February 13, 2011

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-

赤い目印。山中の水場。タッポーチョの狐。
太平洋の奇跡




■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: 竹野内 豊
    ショーン・マッゴーワン
    唐沢  寿昭
    山田  孝之
    井上  真央
    中嶋  朋子
    岡田  義徳
    光石   研
    阿部 サダヲ
    ダニエル・ボールドウィン
監督: 平山  秀幸
2011年 日本 128分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

公開日に観に行こうとしたら、早朝から大雪に阻まれ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
時間ができた本日、観に出掛けてきた。



物語は。


1944年、7月7日、サイパン島。
米軍の圧倒的な戦力の前に、成す術がなくなった日本軍は、
玉砕覚悟の総攻撃を仕掛けた。
陸軍43師団守備隊の、歩兵第18連隊大場栄大尉も部下と共に参加、
激しい戦闘が開始された。
だが、大場がそこに見たものは、戦闘が終わり戦死した戦友たちの亡骸と、
唯ひとり生き残ってしまった大場自身。
米軍が日本兵の殲滅を開始する中、
生き残りの日本兵、やがては民間人が大場と合流。
大場は、「死ぬための戦いではなく、勝つための戦い」のため、
米軍の探索を罠に嵌め、翻弄しながら、
サイパン最高峰タッポーチョへ逃げ込む。
その頃彼は、米軍から“フォックス”と呼ばれるようになっていた・・・



1944年7月から1945年12月のサイパンで、
1人の日本陸軍大尉が何をして、何を考えて行動したのか、
その決断までの過程を、日米双方の視点で描く物語。
原作は、その戦闘に従軍したアメリカ人によって書かれたもので、
主眼は「戦争」ではなく、
「日米双方の多くの人たちは、
 自分たちが作ったわけではない恐ろしい状況に、
 どのように反応したかを描いた」と原作のあとがきで言う通り、
日米双方の大尉を中心に、
総攻撃終了後、その時、そこで、誰が、何を、どうした、ということが
時系列どおりに淡々と綴られている。

徹頭徹尾、
感情を昂ぶらせる演出や、泣かせる何かを殊更に排除してあって、
それが、感情に流されないで観れる要因と言えるのか、
あるいは、淡々としすぎて、何かが足りないと感じさせてしまうのか、
そのあたりは、その人の観方に拠るかもしれない。
更に、大場@竹野内豊が、
見た目も語り口調も声の質も、「如何にも熱演」というタイプではないので、
激しい戦闘場面もあるとは言え、全体に小川のせせらぎのように、
さらりと流れてゆく印象が強い。
いくつものエピソードも、敢えてお互いを絡み合わせない。
そうして、その当時の日本軍人としては
「奇跡的な」決断をすることになる大場大尉を、ただ静かに描こうとする。
ただ、その時、そこに、彼がいて、どんな行動をしたか、
それだけを伝えたいのだと言うように、
もっと付け加えてもいいようなものも、綺麗さっぱり削ぎ落としている。
あるいは、もう少し長くなってもいいから、
丁寧に何かを語る場面があったら、強い説得力を持ったかな・・・

元々は、地理の教師をしていた大場は、
戦場にあっても、知識を生かした戦略を使い、
最前線で生き残ってきた男であって、
日本軍人として、上官からの命令に従い、命を惜しむことをよしとしない、
見本のような軍人であったのだろうと思う。
そんな彼が、戦場で見たもの、民間人との合流と野営から、
生きて日本へ帰ることを目標に闘うことになる。
1人でも多くの敵を倒すことを目的にせず、
あるいは、自らの命を絶つこともせず、
1人でも多くの日本人を守って、自らも生きる道を選ぶのである。
それを、当時の日本人は何と呼んだか知らないが、
アメリカ人は「奇跡」と呼んだのだろうか。

実際に、日本軍司令官4名の自決や、島民の集団自決があった島で、
自決を選ばず、最後まで抵抗をしている日本兵と、
彼らを率いる1人の男を“フォックス”と呼び、
一般的な米軍人は理解しづらい脅威の存在として捉える。
そもそも、投降することの何が恥であるのか、
投降するくらいなら自決することとは何なのか、
米軍司令官が理解できないのは致し方ないことなのだろう。
けれども、
日本への留学経験があり、日本文化を愛する若い大尉は、
その、理解しがたい日本人の特質とも言える、矜持を知る数少ない男。
彼がこの島に居たことが、大場の運命を変えたとも言えるかもしれない。
これが小説であるならば、
この大尉の存在ではなく、もっと他の要素があって、
大場大尉が生き残ることになったのかもしれないけれども。

「戦争を描くと聞いて躊躇したが、
 戦争スペクタクルではなく、人間を描く作品なので出演することにした」と
主演の竹野内豊が何かのインタビューに答えていた通り、
確かに、太平洋戦争末期のサイパンが舞台だが、
あくまでも大場大尉をメインに描いている作品である。
が、序盤の総攻撃では、やはり目を背けたくなる場面もある。
ご丁寧にも、THXのハコだったので、重低音が身体に響いてくる。
映像だけでも恐ろしいと思うのに、
実際にその場に居て、実感として知る男たちは、
自分が倒した人間たち、散って行った仲間たちに対して、
自分が関わった様々な出来事について、
どれほどの思いを抱えているのだろうと思う。
それを語るのが、大場の最後の台詞。
善良な人間に背負わせるには、なんと過酷なことだろう。
抱えるものが過酷で大きい方ほど、その後、黙して語らないと聞く。
また1つ、映画で日本の「戦争」の一部を知ることになった。
この時代の方々が、命を盾に守ってくれた日本という国、
現在の日本をご覧になって、なんと仰られるだろう。


◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

竹野内豊が、大好きだった時期がある。
調べてみたら、当時は、TVドラマをよく観ていた1998年。
わたしはまだ、30代でありました・・・
まだまだ、インターネットだメールだというのは、
一部の限られた人にだけ使えるものだと思っており、
そんな時に、メールの誤送信で知り合った2人が恋に落ちる、という、
「夢物語」に登場した彼が好きで、毎週、hataさんを一生懸命観ていた。
まさか、50を過ぎた今、自分がこんなことをしているなど思いもせず・・・
PCを使い始めて、最初にハンドルネームを決めるとき、
よほど「てるてる坊主」にしたかったくらい(このドラマ、知ってます?/笑)、
hataさんが好きだったの。
もちろん、その2年前の大人気ドラマ『ロングバケーション』も、
瀬名よりアニマル真二を観てたのでありました。
が。
ドラマ『人間の証明』を観た以降、
何となくドラマから離れ、ほとんどの出演作を観ることもなく現在に至り、
今、帝国軍人の彼を観ることになるとは思わなかった。
改めてゆっくり観たら、軍人、軍人してない雰囲気も、細身の身体も、
やっぱりわたしはこの人、好きですわ(またですか)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

米軍のポラード大佐@ダニエル・ボールドウィン。
お兄さんに似ているのは顔だけじゃないのね。
その顔と胴回りだけで、苗字が要らないくらいです。

アメリカのTVドラマをほとんど観ないので、まったくお初だった、
ルイス大尉@ショーン・マッゴーワン。
どこかしら、ジョシュ・ハートネットに似た感じ?
日本語の言い回しがとっても巧かったです。

ここのところ、本来の役者の力量の確かさを感じさせる、阿部サダヲ。
今回も、いい役どころで登場、
予告で観てビックリした唐沢さんの出で立ち、
日本兵というよりも、海兵隊のほうが似合う感じって、
なんか、新鮮な感じでありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆

tinkerbell_tomo at 17:03│Comments(12)TrackBack(34) 日本の映画 

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  □作品オフィシャルサイト 「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」 □監督 平山秀幸、チェリン・グラック□脚本 西岡琢也□原作 ドン・ジョーンズ□キャスト 竹野内 豊、唐沢寿明、ショーン・マッゴーワン、井上真央、山田孝之、岡田義徳、ベンガル、中嶋朋子、
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 またまた遅ればせながら、『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』を新宿ピカデリーで見てきました。 (1)この映画を見終わって、かなりの人は、どうして主人公の大場大尉(竹野内豊)が、米軍に畏敬の念を持って“フォックス”と呼ばれたのだろう、と訝しく思うのでは
29. 太平洋の奇跡 (上)  [ WEBLOG:e97h0017 ]   March 20, 2011 15:08
本作のレビューを執筆するにあたっては、作品が有するテーマとその表現方法を明確に分けて書く必要があると感じています。プレビューで書いたとおり、私はこの映画は決して「反戦映画」ではないと考えます。実は日本人にとって「反戦」というテーマで映画を作る
30. 太平洋の奇跡 (下)  [ WEBLOG:e97h0017 ]   March 20, 2011 15:08
本作が当時の日本人を描くときに用いた基本的な表現方法にまずは言及しておきたいと思います。クリント・イーストウッド監督が「硫黄島の戦い」を2作品をもって描いたのは、戦争を切り取る視点が一方に偏らないようにする配慮によるものということになると思います。本作が日
31. 太平洋の奇跡 (下)  [ WEBLOG:e97h0017 ]   March 20, 2011 15:53
本作が当時の日本人を描くときに用いた基本的な表現方法にまずは言及しておきたいと思います。クリント・イーストウッド監督が「硫黄島の戦い」を2作品をもって描いたのは、戦争を切り取る視点が一方に偏らないようにする配慮によるものということになると思います。本作が日
32. 映画:太平洋の奇跡 −フォックスと呼ばれた男  [ よしなしごと ]   April 30, 2011 00:15
 すごく久しぶりに有楽町スバル座に行きました。多分、小学生の頃に親に連れて行かれて依頼だと思います。小さくて汚いイメージだったんですが、だいぶ改装されたんですね。と言うわけで、今さらながら太平洋の奇跡 −フォックスと呼ばれた男を観てきました。
33. 「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」 守るべきものは何なのか  [ はらやんの映画徒然草 ]   June 26, 2011 19:07
海外出張の帰りの飛行機の機内で観賞(行きは映画を観る気持ちのゆとりがなかった〜)
34. 太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男  [ 小部屋日記 ]   August 27, 2011 23:20
(2011/日本)【DVD】 監督:平山秀幸 出演:竹野内豊、唐沢寿明、井上真央、山田孝之、中嶋朋子、岡田義徳、板尾創路、光石研、柄本時生、近藤芳正、酒井敏也、ベンガル、阿部サダヲ 生きて、日本に帰ろうー。 原作はドン・ジョーンズの実録小説「タッポーチョ『敵な...

この記事へのコメント

1. Posted by kino   February 14, 2011 01:25
こんばんは。
映画本編とは関係のないコメントになりますが・・・

竹野内氏のドラマといえば”hataさん、てるてる坊主”の
アレですよね!!!
私もあのドラマ、切なくて切なくて泣きながら観てました(笑)
録画していたビデオテープは捨ててしまったので、
もう一回観たいな〜と思うのですが、記憶の中に
とどめておいた方がいいかも、と思うくらいに
好きなドラマです。はい。
2. Posted by ◆kinoさま   February 15, 2011 00:46
こんばんは。
いえいえ、そちらの方にコメントいただけるのは、
それはそれでとっても嬉しいですわ♪

ああ、やっぱりドラマでのこの人といえば、あの@長谷川天@hataさん…
自分で書いておきながら、急に懐かしくなってYouTubeを探したら、
あるじゃないですか、hataさん&てるてる坊主さん。
彼女の前で『once in a blue moon』を弾くシーンが観れて、
思わずじんわり…ホント、毎週泣きながら観てましたよね。。。
あの曲、メロディを覚えてましたわ。
もし、全編を観たらどう思うかわからないけど、
少々何がどうでもいいから、hataさんをもう1回観たい…
っていうか、ちらっと見たhataさん、やっぱり若い!!
3. Posted by にゃむばなな   February 15, 2011 21:39
多分あの時代に大場大尉のような方はまだ数人はいらっしゃったはずだと思います。
でも栗林中将のことも含めて映画で描かれるまで我々はその功績どころか存在までも知らないんですよね。
ですからこういう映画が作られるということだけでも意義のあることだと思いましたよ。

ただ戦争を扱った映画としてはもう30分ほど長く描いてほしかったですね。
4. Posted by ◆にゃむばななさま   February 17, 2011 09:17
ああ、きっとそうなのでしょうね。
死からの逃亡ではなく、生きることを見定めた、尊厳を賭けた戦い。
今の我々には想像もつかない時代と環境で、
部下や民間人の命を1人でも守ろうとした軍人がいたことに誇りを感じます。
学校の教科書には書かれていない、戦争の中に確かにあった事実。
何故、映画でしか知ることができなかったのかと思うと同時に、
よくぞ、映画にしてくれたことだとも思います。

欲を言えば、登場人物たちの背景があと少しずつ描かれればいいかな…
と思う方が多いでしょうね。
長くても詳細に描くか、大筋で判断させるか、どちらの手法が
この作品により合っていたのでしょう…
5. Posted by 葉月   February 17, 2011 09:44
竹野内さん、このところ映画の紹介のため、あちこちのテレビ番組に出演されてますが、凄い戦闘の残酷なシーンを大音響や大きなスクリーンで〜と思うと「とても良い作品です、是非ご覧下さい」と言われても尻込みしております。Aスタジオのゲストの時は家族(ご両親や姉・甥・姪〜皆さん後姿でしたが)が出て応援、突然の事にびっくり!の表情、
「徹子の部屋」にもゲストで〜見た目通り口数の少ない静かな方なんですね〜
徹子と言えば、このところ竹野内・伊勢谷友介・加藤健一さんと悠雅さんお好みの方達でしたが、ご覧になってるかな?と思っていましたが、皆さん素敵でしたので・・・だったらいいのになと。
6. Posted by ノラネコ   February 17, 2011 23:44
淡々としていますが、とても良い映画でした。
今日たまたまテレビを観ていたら、大場大尉と奥様とのエピソードが紹介されていて改めてこの人物に好感を持ちました。
8年間の出征期間中、千通ものラブレターのやりとりをしていたとか。
誰もが死に急いだあの時代にあって、良い意味で現代的な部分を持っていたのかも知れませんね。
7. Posted by ◆葉月さま   February 17, 2011 23:53
竹野内さん、たくさんご出演なんですねぇ。
本当に、わたしは地上波の番組を観ることが少ないので、
もちろん、Aスタジオにご出演も知らなかったです。
何曜日の何時にどんなバラエティ番組があるか、本当に覚えられません…

あれれ?カトケン、『徹子の部屋』に出てたんですか!!
それは失敗しました〜。
映画やTVドラマで観れる人ならともかく、カトケンのトークは
是非観たかったです。
でも、いちばん観たいのは、カトケンの生の舞台…
是非、もう1回観たいお芝居があるんですよね。。。
8. Posted by ◆ノラネコさま   February 18, 2011 00:01
こういう物語を持つ大場大尉の人となりを描く場合は、
淡々と、過ぎるくらいに静かなほうが相応しく感じますね。
いくつものエピソードを重ねてゆく中で、
彼の逡巡や決断や矜持などが描かれ、とても好感を持つ作品です。

まぁ、そんな番組があって、そんな側面が紹介されたら、
この作品を観る上で一助になるし、身近に感じることができますね。
ホント、いい意味で現代の感覚が備わった人なのでしょうね。
冷静に、自分が選ぶべき本当の道は何か、
あの状況下での正しい選択をするのは、想像以上に至難の業だったことでしょう。
9. Posted by SOAR   February 18, 2011 21:35
>いくつものエピソードも、敢えてお互いを絡み合わせない。

これがすべてでした・・・。

“敢えて”こうする意味がどうしてもわからないんですよね。脇役陣のエピソードは、どれも期待を膨らませるものばかりだったのに、半端、オチなし、尻切れ・・・。場面が不自然に飛ぶ感覚も何度か味わいました。
年末にやる大河の総集編を見てるようでした。

とっても丁寧に撮っている作品です。きっとフィルムの量は膨大なんでしょうねえ。それが裏目に出てしまったのかもしれません。
また、戦争映画にしてはあまりに淡々とし過ぎていたんじゃないかなとも思います。
ほんといい作品なんだけどな〜。
10. Posted by ◆SOARさま   February 19, 2011 17:27
仰る通り、いくつものエピソードは丁寧でいいんですが、
どれもが絡み合わないのが不自然に感じてしまうのは否めません。
テーマやアプローチがいい分、だからこそ残念に思われるお気持ち、
よくわかります。

戦争映画として観るか、人間ドラマとして観るかにも違いがあるのですが、
確かに、戦争映画なら淡々としすぎとは思います。
ただ、背景は戦争ですが、描く対象が大場大尉の決断であるとすれば、
この作り方でいいのだとは思います。
どう受け取るか、どう感じるか、何を観るか、ですね・・・
11. Posted by yukarin   February 20, 2011 22:33
こんばんは♪
私、竹野内さんの声が大好きです。
でも悠雅さんのおっしゃるドラマは未見です^^;
見てみたいなぁ・・・
すみません、関係ない話で(笑)
12. Posted by ◆yukarinさま   February 20, 2011 22:59
こんばんは♪
わたしも、同じく、です。
っていうか、見た目も雰囲気も好きなんですけど(笑)
『WITH LOVE』、未見でしたか。
YouTUBEでちょっとなら観れますが…DVDは出てないみたいなんですよね。

いえいえ、そんなお喋りなら大歓迎ですよぉ。

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