January 13, 2007

長い散歩

おーい君 おーい天使 おーい青い空a long walk


■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: 緒形  拳
    杉浦 花菜
    高岡 早紀
    松田 翔太
    木内みどり
    原田貴和子
    津川 雅彦  
    奥田 瑛二
監督: 奥田 瑛二
脚本: 桃山 さくら
    (安藤和津・安藤桃子・安藤サクラ)
    山室有紀子
2006年 日本 136分
モントリオール映画祭グランプリ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■


2007年。初めての映画館鑑賞作品は
有難いことに、近所のシネコンで本日公開された、
この作品。



物語は。


妻の葬儀の後、ひとり娘に
「自分はここを出るから、この家に帰って1人で暮らせ」という
初老の男。
にべもなく突っ撥ねた挙句、「人殺し」と呟く娘。
男は、自宅を引き払い、
小さなアパートに僅かな荷物と共に越してきた。
望んで、孤独と向き合うような佇まいだ。

男は、安田松太郎。
名古屋で高校の校長を勤め上げた。
ひとり娘はある時、そんな彼に反発し、
妻はアルコール依存症の末に死亡。
娘は長年、父を恨み続けてきた。

移り住んだアパートの隣室には、
水商売風の女と、5歳の娘が住んでいた。
夜になって、男が転がり込むと外に放り出され、
幼稚園にも行っていない彼女は、
いつも背中に、
紙で作った天使の羽をつけて、
ひとりぼっちで遊んでいた。

女の子を不憫に思った松太郎は、
ある時、彼女を旅に誘う。
青い空に綿菓子のような雲が浮かび、
白い鳥が飛ぶ景色を観に行こう、と。
それは、
松太郎の、望んでも戻らない過去への、
贖罪の旅でもあった。



愛知県と岐阜県で撮影されたという、
日本の山間部の田舎の秋が
丁寧に映し出される中、
背中に羽をつけた少女と、
元・校長の厳格な男が目的地を目指し、
女の子の歩幅に合わせるように、
急がず、駆け出さず、静かに歩を進めてゆく。

途中、帰国子女だという青年ワタルに出会い、
彼が旅に同行することになる。
松太郎には想像できないことを、
簡単に思いついてしまうワタルが、
ふたりだけの旅とは違うものにする。
だが・・・


登場するのはいずれも、
心ならずも、自分の立ち位置を見失っている人間たち。
多かれ少なかれ、
自分がどこで何をどうしたらいいのか、
わからなくなっている人たちだ。
愛し方、愛され方を知らないことは、この上ない不幸だと、
彼らの背負った重い荷物や心の動きを
丁寧に追えば追うほど、感じずにはいられない。


紅葉する野山、静かに流れる川。
広い河川敷に古い町並み。
収穫後の田圃や、広々とした野原。
一両しかない列車、無人駅。
日本ののどかな田舎町の風景が良い。
音楽も控えめで美しい。

少なめの台詞も、
何10倍もの思いや背景を感じさせ、
登場人物たちの表情や行動は、
彼らが生きてきた過程に想像を及ばせる。


道に迷った人間たちが
極限状態に追い詰められたとき、
思いがけないことが救いになることがある。
登場人物たちの生き方や不器用な選択は、
決して正しくないかもしれないが、
理屈でどうこう言っても始まらない。

ほかに選択肢を見出せなかった人たちに、
明日、わたしがならないとは限らない。
彼らだって、孤独の中にいなければ、
ほかに道があることを
知ることができたかもしれないのだ。



長い散歩。
何といいタイトルだろう。
エンドクレジットに流れる、UAの「傘がない」が
心に染み入る。

自分の立っている場所を
改めて見つめている自分がいた。


◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

監督の奥田瑛二が、緒形拳を主役に、
作品を作りたいという願いを実現させ、
今までの邦画のイメージを変える作品を作った。

30年近く前に観た『鬼畜』の印象が、
以降、何作も別の作品を観ていても、
今も尚、強烈に残っているが、
この作品は、年齢を積み重ねられた今、
一挙手一投足に全てを語らせられる、
緒形さんだからこそ、の作品と言えるだろう。

一方、
5歳の女の子、サチを演じる杉浦花菜ちゃんは、
まるで、本当にそんな環境に生きてきたような、
とても自然な名演を見せる。
劇中で登場する歌は、これまですっかり忘れていたが、
歌いはじめた瞬間に、
わが子も同じ年頃で歌っていたことが
不意に甦ってきた。
10数年前に覚えた歌詞だが、今も覚えていた。

また、
途中で旅に合流する、ワタル役の松田翔太。
これまで全く知らなかった(申し訳ないです・・・)けど、
一見して、松田優作の忘れ形見だとわかる。
どこか陰を纏った優しげな雰囲気がいい。
これから、どう育ってゆくだろうか、と
それが楽しみになったりする。

自堕落で、どうしようもない母親の高岡早紀は
見事に嵌った感じ。安心して(?)観ていられる。
木内みどり、原田貴和子という顔ぶれは久々に観た。
物語を、第三者の目線で見ている役まわりの、
奥田瑛二の存在がいい。

年齢を重ねた奥田瑛二を観ながら、
若い頃の彼の、
繊細なような、拗ねたような表情を思い出していた。
四半世紀昔の作品を
容易に思い出している自分も、
年齢をしっかり重ねているのだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆



tinkerbell_tomo at 18:21│Comments(12)TrackBack(33) 日本の映画 

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満 足 度:★★★★★★★★        (★×10=満点)  監  督:奥田瑛二 キャスト:緒形拳       高岡早紀       杉浦花菜       松田翔太       大橋智和       原田貴和子 、他 ■ストーリー■ ...
27. 長い散歩  [ ネタバレ映画館 ]   February 23, 2007 20:33
主人公は安田松太郎。一瞬でもサッカーを思い浮かべると、松木安太郎の名と混同してしまう・・・
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監督・企画・原案:奥田瑛二脚本:桃山さくら、山室有紀子出演:緒形拳、杉浦花菜、高岡早紀、松田翔太、原田貴和子、奥田瑛二定年まで高校の校長を務めた松太郎は、妻をアルコール依存症で亡くし、ひとり娘とも絶縁状態。家庭を顧みなかった過去の自分を後悔しながら、安...
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この記事へのコメント

1. Posted by non   January 13, 2007 18:59
こんにちは☆ TBありがとうございました。

かつて緒形拳さんが出られた『鬼畜』。
子供の頃に見て今でも強烈に印象に残っている作品です。
この『長い散歩』を見ると、どうしてもあの作品を思い出してしまいますね。
そしてまるであの作品の役どころの償いのような今回の緒形拳さん。
素晴らしかったです・・・
2. Posted by メグ   January 13, 2007 19:57
悠雅さん★よくご利用なさっているシネコンで、この映画が上映されているんですね。いいなぁ。確か、悠雅さんは『ブロークバック』も『カサノヴァ』もシネコンでご覧になったのですよね。なんて素晴しいシネコンなのでしょう!文化的・革新的だわ。
私の近所のシネコンは全然ダメダメ。目の前に10館もの映画館がありながら、私は『ブロークバック』や『カサノヴァ』を見るために電車を乗り継ぎました。まもなく始まる周防監督の11年ぶりの新作も、電車を乗り継いで観に行くことになりそうです(涙)。あぁ・・・悠雅さんのご近所に引っ越したい!
3. Posted by 真紅   January 13, 2007 22:17
悠雅さま、こんにちは。早速ご覧になったのですね。
いつもながら「ネタバレせずに感想を書く」悠雅さまの姿勢に感服です。
この映画、予告を観ました。予告の中の少女のセリフが自分の口癖と同じだったので、物凄く「観たい」と思ったんです。
でもでも、上映館が・・(泣)
本当に、羨ましい映画環境ですよね。もう、「使命」と思って観まくって下さいませ!
(「また映画行くの?」「うん、使命やからね」という感じで♪)
ではでは、また来ますね。
4. Posted by 悠雅   January 13, 2007 23:54
◆nonさま
こんばんは。いつも早々にTBとコメントをありがとうございます。

nonさんも『鬼畜』を思い出されたんですね。
『鬼畜』、わたしは大人でした…(そこに反応するか)
あれは、忘れようとしても忘れられないですね。
いろんなシーンが今も焼きついています。
ほんと、主演が緒形さんだけに、
あの時の印刷屋のダメ男が30年経って、
まるで償いをするように、小さい女の子の手を引いて歩いている。
そんな連想が頭を過ぎりました。

緒形さん、当たり前だけれど、文句なしです。
5. Posted by 悠雅   January 14, 2007 00:09
◆メグさま
こんばんは。
車で10数分のところに2つのシネコンがあるのですが、
ミニシアターも名画座もない(映画館自体が少ない)わが県では、
それが貴重な機会なのです。決して恵まれているわけじゃないけど、
機会があるだけでも感謝しています。

『それでもボクはやってない』。
申し訳ないけれど、これも近くであるので来週早々に観て来ます。
こうして、少しでも需要が増えていけば、
見捨てられることなく、わが県でもいい作品が観れるかも、と
思ったりもします。

メグさんがうちのご近所に来てくれたなら、
一緒にシネコンに日参できるのに!!
そんなことがあったら嬉しいんだけどな。。。
6. Posted by マダムS   January 14, 2007 00:11
こんばんは、トラコメ有難うございました!
ツライ話でしたね〜
虐待の連鎖をどこかで断ち切る方法はないものでしょうか・・
あの少女はこれからどうなるのだろう?考えるとまた悲しくなりますね。。
奥田瑛二さんが、こんな映画を撮る監督さんになったんですねぇ〜 私たちも年取るわけですよね(笑)
7. Posted by 悠雅   January 14, 2007 00:23
◆真紅さま
こんばんは。今日を逃すと、観れるのは来週末なので、
早速行って来ました。

『麦の穂をゆらす風』を観た時、置いてあったチラシを見て、
「ここまで来ないといけないのか」とガックリしてたんですけど、
近くで上映されて、ホントに嬉しかった♪とだけ
言ってちゃ申し訳ないですね。
だってねぇ・・・あの映画館、どう考えても遠いよねぇ…

使命、ですか?
そんなこと言われたら、喜んでシネコン通いばっかりしそう(笑)
何とか、真紅さんのお膝元でもいい作品が上映されますように…
8. Posted by 悠雅   January 14, 2007 00:57
◆マダムSさま
こんばんは。
こちらこそ、TBとコメントありがとうございます。
関西はやっと本日公開。早速観に出かけました。

虐待の連鎖。。。
経験が無い者には計り知れないから、
何とかできそうに思うけれど、事はそんなに簡単じゃないのですね。
わが家はよかった、わたしはあんなんじゃない…と
ほっと安堵するよりも、
辛い気持ちのほうが強く残ります。

『もう頬づえはつかない』や『五番町夕霧楼』って
ほとんど『鬼畜』と同じ時期。
ほんと、わたしたちもこんな年齢になったんですね(笑)
9. Posted by kazupon   January 16, 2007 12:52
悠雅さん
多分今年初めてだと思います。今年もどうぞ
よろしくお願いします。
ホントにシンプルでいいタイトルですよね。
そしてセリフが少ないのも気に入りました。
かといって退屈な映画ではなく、
自然の風景のキレイさと寂しさみたいなのが同時に
感じ取れる秀作だと思いました
10. Posted by 悠雅   January 16, 2007 23:13
◆kazuponさま
こんばんは。
こちらこそ、ご挨拶にも伺わないで失礼しています。
今年も相変わらずですが、どうぞよろしくお願いします。

ごちゃごちゃと余分な演出や台詞で説明せず、
日本の普通の田舎の風景の中の旅、
そして、奥田瑛二演じる刑事の視点があることや、
決して綺麗ごとで終わらせないことで、
内容は濃いのに冷静な作品になったと思います。

新年早々、いい作品に出会えてよかったですよね。
11. Posted by kimion20002000   March 28, 2007 11:07
TBありがとう。
ああ、あの曲は、実際に子供さんなんかが歌っていたものなんですか。
立ち位置がみえないというのは、誰にでも、おこりうる事だと思いますね。
12. Posted by 悠雅   March 29, 2007 00:27
◆kimion20002000さま
こんばんは。こちらこそ、TBとコメントありがとうございます。

そうなのです。
「天使のパンツ」は、成人した息子や娘が小さい頃
TVで歌っているのを聞いて、覚えてしまいました。
冷静に歌詞を読んだら、かなり変な内容なんですけど、
子どもたちは好きだったみたいです。

何かちょっとしたことで、見失ってしまう自分の立ち位置。
そう思うと、自分もこの登場人物の誰かになり得るかもしれないと、
ふと、思ってしまいました。

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