February 20, 2011

ヒア アフター

野球帽。チャリングクロス駅。ディケンズの朗読。
Hereafter


■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: マット・デイモン
    セシル・ドゥ・フランス
    フランキー・マクラレン
    ジョージ・マクラレン
    ジェイ・モーア
    ブライス・ダラス・ハワード
    マルト・ケラー
    ティエリー・ヌーヴィック
    デレク・ジャコビ
監督: クリント・イーストウッド
脚本: ピーター・モーガン
2010年 アメリカ 129分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

いつ、何を観ても、「いい作品だ」と思うものばかり世に送り出す、
クリント・イーストウッド監督の最新作。
これは、何と言ったらいいのか。
しなやかに「生」を見つめながら、知的好奇心をくすぐってくれる。
鑑賞直後よりも、後からじわじわと効いてくるのは、
いつものことだけれども。



物語は。


パリの政治ジャーナリスト、マリーは、
恋人とアジアを旅行中に、巨大津波に巻き込まれ、九死に一生を得る。
その時、瀕死の状態で垣間見たのは、死後の世界と思われる光景だった。
マスコミの花形だった彼女だが・・・

ロンドンの双子の兄弟、マーカスとジェイソンは、
母がヘロイン中毒である生活の中でも健気に仲良く暮らしていたが、
ある日、ジェイソンが交通事故で突然他界。
何かというとジェイソンを頼っていたマーカスは・・・

サンフランシスコに暮らすジョージは、以前は霊能者として知られていたが、
現在はその能力から距離を置いて工場勤務をしている。
彼は、イタリア料理教室で、メラニーという素敵な女性と出会うのだが・・・



パリ、ロンドン、サンフランシスコ、それぞれの町で暮らす3人の男女の、
「死後の世界」との関わりと、「生」を見つめる物語。
「来世」というタイトルが掲げられているが、描くテーマは、むしろ、
死と関わったために、その後の人生が変わってしまった人間たちの、
生きてゆくための物語だ。

冒頭、明るく眩いリゾート地のホリデーの光景が、
ほんの一瞬で無残な天災の餌食となる、その圧倒的な水の迫力は、
本当に、イーストウッド監督の作品か?と思う映像だ。
スピルバーグが製作に加わっているからか?・・・とか思う間に、
主人公の1人が奇跡的に命を取り留める。
この後は、緊迫感のあるシーンはあるものの、
パニック映画のような映像はお終いだったことにほっと安堵する。
(ただし、中盤、「あっ」と声が上がるところもあるが)
けれど、マリーはこのことが元で、仕事を降板することになる。

ロンドンの仲良しの双子の少年の、健気な暮らしが描かれ、
何が彼らを襲うのかと思ったのも束の間、何とも痛ましい光景が・・・
やがて、自分の半分を失ったかのように暮らすマーカスの、
その後の暮らしの中での孤独や、渇望するものが手に取るようにわかる。

そして、サンフランシスコのジョージ@マット・デイモンは、
この役はこの人以外にいないと思うほどにぴったりハマる、
自分の能力から逃れたい霊能力者で、
誠実で優しい人物であるが故に、孤独に苛まれている。
食事をするのはいつも1人。
彼の能力で金儲けを考える兄も、一瞬、近づいたかと思う女性も、
彼が精一杯に訴える言葉の真意を理解できず、
結局、彼がその能力を持つが故に、彼を孤独にさせてしまう。
後付けの「能力」を、「呪い」と呼ぶ彼の気持ちは、誰にも伝わらない。
それから。
彼とほんの一瞬近づいたメラニーとの、料理教室でのシークエンスは、
ちょっと官能的なのでありました。


いったいこのお話は、どう収まるのかと思うほど、3つのお話は並行して進む。
予告で観た、ロンドンの少年がサンフランシスコの男に声をかけるシーン、
あれは、いったい、いつ、どこでのことなのか・・・
少しも接点が見出せないまま、静かに終盤へと繋がってゆく。
いつも、心が優しくなるような音楽を自ら手がける監督だが、
今回もやはり、優しく静かな調べに乗った、端正な語り口調で、
それぞれが繋がり始めた時、希望の光と大きな期待が静かに湧き上がる。
これを、「運命」と捕らえるか、「出来過ぎ」と揶揄するかは人それぞれだろうが、
長い人生の中で、運命などという言葉は軽々には使いたくないけど
そうとしか思えないじゃないの、という出会いや再会や別れがあった・・・
と実感するわたしなどは、「こういうこともある」と素直に信じることができる。
(たとえば、出来過ぎだっていいのである。お話なんだから)

3人の物語が並列されている間は、特にそうとは気づかなかったけれど、
終盤に来ると、それぞれに印象的だったものとは、大事な伏線だったとわかる。
特に、「ディケンズ」は単なる伏線としての道具ではなく、
この物語に少なからず影響を与え、さまざまな暗喩を感じさせる。
主人公がシェイクスピアよりディケンズが好きで、
デレク・ジャコビ(本人役!)の「朗読=reading」によって救われるだけでなく、
ディケンズの作品のいくつかが、
この主人公たちの境遇や背景や体験などと重なってくる。
お話の筋書きそのものではなくて、そこを流れているテーマというか、
作家が見ている視点というか・・・巧く言えないけれど。
それに気づくのが、終盤の、物語が集束するのを実感する頃で、
なので余計に、鳥肌が立つ思いで、それぞれを1から検証しつつ、
静かな静かなカタルシスを感じることになった。
たぶん、わたしは『ラスト・キング・オブ・スコットランド』、
『クィーン』『フロスト×ニクソン』のピーター・モーガンの脚本が好きなのだ。
この人とイーストウッド監督がタッグを組んだのなら、
わたしが好きな作品になるに違いなかったのね。

そして、そうなるべくして成った、ラストシーン。
彼が彼女に何を伝え、何に応え、何を見、何を感じ、
その後どうなったのかは、観客には知らされない。
けれど、何も全部を描かなくてもいいではないか。
2人の表情を観れば、きっとその想像は外れていないだろうと思うし、
きっと、とんでもない行く末にはならないだろうから心配しなくていいよと、
作者たちが言っているようである。

イーストウッド監督、今回もまた、観終わってからのほうがどんどん好きになる、
素敵な作品を作ってくれてありがとう。

tinkerbell_tomo at 15:04│Comments(18)TrackBack(49) 洋画【は】 

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この記事へのコメント

1. Posted by にゃむばなな   February 20, 2011 17:23
この映画、どこで入り込めるかによって「運命」と感じるか「出来過ぎ」と感じるかが別れますよね。
私は後者だったので、どうも乗り切れないまま映画を見終わったしまいましたよ。
2. Posted by minori   February 20, 2011 21:18
悠雅さま。

こんばんは。ずーっと以前にお世話になっておりました、minoriです。
最近また映画に復活いたしました。

この映画、とても優しくて心に残る映画でしたね。テーマ的にちょっと危険な香りがしましたが、地に足が着いた作品だったと思います。

メラニーとのシーンは官能的ではありましたが、同じ女性としてアカラサマな彼女にちょっと嫌悪感を(笑)個人的にマットが好きだったからかなぁ…。

最後のシーンはいるのかいらないのか、ちょっと悩むところです。TB失礼しますね。
3. Posted by SOAR   February 20, 2011 22:19
鑑賞中に一気に感動のピークを迎える作品も好きですが、イーストウッド作品はそうした起伏を抑えて淡々と進むんですよねえ。おっしゃるように後になってからじんわりと静かな感動が訪れる感じ。
リアルなヒューマンドラマとは一味違うスピリチュアル&ファンタジーな本作でも、それは全く同じでした。

ご存知のように(笑)私は伏線を巧妙に使う作品が本でも映画でも好みです。で、本作での「ディケンズ」はたしかに伏線以上の役割を果たしてましたね。
このおかげで終盤の展開が、安易な「出来過ぎ」にならずに済んだのではないでしょうか。
感じ方は人それぞれですが、やはりここは「運命」と捉えてこその作品だと思います。

心地よい余韻をいつまでも感じていたい素敵な作品でした。
4. Posted by ◆にゃむばななさま   February 20, 2011 22:34
これは、「都合よく3人がロンドンで出会う」お話ではなくて、
「3人がロンドンで出会うまで」のお話だと思うので、
わたしは全く出来過ぎだとは思いませんでした。

でも、1つの作品を観ても人それぞれの感想があっていいので、
ダメだったらダメで仕方ないですよね。
5. Posted by ◆minoriさま   February 20, 2011 22:42
こんばんは。こちらこそご無沙汰しています。
せっかく送ってくださったのに、TBが受信できてなくてごめんなさい。

スピリチュアルな内容に触れるだけで拒否反応が多いことにも驚きますが、
この作品の要点はそこにはないのはもちろんのこと、
わたしのように、霊的なものがあってもなくても(本当なら尚よろしい)、
生きている人間が前を向き、心を強くして明日を生きる元気が沸くなら、
嘘も方便だと思う人間には、とても入り込みやすい世界でした。

メラニーには、ちょっと期待したんですけど、余程誰にも触れられたくない、
酷い過去があったんじゃないかと思うんです。
そのせいで、婚約が破談になったほどの・・・
なので、あからさまだし彼を酷く傷つけたけど責められないかな、と。
ラストシーンも要るか要らないか、意見が分かれるでしょうが、
きっと監督も脚本家も、そんなことは見越してるかな…
どういう意味だ?と考えさせるのが目的だったかも(笑)
6. Posted by ◆SOARさま   February 20, 2011 22:52
観ている間も、それはあちこちに心が動く場面があるんですが、
イーストウッド監督作品はいつも、気がつくと、あれこれ考えてるんです。
そして、観ている間に気づかなかったことに思い至って後から涙ぐんだり…
これも、題材はこれまでとは違うけれども、やはりこの監督の世界でした。

ディケンズがここまで生きてくるとは思わなくて、
だからこそ、終盤に余計にあれもこれもが繋がって嬉しかったんです。
ホント、人それぞれ見方が異なっていいんですが、
あの出会いは、運命だと思えたほうが幸せ者ですね。
っていうか、運命の出会いとは、こんな経緯だったのだよ、というお話と
見たほうがとても自然だと思いました。
わたしも、とても好きな作品の1つになりました。
SOARさんと同じような感想で嬉しかったです。
7. Posted by KLY   February 21, 2011 00:40
こんばんは。
私もにゃむばななさんと同じかなぁ。出来すぎだろうと感じました。だからむしろずっとイギリスにいたマーカスのエピソードはしっくり来る感じです。
8. Posted by rose_chocolat   February 21, 2011 00:48
人生は「出会い」だと思っていますので、
出会えたということがとても素敵だなと感じます。
共有できる人に会えるか会えないか、それによって人生は薔薇色にも灰色にもなるわけですから。
なので、スピリチュアルという観点よりも、
出会えた奇跡の方にウェイトを置いたため、私はこれは
非常に温かいものを感じました。
9. Posted by AKIRA   February 21, 2011 10:32
奥深い物語,人間ドラマを堪能できました。

一期一会じゃないけど
出会いって本当に大切なんだなぁとしみじみ。

この3人の未来が笑顔になると予感させてくれる
素敵な終わり方がとくに素晴らしかったですね。
10. Posted by ◆KLYさま   February 21, 2011 22:01
多くの方が、「出来過ぎ」と感じられるなら、
やはりそう思われても仕方ない描き方だったかもしれません。
だけど、そこを「運命の出会い」と思えた者のほうが、
このお話を楽しめて、多くのものを感じ取れたのだから、
どちらもアリでいいんでしょう。
わたしは、後からじわじわ効いてくる、とてもいい作品だったと思っています。
11. Posted by ◆rose_chocolatさま   February 21, 2011 22:14
人生は出会い。本当にそうですね。
長い人生の中で、人(や著書)に出会ったことで変わるものが
どれだけあったかと思います。
大した能力を持っていない者同士でも、わかりあえないことが多いのに、
彼の場合は特殊な能力があるために孤独に苛まれていたのですから、
理解し合える相手に出会えたことがどれほどの幸せなのかと想像すると、
ただそれだけで、こちらも幸せな気持ちになります。

脚本家の山田太一氏が新聞のインタビューに応えていましたが、
「現実には、願い通りのことは起こり難いのだから、
お話の中では、そうであって欲しいという願いが叶うことで、
希望を抱き続けられる」というようなことを仰っていました。
お話の作り手は、やはり違う観点で物を仰いますね。
やっぱり、このお話は最後のあんな閉じ方を望みますものね。
12. Posted by ◆AKIRAさま   February 21, 2011 22:18
人と人との出会いって、本当に誰かの大いなる力がそうさせているのでは?と
思うことが時々あるものです。
自分では、まったく無計画に行ったところで驚くようなものにであったり、
もしかしたら、今はそうだとは知れずに誰かに出会ってるかもしれない。
お話は、この3人が前を向いて生きてゆくという筋書きでしたが、
これは、生きている人たち全ての物語だと思えます。

ディケンズのお話をベースに匂わせながら、
とてもいい作品を作ってくれたと思います。
13. Posted by ノラネコ   February 21, 2011 22:19
賛否両論分かれてますが、まあ題材から言ってもそれは当然でしょう。
キャラクターを見つめる視線は優しく、適度な距離感も心地よく、私は結構好きな作品です。
ディケンズの使い方は面白かったですが、日本ではイマイチ伝わらないかなあ。。。
14. Posted by ◆ノラネコさま   February 22, 2011 09:17
これは、賛否がはっきり分かれていますね。
この題材や流れを、すんなり受け入れたらOK、
ちょっとでも何かがひっかかったら×という感じなので、
その人それぞれの感覚次第なのでしょう。
イーストウッドらしくない云々という言葉も聞かれますが、
確かに題材や流れはこれまでの傾向と違うけれど、
根本的なものは何も違わない、表現方法が違うだけ、という作品でした。

ディケンズに言及されている方がかなり少ないところを見ると、
日本では伝わらない可能性が高いですね。
というか、わたしにしたって、
何度も映画化されている作品数本くらいしか知らないのではありますが…
いろんな符合に気づいたら、このお話を違う角度から楽しめるんですが。
気づけた人は、ラッキーだったということですね。
15. Posted by エミ   March 03, 2011 15:46
悠雅さん、こんにちわ♪
そしてお久しぶりです。

基本的に私はスピリチュアル系とかダメなんですが、コレは大丈夫でした。
多分、ディケンズの使い方が上手かったからそこまで拒否反応がでなかったんだと思います。
題材が題材なので好き嫌いはハッキリ別れそうですが、個人的には良い作品だと思いました。

また、ちょくちょく遊びに来させてください!
16. Posted by ◆エミさま   March 03, 2011 17:32
こんにちは。すっかりご無沙汰してました。

わたしは逆に、霊的な題材でも全く平気なんです。
霊云々ではなく、その題材をどう使って作品を作るかの問題ですから、
たとえ、一瞬不安に思うものがあっても、この監督なら、
ちゃんと芯の通った作品であろうと思っていました。

ディケンズの作品を多数読んではいないけれど、
それでも、単なる伏線ではない使い方をしていることで
作品の幅や深みが増したと思うんですが、
日本人は、ディケンズと言ってもあまり身近ではないせいか、
ちょっと残念な結果になってしまった方が多かったようです。

わたしも、これは好きだし、いい作品だと思いますわ。
わが家はいつも相変わらずですが、またいろいろお喋りさせてくださいませ。
17. Posted by sannkeneko   April 29, 2011 22:04
こんばんは。
2月に見たのですがレビューは今頃になりました(苦笑)。

>そして、そうなるべくして成った、ラストシーン。
三人が引き寄せられるように会って再生する物語だと思うのですが、
ここがどうも私はダメで。
まあ、私がディケンズに馴染みがないのも原因でしょうけれど、
マーカスの物語の方に引き寄せられてしまいました。

今夜はライブドアさんにTBが飛ばない日らしいので、
後日改めて失礼させていただきます。
18. Posted by ◆sannkenekoさま   April 29, 2011 23:47
こんばんは。
TBではご迷惑をおかけしてすみません。
最近、やっと順調になったと思ってたんですが…

2月にご覧になったのに、今までUPされなかったというのは、
それだけ作品に魅力を感じられなかったからなのでしょう。

>三人が引き寄せられるように会って再生する物語
・・・だと思って観ると、とても出来過ぎと感じられるかもしれませんね。
あるいは、別の要因が、あのラストを受け入れさせなかったかもしれません。
わたしは「出会いで再生した3人の、それまでの物語」と思ったことや
ディケンズが色濃く使われたことでとてもすんなり受け入れられました。
マーカスも、実はディケンズの作品を思わせるんですよね・・・

ま、人それぞれ、作品の何をどう楽しむか、ですから
残念な作品もある、ってことでしょう。

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