August 10, 2008

『篤姫』第32回

 〜桜田門外の変〜Ivy

 

 

 



第31回は、安政の大獄の弾圧が
篤姫が輿入れの際に尽力した村岡にも迫る。
一方、
薩摩から、ずっと苦楽を共にしてきた幾島が、
大奥を辞すると決心。
そして、第32回は、『桜田門外の変』。


幾島は、斉彬から託されたという、
桜島と薩摩を描いた掛け軸を置き土産に大奥を去った。
幾島に代わって、重野が天璋院に一番身近な存在になる。

家茂は、安政の大獄の責任を井伊に問うが、
井伊は暇願を差し出し、家茂を黙らせる。
だが、天璋院は井伊の駆け引きに怒りを露わにする。

薩摩では、打倒井伊を誓い、決起の動きが顕著になり、
冷静だった大久保も賛同している様子を知った小松帯刀は、
忠教に、有能な藩士たちを失いたくないと説く。
忠教は小松帯刀の真剣な思いを汲み、
幕府へ反旗を翻すことを中止させる書状を送る。
感激した大久保たちは、「誠忠組」を名乗り、
薩摩藩の礎となって働くことを決心する。

幕府は蒸気船咸臨丸をアメリカへ送る準備を進めており、
勝麟太郎が家茂と天璋院を訪ねる。
一方、天璋院は、
安政の大獄で処刑された人数の多さに怒るが、
井伊と語り合ううち、理解しあえる可能性も感じ始める。
だが、季節外れの雪が降った3月3日の早朝、
井伊直弼は桜田門外で襲撃され、絶命する。


あれほど、憎たらしさを極めた井伊直弼が、
実は茶道の達人で、
井伊に異議を唱える天璋院をも唸らせる腕であり、
お互いに理解の糸口が見えたか、と思った矢先、
桜田門外の変が起こる。
「実は、いい人かも」というところで退場、
極悪非道かと思われる井伊にも救いを残すことに。

ちょっと、役柄と年齢に隔たりがありすぎ!と思うんだけど・・・
それはともかく。
豪放磊落な勝が、天璋院に「土産」と称して会わせたのは、
8年ぶりのジョン・万次郎。
ミシンを持参しただけじゃなく、
万次郎さんは、天璋院に今更な爆弾発言。
「尚五郎さんは於一さまが好きだった」と。
当時は、尚五郎の気持ちに気付かずにいて、
今、それを聞いても
薩摩の娘時代と尚五郎を懐かしく思い出すだけって…
もちろん、万一気付いていたところで、
どうにもならなかったことだとは思うけど。
人を愛すること、失うことを知った今ならば、
懐かしむだけでは、
ちょっと尚ちゃんが気の毒な気がしなくはない。

桜田門外の変、というのは、
日本史で習ったとはいうものの、
何度聞いても、どうにも事の流れが覚えられなかったのだけど、
やっと、これで覚えられそうです。
水戸藩士が関わっていて、
あの決起に、芹澤鴨は加われなかった・・・と
確か、『新選組!』では描かれていたような・・・
段々と、『組!』の時代とカブって行くのですね。



★しつこく続く、今週の家定さま★
亡き公方さまのお気持ちがわかったような気がする・・・
と、あの井伊直弼の台詞でだけ登場。
天璋院さまは、家茂さまからの篤い信頼を受け、
井伊直弼とも対等に渡り合い、
御息災にお暮らしですから、どうぞ、ご安心を。
ちょっと尚ちゃんを思い出してましたけど。

★今週の尚ちゃん★
血気盛んだけれど、貴重な薩摩の人材を守るために奔走。
その立場と人柄が、ようやく生かされる時期が来て、
何とも頼もしい、縁の下の力持ちの役回り。
でも、万次郎さんから、若い日の想いを今更、勝手にバラされて、
それでもよかった?尚ちゃん!

★今週のポイント★
思い出というものは宝物。



tinkerbell_tomo at 21:28│Comments(2)TrackBack(27) テレビ番組のお話 

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24. 「篤姫」32話  [ ice-coffee ]   August 11, 2008 09:21
「桜田門外の変」 ついにこのときが来ました。。
25. 桜田門外の変!!  [ 函館 Glass Life ]   August 11, 2008 10:05
ついに幾島との別れの日が来ましたね{/sayonara/} 以前、幾島については紹介した事がありますので→こちら 『私は長い間そちが嫌いであった』と天璋院。 『私もあなた様にはほとほと手を焼きました』と幾島。 長い間苦楽を共にした二人らしい別れの言葉ですね。 もう一人 最...
26. 篤姫 第32回「桜田門外の変」  [ みはいる・BのB ]   August 11, 2008 20:54
先週で幾島さんとはお別れだと思ってましたが、今回が本当のお別れでした。(^^;;
27. 『篤姫』第32回「桜田門外の変」  [ strの気になるドラマ 気になるコト ]   August 11, 2008 21:28
殺されるべくして殺される井伊直弼。。幾島が大奥を去る日。それに際して「長い間、そなたが嫌いであった」と。。幾島は斉彬から預かったという鹿児島の絵の掛け軸を篤姫に。そして代わって重野が。井伊大老による安政の大獄。。幕府の維新をかけて。。しかし、人身を捉ま...

この記事へのコメント

1. Posted by 葉月   August 17, 2008 09:59
帰省客も帰り1週間遅れの(再)で観ました。
今回は天璋院と井伊大老との茶室でのシーン
が見応えがあり心を打たれました。

何年か前、彦根城で「井伊家の名宝展」を
観たのですが、能衣裳、茶道具、姫君の雛人形
書、和歌等雅で見事な品々に圧倒されて、
風流人で文化人の藩主のイメージを抱いてた
のでこのドラマでの老獪かつ強引な直弼に
戸惑いを感じてましたが〜
茶室での二人の語らいでほっとして、
時流に求められて思いがけなくも政争に巻き込
まれる運命に、部屋住みでも自分の思いのまま
埋木舎での生涯を過ごせていたらと、
思ったりしました。

尚ちゃんは偉くなっても純粋で真剣で素晴しい
青年ですね。
今夜は和宮登場物語は佳境へとたのしみですね。
2. Posted by ◆葉月さま   August 17, 2008 22:32
この時期、帰省される方も迎える側も、
皆さん、楽しい反面、いろいろと気を遣われることが多く、
暑い時期でもあって、大変な思いもされたことでしょう。

わたしはよくも悪くも、井伊直弼については歴史の教科書でしか知らず、
今回、井伊氏がこのような表現をされたことに特別な思いはなかったのですが、
ドラマに描かれていない部分をご存知の方ならば、
かなり抵抗がある描かれ方だっただろうとお察しします。
どんな時代のどんな方でもそうですが、
立場が人格より優先された場合、受けなくて済む謗りを免れなかったり、
不幸な人生を運命づけられたり…
立場など関係なく、個人の生活を全うさせてあげたいと思うことが多いですね。

和宮様については、何の知識もなくお恥ずかしいですが、
遅れ馳せながら、検索でわかる範囲で勉強しつつのドラマ鑑賞になりそうです。

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