2006年10月

2006年10月26日

奇跡の目

10月26日(木)

母の眼科受診の日。
母の目にライトを当てて覗き込んでいたDrが、にっこりして言いました。
「いいですね!角膜の傷を、薄いながら新しい組織が覆っています。もう以前のように穴が開いた状態ではありません。今度は1ヶ月半後でいいでしょう。」
よかった!

6月末、T大病院の青々とした芝生の上で、「お母さん、眼球摘出手術を受けていい?」と、兄弟一人一人に電話したあの日から4ヶ月・・・。
偶然バスで隣り合った五十嵐さんという夫人から、東京歯科大の角膜のスーパードクターを紹介してもらうに至り、検査により耐性菌が認められた。
歯科大眼科オリジナルのバンコマイシンという薬によって、母の目は、手術もせずに回復に向かったのだ。

16年前、聴神経腫の手術で、顔面神経が切断され、瞼を閉じることが出来なくなった母は、以来ずっと眼科に通い、点眼薬を使い続けていた。
しかし、耐性菌がいたとしたら、それは無駄な抵抗に過ぎなかったのだ。
結果、角膜穿孔を起こし、あわや眼球摘出ということに!

医師を選ぶことに大切さ。そして、それ以前に神が最善を為して下さると信じることの大切さを痛感した今度の出来事だった。

母を藤野温泉病院へ送る介護タクシーの車窓に、真っ青な秋空と深い緑の木々が美しかった。
あの、バスでの出会いは偶然ではなかった!そう思いながら、温泉病院の玄関先に降り立ったとき「中村さ〜ん」と、明るい声が。それは五十嵐さんその人だった。週1回、知人の見舞いにこの病院を訪れるという彼女が、天からの使者に思えた。

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2006年10月23日

ステージを終えて

c3477d28.jpg10月23日(月)


20日の「平家夢幻」のステージは、無事終えることが出来ました。
多くの方にいらしていただき、感謝でいっぱいです。
早速お寄せいただいたご感想を一部ご紹介させていただきます。

「ピアノもヴァイオリンも朗読も、それぞれがプロの本領を発揮し芸の極みを感じました!」(横浜市Mさん)

「朗読って怖い!これが率直な感想です。あんなにビンビンと鮮烈にイメージが浮かぶとは、はるかに私の想像を超えていました。音楽と静寂がつくる、時代をさかのぼって連れて行かれてしまったような不思議な緊張感のある空気を、恐ろしいほど絶妙な間合いで打ち破り、直に心に切り込んできて、身も心もうち震わせるような啓子さんの声と語りは、鮮明すぎて、それはもう怖いほどの美しさを醸し出していました。僕の感想は、朗読の威力は怖い!これに尽きます。ありがとうございました。美しい和服姿の啓子さんもなんだか近寄りがたい気高さがありました。」(千葉県Mさん)

「しっとり艶やかな声と日本の情、和服と母音と語尾の美しさを堪能しました。」
(東京都Dさん)

「音楽と語りのコラボレーション素敵でした美しい言葉が語りで立体的になり 思わず涙する事もーお友達も温かく包まれるようだったと言ってました。 一度ちゃんと物語を読みたいねと話しました。」(横浜市Uさん)

「日本古典の重厚感と西洋音楽の取り合わせに、要所要所に入る艶やかな語りが、何とも幻想的な空間になってました。着物姿もと−っても素敵でした!小夜子にだって負けてなかった(笑)」(東京都Fさん)

貴重な時間を割いていらして下さり、更にメールを下さったみなさん、本当にありがとうございました。

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2006年10月18日

公演迫る

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10月18日(水)
爽やかな秋晴れが続いています。
朝、父と多摩川を散歩しました。
一緒に出かけたのではなく、私が土手を歩いているところへ、父もやって来たのですが・・・。毎日1時間のウオーキングを欠かさない父は、とても81才には見えない颯爽とした歩き方。その後ろを、チョロチョロ写真を撮り歩く私は、何だか犬になった気分。

このところ日記が停滞気味でしたが、いろんなことがありました。
そのひとつが8日の姪の結婚式。
その直前に、花嫁の父方の祖母の容態が急変、続いて母方の祖母(私の母)が急変、そして、花嫁の従姉妹(私の姪)が腫瘍の手術。降り続く冷たい雨・・・どうしてこうなの?
と思いきや、式当日は、カラッと眩しいばかりの晴天。父方の祖母の葬儀が終わり、私の母の方は、持ち直し、従姉妹も腫瘍が良性で、式に出席。
新郎プロデューサー、新婦獣医という異色のカップルは、それはそれは若く初々しく、幸せいっぱいの笑顔でした。
この二人の行く末は、何があってもきっと好転することでしょう。

さて、そんなこんなでバタバタしているうち、「平家夢幻」コンサートが20日に迫りました。
まだ空席があります。特に夕の部、16:30〜17:30が空いています。当日券が、たっぷりありますので、お時間がおありでしたら、ぜひぜひお越し下さいませ。飛び込み大歓迎です。

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2006年10月02日

雨の八ヶ岳

10月2日(月)

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1日から2日にかけ、八ヶ岳にあるナレーター武田広さんの別荘におじゃましました。
武田さんと奥様、そして私は、とても話が合うので、時々3人で食事しますが、
今回は、ゆっくりとパジャマパーティーをしましょうとのお誘いを受けたのです。
小淵沢で中央線を降りると、改札に武田夫妻の出迎えの姿!なんだか不思議な気分です。
途中でポリタンクいっぱいに銘水を汲むところがまた田舎に暮らしらしくて感動!
昨年新築したばかりの武田邸は、まだ木の香漂う美しさ。
2方向一枚ガラスのリビングに座れば、まるで居ながらにして森林浴をしているよう。
暖炉の前で、まるで猫のようにうずくまるビーグル犬の隣で、
慣れた手つきで、薪に火をつける武田さん。
八ヶ岳は、秋深し・・・もう紅葉が始まっているのです。
奥様のお料理がまた、紅葉に負けない美しい彩り!
夕食、翌日の朝食、昼食・・・「実家に帰ったつもりで」と、ご馳走づくし。
母が倒れ、私の人生の設計図が急変したこと、介護の大変さ、
それらを全て知った上で、しばし休ませて下さろうとするやさしい気持ちが胸に沁みました。
武田さんの、あのあったか〜いナレーションは、この奥様あってのものなのだな〜と実感!
それにしても、森の中の暮らしは、なんと心と身体を楽にするものでしょう。
都会を離れてみたからこそ見えた都会での生活の慌ただしさでした。

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