August 10, 2005

ロボッツ

トランクいっぱいの夢を詰め込んで行こう
robots
 
 


 

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声の出演: ユアン・マクレガー
       
ハル・ベリー
       
ロビン・ウィリアムズ
 監督: クリス・ウェッジ
2005年 アメリカ

 
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何が驚いたといって、
「ロボッツ」の上映はどこでもあるが、日本語吹き替え版ばかり。
字幕版は、近くの4つのシネコンのうち、1館1日1回上映のみ。
そんなに、お子様相手の作品だったのか?

いやな心配をしたが、結果から言えば、
これは子供だけに見せておくのはもったいない、と思う。

観ようと思ったきっかけは、
色といい、デザインといい、表情といい、
ロボットたちの見た目がとても可愛かったからである。
特に、主人公ロドニーは、
「アルフィー」でジュード・ロウがマンハッタンで乗り回していた
スクーターを思わせる色使いで、
なんだかとても引かれるものがあった。
おまけに声は、ユアン・マクレガーである。

一方、大学生の息子、社会人の娘それぞれ、
これが観たい、と言うので、3人で観にいくことになった。
お芝居やコンサート、狂言などは
かなり大きくなるまで一緒に行ったが、
映画はたぶん昔むかしの「ドラえもん」以来だ。


小さな町で経済的に恵まれたとはいえないながら、
両親の最大級の愛情のもとで育った、
発明家の夢を持つ、ロドニー。
彼の観る夢は実現するのだろうか。
彼の行く手には、思いもよらない困難が待ち受けている…

ジェットコースターかと思うほどの、
息つく暇もない早いテンポの展開。
遊園地中を駆け巡っているような映像。
そして、
映画好きなら、ああ、あれはこの映画の・・・
これはあの有名なシーンの・・・
と思い至る素敵なパロディがちりばめられ、
また、
ミュージカルあり、スペクタクルあり、アクションあり、
ラブストーリーあり、アドベンチャーあり、涙と笑いあり・・・
映画のいろんな要素を、ぎゅぅ〜〜っと詰め込んだ、
濃縮味のハートフル・コメディで、
大人こそ楽しめる、とても面白い作品だ。

それでいて、
夢を見ることのすばらしさ、
夢の実現のために、自分がどうすべきか、
いちばん大切なものは何か…というテーマを
子供向けの形を借りながら、大人にも問いかけられる。

これは、子供向けの作品だ、と思い込んでしまわず、
機会をみつけてご覧になるといいと思う。
ちょっとキャラが立ってないようにも思えるものの、
ロボットたちのデザイン、音楽なども楽しく、
なかなか捨て置けないものがある。

ロドニーが動き、しゃべるたびに、
ロボットの表情がユアン・マクレガーに似ているように見えたり、
ロビン・ウィリアムズの芸達者ぶりを今回も堪能でき、
数少ないながら、字幕で観れてよかったと思う。
個人的な趣味にもよるが、
主役2人の演技力にかなり不安を感じる(本音は×、だ)ので、
吹き替え版よりも、
やはり字幕版で観ることをお勧めする。

ただ、
これはいったいどういう意味か。
エンドクレジットの途中から、せっかくの音楽が切られ、
矢井田瞳と思しき日本語の曲が流れはじめ、
気持ちよく見終わるつもりのものが、唐突に断絶された気がした。

それを除けば、気を楽にして見れる、
とても楽しく愉快で心温まる素敵な作品である。



tinkerbell_tomo at 23:39│Comments(6)TrackBack(5) 洋画【ら】 

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1. ロボッツ  [ ちょっとお話 ]   December 21, 2005 12:26
ロボッツ    (2005  米) 貧しい皿洗いロボットの夫婦に生まれたロドニー。 お下がりの部品で成長はしているものの、 素直で、親思いのいい子どもに育っていった。 彼の
2. ロボッツ  [ lunatic's 映画評 ]   December 26, 2005 08:54
皆様、お久し振りでございます。6月初旬から突然怒涛のごとく仕事が忙しくなり、丸々2ヶ月(以上)の間、帰宅は日付が変わってから、土日も家で仕事と言うスケジュールをこなして参りました。従って映画を見る余裕なんて全く無く、放置となった次第。まだ忙しいことは忙しいの....
3. ユアン・マクレガー Ewan McGregor 俳優特選  [ mayapapaのMAYA_tomato ]   February 15, 2006 18:55
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この記事へのコメント

1. Posted by coton   August 11, 2005 11:31
スターウォーズを観にいったときに一度だけ見た予告編。
“夢を実現しようと頑張らなければ、その夢は一生お前を苦しめる”
この言葉を聞いたとたんに、一挙に目頭が熱くなり、胸が締め付けられるような現象に陥りました。
剛速球をまともに胸でキャッチしたようなショック。
心の中とストレートにリンクしたのでしょう。
実を言うと長い長いスターウォーズよりこの一瞬のフレーズのほうがはるかに感涙したその日の私。
なんだかひょんなところで、大きな刺激をもらい、大変驚いたのでした。
かといって、余裕のない今シアター通いはストレンジャー以外に考えられないのだが‥あれぇ〜。(_ _;)
2. Posted by 悠雅@owner   August 12, 2005 00:18
>cotonさま
Strangerとの逢瀬が終わってしまったら、DVDになってからでもいいから、
ぜひ1度はご覧になって。
子供よりは、何かを忘れた大人の胸を突くような、
衒いのない愛情や言葉を受け止めて、不覚にも涙が後から後からこぼれてしまいました。

両親の愛情を一身に受け、特に父親との素晴らしい信頼関係
の中で育ち、
屈託なく明るく希望に満ちたロドニーは、ユアン・マクレガーそのもの。
一方、父親に平らな石をもらいそこねた子供は、
やがて人を惹きつける雄弁な瞳で、ふらりと現れ心をさらって行くStranger…

何かね、そう思ったら切なくて悲しくて、余計泣けてしまいました。
3. Posted by akko   August 12, 2005 10:58
意外と好きなジャンルで、夏休みということもあり、娘と観ようと思ってたのに、字幕での上映館がない!!
幼い子供には、吹替えがよいのでしょうけど。
最近、吹替の普及率が、上がっているそうですね。
英語、わからないのですが、字幕で観たいので
DVDになるまで待ちます。
行こうといった手前、娘達を映画館まで送迎しますが、
私って意固地でしょうかしら。
感想じゃなくてボヤキで失礼しました。
4. Posted by 悠雅@owner   August 13, 2005 01:38
>akkoさま
ない、んですか?字幕版。言われて改めて確認したら、
こちらでも県内では1館1スクリーン1日1回上映のみ、でした。
近いシネコンだったけれど、数少ないチャンスだったんですね。
ようあったこっちゃ、です。

どうして、吹替版が普及してるんでしょう。
幼児や低学年向きなら仕方ないけど、オリジナルで観たいですよね。
せっかくの俳優の声が聞えないなんて…

そういうことなら、DVDを待つのも仕方ないのかもしれません。
かなり悔しいけれど、正解ですよ、これは。

意固地と呼ばれるなら胸を張ってそれに甘んじましょう。
妙なところで妥協すれば、きっと後悔します。
5. Posted by lunatic   December 26, 2005 08:58
200時間/月の残業が続いて疲れきっていたとき、
兎に角、失敗のない心が癒される映画を観たい
と思って選んだのがこの映画でした。
見た当初は本当癒されました…
6. Posted by 悠雅   December 27, 2005 01:52
>lunatic さま
>200時間/月の残業が続いて疲れきっていたとき
嗚呼!!おいたわしや・・・
月200時間!!って・・・え〜〜〜。。。っと…
1日何時間労働なのか、計算できなくてすみません。

これは、期待通りの位置に着地してくれる、水戸黄門的な結末ですが、
それでも、気持ちを解放してくれ、前向きにしてくれる、
元気が出る1本だと思います。

ただ、
エンドクレジットで流れる、日本語の歌が、
せっかくの雰囲気をぶち壊してくれて、その意図が汲めずに酷くがっかりしたのを覚えています。
せっかくいい作品だったのにね…

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