい泉がある、人間の資質は上だ、そんな気がしてならないのです。」とおっしゃている。

からだを動かして物を作る→心の中に温かい泉がある→言葉に実がある。
と、関連づけられそうだ。

この佐藤綾子さんと、不思議な導きによって、来月お食事をすることになった。
このところ、立て続けに、会いたいと思う人が、向こうからシュポーッと飛び込んで来る!(表現わるいかな。掃除機じゃあるまいし)何か素晴らしい予感♪

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2006年01月15日

ホッカホカのおはなし

1月15日(日)

日曜日、いつもなら11時からの教会の礼拝に出る私だけれど、今日は思い切って休むことにした。
とにかく今日中に風邪を治さなければ、明日は午後から45分の厚生労働省のビデオの仕事がある。

午後、小林ムツ子さんから電話があった。
小林さんは、日野の実家の近所に住む洋裁の達人。
彼女のおかげで、私は20年前のスーツも、今年買ったような顔をして着ているのです。
「啓子さん、今、教会に電話したら、風邪で休んでるっていうじゃない。風邪と聞いたからには、放っておけないわ。豆を煮たからこれから持っていくからね。」
なんと有り難い!冷蔵庫にあった食料ももう切れてしまい、今日は買い物に出なくてはと思っていたところだった。
夕方、彼女は電車に乗って、国分寺へやって来てくれた。
やぶれそうになった紙袋の中から出てきたのは、大きな器の茶碗蒸し。豆、ごぼう、人参などの煮物。そして沢庵(彼女の漬け物は、最高においしく、頼まれてお店にも出している。)
その美味しかったこと!心も体もホッカホカに暖まった。

「午前はヘルパー、午後は洋裁、そして、家事と大忙しの中、風邪だと聞いただけで飛んで来てくれる小林さん・・・なりふり構わずのその後ろ姿が、誰よりも輝いて見えた。
「愛は行動なり」その言葉をしみじみとかみしめたことだった。

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2006年01月14日

風邪ほど怖いものは・・・

1月14日(土)

朝、目が覚めたら喉が猛烈に痛んだ。
ワーッ、まずい、風邪だ!
何が怖いって、声の仕事をするものに取って、風邪ほど怖いものはない。
幸い私は、ここ数年間というもの、風邪らしい風邪を引いた事がないのが自慢だった。
「マナテック」という、細胞間コミュニケーションを正常化する糖鎖栄養素を摂り、ちょっとムズムズしたらすぐに鍼治療という二段構えの防御態勢の賜物だと思っている。

ところが・・・お正月、母を病院から迎え、家族勢揃いした実家で、台所仕事とおむつかえの連続だった私は、我が家に戻ってからというもの、その反動からか、食べたくなったら食べる。それも、簡単に・・・という怠惰な生活をしてしまった。おかげで指の赤切れは見事に治ったものの、身体の抵抗力がなくなったらしい。バカバカバカ!と自分を責めつつ、マンションの理事会へ。副理事長の部屋で炬燵に入り、エアコンも入れてもらっているのに、背中がゾクゾク〜。鼻水が止まらない。打ち合わせの内容が、頭に入らない。具合わるい〜。
午後は母のところへと思っていた私だが、これでは行けない。容態が悪い母のところへ風邪菌を運ぶことになる。
帰宅してベッドに潜り込んだ私は、思う。
もし、風邪でも引かなかったら、母につきっきりになってしまう私に、神様は「おまえも休みなさい。」と、行けない状態を与えて下さったのだ。と。
神様、母を守っていてくださいますね。

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2006年01月13日

母急変!

1月13日(金)

お昼すぎ、晴海通りを歩いていた私に、父から電話があった。「今どこにいるんだい?病院から電話があったんだよ。お母さんの容態が変わったからすぐ来てくれって。」
「え?無理だわ。これから7時までずっと仕事なのよ。お父さん、早くタクシーで行って!」
今日はこれから3つのスタジオへ行かなければならない。
日立エレベーター、NTT、毎年シリーズでお世話になっている歯科医師会の「生涯研修ライブラリー」のビデオ、いずれも代わりに誰かというわけには行かない。
私は、ナレーターという仕事が大好き。いつも楽しくて感謝でいっぱいで仕事している。
でも、こんなとき、急に早退したり休んだりは、絶対出来ないという厳しさもある。
今月は、8本中6本に私を起用していただいた歯科医師会ビデオと、NTT制作茨城県警運転免許テレフォンセンターの膨大な量の録音、そして、Home page「過疎物語」などが重なり、月末までスケジュールがびっしり。ここで母に何かあっても身動きが取れない。

とにかく病院へ電話してみたところ、「心房細動で、今朝、脈拍が急上昇しましたが、今、落ち着きました。」とのこと。
[神様、お願いします。お母さんの側にいて、見守ってあげてください。」そう祈りつつスタジオへ向かうしかなかった。
仕事が終わったら駆けつけようと思っていたが、終了したのは8時半。妹に電話してみると、「落ち着いたから帰って来たよ。」と、明るい声。
都心から約2時間の母の病院へ行く事を、この段階で諦め、神に感謝しつつ家路についた。

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2006年01月12日

朝の電車で

1月12日( 木)

満員電車の中、隣に立っていた女性が、突然くずおれるように倒れた。後ろにいた中年女性が素早く背中を支える。当然目の前の座席の人が席を譲る…と、誰もが思ったはず。が、30代サラリーマン風のその男性は、知らんぷり。この人も具合が悪いのかな?と顔色を見たが、血色は良い。その時、斜め前にいた40代男性が立ち上がり、女性を座らせた。彼女は顔面蒼白。そのうち、両手が痙攣し始めた。「ヤバイ、痙攣してるよ。」と、席を譲った男性。「車掌さんに知らせる方法ないんでしょうか。」と、私も辺りを見回すが、ドアにあるのは、非常時の開閉ボタンだけ。5号車と言う真ん中車輌の真ん中のドア近くというこの位置、しかもラッシュアワーとあっては、とても車掌室へ辿りつく事など出来ない。それどころか、車輌前方に見える非常用ブザーらしきものまでだって行くことが出来はしない。おまけにこの中央線青梅特快は、国分寺から新宿まで20分間ノンストップ。いつもは便利なこの特快も、こんな時には何とイライラすることか。漸く新宿に到着し、「降りませんか?」と女性を促してみたが、「大丈夫です。」男性の「どこまで行くの?」に「神田です。」一人で立って歩けるだろうか?一足先に四ツ谷で降りた私は、駅員さんに、車輌とドア番号、女性の服装を伝え、神田駅への連絡を頼んで仕事に向かった。JRにお願いしたい。もっと緊急事態への対策を考えてと。又、乗客同士も、非常ベルの近くの人へ、伝言リレーで協力を頼むなど、出来ないものかしら?それにしても、あの、終始知らんぷりの男性と、気遣った人たちとでは、今日一日、どちらがハッピーなのかしら?と思ってみた。

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2006年01月09日

CD「平家夢幻」

ce21a28c.jpg1月9日(月)

新平家物語からのイメージを、斉藤友子さんが音楽にし、私が朗読しているCDが完成し、今日は、自由ヶ丘のエル・ペスカトーレというスペイン料理店で打ち上げでした。そのお料理の美味しいこと!しかもリーズナブル!このお店がお気に入りの吉川英明さん(吉川英治氏のご長男)の、ウイットに富んだお話しがまた、お料理の味をグーンと引き上げて下さいました。親子揃って言葉の達人なんですね。CDは、吉川英治記念館から発売中で、?2,500-。私の手元にもあります。どうぞお聞き下さい

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2006年01月04日

初春の夢

3952d655.jpg1月4日(水)

あけましておめでとうございます。
みなさま、心新たに今年の夢を胸に抱いていらっしゃることでしょう。

私の夢は・・・「言葉」というものの持つ力について、探求してみることです。
昨年、母が入院している老人病院で、どんなに言語や身体の機能を失った人も、耳はしっかりしていて、言葉に対して反応なさることに感動を覚えました。
例えば、いつもぽっかり口をあいたままで、何もわからないように見えたウメさんは、私のことをちゃんと覚えて下さり、最近では「うめさん!」と言うだけで泣き顔になるんです。

今までの受け身の仕事だけではなく、一歩踏み出す年にしたいと思います。

「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。言葉は神であった。」
                    (聖書:ヨハネの福音書1章1節)

みなさまも、それぞれに、その備えられたものを光輝かせて下さいますように。
祝福をお祈り致します。

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