2006年06月

2006年06月30日

眼球摘出!

顔面麻痺のため左瞼を閉じることが出来なかった母の眼球が穿孔を起こし、T大病院眼科で受診した。
感染すると脳に達する事もあり、大変危険な状態とのこと。
「一先ず、縫合するか」と、その場で上瞼と下瞼が縫い合わされた。
これでだめなら結膜を縫い合わせる。しかし、結膜が足りるかどうか。
足りない場合は、眼球摘出。2週間後に再び診察するということ。
ここ15年間、様々な大手術から奇跡的に回復してきた母だが、
半身麻痺の寝たきりになった今またここで目をくり抜くとは・・・。
弟に電話すると、「目は脳の一部なんだよ。それをくり抜いて良いものかどうか、もう少し調べよう。」と言う。
そんなこと言ったって・・・もうここに任せたいと思う。介護型病院からのストレッチャーでの受診も大変だ。度重なる病院探しに、私はもはや疲れているのだろう。
いくら思い巡らしても眼科に知り合いはない。
「いつも最高のドクターに導いて下さった神様、今度もまた、あなたが最善の道を開いて下さいますことに感謝します。」と祈っていたが、果たしてここがその答えなのだろうか。

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2006年06月27日

一番大切な人が一番大切にしているもの

6月27日(火)

ホテルニューオータニでのVIP CLUB 赤坂の集いで、富士ゼロックス会長小林陽太郎氏の講演を聞いた。
経済界の重鎮、小林氏が、最初にお話になったのは、クリスチャンのなられた経緯。
結婚したとき、奥様がクリスチャンだったため、
「一番大切な人が、一番大切にしているものを分かち合いたい。」
との思いで、一緒に教会での礼拝に通われたと言う。
「モーレツからビューティフルへ!」
一大センセーションを巻き起こした富士ゼロックスの経営方針のお話など、
どこをとっても素晴らしい講演だったけれど、
私の心に一番のこったのは、やはり、冒頭のこの言葉だった。
小林氏は、優先順位をつけるなら、仕事より家庭。
それは、いる時間の問題ではない。ともおっしゃた。
このような信念があるなら、世の夫婦はみんな上手く行くのでしょう。

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2006年06月25日

命の伝承

6月25日(日)

年に2度の、郷里富山県立山町出身者の集いが、八芳園で開催された。
この会の会長は、弁護士で、ルーテル学院大学理事長の石原寛氏。
「正義と愛」という著作も出版なさっていて、その名の通り寛大な愛の人だ。
出席者数は、毎回50〜80名ほど。あの小さな町の出身者がこんなに大勢集うということに驚きを覚える。
数年前、この立山会の場を利用して、私たち中学・高校の同期が集おうということになった。
そうすれば、幹事の手間が省けるし、立山会では「若い人たち」と、珍重される(笑)
石原先生の弟で同級生の光っちゃんが、今回初登場!光ちゃんは、我が家から歩いて
2〜3分のところに住んでいた幼なじみだ。
「啓子ちゃん!おれ、時報の人は中村啓子って名前だってことは知ってたんだよ。
で、あの啓子ちゃんと同姓同名だなあって。あれ、啓子ちゃんだったんか!?」
感動の再会は、爆笑に始まった。
「啓子ちゃんは、控えめだったよな.写真撮ろうと言っても、私はいいのって引っ込むし。」
「え?私写真好きだよ!それ違う啓子ちゃんじゃない?」
と笑いながら、密かに引っ込み思案だった自分を思い出す。
何十年会わなくても、同級生の距離は、あっという間に縮まり、テラスで庭園の緑を堪能しながら、
気の置けない楽しい会話がつづいた。
高校放送部で青春を共に過ごした、今は会社社長の秋元さんから父上著作の本をもらった。
体験記「青春と戦争」殴る、蹴る・・・そこにも軍部の過酷な統制ぶりが書き連ねてある。
本に挟まれていたサイゴンでの父上の写真は、吉田栄作に似た美貌。
こんな青年達が、次々に命を落として行ったのかと思うとたまらない。
結婚5日目に出征した父上の帰還によって、端整な顔立ちを受け継いだ彼が生まれ、
その彼にまた子供が生まれ、命が継承されている。
今、ここに私たちがあるということが、とてつもなく尊く奇しい技に思えてきたことだ。

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2006年06月16日

言論統制

6月16日(金)

月に1度、主に第三金曜日の開催している、三浦綾子読書会朗読部門。
今日の課題は、「銃口」下巻の「邂逅」だった。
朝鮮軍に捕らえられた主人公北森竜太だったが、たまたまその朝鮮軍の隊長が、
以前日本でタコ部屋から逃げ出したところを竜太の父に助けられた金俊明だったため、
今度は助けられるというシーン。
「もし、北森一家のような人が、日本にもっといたなら、朝鮮と日本は兄弟のように
愛し合うことが出来たと思う。」と、金俊明は、部下の兵士たちに向かって言う。
確かに・・・。しかし、それは容易なことではない。
このところ本間日臣氏の「伝言」しかり、朝のテレビ小説「純情きらり」しかり、
戦争中の思想的弾圧の威力を目の当たりにする中で、いかなる情勢下においても
普遍的な確固たる信念を持ち続けることの難しさと尊さを感じる。
「平和」と言われるこの時代にあっても、
私たちは、何やら目に見えぬ大きな渦の中、
ある一つの方向へ運び込まれようとしているのではなかろうか。

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2006年06月15日

出光美術館

6月15日(木)

虎ノ門のFMサウンズというスタジオで、出光美術館TVCMの録音。
テレビ朝日毎週日曜日9時からの「題名のない音楽会」の終わり頃に流れるCMです。
もうずっと昔にレギュラーだったのですが、一時他のナレーターに移り、
また私の元に戻ってから、随分長くなります。
こういった落ち着いた美術のご案内は、とても好きな分野で、
長く使っていただけることに心から感謝しています。

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2006年06月14日

紫陽花

6月14日(水)
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11日から外泊で帰ったていた母が病院へ戻る日。
「高幡不動のあじさいまつり、言ってみる?」と聞くと、「前から見てみたいと思ってたのよ。」
散歩にさえ、あまり関心がなかった母の意欲的な返事に状態の向上を感じる。
車椅子の母を囲んで、父、妹夫婦、私で、花盛りの紫陽花を堪能。
境内に紫陽花柄ばかり集めたハンカチを売る屋台があった。
「小さいのがいいわ。紫色の。」と、選ぶ母。こうして一緒に買い物をするのは、何年ぶりだろう。
母と娘二人、色違いの紫陽花のガーゼハンカチを買った。
わずか350円のこのハンカチが、私たちの宝物になるだろう。


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母を見送り、仕事をした帰り、近所の花屋さんで鉢植えの淡いピンクの紫陽花を買った。
花びらのふちのギザギザが、まるでレースのように美しい。
その名も「ジューンブライド」
妹に教えたらクスッと笑った。

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2006年06月09日

「宇宿允人の世界」

6月9日(金)

東京芸術劇場へ「宇宿允人の世界」を聞きに行きました。
第一部は、モーツアルト、
第二部は、シューベルトの交響曲第9番ハ長調作品944"ザ・グレート”
シューベルトがウイーン学友協会オーケストラに楽譜を提出して演奏を依頼したとき、長すぎる、難しいという理由で断られたというこの曲、
演奏時間は、ゆうに40分の及びました。
その間の、疲れを知らないダイナミックな指揮!高齢で、華奢な身体の宇宿氏のどこからこのようなエネルギーが溢れ出るのかとただただ驚くばかり。
演奏のあとの彼の言葉から、その力の源を知ることが出来ました。
人、命、地球、日本、その危機になんとか気づいて欲しい。人が、神から受けた命に感謝し、真の幸福を享受出来るように。
そのために、本物の芸術から最も大切なものを見いだして欲しい・・・彼の情熱的な指揮は、その熱い思いから来ているのでした。
表現・・・それは、伝えたい何かがあってのもの。それをつくづく感じた夜でした。

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2006年06月08日

「伝言」録音2日目

6月8日(木)


「下読みは、ほどほどにして、声の為には早く寝た方がいい。」昨日の録音のあと、スタッフからそう忠告され、昨夜は12時にベッドに入った。
流石にバタンキュー!・・・なのに、4時半に目が覚めてしまった。未完成な下読みへの気がかりもあるが、脳のどこかが覚醒している感じ。
録音は10時から。
そうだ!こうなったらラッシュアワーの前に電車に乗っちゃおう!そうすれば腰掛けて下読みができる!
国分寺駅のホームに立ったのは、6時。しかし、甘かった。この時間の中央快速には、すでに席などないのだ。
女性専用車は?と最前車両を見ると、これは50分台から。6時は中途半端な時間であるらしい。

それにしても、本間日臣医師の叡智に富んだ光のような言葉の数々・・・。
ちょと引用すると「豊饒と人の心の豊かさとは逆比例するということがある。・・・今、われわれは史上未曾有の豊かさの故に己を見失いあくせく追われるように生きただよってはいないか。
自らの所産に主体性を奪われつつあるのではないか。心の貧しさの次にくるものは滅びである。これをしっかりと見すえて、その危険をのりこえるに役立つ遺産を次代に残したいものである。」
医学徒ならずとも、全日本人に読んでいただきたいとつくづく感じる。

本間日臣著「若い医学徒へのメッセージ」
発行所 NPO法人 PDN
電話  03-5733-4361
FAX 03-5776-6486

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2006年06月07日

若い医学徒へのメッセージ

6月7日(水)

いよいよ「折々の随想」の章の録音初日。久々に古き良き日本語の下読みに没頭したせいか、
昨夜は頭の中を難しい言葉がぐるぐるかけめぐり、寝付けなかった。
朝のNTTの仕事で「風邪ですか?」と言われてしまう。
午後の本番でも、語尾がかすれて苦しい。
下読みとコンディションづくり…大作の場合、常にこのバランスが課題となる。
宝物のような言葉の数々を最高の状態で伝えたかったのに…。
明日の続編こそ、上手く行きますように。

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2006年06月06日

都立殿ヶ谷戸庭園

6月6日(火)

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今日の書斎は、殿ヶ谷戸庭園。
大正初期、江口定條氏が創設し、昭和4年、岩崎家によって築造整備された、回遊式林泉庭園です。
国分寺崖線から湧き出す水を巧みに利用したこんな庭園が、国分寺駅前にあるなんて!
I love 国分寺!

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2006年06月05日

青空書斎

6月5日(月)

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7日から始まる「伝言」の下読みは、膨大な量。しかも、英語や難しい言葉が多い。
家にいると、つい他のことをしたくなるので、外へ出かけることにした。
コンパクトな電子辞書の有り難さ!
国分寺(というお寺)へ繋がるお鷹の道。ほたるが住むという清流に、カラーの白い花が列をなす姿は見事だった。
せせらぎの近くに木製のテーブルとベンチが二組設えてある。
ここが私の青空書斎。木漏れ日を受けながら、原稿のめくりは捗った。

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