2009年06月

2009年06月25日

愛の継承

家の前の坂道を下りた橋のたもとにある小料理屋さん。
少し開けられた引き戸の隙間から中の様子をうかがう私。
こういうお店に一人で入ったことがないので、ちょっと緊張。
思い切って戸を開けて「こんばんは!」と言ったとたん、
「あら〜!連絡待ってたのよ。もう全部売れちゃって」と、ママ。

もう2ヶ月も前のこと、親しい女優さんから突然電話があり「橋のたもとで待ってる」と言われ、訪れたのが、彼女馴染みのこのお店。ママが旭川の人だということで、「塩狩峠のCDを預かってあげる」と言う話になり、家まで取りに帰ってCDを置いて来て・・・そのまま時が流れていたのでした。
まさか全部売ってくださったとは!そのお店は、ママの人柄に惹かれ、長く通い続けている紳士が多く、居合わせた人たちから「聴きましたよ」「私も聴きましたよ!クライマックスで、感情を入れ過ぎられたりすると、引いちゃうけど、あくまでも淡々と終ったところが印象的で良かったですよ」「行きつけの歯医者さんがクリスチャンでね、待合室に三浦綾子の本がズラーッと並んでるんですよ。そうだ!先生にプレゼントしたら喜ぶだろうな。もう1枚ください」と、声がかかる。
たった一度行っただけのお店で、こんなに温かくしていただけるなんて・・・!信じられない思いの私に、ママは言いました。
「私の友達が、三浦家に出入りしていたお魚やさんでね、私が大変だったとき、三浦綾子さんが、励ましの手紙を添えて本をくださったのよ」
そうだったのか!三浦綾子さんの愛を受けた人が、その愛を忘れずに、綾子作品を伝えるために力を尽してくださる・・・本当の愛って、こうして継承されていくのだ。

私がいなくなったあと、誰かが「啓子さんの愛を受けたから」と、誰かに愛をバトンタッチして・・・くれるかなあ。まだまだ修行が足りない気がします(笑)
それはそれとして、愛って、そうして継承されて行ったら素敵ですね。

今日は、お世話になっているご近所の不動産やさんからも3枚ご注文いただいて・・・私の家の周りで「塩狩峠」CDのムーブメントが起き始めています。



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2009年06月24日

夢はなあに?

義妹から聴いたお話です。
家の表の掃除をしていると、お向かいのマンションのベランダから、最近引っ越して来たらしい子供が声をかけて来たそうです。

子供「男か女か?」

義妹(一瞬私のことかと思うてギクッとしましたわ。けど、ああ、自分のことかと気がついて)
  「女の子でしょう」

子供「そう!何才か?」

義妹「う〜ん、4才?」

子供「そう、4才半!。夢はなあに?」

義妹(思わず、高級老人ホームに入ること、言おうかと思いましたわ。けど、こういう時は、こっちから聞き直したらええおもて)「あなたの夢はなあに?」
 
子供「お笑い芸人になること!」

「ハハハ!考えさせられるわね。いつまでも夢を持っていなくちゃって」「ほんまや」私たちは顔を見合わせて笑いました。

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2009年06月22日

富山県のみなさまへ

明日、16:15〜17:00のうち8分間、 北日本放送「いっちゃん☆KNB」で、5月29日と30日の富山での私の活動が紹介されます。ちょっとお知らせが急過ぎますが、よろしけれご覧ください。
(今朝知ったのですが、今日はつくば出張で深夜の帰宅。ブログアップが遅くなりました)

また、7月12日〜18日ケーブルテレビネット3で、5月30日の朗読会のノーカット1時間版が放送されます。

富山県と言えば、今発売中の「文藝春秋」7月号のグラビア「同級生交歓」に、先日講演して来た母校立山町立雄山中学校の、昭和37年卒業生7人が紹介されています。
日頃お世話になっている尊敬する先輩、日本ユニシス取締役佐伯基憲氏、昭和女子大学長坂東眞理子さん他、錚々たる面々です。
誌面には「東にそびえる立山連峰のふもと常願寺川の扇状地の稲作地帯の公立中学である。塾も予備校も無かったが、富山市内の名門校に伍して進学模擬試験では県のトップクラスだった」とあります。
へえ〜そうだったの?と、今頃驚いている私は、同じ中学とは言え、どうも違う世界にいたみたいです^^;

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2009年06月21日

父の日こそは!

今日は父の日。
父の、イベント好きのおかげで、我が家は昔から年中行事に忙しい。
殊に父の日となると、もう春頃から「どうするの?どうするの?」と大騒ぎなのだから、サプライズの楽しさなど全くない。
今日は、弟、妹家族と共にしゃぶしゃぶ屋さんでお祝いすることに。
プレゼントは、夏物のパジャマと決めて紳士用品売り場に立ち寄った私は、ネクタイ売り場を横切りながらフッと寂しさを覚えた。
昔は、プレゼントはいつもネクタイだった。
父が自分で選ぶと、いつも紺白のコンビで、何本あっても同じ物のように見えるので、違和感のない程度に他の色を選ぶのが楽しかった。
それが今では、パジャマか、ゴムつきズボンか、精々ポロシャツ。
母へのプレゼントもパジャマしか考えられなくなったときは、寂しかった。
今では、そのパジャマすら買えなくなって・・・。

そんな思いを知るよしもない父は、大好きなお刺身に舌鼓を打ちながら、ご満悦。「ところで、母の日ってあるの?」と来た。
なんと言っても父の日こそは、父にとって、イベントの王様なのだ。




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2009年06月18日

劔岳 点の記

昨日「劔岳 点の記」の試写会に行って来ました。
(生まれ故郷立山町の招待枠に入れて頂いたものです)
圧巻でした!
「妥協も反省もない」との木村大作監督の言葉そのままにリアルに写し出される大自然の美しさと厳しさ!
瞼に焼き付いたシーンがいくつもありました。
名誉のためでなく、利益のためでもなく、ただ仕事に誇りを持って、死の山と恐れられた前人未到の劔岳に挑む男達の生き様!
心に残る言葉がいくつもありました。
そのひとつをご紹介します。
「人がどう評価しようとも、何をしたかではなく、何のためにそれをしたかが大事です」

いよいよ20日封切り!ぜひご覧いただきたい映画です。





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2009年06月11日

後輩からの感想は?

静岡から帰って来たら、母校の中学から封書が届いていました。
先日の講演に対しての校長からのお礼状と、後輩たちからの感想文!
実は、朗読会前日に招かれた、この中学での講演「自分が好きですか?」は、準備不足で支離滅裂だったのでは?と懸念していました。
ドキドキしながら開いてみると・・・生徒たちの、何と的確に私が伝えたかったことを捉えてくれたことでしょう!
中で印象的だった文章をちょっとご紹介します。
「中村さんは今を楽しく生きていると思います。話を聴いていると、おもしろいと言うか、楽しくなりました。(中略) 楽しさ、喜び、うれしさが伝わって来ました。私も後悔しないで楽しい人生を送りたいです。自分を好きになりたいなと思いました」

よかった!

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2009年06月08日

女寅さん今週も行く

1日に富山から帰り、一日東京にいただけで、3日4日は岐阜。岐阜純福音教会でも、お聴き下さる方の明るさ、温かさに支えられ、幸せなときを過ごす事が出来ました。
それにしても、帰りの名鉄犬山線に乗ったときには、ホ〜ッ!その解放感ったらありませんでした。
ここ2週間の講演、公演は、全て対象が違うため、準備への焦りから、行く前から緊張が続き、もう頭がぐちゃぐちゃっという感じだったのです。そのくせ泥縄癖は治らないのですから、寝不足続きzzz・・・。
よく乗り切れたもです。ほんと、自分の力ではあり得ません。

ようやくちょっと落ち着いた今日、公園や河原を一時間ほど歩き、緑の風を胸一杯吸い込みました。
ウオーキングと言えば、このところジムのマシーンばかりだったけれど、これからは、なるべく表を歩こうっと。身体はこれをを求めていたんだなと実感しました。

しかし、まだ気を抜くわけには行きません。今週は、ハーベストタイムの収録で静岡です。
ここ3週間の移動距離やいかに?まるで女寅さんだなあ。
どうかこの1週間を乗り切る事が出来ますように。



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2009年06月02日

温もりのふるさと公演

富山から帰ってすぐに、現地で付きっきりでサポートしてもらった親友に電話しました。
「啓子ちゃん、1,000人だよ!」いきなり彼女の口から出た数字に一瞬(?)
「800人と250人でしょ!?」「ほんと、1000人なのね!」

母校の中学では、800人の後輩たちが「自分が好きですか?」と題した講演をキラキラした眼差しで聞いてくれました。手をたたいたり、質問したり・・・私たちの頃よりずっと生き生き表現する彼らをとても頼もしく感じたことでした。

翌日は「三浦綾子作 道ありき」朗読公演。
幼い頃、その庭が遊び場だった公民館に集ったのは、懐かしいご近所の人たち、先生、友人、親戚、父の同僚、亡き母の友人、そして今や顔なじみになった報道陣等、なんとその数260人!・・・その温かい眼差しに、語っている私の方が感動で胸がいっぱいになりました。
あんなに多くの方々が、45分間の朗読を水を打ったような静けさの中、心をひとつにお聞きくださったなんて・・・私の力ではない。そう痛感していたとき「啓子ちゃんは祈られてるって感じたわ」と件の親友。
まさしく!と感謝でいっぱいになりました。

26日、青学チャペルに450人の学生さんが集ってくださったのと合わせると、先週は1週間で1,500人の方の前で話したことになります。
人前に立つが大の苦手だった私のはずなのに、何か大きな力に背中を押されている気がします。
この、私のふるさと公演実現のために献身的に準備を進めてくださった公民館のスタッフ、友人たち、プランニングとPAのプロ、そして、祈りで支えてくださった方々に、いくら感謝してもし尽せません。
助け手と参加者あっての朗読会だということを痛感した私です。
ここで、アンケートに書かれた感想をひとつご紹介します。
「作者の心を充分に汲みとり、すばらしい朗読でした」高校時代の放送部の先生でした(笑)

さて、全てが終った31日、親戚一同とホテルに一泊、「音の匠」顕彰を祝ってもらいました。
人と温泉・・・心身ともに温もって、すっかり癒されて帰って来た私です。感謝!


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