December 04, 2008

つぐない

13歳の暑い夏の日。少女が見たもの。Atonement贖えない罪。







■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: キーラ・ナイトレイ
    ジェームズ・マカヴォイ
    シアーシャ・ローナン
    ロモーラ・ガライ
    ヴァネッサ・レッドグレーヴ
    ブレンダ・ブレシン
    パトリック・ケネディ
    ベネディクト・カンバーバッチ
    ジュノー・テンプル
    ピーター・ワイト
    ハリエット・ウォルター
    ジーナ・マッキー
    ダニエル・メイズ
    アンソニー・ミンゲラ
監督: ジョー・ライト
原作: イアン・マキューアン『贖罪』
2007年 UK 123分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

何という素晴らしい作品。
映画として、きっと忘れられない作品になるだろうが、
この原作となった小説を、是非読みたいと思った。
そう。これが「小説」だ。



物語は。


1935年イングランド。暑い夏のある日、
政治官僚タリスの邸に、長男が休暇で帰ってくる。
兄とその友人を迎えるのは2人の妹。
大学を卒業したセシーリアと
小説家を夢見る13歳の妹、ブライオニー。
今夜の歓迎パーティで上演したい自作の戯曲があるが、
彼女の思い通りに事が運ばずに、自分の世界に入り込む。

この邸の使用人の息子ロビーは
姉のセシーリアと幼馴染だが、
2人は最近、あまり口を利かなくなっている様子で、
ブライオニーはそれがちょっと気になっている。

そして、彼女は
セシーリアとロビーの不可解な光景を目にして、
2人の様子を、彼女なりに理解した。
その後、いくつかの偶然と、誤解と、ある種の嫉妬から、
とても重大な事件が起きた時、
ブライオニーは「犯人はロビーだ」と告発する。
ロビーは弁明も許されず、無実の罪で逮捕された。

それが、セシーリアとロビーとブライオニーの
長く過酷な物語のはじまりだった。



13歳の多感で夢想的な少女が
衝撃的で性的な場面を3回目撃する。
複雑なものを抱えた彼女の一言が、
彼女と、彼女の姉と、その恋人の運命を狂わせ、
彼女自身も贖えない罪を背負い続けてゆく。

冒頭から聞こえる、タイプライターを打つ音が
このお話の性格を物語る。
13歳のブライオニーが成長して、
この時のことを回想しているのだと。
彼女は今、どんな立場でどんな思いで
この過去の1日を見つめているのか。
彼女には出る幕がなかったはずの、
壊してしまった大人の世界を。


この作品は、長編小説の映画化だが、
原作を未読だったことが幸いだったと言うべきか。
13歳だった少女の偽りの証言と、
それ故に狂わされた恋人たちの運命を描く物語…
と思っていたのだが、
最後に待っていた結びは、思いがけないものだった。
途中、面白い表現だ、と感じた、
1つの場面を別の視点で繰り返し描く方法。
気がつくと、BGMのように聞こえていた規則正しい音。
ブライオニーという少女の理解し難い内面。
それらの全てが、そこに収束してゆくのか。

ほとんど、セシーリアになって観ていた前半と中盤のまま、
まったく予期にないラストを迎えて、
零れる涙が、別のものに変わった。
なるほど・・・なるほど・・・
それが、
この物語の、神の視点である語り手の意図だったのか。
なんと、小説的(なんて言葉があるのだろうか)なこと!
これは、この作品の原作としてではなく、
1つの小説として、イアン・マキューアンの『贖罪』を
改めて読んでみたいと強く思う。

一方で、
映画に描かれた、若い恋人たちを思い、
13歳の少女の心情と罪を思う。
こんなにも、恋人たちを悲しく思うのは、
幸福が訪れた途端に引き裂かれた絶望と、
何があっても少しも揺るがない相手への想いに打たれ、
ひたすら、2人の幸福を願うからだろう。
2人が幸福であれば、
彼らを不幸にしたもう1人も、救われると思うからだ。

果たして、そのもう1人は救われたのか。
もし、この作品が近くで上映されていたら、
わたしは何度も映画館に通っただろうと思う作品だった。



◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

妹の証言のせいで、引き裂かれてしまう恋人たちを
キーラ・ナイトレイとジェームズ・マカヴォイが
心に焼きつくような情熱的な演技で魅せている。
何と言っても、ジェームズ・マカヴォイ、いいですわ(またか)。
何度も何度も大写しになる彼の白い肌と蒼い瞳と
その時々の表情に、
まるで呆けたように、すっかり心を奪われてしまう。
噴水の前や、図書室の書架や、タイプライターの前、
そして、4年後の彼の姿や表情が
当分、心の中で大きな位置を占めそうな気がする。

13歳のブライオニーを演じて、
アカデミー賞助演女優賞候補になった
シアーシャ・ローナン。
この設定にぴったりの雰囲気で、
この複雑な少女の心情を、余すところなく表現している。

マイク・リー監督作品『ヴェラ・ドレイク』で
長男を演じたダニエル・メイズ。
惚れちゃう色男、というのではないが、
わたしが好きな俳優さんの1人。
この人が、この作品で果たす力は大きい。

同じく、マイク・リー監督作品『秘密と嘘』や
この作品の監督の『プライドと偏見』、
また、
ミュージック・フロム・アナザー・ルーム』『リトル・ヴォイス』など
いつも強い印象を残す、ブレンダ・ブレシン。
ロビーの優しい母親役で出演。
この人もいつもいいなぁ。

そういえば、
今年他界された、アンソニー・ミンゲラ監督が
短いシーンに出演されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆

tinkerbell_tomo at 08:37│Comments(16)TrackBack(35) 洋画【た】 

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第1作「プライドと偏見」(2005年)で世界の注目を集めた英国若手監督ジョー・ライト(1972年??)が07年、2作目としてイアン・マキューアンの小説「贖罪(しょくざい)」を映画化した大河ロマンス「つぐない」(英、123分、ユニバーサル映画配給)。この映画...
30. つぐない  [ ★ Shaberiba ★ ]   December 10, 2008 21:44
これは、「償い」といえるのか・・。哀しき運命の恋人達に涙。
31. つぐない  [ カリスマ映画論 ]   December 16, 2008 14:57
【映画的カリスマ指数】★★★★★  ”無邪気な悪意”が招いた運命の贖い  
32. つぐない  [ ロッタの映画日和 ]   April 28, 2009 20:54
これを観たのは1年も前になる気がする・・・(滝汗) 1930年代夏のイングランド。政府官僚の娘美しいセシーリアと使用人の息子ロビヮ..
33. 『つぐない』を観たぞ〜!  [ おきらく楽天 映画生活 ]   May 02, 2009 22:14
『つぐない』を観ました英国を代表する作家の一人、イアン・マキューアンの傑作『贖罪』を、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ主演で映画化した衝撃と感動の大河ロマンスです>>『つぐない』関連原題: ATONEMENTジャンル:ドラマ/戦争/ロマン...
34. つぐない  [ Addict allcinema 映画レビュー ]   July 31, 2009 16:45
一生をかけて償わなければならない罪があった。
35. つぐない  [ Blossom ]   July 15, 2010 14:42
つぐない ATONEMENT 監督 ジョー・ライト 出演 キーラ・ナイトレイ ジェームズ・マカヴォイ     シアーシャ・ローナン ロモーラ・ギ..

この記事へのコメント

1. Posted by miyu   December 04, 2008 10:20
本当小説的な映画でしたね〜!
悠雅さんの感想を読んでいたら、あたしも原作が読みたくなりました。
なんとなく最近はちょっと文学的なんも読みたい気分なので、
ぴったりかもしれませんね〜。
キーラちゃんもマカヴォイさんもこうゆう文学的な作品に
よくお似合いですわよね〜♪
2. Posted by 葉月   December 04, 2008 10:57
あのタイプを打つ無機質な音を思い出します。

つぐない〜は今年観た中でも印象深い大作で、
恋人達が素敵で物語が一層哀しく切なかった。
「プライドと偏見」のあの世界を描いた監督や
輝く美しさのキーラ・ナイトレイ生涯拭えない
罪を背負った妹〜人間の心を描いた秀作ですね
英国の階級制度や邸宅のたたずまいにも、
いい映画だなぁ〜と浸っておりました。

妹の晩年の役、
名女優のブァネッサ・レッドグレィブさすが
出番が少なくてもこんな方が
作品を引き締めるんだなとも思いました。
3. Posted by ◆miyuさま   December 04, 2008 17:37
不思議なことに、
わたしは、映画が好きだから原作を読む、ということを
ほとんどしたことがないのですけど、
これは、映画は映画として、
この作品を小説として読んでみたい、ととても強く思いました。
もし、万一、映画と小説のどちらかを選択する必要があるとしたら、
わたしは最後には小説を選ぶだろうと思うからでしょうか。
この作品を、どのように小説として描かれているのかを
是非、読まなくては、と思ったのです。
明日にでも、買い物ついでに本屋さんに寄ってきますわ。
4. Posted by ◆葉月さま   December 04, 2008 17:54
もし、『ダークナイト』が今年公開でなかったら、
文句なしにわたしの今年の1の作品だと思います。
作品の性質が違うし、胸に迫るものの本質もまた違うのだけれど、
なかなか、作品の余韻が胸から去らない度合いは似てるのです…

『プライドと偏見』は、わたしにとっては、
どうしても10年前のBBCドラマ版を上回るものがなく、
Mr.ダーシーにも惹かれるものがなくて^^;
色よい感想にならなくて申し訳なかったんですが、
今回はすっかり、どっぷりな感じです。

今回は、わざとヴァネッサ・レッドグレーヴについて言及しなかったんですが、
この方の流石の存在感があって、作品が更に完成度が高くなった気がしました。
5. Posted by aki   December 04, 2008 19:29
悠雅さん、お久しぶりです。
ご無沙汰してすみません(^^;

もうすぐ『ダークナイト』が発売されますね〜(嬉)
今年みた作品を思い起こす12月になりました。
一年があっという間ですね〜(><)

悠雅さんの感想が相変わらず素敵なので、
映画館で観たこの映画の余韻を思い出しました。
なんとも切ないラストでした。

キーラ・ナイトレイはあまり好きな女優さんではなかったのですが、
当初彼女は成長したセシーリアの役で、監督にこの姉の役を嘆願したらしいですね。
今まで感じた事がなかった色気を感じて、この映画で好きになりました。(根が単純)
J・マカヴォイのあの泣きそうな顔もキュンとしました!! 

私も悠雅さんの記事を拝見して、遅ればせながら原作を読みたくなりました。
あの映画の後もう一度観たいとすぐ思ったのに、
いろいろあって見逃したのを今さら思い出した最近特にボケ気味の私です(-_-;)
6. Posted by にゃむばなな   December 04, 2008 21:10
原作は2万語もあるそうですよ。
いざ読むとなると時間がかかりそうですけど、こういう内容なら読み応えがありそうですね。

映画としても非常に魅力的で、本当に私は今年この作品に出会えたことがとても嬉しく感じるほど、心に残った映画でした。
7. Posted by Campanula   December 04, 2008 22:53
こんばんは!

この映画、今のところ今年のNo.1です。(今後の公開作を考えると、たぶん、このままNo.1)
4月の公開時に3回、先月、近くのシネコンの特別上映で4回目を鑑賞。上映館が少なかったので、たった!4回しか見られなかったのが心残りです。
公開当時、原作はどこの本屋さんでも売り切れで、あちこち探した挙句、上映館の売店で発見して買いました。
最初のほうで、映画と大きく違う点を見つけ、何か映画のインパクトが壊れそうで、積読になっています。
原作が好きで、映画を見られない事がありますが、映画が好きになって原作に躊躇する事もあるんですね。
8. Posted by ◆akiさま   December 05, 2008 08:58
こんにちは♪
お互いにいろんなことが起こる年代、
きっとあれこれとお忙しいのだろうと想像していたのですが、
また立ち寄ってくださって嬉しいです。

そうですね。『ダークナイト』、もうすぐ届きます。
本当に、あっという間の12月、あっという間の1年でした。
今年はじめの衝撃から、もう1年近く経とうとしてるんですものね…

そうなのですってね。そんな話も聞きましたが、
結果的にはこのキャストで正解だったんじゃないかしら。
少なくとも、akiさんが彼女が好きになっただけでも(笑)
わたしは最初『ラブ・アクチュアリー』で観た時は
なんて可愛い人なんだろうと思ったのだけど、
それ以降は特に、どうとも思わなかったのだけれど、
今回は、この役がとても似合っていた気がしました。
ジェームズ・マカヴォイ、引っ張りだこになるはずですねぇ。
先日放送されたドラマを観て、彼の現在がとても納得できましたもの。

元々、映画よりも小説に触れる機会のほうがずっと多かったわたし、
この作品を観て、映画の原作を読む、というよりも、
ぜひ小説を読みたいと思ったのです。
『アヒルと鴨のコインロッカー』の時も、
これは小説を先に楽しみたかった、と思ったのと似てるかも。
また、お時間がある時に、どうぞお喋りして行ってくださいね。

9. Posted by ◆にゃむばななさま   December 05, 2008 09:06
2万語、というのが如何ほどのものか見当がつかないのですが、
文庫で上下巻、600ページくらいでしたか。
長編小説は大好きで、過去には長編ばっかり選んで読んでいたのですが、
映画の原作を読むという習慣があまりなくて、
春に書店で平積みされていた時も、簡単にスルーしてしまいました^^;

近くで上映されなかったので、今頃の鑑賞になってしまいましたが、
DVDででも観ることができて本当によかったです。
本当に良い作品なのに、全国どこででも観れたらよかったのに、と
今更ながら思います、
10. Posted by ◆Campanulaさま   December 05, 2008 09:13
わたしは残念ながら、DVD鑑賞になってしまいましたが、
年間のまとめを書く時期も近くなった今頃、
この作品が一気に上位に浮上してきました。
東京でも上映館が少なかったのですね。
Campanulaさんでも4回しかご覧になれなかったのなら、
愛すべき田舎のわが町で上映がなかったのは仕方ないのですが、
もし、シネコンで短期間でも上映していてくれたら、
わたしはまた憑かれたように通っていたこと必至です。
レンタルで返却する前に何度見返したか。

なるほど。
映画が好きになりすぎて、小説に違和感があったのですか。
そういうこともあるのかもしれないですね。
わたしは映画の原作としてではなく、小説を楽しみたいと思うのですが、
ともあれ、それも覚悟で読んでみたいと思います。
11. Posted by kira   December 05, 2008 22:43
TB有難うございました♪

泣き濡れて、、
ただただ余韻を引き摺って帰ったのでした。

ストーリーも音楽も良かったですが、
何よりキャストが皆良かったです!

まだ今月レオの作品が控えていますが、
この作品はいまでも今年の上位に居ます。
12. Posted by ◆kiraさま   December 06, 2008 08:52
こんにちは。
こちらこそ、いつもTBとコメントありがとうございます。

きっとわたしも、映画館で観ていたら、
何種類もの涙に暮れて、引き摺った余韻が消えない日々を送って、
上映がある限り、通ったんじゃないかと思う作品でした。

>ストーリーも音楽も良かったですが、
>何よりキャストが皆良かったです!
仰るとおり!
13歳のブライオニー、ロビーを見つめるセシーリア、
そして、ロビーの表情の1つ1つが心に焼き付いて離れません。
わたしにとっても、これは今年の上位確実です。

20日公開の作品ですね。
わたしは仕事などの予定次第、というところですが、
年末にかけて、面白そうな作品が公開されていきますね。
お互い、不順な天候に負けずに、元気な年末年始を過ごしたいですね。
13. Posted by ANDRE   December 07, 2008 23:51
ようやくこの映画を観ることができました。

原作に強い思い入れがあったので、
ちょっと不安も大きかったのですが、
(マキューアン作品の映画化は
以前「Jの悲劇」で痛い目を見ているので)
思ってた以上にしっかりと映画化してくれていて
とても嬉しかったです。

特に前半のお屋敷映像はイギリス好きには
たまりませんでした。

栞の記事を拝見したところ、
どうやら原作を読んでいらっしゃるようですので
感想をうかがうのを楽しみにしてます。

14. Posted by ◆ANDREさま   December 08, 2008 09:09
ANDREさんはご覧になってるかな、と思ったんですけど、
お忙しい時期に公開だったことなのでしょうね。
せめてDVDででも観ることができてよかったです。

『Jの悲劇』もマキューアンだったと知ってとてもビックリ!
あれはあれで、面白く観たのですけど、
改めて、小説に興味がわいてきてたところです。
監督のコメンタリつきでも1度観たのですけど、
あのお邸内部の壁紙など、小説の雰囲気を表現したかったと感じました。

映画全体を観ていて、これは小説で味わいたかったと思ったのです。
原作というのではなく、小説について描いた小説を読みたくて。
現在、上巻末までしか読めてないのですが、
これは、きっと感想を書かずにいられないでしょう。
時間的にも内容的にも、巧く書けるか不安ですが、
また近々、UPできれば、と思っています。
15. Posted by 武田   May 29, 2009 01:15
こちらにもお邪魔いたします〜♪

早速コメントをいただき、嬉しかったです。
昨日の今頃、(うわ、凄いな・・)って吃驚しておりました。
とにかくものすごい構造になってますねえ。
あれ?これは額面どおりに受け取ったらすべてがパアになっちゃう。そうか、まさに「小説」だ!と。それを書いてるマキューアンのことまで感じてしまい、ちょっとゾっとしたりもして。
映画を見ている最中に原作のことが気になるなんてあまりないのですが、これは終始(マキューアンはここをどう書いてる?)と気になって気になって仕方ありませんでした。
とにかく、一度原作、いえ、小説をきちんと読んで、もう一度映画を味わいたいです。
役者さんも美術も音楽も素晴らしかったですね♪
見ごたえのある作品、あやうくスルーするところでした。マカヴォイ君恐怖症も勘違いとわかってよかったです(^^ゞ
16. Posted by ◆武田さま   May 29, 2009 22:27
こちらにもありがとうございます〜♪
武田さん、きっと感想をUPされてる頃だな、と思ったら、
まさにいいタイミングでお邪魔できて嬉しかったです。

わたしも、映画を観るまで原作が読みたいとは思わなかったのに、
観終わった途端、これは小説を読まなくちゃ、と
急いで本屋さんへ走りました。
映画は映画として物凄く好きな作品なのは間違いないけど、
これは小説で楽しまなくちゃいけないと、そんな気が強くしました。
小説好きなんだったらこれを避けて通ってはいけないと思うくらいの…

映画は映画でとても好きな作品なんですけど、
小説はお時間を見て、是非読んでみてください。
小説自体も面白い構造になっていて、内容も面白い構造で、
映画とは違う読後感があって・・・いろんな意味で面白いのです。

それにしても、
武田さんがマカヴォイのよさに気づいてくれて嬉しいです♪
わたしも『ウォンテッド』は未見なのですけど、
『ペネロピ』は是非のオススメ。
きっと、恐怖症じゃなくてよかった〜と思ってもらえると思います♪

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