August 16, 2011

ベスト・キッド

上着。集中。立ち向かう勇気。
The Karate Kid




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出演: ジェイデン・スミス
    ジャッキー・チェン
    タラジ・P・ヘンソン
    ハン・ウェンウェン
    ワン・ツェンウェイ
監督: ハラルド・ズワルト
2010年 アメリカ/中国 140分
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1980年代に大人気を博した同名映画のリメイク作品。
昨年の公開時、近くでは吹替えの上映しかなく、
観たかったのに見送ってしまったので、
今更、WOWOWにて。



物語は。


アメリカ、デトロイトで母と2人暮らしの12歳のドレは、
母の仕事の都合で、中国、北京へと移り住むことになる。
転居早々、カンフーを学ぶ少年チョンに目を付けられ、
学校でも早速苛められてしまう。
ドレ1人に対して6人のカンフー少年が寄ってたかっていたため、
偶々居合わせた、ドレの住むアパートの管理人が助けてくれる。
実は、管理人ハンは、カンフーの達人だったのだ。
強くなりたいドレは、ハンに弟子入りをするのだが、
その代わり、カンフーの大会に出場しなくてはならなくなる。
だが、ハンがドレに指導するのは、
カンフーには直接関わりなさそうなことばかりだった・・・



デトロイトから北京へやってきた少年が、
カンフーの達人と出会い、カンフー大会で闘うまでになる、というお話。
アメリカの男の子らしさ満載の主人公が、
何かに背を向けたようなカンフーの達人と出会い、
修行をして、めきめきと腕を上げてゆく。
修行あり、可愛い恋あり、師匠の秘密あり、北京名所巡りもあり(笑)
いろんな意味で、楽しめる。

1984年公開のオリジナルは、たぶん大昔にTV放送で観たことがあり、
主役の男の子の顔もよく覚えているのに、
内容をほとんど覚えていないということは、ちゃんと観てなかったのかな。。。
ということで、ともあれ、まっさらに限りなく近い状態で観ることにした。

主人公ドレは、『幸せのちから』で、実の父と共演、
役柄も親子として映画デビューしたジェイデン・スミス。
彼がこの役でとってもよかったと思う。
とっても当たり前だけれど、ふとした瞬間、
ウィル・スミスにとてもよく似た表情を見せる。
もちろん、この作品に両親の力が及んでいないとは思わないが、
それでも、鍛錬の成果が見える身体の動きといい、表情といい、
かっこよくて、可愛くて、将来有望と誰にでも思わせただろう。

ドレの母には、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でオスカーにノミネートされた、
タラジ・P・ヘンソン。
そして、ドレの師匠となるハンは、ジャッキー・チェン。
日頃は、アパートの冴えない管理人で、
不思議なことに、家の中に大きな車を入れて修理している男だ。
けれど、ひとたびカンフーの指導を始めてみると、
ある程度の結果を見据えての的確な指導ができる男を好演。
もちろん、カンフーを披露するシーンもあるのだけれど、
今回は、過去に何があったのか、薄暗い四合院の一角で、
車と共に過ごす時間が長そうな日常である。

実は、わたしは長らくジャッキー・チェンが苦手だった。
若い頃に大人気だったシリーズも、ほとんど観たことがなかった。
何がどう、というよりも、とにかく1つも好きなところはなかった。
けれど、ここ数年の風貌や様子は、
この人は、若い時より今のほうがずっといいじゃないか、と思うようになった
今回は特に、この師匠がとても板に付いていて、
本当にこんな人が、北京の町にはいるのでは、と思うほどの静かな迫力だ。


お話自体は、ある程度の設定が理解できた段階で、
おおよその筋書きも読める、シンプルなものだが、
何故か、学校の社会見学が紫禁城だったり、
2人が修行するのは万里の長城、って・・・
いくら主人公たちが北京で暮らしているとは言え、
どう観たって、これは観光案内ではないか、とも思う。
他にも、ツッコミ入れたいところもたくさんあるけれど、
(今回はツッコミなしなの@ジェイデンくん、可愛いから)
でも、それも含めての、エンターテインメントだもんね。
堅いこと、言いっこなしでなくっちゃね。

そうして、終盤には大事な出来事がまっている。
それまで、ただ師匠についてゆくだけで必死だった少年が、
あるとき、師匠の窮地を救うことになる。
ただし、そちらはカンフーの技ではなくて、
いわば、カンフーの心、ということになるだろうか。
ここで、彼が何回かの脱皮を繰り返しながら、
成長し頼もしくなってゆく。師匠の喜びはどれほどまでだろう。

可愛くてかっこいいジェイデンくんと、
枯れた感じのジャッキー・チェンが、
時にはユーモアも交えながら、基本的にはひたすら修行をする。
立ち向かう勇気を身につけ、余計はことは喋らずに修行する。
そして・・・という結末に繋がってゆくというお話。
もし、機会があったら、未見の方は是非。



tinkerbell_tomo at 00:47│Comments(6)TrackBack(6) 洋画【は】 

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1. ベスト・キッド(2010)☆最高の師匠がくれたもの──  [ ☆お気楽♪電影生活☆ ]   August 16, 2011 09:19
   それは、逃げずに立ち向かう勇気。         あの伝説が北京で甦る!     
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6. ベスト・キッド(2010年)  [ mama ]   May 16, 2012 17:30
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この記事へのコメント

1. Posted by ひらで〜   August 16, 2011 09:32
こんにちは♪
毎日暑くてヘタレそうですが、映画で乗り切れ!とばかりに観ておりますが、
その姿はグーたらしてるだけか?(笑)

上映時、悠雅さんのところでも吹き替えだけだったのですね。
こちらもそうでしたので、仕方なく吹き替えで観ました。

中国の案内のようなロケーションでしたが(笑)、
今のジャッキーにはとても似合った役でしたし、
ジェイデンの成長ぶりが楽しい作品でした。
2. Posted by メグ   August 17, 2011 11:58
悠雅さま こんにちは♪
これはリメイクというよりも、まったく新しい「ベストキッド」の誕生と言った方がいいですね。仕事と子育てにがんばるママがデトロイトでリストラされて北京に出向・・・だなんて、前作が公開された時代ではとても考えられなかった今の時代の現れです。楽しんでいただけて良かったです。

映画観終わった後、「ジェイデン君みたいにあんなにピンと高くまっすぐ足をあげられたらいいなぁー!」と思ってマネして股関節を痛めた人・・・結構いたのではないかしら?(実は自分も
3. Posted by ◆ひらで〜さま   August 17, 2011 22:53
こんばんは。
本当に、全く凄い暑さが続いていますが、そろそろピークを超えたかな?
今週末にはちょっと空気が入れ替わるとか。
でも、暑い時は無理しないでいるのが一番ですね。

昨今、吹替え版のみの上映が増えてしまってますね。
それで見送った作品が多いことが残念でなりません。
これも、子供たち対象という感じではないのに、何故なんでしょう。

本当に、「そうだ、北京へ行こう」と思わせるための宣伝?と思いましたが、
案外、その側面はあるような気がします。
ジャッキー・チェン、よかったですよね。
この後の公開作品も楽しみにしてます。
4. Posted by ◆メグさま   August 17, 2011 22:58
こんばんは。
わたしは結局、ちゃんと観てなかったのか、
オリジナルの記憶がほとんどないのですが、
思えば、時代と共に環境はすっかり変わってるんですよね。

これは、ジェイデンくん、ジャッキー・チェンの魅力が
とても引き出された作品だったと思います。
ジェイデンくんは、今後はもっと伸びてゆく可能性を感じますね。
そうそう、あんなにピンと脚が伸びるなんて!
ええ!?メグさん、あのマネしたんですか(可愛い!)
でも、そのお気持ち、わかりますわ♪
5. Posted by にゃむばなな   August 20, 2011 20:44
ジェイデンくんは頑張っとるんですが、オヤジさんがねぇ〜。
何ですの、あのEDロールは!と言いたくなりましたよ。

親バカもあそこまで行くと、見ていて悲しくなりますよ。
6. Posted by ◆にゃむばななさま   August 21, 2011 23:05
あのEDロール、微笑ましいと取るか、やりすぎと取るか。。。
やっぱり、やりすぎ、ってことでしょうね。

いや、人が見て「何やってるねん」と言われてしまうことをするのが、
親バカってことなのですよ。
なかなか冷静に割り切ることができないんでしょうねぇ。

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