June 18, 2009
君のためでも三回まで

何がウケるかわかりません・・・
一昨日と昨日、
娘一家が暮らす町へ、遊びに行ってきた。
普段、何時に寝ても朝は7時までは寝てしまうわたしも、
孫の顔を見るためなら、少々の早起きも平気…というより、
夜は1時間ごとに目が覚めてしまう尋常ならざる事態。
なのに、朝はちゃんとアラームより先に目が覚めるという、
まるで、遠足前夜の小学生状態。
1泊分の着替えと紙袋いっぱいのお土産を持って(夫が)、
ほとんど、スキップ状態で家を出る爺と婆。
待ち合わせの場所に、娘に連れられてやってきた雛は、
やっぱり最初はきょとんとした顔をしている。
でも、あんまりニコニコと笑われ、散々に名前を呼ばれるものだから、
「ま、いっか」と両手を差し出して「抱っこ」。
身長は伸びていそうだけれど、
相変わらずちっとも太らない雛は、この場合、好都合。
いいよ〜〜♪ いくらでも抱っこしてあげるから〜.。゚+.(・∀・)゚+.゚
自宅に着いたら早速、
1枚のワンピース、1枚のプルオーバーを買うために、
いったい、何枚を手に取り、うろうろ迷って考えたの、
という雛の夏物、かごバッグ、お菓子、
途中のSAで買ったプリンなんかを早速店開き。
雛は、明らかに自分用だとわかる服を目にしたら、
早速、着てみようとする。
ただ、首の部分から手と頭を突っ込んでるだけの雛に
「わかってるのね〜〜何て賢いの〜」と、馬鹿婆は大喜び。
雛はもちろん、まだ言葉は喋れないけれど、
nothingの意味の「ない」が言えたり、
不機嫌がすぐわかる、口を尖らせる表情をしたり、
おしっこは「ちっち」と言ったり(失敗続きだけど)
外で遊びたくなったら、靴と帽子を持って来たり。
高いところと狭いところが好きで、
片付けるより散らかすのが好きで、
じっとするより、動いているのが好きで・・・
わが子たちもそうだったな…と何をしても可愛い姿を見て思う。
自分の時はそんな余裕もなく、
ひたすら、動き回っていただけだったけれど。
遠く離れたところで、
以前暮らしていた京都市内とは比較にならない田舎町で、
知り合いもなく暮らしている娘たちを思うと、
つい、余計な心配をするものだ。
普段の買い物に不自由してないか、
お料理はうまくできてるだろうか、
夫婦は仲良くやってるんだろうか、
雛はのびのび暮らしてるんだろうか・・・
けれど、半日一緒にいると、それが全くの杞憂であることがわかった。
お昼前に着くので、お昼はどうしようか、と思ったところ、
「用意しておくから」と言うので自宅に着いてみたら、
「わ、これって、どうやって作るの?」というお昼ご飯が用意されていた。
本を見た、というのだけれど、
今の日本なら、どこででも入手可能であろう庶民的な食材で、
特別難しい手間をかけずに、味も見栄えもいいものが並んでいる。
2日間のうち、1度や2度は外食、と思っていたが、
雛を連れて出かけるより、自宅で普段のご飯がいいから、と
桜が用意してくれたものは、
安く買える材料で作れる、毎日のお惣菜ばっかり。
母が1人でしていた心配など、全く不要だった。
「これ、作り方教えて」と早速、桜に習ったのは言うまでもなく、
日々の食事作りにやる気がすっかり欠如していた婆は、
反省と自戒を繰り返し、娘の手料理が嬉しそうな夫に
「わたしも帰ったら頑張るから」とつい、余分な宣言をしてしまう。
雛を公園で遊ばせてやろうと、
一緒に出かけた公園に経っていた像。
桜は、この方を知らないけれど、
地名にも使われている(どっちが先?)名前を
1回聞いたら覚えたらしい。
安政の大獄に倒れた幕末の志士、
梅田雲濱の像が建つ。
公園の近くにある、
日蓮宗のお寺の山門。
以前は、
運慶作と伝えられる仁王像があったが、
現在は、京都、常寂光寺に移されたとか。
それでも、仁王像が建つ山門は
威厳があって、背筋が伸びる思いだが、
雛にとっては、単に珍しいだけのところ。
どんどん入って行こうとするだけ。
ここは、鯖街道起点の町。
日本海で採れた鯖に塩をして、
歩いて京都へ向かったら、
着いた頃にはちょうどいい食べ頃になったという、
「絹の道」ならぬ「鯖の道」の起点。
京都の名物、鯖寿司は、ここがあってこそ。
ちなみに終点は京都、出町柳。
多少の観光気分も味わいつつ、
基本的には、雛の日常に参加する形で過ごした2日間は
あっという間の時間の流れ。
仕事から帰ってきたパパに飛びつき、
パパの膝がわたしの席、と言わんばかりの雛を見ると、
普段の、雛を囲んだ一家のありようが手に取るようで、
まるで、20数年前の夫と桜の図のようでもあり、
爺と婆はとても安心したのでありました。
雛は、「パパ」「ママ」とちゃんと発音しているけれど、
どういう区別があるのかないのか、
「パパ」と呼びながら、爺ちゃんを追っかけたり、
「ママ」と呼びながら、婆ちゃんに抱っこをせがんだりするので、
そのたびに桜がいちいち、
「それば爺ちゃん」とか「ママはこっち。それは婆ちゃん」とか
かなり真剣に言い聞かせている。
桜は「変なこと教えただろう」と言わんばかりだけれど、
誓って言うが、「わたしがママよ」などと言った覚えはない。
4月にわが家でしばらく居た時に、
雛が毎日観ていた、というか、毎朝点いていたTV番組が
NHKの子供向け番組。
いくらなんでも早すぎるだろうと思いながらも、
わが子たちもそうして、科学だ英語だという番組を観ていたが、
雛が特に好きな番組(というか、音かもしれない)が
『ピタゴラスイッチ』だった。
最近、携帯の着うた、着メロをダウンロードできる携帯サイトで、
その『ピタゴラスイッチ』のテーマ曲が配信されていたので、
嬉しくなって、ダウンロードしていて、メール着信音にしていた。
時折、「♪ピタゴラスイッチ♪」と鳴るわたしの携帯を
「いっち。いっち」と言いながら、嬉しそうに持ち歩く雛に
「じゃあ、全部聞かせてあげる」と
“TVゲーム・バージョン”なるテーマ曲を聞かせたところ、
これがもう、半端じゃない喜び方。
携帯の画面で動く絵を見ながら、笑顔満開、
音楽に合わせて体をゆすって、音が止んでも携帯を離さない。
雛に着せたい、と迷って買ったワンピースの何倍ウケたか。
「ん。ん」と言いながら携帯を差し出すのは
「もっと聞かせろ」と催促している証拠。
仕方ないから、
まるで、スーパーマリオがクリボーをやっつけながら歩いているような
ピコピコ、ポコポコという効果音が混じったメロディを
繰り返し聞かせてやるのだが、
1度や2度で気が済むわけがないのは初めからわかっている。
最初は、「そんなに好きなら」と何度でも聞かせるのだが、
それが度重なると、たとえ雛がどんなに楽しそうでも、
徐々に面倒臭くなってきて、
「もういいでしょ。今度は別のことしよう」と言ってしまう。
挙句に
「桜。これ、あんたもダウンロードしなさい。雛が喜ぶから」とか
無責任なことを言って逃げたりする。
それでも、雛は思い出しては
「ん。ん。・・・いっち・・・いっち」と携帯を持ってくるので、
「君のためなら千回でも、と言いたいことだけど、
たとえ、雛のためでも三回まで、ね」と
高らかに鳴る、『ピタゴラスイッチ〜TVゲームバージョン』を
3回ずつ聞かせて無理矢理おしまいにしてしまった。
許せ、雛。
次に雛に会えるのは
『ハリー・ポッター』が公開になる7月半ば以降。
元を正せば、桜がアラン・リックマンに嵌ったきっかけ、
スネイプ@今度は重要人物、を観ている2時間余りを
「雛のお守をしてあげるから」と約束しているから、
もう1ヶ月すれば、2人はそのために帰ってくるも同然。
こちらの夏祭りもある頃だし、
娘婿の仕事の都合なども考え合わせて、
また、1週間くらいは滞在する夏休みになるだろう。
それまで、また腕力を鍛え、新しいお料理も勉強して、
2人を迎えてやらなくちゃ、と思う婆でありました。
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この記事へのコメント
いやぁ、なんかもう幸せになってしまいました。
というか、まず記事のタイトルで大ウケです(笑)
あ、私もピタゴラスイッチ♪です。携帯(嬉)
鯖寿司の終点が出町柳だったとは知りませんでした!
なんだか一緒に雛ちゃんのところにお邪魔させていただいたような小旅行気分を味わわせていただきました♪
>「わたしも帰ったら頑張るから」
悠雅さん、か、可愛い!!
おやすみなさいませ☆
あいも変わらず、馬鹿な爺と婆の馬鹿っぷり、お恥ずかしいと言いつつ、
やっぱり書かずにはいられない、やっぱり馬鹿な奴です。
ええ!?武田さんも着メロ、ピタゴラスイッチですかぁ♪嬉しい、嬉しい♪
これを見つけた時は、娘に聞かせてやろうと思ったんだけど、
まさか、雛にここまでウケるとは思いませんでした。
車で行くルートをあれこれ検討していた時に、出町柳だとわかり、
出町柳まではわかるけどなぁ(ナビもETCもない車だけど)と思いつつ、
ま、今回はバス旅行気分を味わってきました。
「きっと、食事作りのモチベーションが下がってるだろうから」と
母を見透かした娘に薦められた本、また紹介しますね。
放っといたら、どんどんいい加減な食事ばっかり作ってるから、
今回はいい刺激になりました。可愛い、じゃなくて、
コワイイ妻、悠雅なのであります。。。
雛ちゃんの可愛らしさももちろんなのですが、お嬢様も、主婦として母として、成長なさっておられるようですね。
悠雅さんが驚かれるようなお料理をふるまわれるあたり、子育てに追われつつも、余裕も出て来られて。こうして女性として磨かれていくのでしょうね。
私の母は健在ですが、照れくさいのでこういうことは絶対に口にはしないです(苦笑
もしも悠雅さんのように思ってくれているのだとしたら、非常に娘冥利に尽きますよね。
でも最近は私は結構いい加減になっているので。。。 母には呆れられたりすることの方が多いですね。反省(笑
高校卒業と同時に家を出たので、本当はもっと教えたいことがあったのに、
あれこれと教えてやる前に出してしまい、どうしても心配が消えませんでした。
でも、彼女は彼女なりに、小さなベランダにバジルやパセリを植えたりもして
あの町にも慣れ、生活を楽しむ余裕も見え始めていて、ホッと安心でした。
元気で楽しそうに暮らしていたら、何より嬉しいことです。
まだまだ、若くて危なっかしいと思っていた娘が、
日々の生活も子育ても頑張っている様子を見たら、
口に出すか出さないかの違いはあっても、母なら誰でも嬉しいし、
誇らしいと思いますよ。
きっと、お母様もそうお思いに違いないですが、
なかなか、面と向かっては言い合わないものですものね。
今から20数年前は、毎日掃除洗濯食事の用意、全てに頑張っていた気がしますが、
今はもう、面倒に感じて仕方ないのは、皆同じみたいです。
滅茶苦茶忙しい思いをしながら、随分頑張った時期が長かったんですから、
ぼちぼち、ゆっくり、ぼんやりさせてもらいましょうよ。
いいじゃないですか、少々、掃除の手を抜いても、多少、食事が簡素でも(笑)


