August 11, 2008

スカイ・クロラ

僕は、大人にならないんだスカイ・クロラ






■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
声の出演: 菊地 凛子
       加瀬  亮
       谷原 章介
       栗山 千明
監   督: 押井  守
原   作: 森  博嗣
2008年 日本 121分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

最初はスルーかな、と思っていたけれど、
加瀬 亮が声の出演と聞いて、
一挙に鑑賞予定に入った作品。
以前に観た『イノセンス』では、鑑賞後、同行の娘と、
映画からの情報を繋ぎ合わせて、
登場人物や筋書きを確認しても尚、
わからない部分が埋まり切らなかった、という経験があるが…
ともかく、観てみることにした。



物語は。


函南優一は、ロストック社に所属する戦闘パイロット。
ある日、前線基地に配属されてきた。
仕事仲間に前歴を問われるが、
何故か、以前の記憶がぼやけている。
彼にわかっているのは、自分の名前と、
自分が≪キルドレ≫であること、
戦闘機の操縦方法だけだった。

基地の司令官、草薙水素は、
以前はエース・パイロットだったというが、
「前任者を殺した」という噂がある女性。
優一は、自分と同じ≪キルドレ≫である水素に惹かれてゆくが・・・


とある時代の、とある戦争。
空中戦を闘うパイロットたちは、≪キルドレ≫と呼ばれ、
決して大人にならず、戦闘で死亡する以外は
いつまでも生き続ける運命にあった。
闘いの日々、疑問や苦悩と共に生きるキルドレたちの物語。

なのだが。

今はいつ?ここはどこ?アナタはだあれ?…という情報が
ほとんど提示されないまま進む作品は、
特に珍しくないけれど、
作品の冒頭から早速展開するのが、
目も眩むような戦闘機の空中戦だったりすると、
個人的には守備範囲外で苦手意識もあったりして、
想像力の限界を感じたりもした。
基本設定の段階で、ちょっと寂しい気持ちになったけれど、
かなりお粗末な想像力で補いながら、
後半でお話について行けるようになる。
簡潔でわかりやすい説明が入ったおかげだろうか。
その説明の方法に、是非はあるとしても。


冒頭、まるで自分が戦闘機を操縦しているかのような視界が
画面いっぱいに広がって、物語は始まる。
一生かかっても、きっと体験することがない、
操縦席からの景色を楽しんでいて、
わくわくとした興味が広がり始める。
やがて、「子供」だという人間たちが、
この戦争の、戦闘機のパイロットであることの意味や、
何故、この状況があるのか、という疑問の答えを知りたくて、
淡々と、かなり言葉少なに、
言い換えれば、詩的に綴られる物語に
身を委ねることになる。
意味不明な短いシーンも、きっと見逃さないでおけば、
作品全体で、バラバラに説明されるそれらの意味を
ラストで感じられるようになるのだが、
その時は、ばら撒かれる謎の1つでしかない。

戦闘で、仲間を失いながらも、
ただ、与えられた任務をこなしている優一とって、
「異質」な敵に対する思いが形を成した時、
これまでにない転機が訪れる。
そのようなことを、何度となく繰り返して、
彼は「この世界を生きて」ゆくのだろう。
彼らから、わたしたちは何を学ぶべきだろうか。
大きな問いが投げかけられている。

アニメーション作品だけれど、
部分的には実写と見紛うような戦闘機や、
これこそ、アニメーションです、という絵の人物や、
美しくダイナミックな風景など、
様々な素晴らしい手法で、この世界が描かれている。
抑揚がなく、厭世的な雰囲気が漂よう会話も、
静かな佇まいの主人公たちも、
後になって考えれば、このテーマの作品には相応しい。
観終わって数時間、あれこれと思い返しているうちに、
なるほど、そういうことかと思い当たったり、
もしかしたら、別の考え方もあるかと思ったり、
知らず知らず、あれこれと思い巡らしている。

原作の、森博嗣氏の著書は
『すべてがFになる』しか過去に読んだことがなく、
相当頑張って読んだ覚えだけがあるのだが、
この作品の原作者だというのが、ちょっと不思議な感じ。
おそらく、言葉を費やして描かれているであろう原作、
きっと面白いだろうな…
そう感じさせるものが、俯瞰した全体像から感じ取れた。

そうそう、それから。
彼が吹き替えをしているから観ることにした、加瀬亮。
初挑戦の吹き替えに相当戸惑い、
これでいいのかどうかの判断がつかず、
普通の何倍もの時間がかかったのだとか。
明るい役柄の谷原章介さんの柔らかな声もよかったけれど、
いくら加瀬くんと言えども、(彼だからこそ?)
優一をどう演じるのか、難しかっただろうことは想像に難くない。
個人的には、加瀬くんの、
「〜だろうか」などという台詞の、
最後の「か」の発音の仕方が好きなので(変ですか)
筋書きとは無関係に、にんまりしてた不謹慎なワタシ。


予想していた以上に、
詩的で、テーマ性とメッセージ性が強く、
後からじわじわと効いてくる作品。
現代に投げかけられた問いかけに、
わたしたちは答えを導き出せるだろうか。
もう1度観たら、
また、違う何かが見えてくるかもしれない。



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この記事へのコメント

1. Posted by rose_chocolat   August 11, 2008 22:42
TBありがとうございました。

この映画、押井監督は希望を描きたかったとおっしゃっていますが、私は逆に現状の閉塞感がのしかかってきたように思えました。
実にうまくとらえているし、また現状もそのものであるし。だけど難しい映画でした。
そして素晴らしい映像に感激しました。あそこまでアニメでできるとは・・・。
2. Posted by ◆rose_chocolatさま   August 11, 2008 23:17
こんばんは。
TBだけ送った後、ちょっと雑用をしてしまったら、
その間に先にコメントをいただいてしまいました。
いつもながら、失礼してばかりでごめんなさい。

アニメーションに詳しくないので、
一体、どうやったらあんな映像が作れるのだろうと
ひたすら感心して、ダイナミックで美しい映像を楽しんでましたが、
一方では、観るたびに感じ方が違うような内容で、
何度も観なければ、自分なりの結論が出ないのかもしれないと思ったりします。
あるいは、第一印象だけで十分なのかもしれないですが、
観た直後に感じた閉塞感が、感想を書くうちに、
希望を見た気分に変わってきた自分が不思議でした。
映画館で観ている時よりも、今のほうがずっと好きになっている気がします。
3. Posted by 睦月   August 12, 2008 15:45
悠雅さん、こんにちわ。

加瀬さんの声優っぷり。
私、決して嫌いじゃありませんでした。
函南という主人公の虚無っぷりが、なんとなく加瀬さん
のイメージに合っていて、そんなに違和感もなく。

谷原さんはアニメ声優の常連になりつつありますね。
彼はとっても上手だなあって思います。

凛子さんは・・・なんとなくいまいち掴み所がないなあ
と思った程度で(苦笑)。

映画自体は、とても詩的な印象でしたけれど、
私なりになにかを感じ取ったようで・・・。
なんとなく好きだなあって思える1作でした。
4. Posted by たいむ   August 12, 2008 17:29
悠雅さん、こんにちは。
「F・・」とは随分と趣が違いますので、書店や図書館でパラパラめくられてみるのもよいかもしれません。

私は、感じたことをひとりで納得する作品だと思っています。答えは人の数だけあってないもひとしく、知ることや感じることが大切だというモノだと解釈しています。
5. Posted by ◆睦月さま   August 12, 2008 22:00
こんばんは♪
もうホントに、ミーハーなわたし(笑)
加瀬くんが吹き替えと聞くまでは、特に興味なかったくせにね。
声だけで表現することが初めてで、自分でなかなか納得できなくて…という、
悩んで試行錯誤の後の台詞だったのだろうな、なんて思いながらのせいか、
この情報の少ない作品と、微妙な距離感で観ていたと思います。

水素というキャラクターと、菊地凛子さんのあえて平板な台詞回しが
似合っていたような、よくわからないような。
思えば、『バベル』では表情は観たけど声を聞いてないのよね。
谷原さんの吹き替え、わたし初めてだったのだけど、
彼は吹き替えにも向いてるのね。

詩的で、感じ、考えさせるところが多くて、
観るタイミングなどでもすっかり印象が変わりそう。
またいつかWOWOWなどで放送されたら、もう一度観てみたい作品です。

6. Posted by ◆たいむさま   August 12, 2008 22:08
こんばんは。
『すべてがFになる』は刊行当時に読んだので、記憶は不確かだけれど、
この作品とは傾向が違うことくらいは覚えていたので不思議な感じだったんです。
そうね、一度ページを繰ってみますね。

こういう作風の作品の感想は、受け取り手の自由な感性に委ねられて、
何からどう感じようと構わないというスタンスなのでしょうね。
確固たる何かを感じて掴んだ方もあれば、
何かを感じているのに、その正体に辿り着けないわたしのような者もいて、
それでいいのでしょう。
いつか再見した時に自分がどう感じるのか、楽しみな作品と言えるかもしれません。
7. Posted by kazupon   August 13, 2008 22:33
悠雅さま
こちらにも!この映画はなんばで初日舞台挨拶
の回を見てきました!
観た後原作に興味を持ちましたけど、みょーに
深いものを感じる映画で、観終わった後も
あれこれ考えております。
アニメのそういう作品って、意図的だったりしすぎて逆に拒否反応を持ってしまうときもあるんですが、この作品の「いろいろ取り去った」省略した
感じがとても気に入りました。
でも切ない作品ですよね。
そうそうライブドアにほぼトラックバックできない
ようなのでコメントばかりですいません!
8. Posted by ◆kazuponさま   August 14, 2008 22:01
こちらにもありがとうございます。
公開が『ダークナイト』の先行と重なり、
ちょっとバタバタの続く昨今、出かけるのが遅くなってしまいました。

最初、不思議な作品だと思ったんですが、
観た直後には感じなかったものを、後から後から感じ、考え始めました。
思えば、アニメーションという枠を外せば、
好きな種類の作り方の作品だったのですから、
後からじわじわと来てもおかしくなかったんですけどね。
深いテーマの切ない作品でした。。。

TBの件。
いつもご迷惑かけて申し訳ありません。
どうか、お気になさらないようにお願いしますね。
9. Posted by 健太郎   September 12, 2008 22:51
4 こんばんは。遅くなりましたが観てました。
今までの押井監督なら喜んで飛びつく「戦争」をあえて語らず、キルドレに象徴されていたように「大人になるとは?」に終始徹していたのは驚きました。
大変失礼な言い方ですが、押井監督自身が「大人になった」ように感じてしまいました。
「大人になるとは?」の答えは人それぞれだと思うのですが、映画の中でそこかしこに「答えへの道しるべ」が示したあったように感じました。
私は特に、栗山千明が声を当てたキルドレの女性パイロットの独白に強く感じるものがありました。
10. Posted by ◆健太郎さま   September 13, 2008 23:20
こんばんは。

わたしはこれで押井作品は2作目で、
この作品自体も、声の出演の顔ぶれで観に行ったので、
押井作品を語ることができなくてごめんなさいね。

設定などの説明もなく、想像を繋ぎ合わせながら観たような感じでしたが、
丁寧に説明された作品よりも、感じるものが多かった作品で、
テーマは深くて、また切ないもので、
観終わった後も、あれこれ考えていた気がします。
11. Posted by 健太郎   September 20, 2008 00:30
2 遅くなってしまいましたが又来ました。
TB&コメントありがとうございまいた。

この作品は押井作品の中でも別格です。
こんなにもわかり易くストレートなのはぶっちゃけ「押井監督ではないです」。

必要な部分のみに特化したのでメッセージがとてもストレートでしたね。
12. Posted by ◆健太郎さま   September 20, 2008 10:02
再度、お越しくださってありがとうございます。

押井作品について、詳しくないので、
らしいのか、らしくないのか、わたしは判断できませんが、
ずっと、ファンとしてご覧になってきた方のご意見なら、
きっと、そうなのでしょうね。

設定などがもう少し早めに理解できる作りだと
全く予備知識のないわたしなどは助かったのですが。

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