February 08, 2006
ミュンヘン
■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: エリック・バナ
ダニエル・クレイグ
シアラン・ハインズ
マチュー・カゾヴィッツ
ジェフェリー・ラッシュ
ハンス・ジシュラー
マイケル・ロンズデール
ギラ・アルマゴール
イヴァン・アタル
監督:スティーヴン・スピルバーグ
2005年 アメリカ 164分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■
1972年、ミュンヘン・オリンピック。
そう聞いて思い出すのは、
日本男子バレーボール、金メダル。
対ブルガリアの準決勝の衛星中継を
夜中に観ていたのは、わたしだけではないだろう。
歓喜に沸いたわたしたちは、あまりにもその印象が強いが、
そのオリンピックで
中学生のわたしが受けた大きなショックは、
選手を巻き込んだテロが発生したことだった。
「出場するはずのイスラエルの選手は死亡しました」という、
競技会場でのアナウンサーの解説があったのを覚えている。
この作品は、その後の物語であった。
1972年9月、西ドイツ、ミュンヘン。
パレスチナのテロリスト“黒い9月”は、
オリンピック選手村に潜入、襲撃し、
結果的に、
イスラエルの選手11人が犠牲になる。
イスラエル政府は、
諜報機関モサドの精鋭5人を選び、
極秘裡に“黒い9月”幹部11名の暗殺を計画する。
チームリーダーのアヴナーは、
まもなく生まれる子供の顔を見ることなく、
非情な任務に就くことになる。
テロに対する報復は、
その後に何を残すのか。新たに何を生むのか。
彼らに課せられた任務と、
彼らに芽生える葛藤と、恐怖。
美しい風景など、ほとんど出て来ない。
時折、テーブルいっぱいの豪華な食事や、
別天地のような、ある家庭の光景や、
ふっ、と笑える場面が盛り込まれることで、
幾分、緩和されるものがあったとしても、
基本的には、閉塞した空気に支配されたまま、
164分を感じさせないリズムで一気に走ってゆく。
この作品の設定を聞きかじっただけで、
凄惨な場面が待っていることは、
観る前から予想できた。
題材が題材だけに、
物語の展開は、明るいものではないと察しもついた。
観ている途中から、重くなっていく気持ちは、
終わってからもなかなか解消されなかった。
解消する方法があるとすれば、ただひとつ。
連鎖を断絶するためには、
どちらかの報復を断念しなければならない。
だが、国家の誇りと名誉のため、
その道を誰も選ばない。
反撃を恐れず戦って、
捨石が倒れたら、補充するまで。
何の保障もなく、信じられるものは自分たちの力量だけ。
そんな組織に身を置いた5人の男たち。
彼らの「功績」が彼らに齎したものとは…
そして、彼らが辿る道とは…
終わらない悲しい連鎖は、
いったいいつまで続くのだろうか。
安住の地を持たない誇り高き民族に、
いつ、心穏やかに暮らす日が来るのだろうか。
決して、豊かな実りを約束しない、
アヴナーの行動と苦悩は、民族の運命の代弁である。
彼らの誇りや民族意識を否定せず、
平和に解決してゆく方法は、
もはや存在しないのであろうか。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
モサドの暗殺チームの面々は。
主演のアヴナーに、エリック・バナ。
『トロイ』での好演が印象深い。
まもなく生まれる子供を心待ちにする誠実な男が、
冷酷非情な任務の遂行と、その過程で変化してゆく内面を、
時に穏やかに、時に激しく演じる。
新・ジェームズ・ボンドに決まったダニエル・クレイグ。
敏捷で行動力に優れた青い眼のテロリスト。
その瞳の美しさは冷酷な光でもある。
爆弾専門のメンバーとして、マチュー・カソヴィッツ。
彼の雰囲気は、この作品の中でとてもいい味だ。
『アメリ』では、アメリの恋人に扮していた、
奇妙だが、憎めない温かそうな彼である。
この人は、監督としても活躍しているのだそうだ。
また、何故かわたしはこの人の出演作をかなり観た、
シアラン・ハインズ。
『オペラ座の怪人』のフィルマン、『トゥーム・レイダー2』、
『ヴェロニカ・ゲリン』『カレンダー・ガールズ』など、
活躍の幅が広い。
最後のひとりはハンス・ジシュラー。
先日、『太陽の雫』で観たばかりだ。
ここでは、
ここぞ、という時の決断力と集中力を持つ、
普段は穏健な初老のテロリストであった。
暗殺チームに関わる、ふたりの重要な男たち。
ひとりは、
ジェフェリー・ラッシュ。
この人は、出てきただけで、既に不気味に怪しい。
どこまで信じればいいのか、どこからが嘘なのか、
主人公と同じ目線で疑って見てしまう。
時代を感じさせるめがねの奥、
静かに燃えるような目は、ここでも健在である。
そして、
『ジャッカルの日』『薔薇の名前』『日の名残り』の、
マイケル・ロンズデール。
彼の一言一言に深い意味があって、
言動から目を離せない存在感であった。
こういう状況でなく、
よい関係でアヴナーに出会わせてやりたかった。
重いテーマを、さらに重くするような見事な布陣。
見ごたえのあるキャスティングであった。
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この記事へのコメント
『ミュンヘン』は本当に”重い”映画でしたね。
PLOのアリとの会話・・・どんなに不毛な土地であろうと自分の”国”が欲しいという気持ち!それに対して自分の”国”を守りたいという気持ち!アイデンティティーの根っこにある”国”というものについて考えさせられた作品でした。
日本という”国”を大切にしなくちゃ!もっと良い”国”にしなくちゃ!なんて・・・・(突然、国粋主義者になったわけではありませんよ。真っ当な努力が真っ当に報われる国であって欲しいと思います。)
昨年からこういう重い映画を立て続けに見ているような気がします。
平和に解決していく方法は本当にないのでしょうか。
人間が生きている限り紛争は収まらないという予感にいつも無力感を感じるばかりです。
本当に重たい作品でしたが、見応えはかなりあったと思いました。
>こういう状況でなく、よい関係でアヴナーに出会わせてやりたかった。
おっしゃる通りです!心からそう思いますよ。キャッチ・コピーの「真の平和とは?」という一言が深く刻まれました。
重たい作品でしたが、緊張の連続で最後まで飽きることなく観ることができました。
「争いは良くない」と思うものの、「故郷」をしっかり持ていない民族の言い分も全て否定できないものがあるし、自分はあまり世界の現実を見ていなかったことを痛感しました。ここで描かれていることも、世界の一端に過ぎないと思うと、本当にやりきれない思いがします。
TB&コメント(コメントはmargoさんの所で見ました爆)有難うございます♪
本当にこの作品の持つテーマの深さに打ちひしがれますね・・
オリンピックはそうそう!そういえば男子バレーが強かったの思い出しましたよ!! 私も事件に衝撃を受けながらも、すぐに日本選手達の活躍に大騒ぎしたものです。
暴力の連鎖は誰かが止めないと、止まらない・・哀しいですよね・・
マシュー・カソビッツですが、いい味でしたよね^^この人もいい映画撮ってるんですよね〜。もう10年位前の作品でフランス映画『憎しみ』というのがあるんですが、つい先日のフランスでの暴動を思い出させるような移民達のやり場の無い怒りと暴力の連鎖がググと突き刺さる素晴らしい作品でした。機会があったら是非。
事件があった時、すでに生まれてはいたんですが、さすがに記憶はなく…映画を見て初めて、その凄惨さを実感しました。
重たい、ヘヴィ級の重たさでしたけど見て良かったな。そう思います。PLOのアリと階段の踊り場で語っている場面、二人の言い分がぶつかり合ってヒヤヒヤでしたけど、二人とも説得力ありました。
重たい中にある、マシュー・カソヴィッツの和み系シーンがあったおかげで長さを感じずに見ることが出来たような気がします。
この映画について、じっくりと考察されている記事、読ませて
いただきました。自分はこの事件すら知りませんでした。元々
歴史、社会情勢などには疎いんですが、この事件があった年は
国内では浅間山荘事件があったんですよね?そのせいか昔を
振り返るような報道特番でもあまりやってないような気がします。
この映画を観て、報復によって何があるのか、いろんなメッセージ
が込められていたような気がします。
ホント、憎しみの連鎖とゆーのは、非生産的
で、心身共に疲弊するばかりと感じます。
あの爆破を逃れた女の子は、父親を奪われた
憎しみを誰に向けるのか。それはやがて、アヴ
ナーの子供に向けられるのかもしれないと感じ
てしまいました。
>マイケル・ロンズデール。
観終わってクレジット流れるまで気が付かなかったです。
彼のクレジットはスピルバーグの70年代ポリティカルスリラーへのオマージュも感じますよね。
「マイノリティリポート」の時はジェシカ・ハーパをキャスティングしたり、このあたりにスピルバーグの根っからの映画好きが覗いて微笑ましいですね。
長文のレビュー読ませていただきました。
ミュンヘンオリンピックの時は、jamsession123goは、まだ小学生でした。
あまりよくは覚えていないのですが、起きてはならないことが起きた、という記憶があります。
この映画は、「スピルバーグ」ということなので、もう少しエンターテーメント性を期待していたのですが、ちょっと無理でしたね。
テーマの重要性はよくわかっていますが、映画としてみると、もう少し楽しげな部分もあってよかったなあ、というのが正直な気持ちです。
素人?暗殺集団。
みんなきっとイイヤツばかりなのでしょうね。
最初の食卓の和やかさが変わっていくのがつらいですね。
こんな出会いでなければ・・・本当にそう思っちゃいます。
気がついた時には、日本という平和な島国で、生命の危険に曝されず、
国土も侵害されず、それなりに自由に生きてきたわたしたち。
頭では理解できても、彼らの思いを理解するのは難しいです。
だからと言って、彼らの行動を肯定しないけれど。
>PLOのアリとの会話
煙草吸いながら、際どい会話をしていて、緊張した場面でしたが、
お互いの言い分は、どちらも否定できないものがありました。
解決への道が、まだあると信じたいのですが…
主義主張を通そうとすればするほど、
やがて対立と紛争を生むのは明白なことだけれど、
その根底にあるものが「誇り」であるならば、
そんなに簡単に解決するものではないのでしょう。
人が人として生きている限り、どこかで対立が起こり、
不幸な結果を招くことになるんだろうな、とやはり思います。
憎しみの連鎖は、なかなか途切れないことでしょう・・・
TB,コメントありがとうございます。
みんな、立場を離れれば、とても優しい普通の人間に違いないのですね。
人間として信頼できるからこそ、たとえ相手が疑わしくても、
こちらからは裏切りたくないという、そんな男たち。
もっと平和な国で生きて来れたなら、彼らの生き方も苦しみも、
きっと今の比ではないはず。
何とか、ちょっとでも楽に生きさせてやりたいと思いました。
TB、コメントありがとうございます。
問題の解決には暴力を用いないと思っていても、
もし、理不尽な方法で愛する者を傷つけられたら、
わたしだってどんな方法を取るのか、自信がありません。
だからと言って、
それ以外に方法がないとは言えないと信じたいのですが。
何とか、妥協点を見出す方法はないのだろうかと、
そう思うのも、他人事だと思うからでしょうか。
もう、何ということをしてしまったのでしょう、わたし。
margoさんには、再度コメントでお詫びしたのですが、
許してくださるでしょうか・・・(>_<)
あちらこちらにお邪魔していて、何かヘンだ、と思いつつ、深く考えずに大変な失態をぶちかましてしまいました。
ああ、あほなわたし・・・
マシュー・カソヴィッツ。
『アメリ』を観るまで全く知らなかったのですが、
そんなにいい作品を撮れる人だったなんて、本当に驚きでした。
いい俳優さんって、あっちこっちにいっぱいいらっしゃって、
ますます映画から目が離せなくなります。
TB,コメントありがとうございます。
観て楽しい作品ではないけれど、観てよかった、と思えますね。
ただ、重すぎて、何回も観る元気はないかとも思いますが。
少しでも、この問題に触れて、そういうことが起こっていたのだ、
それはまだ連綿と続いているのだと、せめてそれだけでも理解できれば、
何も知らないよりずっとよかったと思います。
実際、事件についての記憶はあるものの、その後どうなったかは、
わたしも全く記憶になかったのです。
PLOのアリが登場したことで、この作品がより鮮明に見えてきた気がしました。
TB、コメントありがとうございます。
仰るように、この年は札幌オリンピック直後に浅間山荘事件があり、
中学校の教室のTVで、浅間山荘の中継を観た記憶があります。
その後、まだまだ凄惨な事件が日本人の手で起こされたのでした。
これはリアルタイムで報道を観た年代だからこそ覚えていますが、
歴史として、どこまで教科書で教えることがあるのでしょうね。
重いテーマでしたが、ここから少しでもメッセージを受け取らなければ
もったいないような作品でした。
TB、コメントありがとうございます。
たましょくさんのコメントを読んで、
『ビハインド・ザ・サン』というブラジル映画を思い出しました。
民族間というよりも、個人的な恨みと報復が、世代を超えて、
延々と続いてきた作品でした。
『ミュンヘン』を観て、
少しでも考えることができてよかったと思う反面、
所詮、傍観者でしかない無力感に襲われます。
>マイケル・ロンズデール
少し前にDVDで観た『日の名残り』の印象が強かったので、
ああ、あの時のあの人、という目で観ていました。
映画を、あまり監督の名前で観ないので、
詳しいことがほとんどわかっていなくて申し訳ないです。
スピルバーグの作品、という特徴も
考えたらあんまり意識して観ていませんでした…^^;
この映画を観ていろいろと考えさせられました。
でもこの映画のように観た人それぞれが意見を持てる映画はすばらしいと思います。
まぁ賛否両論はありますが。。
それにしてもこの文章、読みやすかったです!
私も見習わせていただきます。
こちらからもTBさせていただきますね。
TB,コメントありがとうございます。
小学生だったんですか…(何年生ダッタンダロウ…ワタシハ何歳年上ダロウ…)
事件の詳細は覚えてないのに、また、
ミュンヘンの次のオリンピックがどこであったかなど、
以降の記憶は全くないのですから、如何にこの事件から受けたショックが、
わたしにとって大きかったか、ということでしょう。
映画として楽しむことは、本当は必要なのでしょうが、
この、重大かつ微妙な問題は、
ただこれを発表しただけで大変なことみたいですから、
マシュー・カソヴィッツの笑える部分だけで精一杯だったのかもしれません。
TB、コメントありがとうございます。
まさか、爆弾担当者が・・・だなんてね!
それでも、あれだけのことをやってしまうというのは、
誰にでもテロリストになり得るということか?などど、
余計なことまで考えたりしました。
みんな、普通の男たちだったんですよね…
この連鎖は、やはり不幸を生み続けると思います。
TB,コメントありがとうございます。
この作品は、こうしてお話させていただくと、
内容について真剣に語り合うことが多く、やはり観て、考えて、
言葉にすることで自分の考えを整理もでき、
他の方のご意見も聞けて、観て本当によかったと思いました。
また、
わたしの年代ではHiRcokyさんのような方とお話する機会もないので、
ブログにお邪魔して、いろんな情報をいただけて嬉しかったです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
あっはっは・・コメントの件は大丈夫ですよ〜margoさんとは実は親しいお友達でお人柄もとても良い方なので、笑っておしまい〜♪だと思いますよ。私も夜など疲れている時にTBとコメント繰り返す作業しているとうっかり間違えそうになります。同じ所TB送りそうになったりね〜^^これでなんだかすっかり悠雅さんに親近感持っちゃいましたわ うふふ。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメント&トラックバックのお返しを失礼いたします。
長文の記事を読ませて頂きました。
この作品は、デリケートで難しい国際社会の問題が題材であるため評価が難しい映画ですね。
そして、パレスチナとイスラエルを中心とした中東問題は複雑に入り組んでいるので改めて学んでみたいと感じる作品でありました。
また遊びに来させて頂きます。
改めまして、今度共よろしくお願い致します。
ではまた。
重い作品でしたね。見終わった後、心の中にど〜んとなにかが居座ってしばらく取れませんでした。
こういう映画は、平和ボケしている日本人以外にも、今争いをしている当事者に見て欲しいです。
でも本人達は“正しいのは自分達”と思っているし、長年の因縁がありますから、そう素直には受け入れてくれないでしょうね・・・
"誇り"は持つべきものですが時には誇りを捨てることで違う誇りを手に入れることが出来るのではと思ったりしました
重い内容でしたが、たくさんの人に観て欲しいと思います
もう一度お越しいただいてありがとうございます。
コメントの件、margoさんは気を悪くされたでしょうが、
笑って許してくださることを祈るのみです。
TBを2回送ってみたり、コメントしようとして忘れたり、
いろいろおバカなことをしてしまいますが、
コメントする場所を間違えてしまったのは初めてです(^^ゞ
いい加減すぎて、自分で自分が嫌になりますわ、ほんま。
これに懲りずに、どうか仲良くしてくださいね。
ああ、ほんまに、あほなわたし・・・
いつも、TB、コメントありがとうございます。
清々しく観終われるとは思ってなかったですが、
思った以上に、心に重くのしかかりました。
やはり、漠然とした「事件」だったものが、
実際に手を汚した人たちの、人間の部分が見えたせいでしょうか。
憎しみの連鎖は何も生まないことに、
当事者だって気付かないはずないと思うのですけどね・・・
でも、ここまで来たら退くに退けないのでしょうか。
いつも、TB,コメントありがとうございます。
冷静になったら容易に出せる答えに、
長い年月、辿り着けないまま、ここまで来てしまったのでしょうね。
誇り高く居続けるということと、報復するということは、
やはり違うことだと思うけれど、
やはり当事者たちひは届かないことかもしれませんね。
たくさんの人に観て、考えてもらう。
それがこの作品の使命のような気がします。
TB,コメントありがとうございました。
そうですね。
生き残っても、悪夢の中で一生暮らすことになるのかも。
彼らが、ゆっくりと眠れる夜は来るのでしょうか。
私、主演の彼・・初対面だったんですよ。
過去作品のイメージがなかったので新鮮に感じました。
ちょいなで肩で・・笑・・手足長いのね・・・
コメントの順番、間違えてしまいました。
ごめんなさいm(__)m 最近、益々酷くなるわたしの注意力散漫の度合い…
民族間の摩擦や衝突を経験したことのない日本では
(有史以前はわかりませんが)
なかなか実感できない問題で、想像の域を出ないのですが、
こういう解決策の見出せない問題に直面し続ける民族に、
少しでも早い平穏を祈るしかできない、今のわたしたち。
何とかいい方法はないのでしょうか・・・
またお邪魔させてくださいね。
わたしは、主演のエリック・バナは『トロイ』で観たのだけれど、
時代モノで扮装があったので、ちょっと感じが違いました。
ただ、わたしの『トロイ』での印象は、
ブラッド・ピットや、オーリーより、彼のほうが強かったんです。
そんなこともあって、これは内容の重さを覚悟で観に行きました。
確かに、手足、長かったですね。
これから、また注目、ですね。
わたしのタイプとはちょっと違うけど(笑)
さてミュンヘン・オリンピック見てる(オリンピックお宅なので...)のですが、バレー・ボールの試合等あんまり記憶になくて...この事件の報道は少し記憶に残っています。なにせ古い話ですから...。
スピルバーグ作品は基本的に好きなので観に行きます。前のトム主演映画はどうしようもなかったですが...これは彼の心意気が伝わる素晴らしい作品だと思いました。
trackback送りましたがうまく送れたかな??
こんばんは。
本当に失礼してしまったのに、快くお許しいただいて感謝します。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
TB,届いています。ありがとうございます。
ミュンヘン・オリンピックは、
男子バレーボールは毎週、TV番組(『ミュンヘンへの道』)があって
一時期熱中していたのです。それ以外は、何にも覚えてないんですけどね。
わたしはミーハー(死語?)なので出演している俳優優先で観てしまい、
監督で選ぶことがほとんどない(っていうか、あんまりわかってない)のです。
観た後で、「この作品好きだなぁ」と思って初めて監督の名前を見るくらい(笑)。
最近、ちょっと好きな監督の傾向が自分でもわかってきましたが、
基本的にはまだまだです。
これを機会に、どうぞ仲良くしてくださいませ。
素敵なレビューもよまさせていただきました。
この映画、最近のスピルバーグの中では、jester的にはヒットでした。
いろいろ考えるヒントをくれる映画は大好きデス。
続きを書いたので、TBさせていただきました。
これからもよろしくお願いいたします。
TBありがとうございました。
>基本的には、閉塞した空気に支配されたまま、
164分を感じさせないリズムで一気に走ってゆく。
こんな重い映画で3時間弱、ダレそうなものですが、最後まで緊張感が途切れることなく観ることが出来ましたよね。
これは、エリック・バナの好演、及びやはり娯楽映画監督であるスピルバーグの飽きさせない演出力によるところ大だと思いました。
ジェフリー・ラッシュ、『シャイン』の頃は王道な俳優さんだなあ、と思っていたのですが、怪優路線を走り始めたような気がしますね(笑)。
はじめまして。
こちらこそ、TB、コメントありがとうございます。
平和的な解決が難しい問題ですが、
やはりそれを世界中の人が知らないで済ませないほうがいいと、
この作品を観て思いました。
自発的に情報を取りに行かなければ、滅多に入ってこないこんな問題を、
映画という形で観る機会に恵まれて、よかったと思ってます。
そして、ご覧になった方がどう思われたかを知りたくて、
あちこちお邪魔してTBを繰り返してしまいます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
こんばんは。
トリノ・オリンピックの開会式の、オノ・ヨーコのメッセージを
偶々、これを観た直後だけに、実感に似た思いで聞きました。
長い作品を最後まで引っ張って行くテクニックに長けた監督、
ということなのでしょうね。
大事なメッセージを伝えるためには、是非必要な力ですyほね。
ジェフェリー・ラッシュ、
わたしは『レ・ミゼラブル』の彼が好きですが、
この人を見たら、演技力や存在感の信頼が厚い一方、
何かしてくれるぞ、と思わせてくれますよね。
それも怪優路線の成せる技でしょうか(笑)
一口に「民族間の争い」と言っても、
そこには長年掛かって築き上げられてしまった
宗教観や歴史観の根本的な違い、
周辺諸国や植民地時代の統治国(西洋諸国)の思惑、
そんな要素がつたのように絡み合っているワケですから、
そう簡単に「エイヤーッ!」と解決するワケ、ないんですよね。
ただ、そういう歴史を踏まえて今日があることを、
知ると知らないとでは大違いだと思いますし。
こればっかりは、地道にゆっくりと解決していく他、
ないんでしょう。
ちなみに。
俳優業より監督業に専念したかったマチュー・カソヴィッツ。
「もしもスピルバーグから出演依頼があったら、出るよ!」と
エージェントに言ってたら本当に出演依頼があった、という
インタヴューを前に読みました。
すみません。わたしのTBの設定のせいか(よくわかってません…)
TBが反映されなくて、申し訳ありませんm(__)m
日本人の想像では、なかなか理解し難い問題。
日本人でよかった…とだけ言っていてはいけないと思いつつ、
さて、わたしは何ができるの?と翻って考えると、
何も知らないより、せめて、一端でも知ることかもしれません。
でも、先は長いのは間違いないでしょう…
あらぁ。
マチュー・カソヴィッツにそんなエピソードが。
この人の監督作品は、まだ機会がなくて未見ですが、
俳優としか知らない者にとっては、監督に専念されるのも、
何だかもったいない気もします。
才能のある人って、やっぱり居るんですよねぇ。
これからは、この人の監督作品もチェックリストに入れて…と。
さて、どこまで広がる?このリスト。
コメントいただき、ありがとうございました。
劇場でご覧になられたのですね。
>重いテーマを、さらに重くするような見事な布陣。見ごたえのあるキャスティングであった。
ほんまにそうですね!
見おわって、色々なことを考え込んでしまいましたけれど、こういう一連の事件があったのだということを知ることができてよかったし、現在が現在のようでなくなった時の自分に対する自問ができたのも良かったと思います。アヴナーの赤ちゃんとまさに同年代なので、アヴナーや彼等の仲間が父のように思えてしまいました。
こんばんは〜♪
TBがどうしても反映されず、申し訳ないです。
ミュンヘン・オリンピックが中学1年生で、
日本男子バレーボール金メダルとテロの落差があまりにも強くて、
とにかくこれは観たい!と思って観に行きました。
武田さんはあの赤ちゃんと同世代?
ということは、赤ちゃんと中学生の年齢差があるってことね…
(そこに落ち込んでるのか自分)
どんな理由でこんなことが起こったのかわからないまま長年過ごし、
映画を観に行って、その後の出来事に触れ、
世界で起こっていることの悲惨な現実の一端を観て、
自問しながら、これという最善策が見つからないことに
また悲しくなってしまいました。
長尺ゆえ、敬遠していた作品なのですが、観てよかったです。
政治的に繊細なテーマですが、スピルバーグだからこそ撮れた映画だと思いました。
イスラエル・パレスチナ問題について、もっと知らなければならないですね・・。
日曜日、ホームセンターにチューリップの球根を買いに行ったら「もうないです」と言われました、ガガーーン!!
遅いよ、自分・・と情けなくなりつつ、春の花をどうしようか考えています。
ではでは、また遊びに来ますね。
こんにちは。TBとコメント、ありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。
観ようとした動機が当時のオリンピック放送。
中学生の記憶にこびりついた事件が、
今頃映画で甦り、違う顔を見せてくれました。
共通のひとつの土地を共有できない民族と宗教の抗争は
妥協点を見出すことすら難しいのでしょうね。
曖昧な知識でいい加減な意見が言えないほどの深刻さですね…
それから・・・
チューリップの球根、って秋になったらすぐ出てますよね。
春になったら、お花を咲かせた苗がた〜くさん出回るんだし、
お花が咲いた鉢を買ってくれば、大丈夫!
まだまだ間に合います、って。
クリントの硫黄島2部作に
関連する流れで、つい最近『ミュンヘン』を観ました。
この映画は撮影、編集から音響に至るまで、
超一流のプロの仕事に感じられます。
でも、何かが足りないと感じます。
その理由は、観た後のカタルシスの無さかもしれません。
クリントの硫黄島の共同作業で、
スピルバーグが更に進化することを
期待しています。
@_@ トラバさせてくださいね。
こんばんは。
この作品を観るきっかけが、硫黄島2部作だったのですね。
これはわたしは2月に観たのですけれど、
今年は、戦争やテロの実話の映画化が多かったですね。
そのどれもが、最終的には同じテーマに行き着きます。
描かれ方に思いはいろいろあるでしょうが、
観てよかった作品のひとつだったのではないでしょうか。
TBありがとうございます。
TBありがとうございました。
お返事が遅くなってごめんなさい。
『ミュンヘン』のお話については映画を観るまで全く知らなくて、
かなりショックを受けました。
この映画をWOWOWで観た次の日に
『パイレーツ〜3』を観に行き、あらためて
ジェフリー・ラッシュの役の懐の深さにすっかり心を奪われております。
こんな映画の見方しかできない自分に苛立たしさも感じながらも
開き直るしかないなぁと思っています。
だって、いい男が出てるから・・・それだけははずせないから(^^;)
こんばんは。こちらこそTBとコメントありがとうございます。
わたしは中学生でリアルタイムでニュースで観ていたのですが、
その後の報復があったなど、全く知らなくて…
世間で大賑わいの海賊と無縁に生きておりますので、
ジェフリー・ラッシュの役どころを知らないのですけど、
この人の巧さと存在感は格別ですよね。
映画を観る時の最重要な要素は、如何にいい男が出ているか、
それはわたしも全く同じですよ。
主人公に魅力を感じなかったら、観に行かないことが多々・・・
いいじゃないですか。映画の楽しみ方は人それぞれ。
魅力的ないい男を観なくなっちゃあ、わたしたち、おしまいですって。

