2010年03月

2010年03月31日

「氷点」の世界をたずねて

旭川 見本林28日から今日31日まで、「氷点」の舞台をたずねて北海道へ行って来ました。
「氷点」朗読CD制作のための取材旅行です。
29日に訪れた旭川は、真っ青な空の下、白銀の大地が輝き、それは美しい世界でした。
氷点下の気温も、無風と陽射しのせいで、さほど寒く感じられません。
まして、屋内は、東京では考えられないほどの暖かさ!ユニクロのヒートテックは、暑すぎました。

あの離れで思い悩み、啓造とアイヌ墓地を歩き、美瑛川のほとりで雪で薬を飲んだ陽子・・・。
あの応接間で、そして喫茶「ちろる」で村井と会っていた夏枝・・・。
フィクションであるはずの氷点の登場人物が、昭和の時代、そこに暮らしていたかのような息吹が感じられるから不思議です。
それだけ、三浦綾子さんは、登場人物に命を吹き込んで描いていらしたのでしょう。
朗読!ワクワクして来ました。

写真は、「氷点」の舞台となった見本林。足あとは、私たちのものです。



timesignal_117 at 11:59|PermalinkComments(16)TrackBack(0) 仕事 

2010年03月28日

朗読の真髄

「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」聖書ヨブ記1章を読む初参加のYさんの朗読に、心が震え、涙があふれ、私は言葉を失いました。昨日の三浦綾子読書会朗読部門での出来事です。
見渡すと、参加者全員が同じ状態で鎮まり返り、やがて「心に沁みました」という言葉だけが発せられました。
もはや、ここを立ててとか、ここで切ってとか、そういう問題ではない。魂で読んでこそ、魂を震わすのだと思えました。
その言葉をいかに深く捉え、感じ、自分のものにするか・・・そこに朗読の真髄があるに違いありません。



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2010年03月24日

温泉の効能

22日、妹が、箱根湯本の富士屋ホテルに招待してくれました。
温泉に行きたい!温泉に行きたい!そう思いながら走り続けた私にとって、何よりのプレゼントです。
3人兄弟の長女だった私に、11才のとき、突然、もうひとり妹が出来たときにはびっくりしましたが、
今では、この年の離れた妹は無くてはならない存在です。
折しも桜の開花宣言。ほんのり花開いたソメイヨシノやしだれ桜が青空に優美に映えていました。
宵のうちにおしめりがあり、雨上がりの朝の露天風呂は、また格別!しっとりとした緑の香りに包まれ、深く深く息を吸わずにはいられませんでした。
朝食のあと、登山鉄道で強羅へ出かけ、帰りには、宮ノ下富士屋ホテルのテラスでコーヒーを。
ここに来たのは10年ぶりくらいでしょうか。歴史ある佇まいは、心を落ち着かせてくれます。
いつもの5倍くらいゆ〜ったりした気分にひたって帰宅し、22:30分、飯田橋のスタジオへ。
一歩入ったとたん、スタッフの疲れ果てた顔、顔・・・現実に戻されました。
4月1日ONAIRのクイズ番組「本当にそれでいいんですね!」2時間の特番となると、何日も徹夜が続くのです。テレビ番組の制作って、本当に過酷!温泉が申し訳なく思えて来ました。
この日は、番宣(番組宣伝のCM)だけで、23時には開放された私ですが、スタッフの仕事は、まだまだ続くのでした。
さて、翌日にあたる今朝の仕事では、身体中が鳴るくらい声が響いているように感じました。
ブースから出て行くとミキサーさんが「今日は、すごい!今までで一番響いていますね!」
やっぱり!箱根の温泉の効能に「美声」も加えたらどうかしら?
ときどきは、気分ゆったり、身体ほっかり・・・しなくちゃね〜。







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2010年03月14日

なぐる蹴る

先週は、なぜか苛立つ人との遭遇が相次いだ。
水曜日。
朝の混み合った電車で、立っていた私の靴のつま先が、正面に座っていた中年女性のつま先に障った。混んでいる電車では、人の靴と擦れ合うのは日常茶飯事・・・のはずが、なんと、私は、蹴られた!
ええっ!別に踏みつけたわけでもないのに、なぜ!?その女性は、大きなマスクをして、目を閉じたまま。眠っているようにしか見えないその足下でそんな事件が起きているとは、誰も気付くまい。
次の駅で、彼女の隣の席が空いた。私が腰掛けると、件の女性は、さも触れないでというように身をくねらせた。やはり目を閉じたまま。私は反射的に、自分のコートの裾をたぐり寄せた。そして思う。これで「障らないでよ」なんて言われたら、何て言おう。「誰も障りたくて障ってるわけじゃないわよ。そんなにイヤなら、こんな満員電車に乗らなきゃいいでしょ!」う〜ん、これじゃ、よく車内で喧嘩しているおじさん達と同じだ。黙って冷たい視線を投げかけるか。それとも、ニッと笑ったら、どういう反応を示すだろう。
なんて、空想にふけっているうち、乗り換えの四ッ谷駅に到着。あら、足癖悪子さんも立ち上がった。私の足は、反射的に反対側のドアに向かっていた。
この人、別に私に腹が立っているわけではないのだ。だって見てないんだもの。ただ、不平不満、怒りでいっぱいなのだ。でも、こんな調子では、人は寄り付かないだろうから、余計すべてが空回りするのだろう。寂しいだろうな。

金曜日。
地下鉄虎ノ門駅への階段を降りていくと、改札前の路線図に見入っている白髪の夫婦の姿が。ご主人が奥さんの方を振り返って言った。「間違えちゃったよ」と、次の瞬間である。「だから言っただろう!!」奥さんの手が、ご主人の後頭を思いっきり叩いた!黙りこくるご主人。
こわい!人前でこんな調子だったら、家ではどうなんだろう。蹴りが入ったり、物が飛んでるかもしれない。
私の空想はまたもや広がって行った。
昔は、あんなにときめかせてくれたこの人が、今じゃこんな枯れ木みたいになちゃって、おまけになんだかボケちゃって、電車にはのり違えるわ、ヨタヨタするわで、もう、腹立つ〜!とまあこんな心境なのかしら?
でも、奥さん、あなただって、よく見なくちゃ男だか女だかわからないわよ。ご主人だけが老け込んで、あなたは昔のままのいい女だと思ってたら大間違い。あなたたち2人が仲良くやって行かなくて、誰が相手にするものか(失礼!)2人で人生歩いて来たんじゃないの?これからも2人で前を向いて歩いて行ってくださいな。お互いの欠点ばかり見つめ合って、イライラしてたら人生勿体ないわよ。もっと大切なものをみつめて、「ありがとう」ってにっこり笑って死んでいってね。

時間よ戻れ!
「あら、間違っちゃった?私もちゃんと見てなくてごめんなさいね。ま、時間はたっぷりあるし、東京見物のつもりでゆっくり行きましょう。それにしても、私達、2人とも元気で、こうして一緒に出歩けるって、本当に幸せねえ。感謝感謝。」

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2010年03月06日

OKEIKO新学期のはじまり

今日、ナレータースクールOKEIKOの新学期がはじまりました。
新入生6名をふくめた17名、少人数制なので、これが、4クラスの総人数。
元局アナも2名参加です。
今回特に驚いたのは、遠距離通学生の多さ、茨城、仙台、そして、福島から!
教えるこちらも、身が引き締まる思いです。それぞれの努力が報われますように。
今日は、なんと長年、声の変化の研究をなさっている理学博士も見学にいらっしゃいました。
私たちが日頃感覚的に捉えていることと、データ解析を通しての認識の一致に驚愕!
お互いに目を輝かせての話が弾みました。

そうそう、他にもOKEIKOの成果についてのうれしい報告を!
私が、もう十数年お世話になっている貴重な仕事に、歯科医師の研修用DV Dがあります。
毎年この時期に8本制作される、このDVD、今年は、このうち7本が、私と、OKEIKO卒業生たちのナレーションによって完成しました。
これは、私が推薦したのではなく、所属している俳協の大勢のナレーターの中から選ばれたのです。
収録の後の評価も上々でした。
いつか生徒たちと一緒に仕事が出来る日が来ますように・・・それが、OKEIKOを始めた頃の私の密かな願いでした。
そして、流行に捕われることなく、しっかりしたベースを身につけ、伝えるべきことを的確に伝える正統派ナレーションが出来るようにと、特に難しいとされる医学ものの訓練を続けて来ました。
それが今、このように実を結んだのです。なんとうれしいことでしょう!
卒業生ばかりではありません。在校生達もまた、医療などの難しいナレーションの仕事で、高い評価を得て帰ってきます。
初志貫徹!OKEIKOは、これからも伝わるナレーションを目指します!


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2010年03月01日

春三月到来!

雪国での子供時代、年間で最も心ときめく月が三月でした。

今は、年間で一番仕事量の多い2月を乗り切った安堵と、迫り来る確定申告への焦りの三月です。
忙しくも、充実の2月でした。
そして、今日から、朗読ボランティアを再開!
独居老人宅2件をたずねてきました。
去年まで担当していた末期がん患者さんの家は、ご主人がきれい好きなので、いつもピカピカでしたが、
身体が自由にならないご病人の一人暮らしとなると、そうは行きません。
厳しい現実を目の当たりにしてきました。
でも、お二人とも本当に喜んでくださったので、これからの交流が楽しみ♪

書きたいこといっぱいですが、税理士さんから、書類催促の電話が来たので、今夜は、ここまでにしておきます。来年こそ、日々書類を整理・・・と思いつつまた同じこと繰り返す自分に呆れてしまいます。

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