July 20, 2006
ライフ・アクアティック
くコ:彡
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出演: ビル・マーレイ
ケイト・ブランシェット
オーウェン・ウィルソン
アンジェリカ・ヒューストン
ウィレム・デフォー
ジェフ・ゴールドブラム
マイケル・ガンボン
バッド・コート
ノア・テイラー
監督: ウェス・アンダーソン
2005年 アメリカ 118分
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前々から、ちょ〜っと気になりながら
後回しにしていたら、
WOWOWで放送になって、大喜び。
物語は。
世界的な海洋探検家だが、現在はかなり落ち目の
海洋ドキュメンタリー映画監督スティーヴ・ズィスー。
前作の撮影中に、昔からの仕事仲間を
ジャガーザメに食い殺されてしまう。
最近、ヒット作を撮ることができない彼は、
仲間の仇討ちと、ヒット作の撮影のため
超個性的なクルーたちとベラフォンテ号で航海に出る。
その航海に急遽加わることになった、男女ふたり。
スティーヴの息子、かもしれないネッドと、
取材目的不明の、妊娠中の女性記者ジェーン。
傲慢で独善的だが何だか憎めないスティーヴ、
どこまでも可笑しく怪しいクルーと
彼を取り巻く不思議な個性の人間たち。
舞台装置のように、断面で見せられるベラフォンテ号内部。
彼らの出で立ちや、登場する動物を見るだけで、
これは
あんまり生真面目に観る作品ではないぞ、と思う。
真っ正直に観ようとしたなら、
最初から最後まで、突っ込めないところがない。
あんまり多すぎて疲れてしまうから、
主題や感動の種などは探してはいけない。
(全く何も中身がない、っていうわけじゃないけど)
何故、彼は彼女はそこでそうしているのか?
彼らのバックグラウンドは?なんてことも、
で、結局、何が言いたかったの?ってことも
この作品に求めてはいけない。
ただ、目の前に繰り広げられる、
暖簾に腕押し、糠に釘…の
ゆる〜〜い空気のシチュエーションを
ゆる〜〜く楽しんでいればいい作品なのだ。
そう思って観れば、
彼らのファッションだけでも可笑しいし、
登場する生物はリアルな作り物だし、
そもそも、主人公以下出演者たちがみんな胡散臭い…
けれど、
何だか身近に居なさそうで実は居そうな彼らを
ゆる〜〜く応援などして
溌剌とした英気は養われないが
ま、わたしはわたしでいいのか、なんて
ふと安心させたりしてしまう、妙な力がある。
ストーリーもあってないが如し。
どこから始まってどこへ着地してもしなくても
別にどう、ということはない気がする。
だから、
わざわざ映画にする必要があるのか、と言われても
返す言葉はないかもしれない。
だけど、
たまにはこんな作品を観るのもいいものだ。
登場人物たちって、みんな大真面目なのだし。
ビル・マーレイは予想と期待を裏切られない存在感、
ケイト・ブランシェットとアンジェリカ・ヒューストンも言うに及ばず、
そして誰より、ウィレム・デフォーのキャラがいい。
洋楽に疎いので、
(疎くないジャンルは70年代ニューミュージックだけ?)
本編で度々登場する、アコースティックギターの奏者も
その原曲も知らなかったけれど
デヴィッド・ボウイの楽曲らしい。
海の風に吹かれてこんなボサノバ風のアコギが聴けたら
とっても嬉しいだろう、というタイミングで
挿入されるのが嬉しい。
わたしは、この作品の監督も過去の作品も知らないが
この監督にはファンが多いだろうな、と思う。
いつも積極的に観たい、というのではないけれど
たまに観るには、いい脱力具合である。
『ギャラクシー・クエスト』『銀河ヒッチハイク・ガイド』に次ぐ、
馬鹿馬鹿しいけど、嫌いになれない世界が
今度は海で輝いていた。
こんな感想でいいんだろうか…
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この記事へのコメント
中身ない作品(娯楽大作系とか)好きなので、観たくなりました。
それに加えてゆるいなんて・・・もう観るしかないです。ゆるいの大好きw
それにしてもスゴいキャスト陣・・・・
そんな映画なのに(酷い言い方だ。笑)贅沢な使い方ですね〜。
こんにちは。
娯楽大作系の中身のなさとは、一線を画す中身のなさ。
これって、褒めてるんだけど、そう聴こえないか…
ゆるいの大好きなら、是非ご覧あれ。
気楽にへらへらと観てたら、
思った以上にいいところもあるじゃない、って思えます。
怖い役柄を平気でこなせるような俳優たちが
にこりともせず、大真面目な表情でおバカなことやってて
だからこそ余計に面白いです。
この映画のゆるゆる感がたまらなく好きです。
ズィスー役はビル・マーレイ以外に考えられないですよね。
こんなゆるゆる感出せるのは彼だけです(笑)
みんな胡散臭いんですが、とりわけウィリアム・デフォーは面白かったです。彼がこんな役をするなんて思ってみませんでしたし(笑)
こんばんは。
格調高い文芸作品や、重いテーマの作品を好んで観るけれど、
たま〜〜に、こういうダルい作品に浸っていたくなるんですよね。
確かに、ビル・マーレィでなければこの味は出ない、っていうか
嘘っぽいですよね。
ほんと、あのウィレム・デフォーが、あの可愛さ・・・
考えたら、これって必見の一作かも。
独特のゆるさとビル・マーレーの淡々とした演技。
奇妙な印象が残りました。
真剣に真正面から観る類の作品ではないし、
こればっかりじゃ、辛いものがありますが
たまには、こんなゆるゆるの作品を観るのも悪くないですね。
個性的な俳優たちが、楽しそうに演じてるのもよかったです。


