November 12, 2008

ブタがいた教室

  「命」への責任。正解のない、Pちゃんと26人の1年間。ブタがいた教室






■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: 妻夫木 聡
    大杉   漣
    原田美枝子
    田畑  智子
    池田  成志
    ピエール瀧
    近藤  良平
監督: 前田   哲
2008年 日本 109分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

この作品の元になった、
TVのドキュメンタリー番組を観た記憶がある。
詳細まで覚えてはいなかったが、
最終的な判断と結果は、強い印象として残っていた。
それが、映画化されたと知り、
やはり、きちんと観てみようと思っていた。



物語は。


ある小学校の6年2組。
担任で新任教師の星先生が、
1匹の子ブタを連れて教壇に立った。
「6年2組で育てて、食べようと思います」
子どもたちは「食べる」という言葉を聞き、驚きながらも、
早速、目の前の愛くるしい子ブタに夢中になる。
校庭の一角に、自分たちの手で小屋を作り、
餌から排泄まで、交替で世話をする。

子ブタは『Pちゃん』と名づけられ、
まもなく、Pちゃんは6年2組の「仲間」になった。
様々な困難が降りかかるが、
やがて、夏になり、秋が過ぎ、冬が来て、
卒業までのカウントダウンが始まった。
Pちゃんがこのクラスに来た当初の目的は
「育てて食べること」。
でも、1年間、共に過ごした子どもたちには
Pちゃんを食べる気持ちにはなれなくなっている。
・・・Pちゃんをどうするのか・・・
6年2組の26人と星先生は、どんな結論を選ぶだろうか。



1990年、大阪のある小学校で行われた、
実際の授業を追ったドキュメンタリーが放送され、
それを観て感銘を受けた前田哲監督が、
10年以上にわたって構想を重ね、映画化した作品だ。

多少の設定の違いはあるが、
Pちゃんというブタを学校で飼い、
Pちゃんをどうするかについての大激論があったことは同じ。
その、「討論」の場面といったら、
自分がまるで、その教室の一員であるかのような臨場感。
あまりの空気に、
本物のドキュメンタリーではないかと感じたのだが、
聞くところによると、その場面の撮影では、
子どもたちには白紙の台本が渡されたのだという。
Pちゃんを食べるか、食べないのか。
6年2組の子どもたちは、それぞれ自分たちで考え、
思いの丈をぶつけあった。
これは、
過去の授業を追体験した子どもたちの
もうひとつのドキュメンタリーだったのだ。

大人なら、これまでの経験や知識から、
「食糧」として飼育しようとする動物に対して、
一旦、名前をつけてしまったら、
後々感情が理性に勝る日が来るだろうと予測するだろう。
けれど、そこは11〜12歳の子どもたちである。
これまで触れたこともない、可愛い動物が目の前にいたら、
素直に可愛いと感じ、心からの愛情を注いで、
精一杯の世話をして、友達になってしまう。
当初の目的を忘れ、
特別な友だちの存在を、失いたくないと思うのは、
無理からぬことに違いない。
けれど、自分たちの卒業とともに、
Pちゃんの行く末を決定しなければならないのだ。

担任の星先生は、ともすれば脱線しそうになる「討論」を、
軌道修正することのほかには、所謂、「指導」をしない。
クラスが、「食べる派」「食べない派」に二分されても、
片方を説得するわけでもなく、
正解、あるいは理想と思える着地点に向かって誘導もせず、
子どもたちにとことん考えさせ、意見を出し合わせる。

1年間の飼育の様子や、周囲の反応も描かれるが、
まるで、作品の大半の時間をそれに費やしているかのような、
子どもたちの話し合いは、強烈なインパクト。
如何にも、子どもらしい発想もあれば、
単なる感情論や屁理屈、売り言葉に買い言葉もある一方で、
子どもとは、小さな大人だ、と感服する表現もある。
子どもたちが如何に真剣に考えているのかが伝わって、
それぞれの必死な訴えかけに、悲しいわけではないのに、
知らず知らず、涙が零れ落ちてしまった。


わたしは、もしこのクラスの一員だったら、
いったい、どちら側にいただろうと想像する。
今なら、「食べる派」だとは思うけれども、
その時なら、どうだっただろう。
「食べない派」の感情的な意見に対して、
感情は感情として、自分がどう受け止めたら納得できるか、
「食べる派」に居て、考え続けているだろうか。
今となっては、わからない。

Pちゃんを食べなくても、他に食べ物がある環境では、
自分たちが仲間として接してきたブタを
やがては食糧となる家畜であると考えることは難しい。
もし、自給自足の生活をしているとか、
自分たちの食べ物は、
この目の前のブタしかない、という極限状態にならない限り、
感情との戦いが消えることはないだろう。

もしこれが、クラスで植物を植え、世話をして育て、
葉や実や根が成長したら食べましょう、ということならば、
喜びと明るい笑顔の『収穫祭』となっただろうに。
人間が生きるために必要な、
「人間以外の他の生物の命」であることに変わりはないのに、
植物と動物では、こんなにも違う感情を持つことになる。


この作品を、
できるだけ「作品」として観た感想を書きたいと思ったが、
なかなか、思うに任せない。
描かれる内容が、実際にあったことだけに、
また、自分も、
他の生命を引き継いで生きている生命体であるだけに、
あれもこれも、と感情が沸いて出てくる。

食事の時、何気なく、半ば習慣化して言っている、
「いただきます」。
そう言うときは、合掌をするのだと
親から教えられ、わたしもわが子たちに教えた。
娘もきっと、孫に伝えてゆくだろう。
今は、親が給食費を払っているのだから、
給食で「いただきます」と言わせるな、という親もあるそうだが、
それぞれの価値観がどうあれ、
自分以外の命を頂き続けて、今日のわたしが在るのだから、
わたしはそれら無数の命に対して、
真摯に合掌して、言わねばならない。
「いただきます」と。
有難くいただいて、「ご馳走さまでした」とも。


◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子どもたちから、「ホシベー」と呼ばれている、
担任の星先生を演じた、妻夫木くん。
わたしはこれまで、『ザ・マジックアワー』と
『パコと魔法の絵本』以外の彼を、
まともに観たことがなかった気がする。
難しい役どころだと思うけれど、
子どもたちと共に考えてゆこうとする先生を好演。

星先生の方針を理解し、応援してくれる校長先生に
原田美枝子。
この人、いつまでも綺麗ねぇ・・・
こんな校長先生ばっかりだったら、
世の中、もうちょっと違ってると思う。
また、田畑智子、大杉漣、ピエール瀧、近藤良平、
イヤな(ホントの)ことをずけずけ言う池田成志も
登場時間は長くないけれども、
みなさん、とっても良かったです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆



tinkerbell_tomo at 22:59│Comments(4)TrackBack(30) 日本の映画 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. ブタがいた教室  [ 花ごよみ ]   November 12, 2008 23:25
妻夫木聡が赴任先の小学校に、 ブタを連れてくる新任先生役。 許可を与える校長先生が原田美枝子。 他には大杉漣、田畑智子らが共演。 「卒業までの1年間ブタを飼って、 大きくなったら食べたいと思います」 新任の星先生の言葉。 その言葉に従って、 6年2組の生徒達は、...
2. 「ブタがいた教室」ある意味、今年1番の問題作。  [ シネマ親父の“日々是妄言” ]   November 12, 2008 23:29
 ある小学校で行なわれた“実践教育”の実話をベースにした映画化。「ブタがいた教室」(日活)。う??ん、こんな映画やったンや。いやあ、こりゃあ色々考えさせられますな??。  4月。新任の星先生(妻夫木聡)は、担任になった6年2組の教室に、1匹の子豚を連れてくる...
3. 「ブタがいた教室」Pちゃんを飼って初めて知った全てに注がれている愛情を知る生きる授業  [ オールマイティにコメンテート ]   November 12, 2008 23:34
5 「ブタがいた教室」は1990年に実際に行われた小学生の授業でブタを飼うドキュメントを映画化した作品で小学6年生が1年間ブタを飼って最後には食べるという事で飼うが、次第に愛情が生まれブタを巡り激論を交わして最後に結論を出す事になるストーリーである。人間であ....
4. 映画「ブタがいた教室」をyahoo!ムービーレビュアー試写会...  [ masalaの辛口映画館 ]   November 12, 2008 23:49
 14日「ブタがいた教室」@シネマート銀座試写室 今回はYahoo!ムービーレビュアーを招いた試写会で客席はほぼ満席だ。 映画の話 6年2組を担任することになった新米教師の星(妻夫木聡)は、食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案す...
5. ブタがいた教室  [ 映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評 ]   November 13, 2008 00:15
この映画最大の魅力は、6年2組の子供たちと星先生の懸命な思いだ。1年間大切に飼育したブタを食べるかどうかで大論争が巻き起こる。命の大切さ、食べ物と人間の関係など、本やTVで大反響を呼んだ実践教育は実話がもとだ。映画でも、白紙の脚本から導かれた子供たちの本....
6. ブタがいた教室  [ 5125年映画の旅 ]   November 13, 2008 06:58
4 小学校の新任教師・星は、授業の一環としてクラスで豚を飼い、卒業の時にその豚を食べようという企画を提案する。子供達は大喜びで豚を飼い始め、小屋の製作やエサの回収、フンの掃除など、動物の飼育に積極的に関わっていく。しかし、だんだん豚に愛着が湧いてきた子供達...
7. 『ブタがいた教室』  [ 京の昼寝〜♪ ]   November 13, 2008 08:16
□作品オフィシャルサイト 「ブタがいた教室」□監督 前田哲 □脚本 小林弘利 □キャスト 妻夫木 聡、大杉 漣、田畑智子、池田成志、原田美枝子、ピエール瀧、戸田菜穂、伊藤奈月、大和田結衣■鑑賞日 11月1日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★...
8. ブタがいた教室  [ 象のロケット ]   November 13, 2008 09:16
新米教師の星と6年2組の子どもたちは「大きくなったらみんなで食べる」約束で子ブタを飼い始める。 「Pちゃん」と名づけ毎日世話をするうちに愛情は膨らみ、「かわいそうでとても食べられない」という声が増えてゆく。 卒業までに結論を出さなくてはならないが、「食べる」...
9. ブタがいた教室/妻夫木聡  [ カノンな日々 ]   November 13, 2008 10:26
この映画は絶対観たいと思ってたんですよね。もう10年くらい前になるのかな?この映画のもとになった出来事、大阪の小学校であるクラスで行われた「豚を飼育して食べる」という実践教育の様子を取材したドキュメンタリーを私はとても強い関心を持って見続けていました。 ....
10. ブタがいた教室(映画館)  [ ひるめし。 ]   November 13, 2008 10:51
本当に食べるの?
11. 映画「ブタがいた教室」を見ました☆  [ あれこれと、好きなもの(^O^)♪ ]   November 13, 2008 11:21
『ブタのPちゃんはペットなの?食べものなの?』 11/4(火)鑑賞しました 今年、邦洋あわせて11作目となります ☆監督: 前田哲 ☆出演: 妻夫木聡 26人の子どもたち …ほか ☆あらすじ: 「ブタを飼って大きくなったら、みんなで食べよう!」 新米教師・星先生(妻夫木...
12. 『ブタがいた教室』  [ めでぃあみっくす ]   November 13, 2008 14:24
自分たちで飼育したブタを食べるか、食べないか。私はこの映画を見る前から「食べる」派でしたし、映画を見終わってもその意見がブレることは一切ありませんでした。なぜならかつて犬を飼っていた私には犬であろうとブタであろうと、一緒に楽しい時間を過ごしてきた家族を他....
13. 「ブタがいた教室」(試写会)みた。  [ たいむのひとりごと ]   November 13, 2008 19:36
「6年2組で子ブタ飼って育てましょう。そして大きくなったら食べようと思います。」星先生によって教室に連れてこられた子ブタは無垢でどこまでも愛くるしい。子供たちも無邪気に「面白そう!」と星先生の提案に賛
14. 【映画】ブタがいた教室  [ 新!やさぐれ日記 ]   November 14, 2008 20:18
▼動機 絶対的使命感 ▼感想 お見事。参りました。 ▼満足度 ★★★★★★★ びっくり ▼あらすじ 6年2組を担任することになった新米教師の星(妻夫木聡)は、食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案する。校長先生(原田美枝子)にも相談...
15. 「ブタがいた教室」:東小松川小学校前バス停付近の会話  [ 【映画がはねたら、都バスに乗って】 ]   November 14, 2008 22:39
{/hiyo_en2/}きょうは、ここでそばかうどんにしておく? {/kaeru_en4/}いや、ポークカレーとかポークジンジャーとかポークカツレツとかないのかな? {/hiyo_en2/}なに、それ。信じられない発言。「ブタがいた教室」を観たあとで、よくそんなこと、言えるわね。 {/kaeru_en4/...
16. 映画『ブタがいた教室』(お薦め度★★★★)  [ erabu ]   November 15, 2008 00:22
監督、前田哲。脚本、小林弘利。原案、黒田恭史。2008年日本。人間ドラマ映画。出
17. ブタがいた教室  [ future world ]   November 15, 2008 00:31
私なら、Pちゃんを食べれません。。。 1990年に大阪のある小学校で実際にあったお話を基に作られたらしい。 う〜ん・・・やるよね、っていうかかなりチャレンジャーだよ、この先生は。。 「このブタをみんなで飼いたいと思います、そして最後はみんなで食べたいと思い...
18. ブタがいた教室◎“いのち”と向き合うことの大事さを・・・・。  [ 銅版画制作の日々 ]   November 15, 2008 00:54
“いのち”の長さは誰が決めるの? 妻夫木聡×26人の子どもたちが考える“いのち”について。 この作品を観てが〜んと一発パンチをくらった気がします。それだけ大事な問題定義を与えてくれた作品でした。生き物を飼うということを、どれだけの多くの人が真剣に考えて、...
19. ブタがいた教室  [ Thanksgiving Day ]   November 16, 2008 00:28
映画「ブタがいた教室」を観てきました!! この映画は正直言って、ノーマークだったんですよ。 でもいろんなところで、なかなかいいって話しを聞いて、「これはぜひ観に行かなければ!」と思ったわけです。 こんな内容の映画です。 ↓↓↓ 『「卒業までの1年間でブタ....
20. ブタがいた教室  [ 週末映画! ]   November 16, 2008 22:50
期待値: 86% TVドキュメンタリーの映画化 出演:妻夫木 聡、大杉 漣、田畑智子、池田成志、原田
21. 映画:ブタがいた教室 観てきました  [ よしなしごと ]   November 24, 2008 06:00
 DVDが出たらレンタルすればいいやと思っていたのですが、好きな女優であり歌手である高畑充希ちゃんが東京国際映画祭に行ったというので、僕も劇場に行くことに。。。(東京国際映画祭じゃないけど。)と言うわけで、ブタがいた教室観てきました。
22. 『ブタがいた教室』 (2008)/日本  [ NiceOne!! ]   November 28, 2008 05:12
監督:前田哲脚本:小林弘利原案:黒田恭史出演:妻夫木聡、原田美枝子、大杉漣、田畑智子、池田成志、戸田菜穂公式サイトはこちら。<Story>「卒業までの1年間でブタを飼育し、最後にはみんなで食べたいと思います」─新任の星先生(妻夫木聡)の提案に6年2組は騒...
23. 『ブタがいた教室』@シネリーブル池袋  [ 映画な日々。読書な日々。 ]   December 01, 2008 17:43
(C)2008「ブタがいた教室」製作委員会 「卒業までの1年間でブタを飼育し、最後にはみんなで食べたいと思います」─新任の星先生の提案に6年2組は騒然となる。校庭の片隅に小屋を作り、掃除、エサやリなど生まれて初めての経験に戸惑いながらも、成長してゆくブタに愛着を抱
24. 【ブタがいた教室】答えのない教室  [ 映画@見取り八段 ]   December 03, 2008 21:31
ブタがいた教室 監督: 前田哲 出演:  妻夫木聡、原田美枝子、大杉漣、田畑智子、戸田菜穂 公開: 2008年11月 泣いた。。。 何かに感??..
25. 映画「ブタがいた教室」  [ FREE TIME ]   December 03, 2008 23:49
先日、映画「ブタがいた教室」を鑑賞しました。
26. すごく正直で誠実な作品。『ブタがいた教室』  [ 水曜日のシネマ日記 ]   December 09, 2008 23:38
「食べる事」を前提に育ててきた「ブタ」を巡り、論争を巻き起こす物語です。
27. mini review 09365「ブタがいた教室」★★★★★★★☆☆☆  [ サーカスな日々 ]   May 05, 2009 06:48
ドキュメンタリーとしてテレビ放映され話題を呼んだ、大阪の小学校の新任教師による実践教育を基に映画化した感動作。1年間大切に育ててきたブタを食べるかどうかで大論争を巻き起こす子どもたちの、うそ偽りのない表情にカメラが肉迫する。『涙そうそう』の妻夫木聡が教師役...
28. ブタがいた教室  [ mama ]   August 15, 2009 11:44
2008年:日本 監督:前田哲 出演:妻夫木聡、原田美枝子、田畑智子、大杉漣、池田成志、ピエール瀧 1990年に大阪の小学校で実際に行われ賛否両論を巻き起こした授業を映画化。6年2組の担任となった新米教師の星先生は、子ども達に生き物を食べるということに真剣に向....
29. 「ブタがいた教室」 本物の涙  [ ノルウェー暮らし・イン・London ]   March 10, 2010 02:27
ずっと家にあったのに見ていなかった映画。 わーっっ!りょうたが6年生のうちに、一緒に見なくては!! 今週末に卒業式を控えたりょうた。 ブタを飼育した6年生の一年間を追った話は、今こそ見るべきだわ☆
30. ブタがいた教室 : 「命」とは何だろう?  [ こんな映画観たよ!-あらすじと感想- ]   November 12, 2012 19:47
 今日は、久々に晴れ間がありました。いいものですね。では、本日紹介する作品はこちらになります。 【題名】 ブタがいた教室 【製作年】 2008年 【製作国】 日本 【鑑賞

この記事へのコメント

1. Posted by たいむ   November 13, 2008 19:07
悠雅さん、こんにちは。
私もほぼ同じような感想です。それに私もただ涙がこみ上がりました。

ただ、ペットのような目で見て可愛がる子供たちには、名前をつける以前に、もう少し「動物を食べる」という事について説明すべきだったかもしれないと今は思っています。
「命の学習」として考えさせる貴重な体験授業とは思いますが、やはり子供たちに対して冷酷でもありますよね。

「おくりびと」は大人バージョンでしたが、今年はこの手のテーマが目立ちますね(^^)
2. Posted by ◆たいむさま   November 13, 2008 21:04
こんばんは。
お互い、同じようなことを感じたのですね。
そして、気がついたら涙が零れ落ちてしまいました。

わたしもね、最初に名前をつけた時に、教頭先生が反対して、
あそこでもう少し、子どもたちにも説明したほうがいいんじゃない?と
その時感じた違和感がわたしの中でもずっと残っていたのです。
先生はそのことについて、どう考えていたのか、それは訊いてみたいです。
大人でも割り切り難い問題を、実体験として受け止めた子どもたちには
やはり、残酷な決断であったことに間違いないでしょう。

ホント、いろんな側面から「命」を考えることが多い1年ですね。
3. Posted by ひきばっち   November 17, 2008 10:31
4  はじめましてm(__)m。
私も自分のブログでこの映画を紹介しました。
自分たちがかわいがっているPちゃん、・・。
やはり、抵抗があるのも解りますねぇ・・。
大人になってしまえば、「食べる派」で全く抵抗はないんですけれど、もし自分が彼らと同じ年齢だったら、迷うかもしれません。
「命の長さはどうやって決めるんですか?」の問いに、思わず涙がでそうになりました・・。
妻夫木さん、原田三枝子さん、大杉漣さん始め先生方、6年2組の皆さん、素敵な映画をありがとう!
4. Posted by ◆ひきばっちさま   November 17, 2008 23:40
はじめまして。
ご訪問とコメント、ありがとうございます。

生きている動物に愛情を持って飼い、
感情を割り切らないまま接するのですから、
どうしても、「仲間」を食べる、という気持ちになってしまいます。
感情をぶつける「食べない派」と
さらに一歩進んで考え、泣く泣く答えを出した「食べる派」。
12歳の自分なら、どっち側にいたのか…
大人たちは誰しも、そう考えることでしょうね。

台本なしで、自分たちの言葉で考えて発言した子どもたち。
彼らの精一杯の言葉に、何度もハッとさせられ、
言い様のない涙が溢れてしまいました。
たくさんのことを考える機会をもらえたこと、
そういう映画に出会えたことに感謝です。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔