May 30, 2010

『龍馬伝』第22回

〜龍という女〜ryomaden





八月十八日の政変がとても簡単に、武市と妻の朝餉が心に沁みるように、
新選組の姿もチラリと描かれた前回。そして・・・

文久3年、9月末、武市半平太は投獄され、
八月十八日の政変以降、土佐勤王党への残党狩りが続いていた。
大坂、勝塾にも、帰国命令に反した土佐藩士への手も伸びたが、
塾の仲間たちは土佐藩士たちを庇い、彼らは脱藩者となった。
以蔵はまだ京都に留まり、新選組に狙われて恋人の元に逃げ込むが、
彼女は以蔵を怖がり、以蔵は一人で京の町に出てゆく。
以蔵を探しに京へ行った龍馬は、ある宿でお龍という女に出会う。

土佐では、武市の取調べが始まり、吉田東洋暗殺を詰問されるが、
土佐勤王党は土佐のために働く武士であると動じない。
だが、山内容堂は所詮、下士を人間だとは見たことがない男だった。
勤王党の仲間が拷問にかけられている声を聞き、苦悶する武市。

以蔵は、龍馬の助けで一旦は新選組から逃れるものの、
幕府の追っ手に囲まれ、やがて逮捕されてしまう・・・


今回のタイトルは『龍という女』、だったけれど、
終わりに近づいた半平太伝と以蔵伝、という感じ。
だって、この2人の迫力が凄いんだもの。

真実の姿が見えても尚、不器用に自分を貫くしかない武市と、
唯一の心の拠り所であった恋人に怖がられ、出てゆくしかない以蔵。
信じた人に報われなかった2人が、兎にも角にも痛々しく。
牢獄の中で日に日にやつれ、たとえ、どれほどの責めを受けても、
黙ってついて来てくれる妻が家にいる武市に対し、
唯一の女に拒まれ、狂気の一歩手前で孤独と恐怖に苛まれる以蔵。
そりゃあね、どれほどの数の人間を斬ったかと言われれば、
怖がるのは無理からぬことだとは思うから、彼女を責めちゃいけないけど、
それとこれとは全く別に、以蔵の孤独を包んでくれる人が
傍にいてやってほしいわ・・・と母親目線のオバサンは思うのであります。
最初、キャスティングを聞いた時、
なんか、人斬り以蔵って感じじゃないんだけど・・・と思ったものだけど、
今では、彼がこの役でよかったと思います。
今後、もうちょっと年齢を重ねたら、もっといい役者さんになりそうだもの。
でも、彼も、ここではもうすぐご退場・・・なのね。

さて。加尾とはビックリな展開になったかと思えば、
江戸の佐那さんをあっさり袖にしたり・・・
とかく女が放っておかない龍馬なのだとは思うんだけど、
せっかくお龍さんを登場させるなら、何もこの回でなくてもいいのに、と
何か随分イメージの違うお龍さんをぼんやり見ながら思ったり。
ま、以蔵の時もイメージ違うなぁ、と思ったけど、
こんなに好演してくれるとは思ってなかったから、
いい意味で期待を裏切られたんだけど、
さて、このお龍さん、どんな風に描かれるんでしょうねぇ。
『新選組!』の麻生久美子ちゃんが綺麗だっただけに、
そのイメージがまだ消えてないのが困り物ではあります・・・


それにしても。
新選組の局長、副長、一番隊長が3人で囲んでいながら、退きますか?
天然理心流、試衛館のトップ3が囲んだら、いくら北辰一刀流の師範でも、
そう簡単には逃げられないのではないかしらん。
まぁね。こんなところで新選組が龍馬をぶった斬っちゃっちゃあ、
どうにもならないのでいいんだけどね。
予想はしてたけど、新選組はこういう扱いかよ、と
画面に向かってブツブツ独り言など言うワタクシ。
もう1度、『組!』を観直したくなりました。

さて、来週は『池田屋に走れ』。
新選組はどう描かれるでしょうか(見方が間違ってます)。
せやかて、池田屋やし。
忘れもしない。「待たせたな」@副長。

★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつでもどんなときでも、
本当のことしか言わない弥太郎。
本当のことだけを言う人って、必要です。
世間でどう扱われるかは別として。

何やよう知らんけど。
えらい、よう喋るなぁ、あの宿屋の主人。

英国公使の髪型&モミアゲのデザインと、
紅茶のカップを持つ手の小指。笑います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★


tinkerbell_tomo at 19:20│Comments(12)TrackBack(31) テレビ番組のお話 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 龍馬伝22 子供手当を貰える坂本龍馬はおぼっちゃマン?  [ ぱるぷんて海の家 ]   May 30, 2010 20:29
あーあー 岡田以蔵とうとう捕まったかぁ! このまま土佐に連れてかれ 拷問につぐ拷問に耐えきれず 白状して無残な最期を迎えるのか。 新撰組の近藤勇に斬られた方がまだ良かったかも・・・。 ってゆーか おい! 坂本龍馬クン!! 君はどこを探しとるんだ! ....
2. 【龍馬伝】第22回と視聴率「龍という女」  [ ショコラの日記帳 ]   May 30, 2010 20:41
【第22回の視聴率は5/31(月)に追加予定】お龍(真木よう子)さん、気の強い人ですね。いくら妹を助けたいとはいえ、連れて行った人達を殺すと包丁振り回すなんて(^^;)以蔵、来...
30日大河ドラマ「龍馬伝」第22話を視聴した。 今回は半平太が投獄され、土佐藩士に帰国命令が下っていたが、 龍馬たちはこれを拒否し脱藩扱いとなった。 そんな中以蔵が幕府、新撰組、土佐藩から追われていた。 それをなつから知った龍馬は必死に以蔵を探すが、 そ....
4. 龍馬伝 第22回 「龍という女」  [ 青いblog ]   May 30, 2010 20:47
あらすじ 勝塾で航海術を学ぶ龍馬(福山雅治)たち土佐藩士に、勤王党弾圧
5. 龍馬伝 第22回 龍という女  [ レベル999のマニアな講義 ]   May 30, 2010 20:49
『龍という女』内容容堂(近藤正臣)の命により投獄された半平太(大森南朋)土佐では土佐勤王党や攘夷派が弾圧され、京では攘夷派の一掃が始まっていた。そんななか大坂の専称寺・...
6. 「龍馬伝」第22回  [ 日々“是”精進! ]   May 30, 2010 20:58
   第22回「龍という女」大坂の専称寺で航海術を学ぶ龍馬ら土佐藩士に、帰国命令が届いた。勤王党の弾圧を始めた容堂が発したのだった。帰国を拒む龍馬らは再び脱藩浪士の身と...
7. 龍馬伝 第22回「龍という女」  [ みはいる・BのB ]   May 30, 2010 20:59
龍馬伝のお時間です。(^-^) あらすじ・・・・・
8. 大河ドラマ「龍馬伝」第22話「龍という女」  [ ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ ]   May 30, 2010 21:00
武市さんがついに投獄される事に----------!!勤王党は弾圧される事になり、事実上解散に追い込まれる形に。更に以蔵はいわゆる指名手配犯。彼は幕府にも、朝廷にも追われる身となり...
9. NHK大河ドラマ「龍馬伝」第22回「龍という女」  [ 真田のよもやま話 ]   May 30, 2010 21:02
一瞬、ほんの一瞬ですけど、龍馬君が女装するのかと勘繰ってしまったのは私だけでしょうかあ???って、私だけですか?皆様そんな風には思われなかったの?あらまあ・・・(汗) ま、ままままま、まあとにかく!生涯の伴侶というか同士というかとおおにかく龍馬君にとって大...
10. 龍馬伝第22話  [ paseri部屋 ]   May 30, 2010 21:06
「龍馬伝」(第22話)を観ました。出演:福山雅治,香川照之,大森南朋,真木よう子,寺島しのぶ,佐藤健,杉本哲太,奥貫薫,大泉洋,要潤,島崎和歌子,青木崇高,酒井若菜,臼田あ...
11. 【龍馬伝】第二十二回  [ 見取り八段・実0段 ]   May 30, 2010 21:21
知りません。土佐勤王党は、ただただ土佐藩のため、大殿様、山内容堂さまをお支えするために尽くしてきたがです。投獄されて、後藤象二郎から吉田東洋殺しについて尋問された武市は...
12. 第22回「龍という女」  [ 政の狼 ??TheWolfwantshisownDandism.?? ]   May 30, 2010 21:37
龍馬は女たらしも同然だと、回顧した岩崎弥太郎はなじっていた…まあ、夫人を先に娶ったのは弥太郎だからその分のツケを跳ね返したのであろう。お龍との出会いは私も謎が多いと思っ...
13. 『龍馬伝』第22回「龍という女」  [ strの気になるドラマ 気になるコト ]   May 30, 2010 21:51
龍馬の元に武市半平太投獄の報せ。土佐勤王党弾圧。京では勤王党の残党狩り。。龍馬は勉強に没頭することで気を紛らす。。海軍塾に勤王党残党狩り。土佐藩士の帰国命令強制執行へ。...
14. 『龍馬伝』 龍という女  [ ふるゆきホビー館 ]   May 30, 2010 22:06
JUGEMテーマ:エンターテイメント土佐では、いよいよ勤皇党にたいする弾圧が過酷なものとなり、武市も苦悩します。武市本人は上士であるため拷問されませんが、親族の島村は石抱きなどの責め苦に悲鳴を。それが聞こえるたび、武市は身を切られるような思いでしょう。京では新...
15. 大河ドラマ「龍馬伝」第22話  [ またり、すばるくん。 ]   May 30, 2010 22:14
第22回「龍という女」
16. 龍馬伝〜第22話 感想「龍という女」  [ 一言居士!スペードのAの放埓手記 ]   May 30, 2010 22:19
龍馬伝ですが、山内容堂(近藤正臣)は武市半平太(大森南朋)を投獄しただけでは飽き足らず、坂本龍馬(福山雅治)などの海軍塾グループにも帰藩命令を出し、下士を根絶やしにしようと目論みます。龍馬は勝海舟の権威や伝兵衛様などに庇護されますが、殿様に逆らったことで...
17. 大河ドラマ 龍馬伝 第22回 「龍という女」  [ しっとう?岩田亜矢那 ]   May 30, 2010 22:24
ドラマの中で脚本の福田靖くんは 後藤象二郎に 「土佐藩では上士には拷問出来ない決まりになっている  そのかわり下士には何をしても良い」 と言わせていたが、 先日も書いた通りこれは正確ではない 「土佐藩では」なく江戸時代日本国中の藩で
18. 「龍馬伝」第22回、龍という女  [ センゴク雑記 ]   May 30, 2010 22:36
大河ドラマ「龍馬伝」。第22回、龍という女。 お龍登場の巻。でも、メインは岡田以蔵か?新撰組なんかも出てます。
19. 龍馬伝 第22回「龍という女」  [ あしたまにあーな ]   May 30, 2010 22:52
前回の感動があったので、今回は敷居が非常に高いものとなりました。前回無念のうちに壮絶な死を遂げた平井収二郎のように、土佐勤王党を徹底的にたたきつぶそうと土佐の大殿様である山内容堂は、関係者をすべて土佐に帰そうとします。きっとすべて帰した後に弾圧するつもり...
20. 龍馬伝 第22話「龍という女」  [ shaberiba ]   May 30, 2010 23:36
違う名目で投獄したはずなのに・。 「東洋暗殺」をどうしても白状させたいようで カレの仲間を拷問する。。後藤さんたち。 彼らの苦痛にうギ..
21. 大河ドラマ 『龍馬伝』 第22回 レビュー  [ サブカルチャー・ショック ]   May 30, 2010 23:55
大河ドラマ 『龍馬伝』 第22回 「龍という女」を観ましたー☆ 坂本龍馬と近藤勇。1対1の真剣勝負。ドラマならではの夢の対決でしたね...
22. 大河ドラマ 「龍馬伝」 22話  [ お地蔵さまの寄り道 ]   May 31, 2010 00:29
第22話 「龍という女」 武市半平太 「土佐勤王党は、ただただ土佐藩のため、大殿様、山内容堂さまを お支えするために尽くしてきたがです。」 後は。。。知らぬ存ぜぬ 「間違ってなんかない」 大いにまちがってます。 半平太が自白しない為に、 半平太を慕ってた人...
23. 【大河ドラマ】龍馬伝第22回:龍という女  [ 山南飛龍の徒然日記 ]   May 31, 2010 00:55
以蔵を助けるつもりで、捕まえる手助けをしてしまう龍馬が愛おしいです(笑)【今回の流れ】・土佐への帰国を拒み勝塾に留まる龍馬は、再び脱藩の身になってしまう そんな龍馬を心...
24. 龍馬伝 21  [ しなもにあ ]   May 31, 2010 06:49
以蔵 つかまっちゃったね・・・お龍との馴れ初め仲間が拷問されて切ない武市あれは角材を足に挟み 角材の上に正座させ石を積むやつね・・・痛そう・・・今のとこ龍馬は何もできな...
25. 龍馬伝「龍という女」  [ のほほん便り ]   May 31, 2010 08:42
時流は急変。ついに、土佐勤王党や攘夷派が弾圧され、勝の海軍にいた面々は、みんなが守ってくれましたが、身分は再び脱藩の身に。半平太は投獄され、以蔵は逃げ回る身となります。 必死で京の街を以蔵を探して回る龍馬、そこに新撰組が… 幕末モノの宿命。かなり暗い...
26. 『龍馬伝』第22回★きりりっ! お龍(真木よう子)登場  [ 世事熟視〜コソダチP(気分は冥王星) ]   May 31, 2010 12:26
『龍馬伝』(RYOMADEN SEASON2) 第22回「龍という女」  「龍という女」というサブタイトルの割に、お龍(真木よう子)の出番は少なめ・・・。  それでも、真木よう子の発散するエネルギーはさすがです。  キリッとした感じが凄くいい!!  すこし...
27. 大河ドラマり「龍馬伝」第22回『龍という...  [ 徒然”腐”日記 ]   May 31, 2010 14:28
いつもながらの個人的感想です。ネタバレを含みますので未視聴の方はご注意ください。なお、内容について色々突っ込んでいる個所もありますのでご了承ください。え????????タイトル...
28. 「龍馬伝」第二十二話  [ 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 〜ドラマ編(仮) ]   May 31, 2010 20:20
悲しみ、祈り、願う女たち。 第二十二話『龍という女』
29. ★「龍馬伝#22」以蔵がついに。。(TT)  [ ・*:・ふわゆら生活・:*・ ]   May 31, 2010 22:32
土佐勤王党は終わった。。武市も終わった。。坂本龍馬(福山雅治) 岩崎弥太郎(香川照之) 権平にぃやん(杉本哲太) 乙女ねぇやん(寺島しのぶ) 岩崎弥次郎(蟹江敬三)美和...
30. 大河ドラマ 「龍馬伝」 #21 龍という女  [ 雨ニモマケズ 風ニモマケズ ]   May 31, 2010 22:51
時間が遅くなってしまったので、簡単レビューで。
31. 龍馬伝22 「五両という女」  [ 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映... ]   May 31, 2010 23:10
長次郎は、なぜ自分の身を心配するのかを徳に尋ねるが、同じ商人やし頼りないやないの等差し障りのない事を言うので、もういいと言うが「言わせて」「うちは長次郎さんの事を・・・...

この記事へのコメント

1. Posted by cinema_61   May 30, 2010 20:55
こんばんは優雅様。
今回は私もやはり武市さんと以蔵に寄り添って見てしまいました。なんともやりきれないですね〜
佐藤健さんはあちこちの雑誌で写真を見ると、端正で瞳がキラキラしてますね〜将来が楽しみです。
そして新撰組・・・なんぞお笑いの集まりかと勘違いしてしまった私。良くも悪くももっとビシ!と描いて欲しいです。
真木よう子さん、よく知らないのですが、京言葉がこんなに不満に思えるのは私だけでしょうか?(もっと魅力的なお龍さんを期待したのですが)
2. Posted by ふるゆき   May 30, 2010 22:24
こんばんは。意外にあっさりした殺陣でしたね。
新選組の局長、副長、一番隊長が3人で囲んでいながら…、まさにおっしゃるとおりです。
いかに龍馬でも、あのメンバーに包囲されては大変でしょうに。

私も英国公使のティーカップの小指は笑いました。
極東派遣の外交官だけに、いささか上流階級の出とはいかなかったかも?
3. Posted by ◆cinema_61さま   May 30, 2010 22:26
こんばんは。
やっぱり、武市と以蔵にばかり寄り添ってしまいますね。
この2人は他の誰よりもやりきれなさが満ちてますものねぇ。

佐藤健さん、息子に「仮面ライダーなんとか」(←忘れた…)で、
巧い演技をしてたんだと聞いてたんですが、
これを観るまで、ろくに存在も知らなくて、
雑誌でもあまり見たことなかったんですけど、
作品と役柄を選んで出演したら、きっといい役者さんになりそう。

>なんぞお笑いの集まりかと
わはは。誰も強い剣士に見えないですもんね。
そう。今回は悪役なら悪役でいいんです。
でも、中〜〜途半端にだけは描かないでほしいなぁ、と…

真木よう子さんは、わたしは『ゆれる』しか観てないのですが、
あれは、香川&オダギリ兄弟と筋書きの印象があまりに強くて
彼女の印象はほとんど残ってなくて…
わたしは、お龍さんには、
小股が切れ上がった、小粋で色っぽい気の強さを感じていたので、
京言葉のことについても、cinema_61さんが仰る意味がよくわかります。

関西圏以外の方にとって、関西弁はとても難しいだろうと思うので
下手でも文句は言わないでおこうとは思うんですが、
聞いていて、どうしてもいちいち引っかかるので、
正直なところ、聞きづらいです…
4. Posted by メグ   May 30, 2010 22:37
悠雅さま こんにちは。
容堂殿様の厭らしさに磨きがかかりましたね。二枚目俳優の代表選手だった近藤正臣さんが老いてもいい仕事してくれてます(笑)。
悠雅さんはご覧になってなかったと思いますが・・・数年前、大河で司馬遼太郎原作の『功名が辻』をやりました。私はこの小説が好きじゃないのでドラマも見ていませんでしたが、この『功名が辻』は、新しく土佐藩主になった山内一豊が自分に従わない長曾我部の人々を藩統治のために虐殺する場面で物語が終わるんです。人々の山内家に対する復讐は永劫続くと予想した一豊の妻が「さからうものは皆殺す、それが山内家の新しいやり方でございますね」と夫をなじって小説は終わるのです。今日の『龍馬伝』を見てそれを思い出しました。半平太もいっそのこと山内家に復讐する覚悟でいれば良かったものを「あくまで自分は殿様のために」と働き続けた故の悲劇ですね。弥太郎の言うのが正解です。だからなおさら前回の、弥太郎に怒らず弥太郎の生き方を認めた半平太の純粋さに胸が痛みます。

新撰組の描き方にブツブツ不満の悠雅さんが、そのお気持ちよ〜くわかりますので、とっても可愛いです
5. Posted by くう   May 30, 2010 22:58
>最初、キャスティングを聞いた時、
なんか、人斬り以蔵って感じじゃないんだけど・・・と思ったものだけど、
今では、彼がこの役でよかったと思います。

私も初めは、この豪華キャストの中で大丈夫なのか〜、
と、ちょっと不安だったんですよ。
人斬りにしては線が細い感じだし。。。
でも、純粋、従順、子供のような以蔵が出来上がりました。
このドラマにはピッタリだったと思います。


本当にね〜。。。お龍さんとの出会いは別の回で
やって欲しかったんですよね。。。(−_−;)
私は実は麻生さんのお龍はイメージ違ったので、
今回の真木さんのお龍の方がイメージに近いかな。
(「龍馬の妻とその夫と愛人」の鈴木京香が頭にこびりついていて〜)

>天然理心流、試衛館のトップ3が囲んだら、いくら北辰一刀流の師範でも、
そう簡単には逃げられないのではないかしらん。

ですよね〜。。。あれは有り得ないです〜。
「総司が藤原くんじゃない(; ;)」のが
私的には一番悲しい。。。
6. Posted by ◆ふるゆきさま   May 30, 2010 23:00
新選組との対峙がどんなものか、ちょっと期待してたんですが、
まぁ、こんなところなんでしょうか。
せめて、あの3人が新選組に見えてくれたらなぁ…

いくら北辰一刀流の名士でも、試衛館のトップ3に囲まれたら、
ホントだったら命はないでしょうから、なんという半端な描き方だ、と
思わず愚痴ってしまいます。

英国公使の小指、あれは何ぃ〜〜?って、
流石の英国好きのわたしでも、笑いが止まらなかったです。
7. Posted by ◆メグさま   May 30, 2010 23:28
こんばんは〜。

山内容堂、見た目も言うことも、厭らしくて気持ち悪くて…
何か、根性悪のお婆さんみたいに見えるのは何故かしらん…
大昔は、二枚目の代表だったですよねぇ。
トヨタ「スプリンター」や、アーモンドチョコのCM、
今でも覚えてますもん。それが何でお婆さんに見えるんだか(悲)

わたしは本当は歴史には疎くて、特に戦国時代には興味なくて、
わたしが語ると、武将たちが時空を超えて闘うSFになっちゃう(笑)
なので、小説もドラマも知らないですが、
何とまぁ…そんなお話と終わり方って、あるんですか。
それは、好きになれないお話ですよね。
権力者というのは、邪魔者は排除するんですよね。
それが秩序と自分たちを守るものかもしれないけど、
排除されたほうはどうなるんだ、と思います。
武市さん、もっと他の時代で、他の国で生まれたなら
人々に尊敬され、感謝される生き方ができただろうに…
何度思っても胸が痛みます。

アレガ新選組ダトイウノダロウカ・・・と目が点になりました…
ブツブツブツ…
8. Posted by ◆くうさま   May 30, 2010 23:40
わたしは、そもそも佐藤くんを知らなかった同然なので、
心配より「この小柄で細いお兄ちゃんが以蔵?」だったけど、
彼がここまでやれるとは夢にも思いませんでした。
このドラマの中ではホントにピッタリでしたね。

せっかく、『龍という女』と銘打ってるんだったら、
それ中心に描けばいいのにね。
武市と以蔵の陰にすっかり隠れてしまいましたもの。
わたしも、お龍は『龍馬の妻〜』の鈴木京香さんのインパクトが強く、
麻生さんは「あ、こういうお龍もアリかも」と思ったんですが、
今回は、そのどっちでもなくて、あれれ?な感じ。
どう観るかは人それぞれなんでしょうけど、
ちょっと浮世離れしてるほうがいい気がします。
龍馬をして、「面白い女」と言わしめる人なんですもの。

あの3人が囲んだら、無敵じゃないのかと思うんですけど、
設定も展開も、龍馬に花を持たせるしかないんでしょう。
総司が藤原くんだったら、もっとピシッ!となったでしょうねぇ。
ああ、その傍に、山南さんと斎藤もいてほしいなぁ…
やっぱり、『組!』を見直したくなってきました。
9. Posted by 間諜X72   May 31, 2010 06:59
土佐藩による、土佐勤皇党への拷問。
武市、いよいよ自白か?
岡田以蔵を追い詰める新撰組。
女性ファンが悲しみそう。
両方の場面。
何だか、特高警察のような・・・・・。


原田泰造さん。宮迫さんと同じでお笑いの人って時代劇でシリアスな役が似合うんですよね。
近藤勇役が、はまっています。
藤原紀香姐さん主演の「ツレがウツになりまして」では鬱病サラリーマンを好演していました。
まるで本物の鬱病患者にようでした。

さて、我らが弥太郎。
龍馬の姉ちゃんに怒られてもビビる事なく、持論を展開する。
かっこいい男とは全く思えないけど、逞しい男に成長しつつある。
がんばれよ!弥太郎。みんなが見守っているぜ!
美人妻もいるしね。

また私事で申し訳ありません。
我々夫婦。今年度は子供会役員。
子供会主催ドッヂビー大会が昨日無事終わりました。
5月は毎週土曜日が役員会。毎週日曜日が練習会。
とりあえず肩の荷が下りました。
10. Posted by ◆間諜X72さま   May 31, 2010 23:04
やたら立派な武市の牢。
弥太郎が入れられてたのと格段の差がある気がするけど、
やっぱり、牢も分け隔てがあるのかしらん・・・

原田泰造さん、別に今までこれといって気にしたことがなくて、
彼が近藤勇と聞いて、「え?」って感じでしたが、
人それぞれ、見方が違うものだと昨日今日感じているところです。
『ツレがウツ〜』というドラマ、何か聞いたことあったけど、
そうでしたか。これもノーチェックでごめんなさい。

弥太郎は、お話の本筋から一人、蚊帳の外にいるようだけど、
その分、冷静に本質を見ていて、本当のことをはっきり言うから、
この人の登場がこれまで以上に楽しみです。

ああ、そうでしたか。それはお疲れ様でしたね。
思えばわたしも、子供会はもちろん、小中高PTAだ何だかんだと、
本職関係のあれやこれやで、ボランティア役員が途切れたことがなく、
そんな生活を20年も続けているのでよくわかりますが、
とにかく、行事は準備から後片付けまで大変、大変。
特に子供会などは、何よりも無事に終了して怪我なく帰すことが
何より重要なことなのですから、役員さん方のご苦労も一入。
わたしも昔はよく働いたよなぁ、と懐かしく思い出します。
11. Posted by SOAR   May 31, 2010 23:33
たまにはこちらにも(笑)
佐藤くんの以蔵、その迫力と存在感に毎回釘付けです。
『劇場版TRICK〜』の記事でもちらっと書いたのですが、彼いいですねえ!

『新撰組!』がその典型でしたが、彼らが主役の作品は隊士がみな生き生きと描かれますよね。
でも実際はきっと今回のように無表情で京を巡回し、事あらば即抜刀・・・
そんな風だったんじゃないかなと思ったりもします。
来週の池田屋事件、本筋ではないしどこまで深く描かれるかはわかりませんが、
新撰組の登場する作品では見せ場のひとつですから注目したいと思います。
(『新撰組!』の池田屋は録画して何度も見ちゃいました〜)
12. Posted by ◆SOARさま   June 01, 2010 09:22
こんにちは。
こちらにコメントいただけて嬉しいです♪
いつやめてもいいや、と思ってたわりに、毎週感想書いてます(笑)

わたし、佐藤くんって、これまでCMや映画の予告しか観たことなく、
ちゃんと演技してるとこも、これ以外観てないんですが、
南朋さんや香川さんが巧いのはもとより知ってたけど、
彼がここまでできるとは、いい意味で予想を裏切られました。

そうですよね。『新選組!』はあまりに隊士たちが魅力的だったけど、
思えば彼らは『壬生浪』と陰口されてたわけで、
実はとっても土臭くて、薄気味悪い集団だったでしょう。
っていうか、トップ3が揃って巡回したり、せっかく追い詰めながら
自ら退いてゆくことなんてきっとないだろうから、
流石のわたしも観ていてツッコミ入れてしまいましたが(笑)

『組!』の池田屋は、建物の構造も実物に近く拘ったものだったし、
ドラマとしても面白く作られていたから、見応えありましたもんねぇ。
龍馬が主役のドラマの池田屋、さてどう描かれるのでしょう。
期待と不安、半々です。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔