December 08, 2012
砂漠でサーモン・フィッシング
平日のシャンパン。理論的には可能。遡上する本能。
■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: ユアン・マクレガー
エミリー・ブラント
クリスティン・スコット・トーマス
アムール・ワケド
トム・マイソン
キャサリン・ステッドマン
監督: ラッセ・ハルストレム
2011年 UK 108分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■
ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント主演、
ラッセ・ハルストレム監督、サイモン・ボーフォイ脚本・・・
というだけで、是非観ようと思った作品が本日公開。
物語は。
英国の水産学者ジョーンズ博士は、平穏で淡々とした日々を送っていた。
ある日、投資コンサルタントのハリエットという女性からのメールが届く。
イエメンの大富豪の、砂漠で鮭釣りをしたいという望みを叶えるため、
そのプロジェクトへの協力要請だったが、彼は荒唐無稽だとして断った。
ちょうどその頃、英国は対中東政策で国民の反感を買っており、
政府の女性広報官マクスウェルは、
国民の関心を明るいニュースに向けるため、
このプロジェクトへの支援を申し出て来た。
理論的には可能だが、実現は不可能だとするジョーンズに対し、
彼の冗談半分の要望や大いなる疑問に次々に答えるハリエット。
こうして、ジョーンズはハリエットとマクスウェルによって、
全く乗り気のしないプロジェクトに巻き込まれるのだが・・・
イエメンの砂漠で鮭を泳がせるためのプロジェクトに関わった、
ある水産学者の仕事と恋の物語。
英国のベストセラー小説をサイモン・ボーフォイが脚本化、
ラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取った。
監督、脚本、主演の顔ぶれはとっても嬉しくて、
たとえ、シリアスで重いお話でも観たいわ!!と言うところだが、
そもそも、「砂漠」で「鮭釣り」、って何?と
タイトルの第一印象にはぽかんとした。
で、お話は「ほんまかいな」と思う内容らしい。
でも、ハルストレム監督で、ユアン主演なら、
きっと手酷い内容ではないに違いない、と確信させてくれるので、
とても楽しみに公開を待っていた。
その期待がどうであったか、って?・・・外れるもんですか( ^∀^)
予告編を観ていると、
中東の金持ちの思いつきと道楽に、
英国政府も乗っかってプロジェクトが始動してゆき、
それに恋も絡んでくる・・・と思わせるものだった。
確かに、大筋ではそんな感じなのだけど、
一番イメージが違ったのが、発案者であり資金提供者である大富豪。
キリリとした面構えの見映えのいい人物というだけでなく、
大きな夢を抱いている人格者で、偶々それが大富豪だったというか。
大富豪でなければ、壮大な夢でしかないところを、
実現できる財力に恵まれているからこそ、のお話というか。
この大富豪の性格や目的によって、
主人公たちの運命が変わってくると言ってもいい。
優秀な外交官である妻との二人暮らしで、
夫婦らしい会話が交わされるわけでもなく、
本音を語れるのは、自宅の庭にある池の鯉だけ。
実は、夫婦円満であるとは言い難いと感じている主人公は、
イマイチ精彩に欠ける日々を送っている。
一方、仕事にかけてはとても優秀だが、
恋愛にかけては積極的になれない性格の女性コンサルタント。
知り合ったばかりの軍人との恋にも、どこか怖気づいている。
そして、荒唐無稽だとして立ち消え寸前だったプロジェクトに、
突然横合いから乗っかってきたやり手の女性広報官。
けれど、家庭では難しい年頃の息子たちの母でもあり、
きっと、お料理は巧くないだろうけど、
それなりに「母」しているところが微笑ましい。
そのせいか、この押しの強いオバサン、嫌いになれない。
砂漠で鮭釣り、というだけでなく、
どれもが有り得ないような状況とも言えるけれども、
だからこそ、お話の行く末が面白いとも言える。
大富豪を含め、この男女の人間関係とキャスティングが絶妙。
まずは何と言ってもユアン・マクレガー。
もう40を超えちゃったオジサンのはずなのに、
いつ見てもキュートなのは何故。
ユアンのピュアな笑顔を観ると、心から幸せな気分になる。
最初は、覇気のない生活を送っていた受動的な男が、
ハリエットに出会い、公私共に彼女の傍にいて、
「理論的には可能」なプロジェクトに関わってゆくうち、
だんだんと素敵になってゆく。
それを何気ない表情や仕草で見せてくれるユアン、流石。
だから、いつまでもこういう役が似合うんだわ。
エミリー・ブラントとの相性もいい。
仕事では積極的なのに、自分のこととなるとウブな少女みたい。
もっと、仕事最優先でゴリ押ししてくるかと思いきや、
途中からは、ユアンに引っ張られてゆくのが面白い。
ま、状況が状況だけに、それは当然とも言えるのだけど。
彼女の、出会って3週間ほどの恋人の、トム・マイソン。
彼の役どころはちょっと辛いんだけど、
今後、またいろんなところで出てきそうな気がするから、
一応、チェックね(笑)
この人は、現代の軍人というよりも、
ヴィクトリア朝の衣裳を着せて、古いお城に住まわせたい感じ。
さらに、やり手のオバサン広報官にクリスティン・スコット・トーマス。
この人を、こういう役で観たのは初めてだけど、
なんと、よくお似合い(笑)。
如何にも、な家で言うことを聞かない息子たちを叱りながら、
仕事の電話をかけていたり、
「これは使える!」と判断したら、何でもいいから乗っかっちゃう。
この強かな女にこの人をキャスティングしたのが成功でしたわね。
そして、イエメンの大富豪@アムール・ワケド。
お顔立ちといい雰囲気といい、説得力があってとっても素敵。
以上5人の主要人物、ホントに皆さんそれぞれに魅力的でありました。
そんなキャストが演じるキャラクターが輝くのも、
巧い脚本と、無駄がない演出だからこそだろう。
台詞も演出も軽妙で簡潔でわかりやすく、
強引な感じがないのに、お話に容易く引き込まれてゆく。
観終わって振り返ってみると、
設定は奇想天外でも、筋書きは思いのほかシンプルで、
この先はこうだったらいいのに・・・という流れに乗ってゆく。
けれども、わかっているんだけど、こういう流れはとっても嬉しくなる。
登場する男女の誰かに心を寄せたり、夢を見たり、
切なく、悲しい思いもしたりするけど、
それも、お話を楽しんでいる証拠。
時々、無性に観たくなってしまうんじゃないかと思うお話だ。
出演: ユアン・マクレガー
エミリー・ブラント
クリスティン・スコット・トーマス
アムール・ワケド
トム・マイソン
キャサリン・ステッドマン
監督: ラッセ・ハルストレム
2011年 UK 108分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■
ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント主演、
ラッセ・ハルストレム監督、サイモン・ボーフォイ脚本・・・
というだけで、是非観ようと思った作品が本日公開。
物語は。
英国の水産学者ジョーンズ博士は、平穏で淡々とした日々を送っていた。
ある日、投資コンサルタントのハリエットという女性からのメールが届く。
イエメンの大富豪の、砂漠で鮭釣りをしたいという望みを叶えるため、
そのプロジェクトへの協力要請だったが、彼は荒唐無稽だとして断った。
ちょうどその頃、英国は対中東政策で国民の反感を買っており、
政府の女性広報官マクスウェルは、
国民の関心を明るいニュースに向けるため、
このプロジェクトへの支援を申し出て来た。
理論的には可能だが、実現は不可能だとするジョーンズに対し、
彼の冗談半分の要望や大いなる疑問に次々に答えるハリエット。
こうして、ジョーンズはハリエットとマクスウェルによって、
全く乗り気のしないプロジェクトに巻き込まれるのだが・・・
イエメンの砂漠で鮭を泳がせるためのプロジェクトに関わった、
ある水産学者の仕事と恋の物語。
英国のベストセラー小説をサイモン・ボーフォイが脚本化、
ラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取った。
監督、脚本、主演の顔ぶれはとっても嬉しくて、
たとえ、シリアスで重いお話でも観たいわ!!と言うところだが、
そもそも、「砂漠」で「鮭釣り」、って何?と
タイトルの第一印象にはぽかんとした。
で、お話は「ほんまかいな」と思う内容らしい。
でも、ハルストレム監督で、ユアン主演なら、
きっと手酷い内容ではないに違いない、と確信させてくれるので、
とても楽しみに公開を待っていた。
その期待がどうであったか、って?・・・外れるもんですか( ^∀^)
予告編を観ていると、
中東の金持ちの思いつきと道楽に、
英国政府も乗っかってプロジェクトが始動してゆき、
それに恋も絡んでくる・・・と思わせるものだった。
確かに、大筋ではそんな感じなのだけど、
一番イメージが違ったのが、発案者であり資金提供者である大富豪。
キリリとした面構えの見映えのいい人物というだけでなく、
大きな夢を抱いている人格者で、偶々それが大富豪だったというか。
大富豪でなければ、壮大な夢でしかないところを、
実現できる財力に恵まれているからこそ、のお話というか。
この大富豪の性格や目的によって、
主人公たちの運命が変わってくると言ってもいい。
優秀な外交官である妻との二人暮らしで、
夫婦らしい会話が交わされるわけでもなく、
本音を語れるのは、自宅の庭にある池の鯉だけ。
実は、夫婦円満であるとは言い難いと感じている主人公は、
イマイチ精彩に欠ける日々を送っている。
一方、仕事にかけてはとても優秀だが、
恋愛にかけては積極的になれない性格の女性コンサルタント。
知り合ったばかりの軍人との恋にも、どこか怖気づいている。
そして、荒唐無稽だとして立ち消え寸前だったプロジェクトに、
突然横合いから乗っかってきたやり手の女性広報官。
けれど、家庭では難しい年頃の息子たちの母でもあり、
きっと、お料理は巧くないだろうけど、
それなりに「母」しているところが微笑ましい。
そのせいか、この押しの強いオバサン、嫌いになれない。
砂漠で鮭釣り、というだけでなく、
どれもが有り得ないような状況とも言えるけれども、
だからこそ、お話の行く末が面白いとも言える。
大富豪を含め、この男女の人間関係とキャスティングが絶妙。
まずは何と言ってもユアン・マクレガー。
もう40を超えちゃったオジサンのはずなのに、
いつ見てもキュートなのは何故。
ユアンのピュアな笑顔を観ると、心から幸せな気分になる。
最初は、覇気のない生活を送っていた受動的な男が、
ハリエットに出会い、公私共に彼女の傍にいて、
「理論的には可能」なプロジェクトに関わってゆくうち、
だんだんと素敵になってゆく。
それを何気ない表情や仕草で見せてくれるユアン、流石。
だから、いつまでもこういう役が似合うんだわ。
エミリー・ブラントとの相性もいい。
仕事では積極的なのに、自分のこととなるとウブな少女みたい。
もっと、仕事最優先でゴリ押ししてくるかと思いきや、
途中からは、ユアンに引っ張られてゆくのが面白い。
ま、状況が状況だけに、それは当然とも言えるのだけど。
彼女の、出会って3週間ほどの恋人の、トム・マイソン。
彼の役どころはちょっと辛いんだけど、
今後、またいろんなところで出てきそうな気がするから、
一応、チェックね(笑)
この人は、現代の軍人というよりも、
ヴィクトリア朝の衣裳を着せて、古いお城に住まわせたい感じ。
さらに、やり手のオバサン広報官にクリスティン・スコット・トーマス。
この人を、こういう役で観たのは初めてだけど、
なんと、よくお似合い(笑)。
如何にも、な家で言うことを聞かない息子たちを叱りながら、
仕事の電話をかけていたり、
「これは使える!」と判断したら、何でもいいから乗っかっちゃう。
この強かな女にこの人をキャスティングしたのが成功でしたわね。
そして、イエメンの大富豪@アムール・ワケド。
お顔立ちといい雰囲気といい、説得力があってとっても素敵。
以上5人の主要人物、ホントに皆さんそれぞれに魅力的でありました。
そんなキャストが演じるキャラクターが輝くのも、
巧い脚本と、無駄がない演出だからこそだろう。
台詞も演出も軽妙で簡潔でわかりやすく、
強引な感じがないのに、お話に容易く引き込まれてゆく。
観終わって振り返ってみると、
設定は奇想天外でも、筋書きは思いのほかシンプルで、
この先はこうだったらいいのに・・・という流れに乗ってゆく。
けれども、わかっているんだけど、こういう流れはとっても嬉しくなる。
登場する男女の誰かに心を寄せたり、夢を見たり、
切なく、悲しい思いもしたりするけど、
それも、お話を楽しんでいる証拠。
時々、無性に観たくなってしまうんじゃないかと思うお話だ。
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この記事へのコメント
1. Posted by yukarin December 09, 2012 23:28
うふふ、本当にユアンはキュートでしたね〜。
いろんな表情を見てるだけでニヤニヤしちゃいます。
アムール・ワケドさんも素敵でしたし〜いろんな意味で楽しめる作品でした(笑)
いろんな表情を見てるだけでニヤニヤしちゃいます。
アムール・ワケドさんも素敵でしたし〜いろんな意味で楽しめる作品でした(笑)
2. Posted by ◆yukarinさま December 09, 2012 23:57
ね(*´∀`*)やっぱりユアンはキュートですよね。
もう40超えちゃったのにね(笑)
彼の細かい表情の変化を観るのが、彼の出演作を観る時の大きな楽しみですもん。
そうそう。この作品の魅力の一つはワケドさんですよね。
わたしもこの作品、好きですわ。
もう40超えちゃったのにね(笑)
彼の細かい表情の変化を観るのが、彼の出演作を観る時の大きな楽しみですもん。
そうそう。この作品の魅力の一つはワケドさんですよね。
わたしもこの作品、好きですわ。
3. Posted by にゃむばなな December 10, 2012 21:01
あら〜高評価ですね。私は全く逆の低評価になってしまいましたわ。
役者陣の魅力は出ていたと思うのですが、このタイトルから奇想天外プロジェクトをメインと思ってしまったのが間違いだったみたいですわ。
役者陣の魅力は出ていたと思うのですが、このタイトルから奇想天外プロジェクトをメインと思ってしまったのが間違いだったみたいですわ。
4. Posted by ◆にゃむばななさま December 10, 2012 22:34
タイトルは作品の顔だから、もちろん大事。
これは、壮大なプロジェクトが成功する?…かな?、というお話だから、
別に外れてないとわたしは思いますが、
多くの場合は、プロジェクトの成功物語を期待してしまうでしょうね。
このお話は、大富豪の本当の狙いと、彼との出会いで人生が変わった男と女…
というだけで、わたしなどは充分楽しかったのですけれど(^^ゞ
これは、壮大なプロジェクトが成功する?…かな?、というお話だから、
別に外れてないとわたしは思いますが、
多くの場合は、プロジェクトの成功物語を期待してしまうでしょうね。
このお話は、大富豪の本当の狙いと、彼との出会いで人生が変わった男と女…
というだけで、わたしなどは充分楽しかったのですけれど(^^ゞ
5. Posted by ほい December 11, 2012 13:40
初期のユアン・マクレガーらしさが出ていたような(好ましいです)。抑えたお話の展開、抑えた感情、ピリッと効かす皮肉とユーモア。どれも好ましくてほんのりと心が温かくなる映画でした。
アムール・ワケドの役は象徴的でした。広報官(クリスティン・スコット・トーマス)の役はお茶目な彼女を見られたようでうれしいです。英仏の両方で活躍できる役者さんとしていつも注目しています。
主役を支える周辺の役柄が手厚く深く、重層的な味わいのある映画だったと思います。小物も結構こっていると思いました。
あと、アラブマネーの英国内における輝きとイエメンにおける陰。抑えているのでしょうが製作側は意図しているのでは、と思いつつ。
少し盛りだくさん過ぎかな、と最初は思いましたが、今振り返ってみれば、多くの要素をきれいに纏め上げてくれたんだ、と。
サケのプロジェクトを支えている人がたくさんいて(広報官の家族、首相、事務屋、閣僚など)その先端で活動が可能になっている当事者(主人公ふたり)である、というところなど、地道にプロセスが描かれており、そしてユーモアも相当込められて、と。その道中を目撃していくことになる私たち(観客)は当人たちのようにちょっぴりどきどき、ハラハラ、ニコニコしながら。
これ、随分前に観損ねて、その後は長い間(数ヶ月以上)、アマゾンの「今は買わない」ボックスに放り込んであるのです。たぶん購入すると思います。ああ無駄遣いばっかり(笑)。
アムール・ワケドの役は象徴的でした。広報官(クリスティン・スコット・トーマス)の役はお茶目な彼女を見られたようでうれしいです。英仏の両方で活躍できる役者さんとしていつも注目しています。
主役を支える周辺の役柄が手厚く深く、重層的な味わいのある映画だったと思います。小物も結構こっていると思いました。
あと、アラブマネーの英国内における輝きとイエメンにおける陰。抑えているのでしょうが製作側は意図しているのでは、と思いつつ。
少し盛りだくさん過ぎかな、と最初は思いましたが、今振り返ってみれば、多くの要素をきれいに纏め上げてくれたんだ、と。
サケのプロジェクトを支えている人がたくさんいて(広報官の家族、首相、事務屋、閣僚など)その先端で活動が可能になっている当事者(主人公ふたり)である、というところなど、地道にプロセスが描かれており、そしてユーモアも相当込められて、と。その道中を目撃していくことになる私たち(観客)は当人たちのようにちょっぴりどきどき、ハラハラ、ニコニコしながら。
これ、随分前に観損ねて、その後は長い間(数ヶ月以上)、アマゾンの「今は買わない」ボックスに放り込んであるのです。たぶん購入すると思います。ああ無駄遣いばっかり(笑)。
6. Posted by ◆ほいさま December 13, 2012 09:53
またお返事が遅くなってごめんなさい。
これもまた、海外でとっくにご覧になる機会があったのですね。
お気に召した作品を購入されるのは、決して無駄遣いではないでしょう。
40を超えても、昔からずっと変わらないキュートなユアン、
わたしが彼の出演作が好きなのは、そこが大きな理由だと気づきました。
ハルストレム監督作品なので、何となく予想していた感じ通りの雰囲気で、
ユーモアと夢が巧いバランスで込められた作品だったと思います。
クリスティン・スコット・トーマスの役どころが新鮮でしたね。
アムール・ワケドと並んで出色でした。
これもまた、海外でとっくにご覧になる機会があったのですね。
お気に召した作品を購入されるのは、決して無駄遣いではないでしょう。
40を超えても、昔からずっと変わらないキュートなユアン、
わたしが彼の出演作が好きなのは、そこが大きな理由だと気づきました。
ハルストレム監督作品なので、何となく予想していた感じ通りの雰囲気で、
ユーモアと夢が巧いバランスで込められた作品だったと思います。
クリスティン・スコット・トーマスの役どころが新鮮でしたね。
アムール・ワケドと並んで出色でした。