2009年03月

2009年03月31日

昼下がりのJRの駅の構内・・・2才半くらいの男の子が、母親の手を振り切るように駆け出しました。
ピタッと立ち止まったのは、ポスターの前。
弘前、角館、高田・・・絢爛たる桜の競演を、食い入るように見つめるつぶらな瞳・・・。
桜の花は、こんなに幼い子供の心をも惹き付ける不思議な魅力を持っているんですね。
明日からいよいよ4月・・・私もちょっと一休みして、お花見にでかけます♪


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2009年03月26日

周囲の人に優しくしていますか?

Mさんと実際に会ったのは、4回くらいでしょうか。
メールの数は、数えきれないほどでした。
日常のちょっとしたことの報告や、私のブログを読んでの感想。「啓子さん、大丈夫?」「あの書き込みのことは気にしない方がいいですよ」など、言われた私が驚くほど、私が悲しんだり傷ついたりしてはいないかと気遣っていたようです。
今日、そのMさんのお母様から電話がかかって来ました。一瞬のうちによぎる不安・・・それが的中しました。心筋梗塞で帰らぬ人となったのです。
「私、お見合いするの!」とウキウキした声で電話がかかって来たのは、今年のお正月のことではありませんか。人の命って、こんなにもはかないものなのでしょうか。
どうして、私にメールや電話を?と思いつつ、1通残らず返信してきてよかった。でも・・・最後となった10日前のメールを読み返したとき、そこに滲み出る寂しさと不安にドキッとしました。
「自分にしてもらいたいことは、人にもそのようにしなさい」(聖書マタイ7章)を、ナレーションのモットーにしていると言いつつ、私は本気で人の必要に答えていたのでしょうか?
「人間はみな自己中心なもの」三浦綾子さんの言葉がふと胸に浮かびました。
最後のメールで、Mさんは、自分の悩みばかり訴える友人の態度に落ち込んだと書き「これも『あなたは周囲の人に優しくしていますか?』という、神様からのメッセージかもしれない」と結んでいました。

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2009年03月22日

感謝の雨は、春風にのって

NHKFM「トーキングウイズ松尾堂」の放送が終わりました。ホッ〜!
実は、収録以来、ずっと心配だったんです。自分の話しの内容が。でも、いざ聞き始めるともうすっかり一聴取者・・・なんて楽しいひとときだったことでしょう!
斉藤先生のことは、前から大ファンでしたが、松尾貴史さんもまた、大変な才能の持ち主です。
あんなに楽しく話をふくらませることが出来る感性、機転、そして、技術!いえ、それだけではなく、人に対する温かさ・・・そして何より、いつもきちんと、深くものを考えている人だと感じました。
「音の匠」が、こんな素敵な出会いに結びつくとは・・・
そんなことを思いながら、ケアハウスの父をたずねると、テーブルの上に3/16付けの朝日新聞アサヒナビ「あの記事もう一度」というページが、大切そうに広げられていました。なんと、それは、昨年の「音の匠」顕彰式の日の「ひと」欄に載った私の記事ではありませんか!そしてその下には、あのとき、何時間もかけて丁寧に取材してくださった、富山総局 舩越記者の誠実な眼差しの写真が。そこに書かれた取材の思い出の最後には「中村さんが大切にしていることは、私の仕事にも通じると思いました。そんなことを教えてくれた出会いに感謝しています。」と記されていました。
舩越記者の記事が、今の潮流を作ってくださったと、いつも感謝していた私が、向こうからも感謝という言葉をいただくなんて・・・。
そのとき父が突然声をかけてきました。「こんなに幸せなのは、神様のおかげかねえ」「・・・そうね。お祈りしましょうか」ちょこんと頭を垂れて目を閉じる父の眥に手を回し、感謝の祈りを捧げる窓辺を、春風にあおられた小雨がやさしく濡らしていきました。

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2009年03月20日

富山での朗読会に向けて

5月30日に開催予定のふるさとでの朗読会に向けて、駆け足で富山へ会場視察に行って来ました。
企画会議に会場予約に走り回ってくれる同級生達。自ら中村啓子立山支局と名乗る友達も。
なんだかボンヤリしていてそそっかしい私ですが、そのせいか、周りにしっかり固めてくれる人たちがいるのは、本当に有り難いことです。
今回は、三浦綾子さん召天10周年を記念し「道ありき」を読みたいと思っています。
詳細が決まりましたら掲示しますので、地元の方々は、ぜひお越しください。

今回は、駆け足だったので、会いたい人たちに連絡も出来ませんでした。
5月にお会い出来ることを楽しみにしています。

尚、3月23日(月)の富山新聞に、私の記事が掲載されます。

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2009年03月17日

”伝わる”ように話す

「”伝わる”ように話す」これは、昨日収録した、NHKFM「トーキングウイズ松尾堂」のテーマです。
あの松尾貴史さんが店主をつとめる「松尾堂」という本とCDのお店へ、毎回二人のゲストが訪れるという設定のこの番組、今回、そのお店に、私がお招きいただいたのです。そして、もうひとりのゲストは、なんと!私が敬愛するNHK教育テレビ「にほんごであそぼう」の斉藤孝明大教授!
お会いするまでの緊張ったらありませんでした。
いよいよスタジオ入り!
まず松尾さんの感じ良さ、店員役の女優佐藤寛子さんの奥ゆかしさに、気持ちがほぐれたところへ斉藤孝先生の登場!
初めて直にお会いした先生は、それはそれは親しみやすく謙虚で、本気で美しい日本語を伝えたい!日本人に、伝わるスピーチをして欲しい!という情熱に燃えていらしゃるのがよくわかる方でした。
長話は、いかに相手を疲れさせるかなど、全ての話題に、もうもうただ、共感!感動!
長いと思っていた1時間45分は、あっと言う間に過ぎて行きました。
このメンバーでなら、いつまでも長話していたいと思ったくらい。
この斉藤孝先生が、今年1月に出版なさった「1分で大切なことを伝える技術」は、必読!
どんなお仕事や立場の方にも、1分で伝える訓練は、きっと役立つはずです。
帰りに、新刊書「現代語訳学問のすすめ」をかばんから取り出した先生は、最初のページにサラサラとサインを入れてくださいました。
そこに書かれていたのは「出会いの時を祝祭に」
なんて素敵な言葉なのでしょう!
斉藤先生、松尾さん、寛子さん、そして、NHKのスタッフ、みなさん素敵で、この出会いを祝祭にしたい方ばかりでした。
放送は、3月22日(日)12:15〜14:00 NHKFMで。ぜひぜひお聞き下さい。


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2009年03月09日

笑いの塩狩峠CD完成記念会!

塩狩峠CD完成記念会は、笑いの渦でした。
発売元、ハーベストタイムの中川牧師の軽妙な司会のもと、三浦綾子読書会代表長谷川牧師が、ヒットを打てば、続く、三浦綾子初代秘書の宮嶋裕子さん、制作全般に携わった(株)クレッシェンド根本さんと、次々にヒットが出たところで、三浦綾子記念文学館特別研究員の森下辰衛先生が満塁ホームラン!と言った感じのトーク。そして、最後に私の朗読。
こんなに楽しい会になるとは、想像していませんでした。
これは、三浦文学を伝えたという共通の思いによる一致なのでしょう。
平日の午後にもかかわらず、早々にチケットが完売になるほど多くのみなさまにお集まりいただき、本当に幸せでした。
おひとりおひとりにお礼を申し上げるのは難しいので、ここに暑くお礼申し上げます。

この模様は、4月第4週の「ハーベストタイム」で放映予定です。
お出でになれなかった方は、ぜひテレビでご覧ください。

そして、遂に塩狩峠CD発売開始です!
お求めは、ハーベスト・タイム・ミニストリーズ(news欄にURL)へお願い致します。

                                   


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2009年03月04日

しあわせな旅立ち

今朝3時半、玄関のチャイムの音に目覚めました。
こんな時間に?リビングのインターホンを見に行っても、ランプはついていません。
空耳?もしかしたら、Iさんが知らせに来たのでは?
そんな思いで始まった今日は、ビッシリのスケジュール。
殊に株主総会用DVDは、毎年のことながら緊張します。

午後5時半、無性に気になってIさん宅に電話してみました。
「4時半に旅立ちました。今、身体を拭いてもらっているところ。いい顔してるよ」とご主人。
遂に・・・。ひとり教室にいた私は、号泣してしまいました。大好きでした!
Iさんも私を本当に大事に思っていてくださったのでしょう。
月曜日にうかがったときの、うれしそうな顔!
過去にこんな喜びの表情に出会ったことはないと思わせるほどでした。
それにしても、ご主人のしっかりした口調には安堵しました。
昨日はあまりにも落胆なさっている姿に「しっかりしなさい!」と一喝してしまったのです。
自分でも、自分の言葉とは思えない強さでした。これが朗読ボランティア?

米国でペイン・コントロールを学ばれた中島医院長の素晴らしいコントロールと、そのご主人、修平牧師のカウンセリングによって、最後まで、痛みも苦しみもなく、やつれることもなく、それはそれは美しくていらしたIさん。そして、甲斐甲斐しく看病なさる15才年下のご主人の、愛に溢れた眼差し・・・。Iさんの「ハッピー」は、本物だったとおもいます。
最期は、「最高の奥さんだったよ。ありがとう」と、ご主人にキッスされ、微笑みながらの旅立ちだったとか。
立ち会った牧師さんから「まるで映画のシーンのようでした」との電話がありました。
お部屋には、真新しいご夫婦の洗礼証明書が飾られています。
「賛美歌で送ってやりたい」とのご主人の希望は、間もなく叶えられる事でしょう。Iさん、「ハッピー」と「花」という言葉を残して旅立ったあなたは、今頃は、天国の花園を歩いているのでしょう。幸せに満ちて・・・」
私があなたから頂いたハッピーも、多すぎるくらいです。ありがとう。そして、しばらくさようなら。また会う日まで。






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2009年03月03日

最後のひなまつり

久々にブログを開いたら、昨日は、過去最高のお客様!
昨夜放送されたNHKラジオ第一「世の中面白研究所」のおかげですね。
小堺一機、青木裕子アナの絶妙なテンポに誘われて、最近気になる話し方、人を怒らせない話し方、失敗こそ転機など、それは楽しいトークのひとときでした。
放送後の知人からのメールのほとんどは「小堺一機は上手い!」
 この番組は、昨日の午後、さんざん涙を流した私自身を慰めてくれるものでした。
朗読ボランティアに通わせていただいていたIさんが、いよいよ終末を迎えられたのです。
昨日うかがった私に、眠っていた目をパッと開け、酸素マスクの下で輝くような笑顔を見せてくださったIさん。
そんなにも待っていてくださったのかと、ことところ忙しさにかまけ、訪問が滞っていたことが悔やまれてなりませんでした。
もうお話も出来ない状態だったのに、私が「この前お手紙に『私はハッピーです。中村さんもハッピーでしょ?』と書いてくださったでしょ!うれしかったわ」と言うと「ハッピー!」とはっきりおしゃるではありませんか!!
いつか私が「一緒にお祈りしましょう。神様にお願いしたいことは?」と言ったとき「お願いごとはないわね」と、私を驚かせたIさんは、欲がなく、聖女のような方です。
もっと彼女と会う時間を優先すべきだったと悔やまれてならない私は、今日も埼玉の彼女の家へ行かずのはいられませんでした。高熱を出した彼女に「今日はおひなまつりよ」と、桃の花を差し出すと「はな」とひとこと。そのまま眠りについてしまいました。これが、彼女にとっての最後のひなまつりなのでしょうか。
医学的には、今夜か明日までの命とか。でも、59才は、早すぎる・・・もう一度蘇って!そしたら、もっと頻繁に会いにいくから。もっともっとお話したい!ずっと待っててくれたんですってね。ごめんなさい!!
昨日届けた「塩狩峠」のCDをしっかり握って離さなかった姿が忘れられません。

母の雛人形
写真は、母が生前に作った木目込み人形です。


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