August 10, 2005

ビッグ・フィッシュ

ほら吹きの父が語った物語は…
bigfish


■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: ユアン・マクレガー
    アルバート・フィニー
    ビリー・クラダップ
    ジェシカ・ラング
    スティーブ・ブシュミ
監督: ティム・バートン
2003年 アメリカ 125分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

昨年の公開時に娘と観て、
久々にもう1回観てみたくなって、DVDをレンタル。
期せずして、家族4人で観ることとなった。

面白おかしく語られる父の話を、
大きくなるまで素直に信じていた息子。
まじめな性分な彼は、だからこそ父から離れて行った。
でも、死期が迫った父を前にして、
たくさんの話の真偽を聞きだそうとする…

すべて、父親の嘘だと思っていた息子は、
それらが間違いではないと気づく。
多少の脚色やデフォルメがちりばめられているが、
事実のすべてを話していないだけであった。

愈々、父の最期に直面して、
息子は父が喜ぶようなストーリーを考えて聞かせる。
そして、
息子自身も観客も、あれはあながち作り話ではないのでは?
そうだったら素敵だな…と思わせるラストを迎える。

明るく屈託がないユアン・マクレガーはじめ、
超がつくほどの個性的な俳優たちにも恵まれ、
何度観ても切ない反面、静かに温かな気持ちで観終えられる。

以前、いただいた「観たい映画をつなぐタスキ」で、
「心に残る5本」の中に入れようとして、
最後の最後に競り負けた作品だ。
何度観ても、楽しい場面ではより楽しめ、
より深く温かく、心に響くものを感じた。

久々に家族4人で観た作品、
これにしてよかったと思う。



tinkerbell_tomo at 23:28│Comments(12)TrackBack(15) 洋画【は】 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 映画のご紹介(67) ビッグ・フィッシュ  [ ヒューマン=ブラック・ボックス ]   October 18, 2005 21:39
ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(67) ビッグ・フィッシュ ビッグ・フィッシュを観た。 今年の夏の拾いものは「チャーリーとチョコレート工場」だった。 前にもこのブログで書いたが ヒューマン=ブラック・ボックス 「...
2. 目指せ!!!「ビッグ・フィッシュ」  [ nuovo cinema paradiso ]   November 02, 2005 12:48
ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション 気に入った度 感想・・・“ティム・バートンのファンタジー”という既成概念を外して見て。 むしろバートン色は非常に薄い。 ゴシックやシニカルはほとんど無い。 親子ドラマとして見ても良作です。 (以下ネタバレ...
3. ■ビッグ・フィッシュ  [ kei☆の独り言;Blog ]   November 04, 2005 19:34
原題「BIG FISH」 2003年 公式サイト 原作「ビッグフィッシュ−父と息子のものがたり」     ダニエル・ウォレス Daniel Wallace 出産間近の妻とパリで暮らしているウィル・ブルーム。彼の父エドは、自分の人生や冒険話など、幻想的なおとぎ話のように語り、ウィル
4. ビック・フィッシュ  [ 映画を観よう ]   November 15, 2005 23:06
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション BIG FISH アメリカ 2003年 アルバート・フィニー、ユアン・マクレガー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム・カーター、ダニー・デビード、スティ
5. ビッグ・フィッシュ  [ おすすめ本と最新映画情報【書評と映画レビュー】 本検索、本通販、映画館、読書感想文、評論、批評 ]   December 17, 2005 10:34
3 ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション おすすめ度:★★★  『ビッグ・フィッシュ』の予告編をテレビで見ていて、この映画は父と息子の心の交流を描いたとても素晴らしい作品ではないだろうかと思っていた。  しかし、この映画を見ていて父と息子の交流が...
6. ビッグ・フィッシュ  [ 映画、言いたい放題! ]   December 22, 2005 02:05
ティム・バートンてたまに観ると面白いし、いい映画もあるけれど そんなに好きではありません。 ユアン・マクレガーも好きではありません。 「親子の確執もの」が観たくて レンタルビデオ屋半額デーの日に「父、帰る」という作品と迷って 「父、帰る」を観たのですが、...
7. ビッグ・フィッシュ  [ ベルの映画レビューの部屋 ]   December 24, 2005 23:00
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション (2003) 出演 ユアン・マクレガー (若き日のエドワード・ブルーム)      アルバート・フィニー (エドワード・ブルーム)     ビリー・クラダップ (
8. 映画『ビッグ・フィッシュ』  [ 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり?? ]   December 25, 2005 13:25
原題:Big Fish  ??父と息子のファンタジーワールド?? ティム・バートン監督の最高傑作といって間違いないと言いたい。ファンタスティックな感動作品で文句の付けようもない。ジャーナリストのウィル(ビリー・クラダップ)とジョセフィーン(マリオン・コティヤール...
9. ユアン・マクレガー Ewan McGregor 俳優特選  [ mayapapaのMAYA_tomato ]   February 15, 2006 18:54
Date of birth (location),31 March 1971,Crieff, Perthshire, Scotland, UK本名 Ewan Gordon McGregorMiss Potter (2007) Gnomeo and Juliet (2008) (voice) The Great Pretender (2006) Flora Plum (2006) Stormbreaker (2006) Scenes of a Sexual Nature (2006)...
10. ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter 女優特選  [ mayapapaのMAYA_tomato ]   February 15, 2006 18:58
Date of birth (location),26 May 1966,Golders Green, London, England, UKShantaram (2007) Stand by Love (2006) ティム・バートンのコープスブライド The Corpse Bride(2005) (voice) The Wallace & Gromit Movie: Curse of the Wererabbit(2005) (voice) チャ....
11. スティーヴ・ブシェミ Steve Buscemi 俳優特選  [ mayapapaのMAYA_tomato ]   February 19, 2006 12:53
Date of birth (location),13 December 1957,Brooklyn, New York, USADelirious (2005) Paris, je t'aime (2005) Monster House (2006) Charlotte's Web (2006) (voice) Art School Confidential (2005) Romance & Cigarettes (2005) アイランド The Island (200...
12. アリソン・ローマン Alison Lohman 女優特選  [ mayapapaのMAYA_tomato ]   February 24, 2006 18:13
Date of birth (location),18 September 1979,Palm Springs, California, USAFlicka (2006) The Big White (2005) 秘密のかけら Where the Truth Lies (2005) ビッグ・フィッシュ Big Fish (2003) マッチスティック・メン Matchstick Men (2003) ホワイト・オラン....
13. ビッグ・フィッシュ  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   February 18, 2009 21:01
 コチラの「ビッグ・フィッシュ」は、ちょこっと出演もしているダニエル・ウォレスの「ビッグ・フィッシュ 父と息子のものがたり」をティム・バートン監督が映画化したヒューマン・ファンタジーです。主演は、ユアン・マクレガー。確かに、このお話だったらジョニデってワ...
14. ビッグ・フィッシュ  [ Addict allcinema おすすめ映画レビュー ]   January 10, 2010 21:51
その大切さに気づいたのは、最期のときだった。
15. ビッグ・フィッシュ  [ むーびーふぁんたすてぃっく ]   August 09, 2010 15:31
ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD] 「ビッグ・フィッシュ - Big Fish -」 感想 父と息子の和解 子どものころ父親ギ..

この記事へのコメント

1. Posted by akko   August 12, 2005 10:45
ビッグフィッシュ不思議な映画でした。見始めて、ん?私、わかんないかもしれない、、と思ったのですが、ジワ〜と、ジ〜ンときました。親と子、どちらの気持ちもわかって、そうか、私は、そんなお年頃なのかと、、。
バスタブで抱き合うシーンで、泣けて仕方なかったです。
見終わったとき、気持ちの奥深くが、気づかないうちに暖かくなっていました。




2. Posted by 悠雅@owner   August 13, 2005 01:50
>akkoさま
これは泣ける映画だ、というので覚悟して行ったけれど、
どこでそんなに泣くのかわからないで、最後まで楽しく面白く観てしまいました。
事実を面白おかしく脚色して話すお父さんにかなり肩入れしたせいでしょうか。
わたしは、かなり天邪鬼なのだと思います。
普通、多くの方が涙が止まらない、というシーンで、
けろっとしていることが多い気がします。

自分とのシンクロの度合いが高くなければ、客観的に観てしまうんですよね・・・

3. Posted by しげる   November 02, 2005 12:57
私は大抵の場合、音楽に弱いので
同じ監督の「シザーハンズ」などは曲流れただけで目頭が熱くなります。
ですので正直、私も泣くところまでは・・・。

最近「レザボアドッグス」久々に観たんですが
スティーブ・ブシェミは
いつから“ヘンな人”が板に付いてしまったんでしょうか・・・。
4. Posted by 悠雅   November 02, 2005 21:48
>しげるさま
スティーブ・ブシュミ、「アイランド」では『ヘンな人度』が低かったような…
間近でお会いしたら、素敵なGentlemanかもしれない、と思いつつ、
画面で観たら、ヘンな人を期待してしまいます。
5. Posted by kei☆   November 04, 2005 19:44
こんばんは。こちらからもトラバさせていただきました。

私の場合、“大切な人を亡くす”人の気持ちにシンクロしてしまうので、
バスタブのシーンとか、お父さんが川へ還って行くところなど、もうウルウルでした。
2回目観たら、もっとボロボロ泣いてしまうかもしれません。
でも、あの満足そうなお父さんの顔と、御伽噺の住人の本当の姿の人たちが
大勢集まってくれているのを見て、心暖まりました…。

スティーブ・ブシュミ、怪演俳優としてインプットされてますが、
普通の役もあるんですね…?まだ観たことないです〜。
6. Posted by 悠雅   November 04, 2005 22:39
>kei☆さま
大事な人を亡くすことが、今まであまり経験がないせいでしょうか。
この設定では、最初からお父さんが亡くなるとわかっていたので、
そこはとても冷静に観てしまいました。

考えたら、「これは泣く」といわれる作品に限って、泣かないですね、わたし。
人が泣かないところで泣いてるかも(笑)

>スティーブ・ブシュミ、怪演俳優としてインプットされてますが、
そうみたいなんですよね。
わたしも変人の役しか観たことがありません・・・
7. Posted by D   November 15, 2005 23:04
幼い頃に父親が話す御伽噺に喜んでいた息子が、いつしかそれを疎ましく思ってしまう・・
けれども、それを乗り越えて、いつしか自分もその御伽噺の続きを語って行くなんて、なんとも言えない作品です!

夫に、こんな父親になってほしい〜と願う私です。
ちと、現実的なんですが・・ね
8. Posted by 悠雅   November 16, 2005 01:36
>Dさま
あったことをそのまま言うてどうするねん、
ちょっとくらい話を大きしても、面白いほうがええやん…

父親のそんな思い(関西弁じゃないでしょうが)を受け止められなかった息子が、
父親の臨終に立ち会って、彼は父がいちばん喜びそうな話をする…
彼なりの、この時を逃したら一生後悔するであろう、最大の愛情表現だったのですね。
話の内容より、話の続きを語った息子の気持ちを感じられて、
父親は本当に嬉しく思ったことでしょう。

うちの夫も、こういうタイプではないですが、
また違う意味で浮世離れしておりまして、なかなか面倒くさいヤツでもあります。
よくも悪くも、父親の影響は大きいです…
9. Posted by seagreen   January 10, 2006 12:56
ティム・バートンに泣かされるとは思っていませんでした。試写会で見ましたが、斜め前に父娘(高校生か大学生と思われる)座ってて、そのおとうちゃんは涙をぬぐってました。こういうお父ちゃんの娘は、絶対援助交際なんかしないだろうなと思いました。
私の二列前に座っていた人が大きいせいで、前に座っていた人が前後左右に首を動かしていたので、字幕がとっても見づらかったので、別の日の試写会にまた見に行っちゃいました。
こんな古い記事にコメントしたのは、ちょっと見ていただきたいものがあったからでございます。映画公開前からあったのですが、まだ残っていたのをたまたまみたので、お知らせしたいなと思いまして。  http://www.cinemacafe.net/feature/bigfish/index.phtml のオリジナル ネットとくばん を見てくださいませ。
10. Posted by 悠雅   January 10, 2006 19:42
>seagreenさま
これは、どこで泣いたらいいのかわからなかった(笑)
ひたすら、お父さんのホラ話を楽しみました。
子供が最後に理解してくれたことで、一緒に満足しただけで…
似たところがあるせいかもしれません。

早速、ご紹介のサイト、観てみました。
公開から時間が経っても、こんなふうに紹介されているんですね。
監督や出演者の想いがよく伝わります。
この作品、こうしてみると、やっぱりユアンが適任でしたねぇ。
この明るさ、屈託のなさ、優しさがよく似合ってました。
11. Posted by miyu   February 18, 2009 21:01
う〜ん、切ないですねぇ〜。
でも、あったかいんですよね〜。
でも、なんか合わないところもあったかもです。
全体的に優しい空気は感じ取れたのですけどね〜。
12. Posted by ◆miyuさま   February 18, 2009 23:49
わたしは、実はあんまりティム・バートン作品と相性がよくないんですが、
この作品は、わたしにはとても合った感じで、
これまでに何度も観ている作品なんですが・・・
でも、いつものイメージで、期待してしまったら、
ちょっと物足りなかったかもしれませんね。

ごく平凡な日常を、面白おかしく脚色して語ることで、
人を楽しませ、自分の暮らしを楽しんでいたお父さんと、
死の間際にやっと、その気持ちがわかった息子の、
ちょっとほろ苦くも温かいお話。
たまには、こういうテイストもあっていいと思いますよ。


この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔