February 20, 2013

ゼロ・ダーク・サーティ

情報収集。殺害計画。どこへ行く。
Zero Dark Thirty




■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出演: ジェシカ・チャスティン
    ジェイソン・クラーク
    ジョエル・エドガートン
    ジェニファー・イーリー
    マーク・ストロング
    カイル・チャンドラー
    エドガー・ラミレス
    ジェームズ・ガンドルフィーニ
監督: キャスリン・ビグロー
2012年 アメリカ 158分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■

第82回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞など、
主要部門で多数の受賞をした『ハート・ロッカー』の
キャスリン・ビグロー監督の最新作。
この作品も、第85回アカデミー賞で5部門にノミネートされている。



物語は。


9.11から数年。
巨額の資金を注ぎ込みながら、CIAは未だビン・ラディンの行方を掴めずにいた。
重大な情報を掴むと見られる容疑者を逮捕し拷問しても、
尚、事態は好転しなかった。
そこで、CIAは情報収集と分析の能力に長けたマヤを派遣する。
まだ若くか細く見える彼女は、凄まじい拷問に否定的だった。
だが、一向に口を割らない容疑者に対し、
正攻法での拷問に限界を感じたマヤは、
情報を操作することで突破口をこじ開けるなど、
その手腕は徐々に発揮されてゆく。
やがて、同僚の女性が関わった捕獲作戦が失敗。
マヤはこれまで以上に積極的に任務に当たり、
様々な状況証拠から、ビン・ラディンの潜伏先を特定するのだが・・・



9.11の首謀者であるオサマ・ビン・ラディンを、
2011年5月、パキスタンのアボッターバードで射殺するまでの日々を、
CIAの若き女性担当官の目を通して描く。

たとえ、あれから何年経とうとも、
9.11の光景が目に焼きついて離れないが、
その犠牲者の中に日本人も含まれていると知っていても、
対岸の火事的な立場で見守るばかりだったわたしにとって、
この作品で描かれる内容は、その1つ1つに驚くことばかり。
というか、
ニュースで断片的に聞き及ぶ、「その後」の裏で何が起こっているか、
誰がどんな立場でどんなことをして首謀者を追っているのか、
具体的に考えたことがあったかどうか、記憶にない。
つまり、ほとんど考えていなかったということだ。
なので、おおよその概要や、ビン・ラディンがどうなったかは知っていても、
誰がどこで何をしていたのか、
この作品を観て、全く初めて知ることになった。
作品情報などで、これは徹底した取材によって書かれた脚本だと聞くが、
それを知らなくても、きっとそうであろうと想像できる内容だ。
おそらく、それでも不明な点などは想像で埋められているだろうが、
それもきっととても現実的と思われるものだろう。

9.11以前の経緯はともかく、
9.11以降、アメリカがどういう立場で何をしようとしていたか、
それが最終的にどうなったか、
この作品ではとても丁寧にわかりやすく描かれる。
もちろん、筋書き自体がシンプルであったこともあるが、
何より、主人公がマヤであったことだろう。
お話が進むに連れて、明らかに変化してゆくマヤの表情と言動。
情報収集と分析だけでは前に進めない、政治との関わり。
手応えを感じる情報を得た途端に脅かされる彼女自身の命。
(言い換えれば、核心に近づいているということだ)
情報の最前線にいるが現場には赴かない彼女と、
命令に不安を覚えても、文字通りの最前線に出向く実働部隊。
狂気を感じるまでに執念を募らせる、小さな顔・・・

そして、いよいよ迎える「ゼロ・ダーク・サーティ」。
深夜0:30の決行だ。
この日は、月のない日が選ばれたという。
あれほどの事件の首謀者の死を伝えるニュースが
拍子抜けするほどあっさりだったという記憶しかないにしろ、
作戦の結果はよくわかってはいる。
だが、
担当官の確信はあるが確証のない、
敢えて言えば、執念と信念の「いてまえ」的な作戦は、
実行部隊のネイビーシールズの装備や体格、言動、
極秘扱いのステルスヘリの存在、
攻撃と守備の態勢、
彼らが観ているであろう闇夜の要塞の内部の光景など、
現実味と臨場感と緊張感が半端ない。
女性が指揮官になって、
聞き込みで得た情報を丁寧に選り分け、
整理し、きちんと積み上げ、滑らかに繋げ、
けれども全く媚びることなく、粛々と現実的に、
ひとつの大きな成果に仕上げてゆくという意味では、
実際の作戦と映画の制作が重なって見えたりもした。


これまで、こんな役柄が似合うとは思わなかったジェシカ・チャスティンが、
流石に、女優賞にノミネートされるだけの素晴らしい演技を見せる。
何度も言うが、彼女の表情だけを注目して観てもいいほど、
担当部署に関われば関わるほど、
良くも悪くも、さまざまに変化してゆく人間というものが見えてくる。
この作品で、監督が伝えたいものとは何か、
受け取るものは何か、ということは、
観る人の立ち位置や感情や事情などで千差万別だろうが、
わたしは、自分のことを多くを語らない彼女の表情や言動を考えることで、
特に、ラストシーンに、
それが現れている気がしている。


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出演者のことについて、もう少し。
マヤの同僚のジェシカはジェニファー・イーリー。
わたし、この人が好き。
BBC版『高慢と偏見』のヒロイン、リジーだったことは
知る人ぞ知る、って感じ?
最近では、『コンテイジョン』にも出演していたけど、
『英国王のスピーチ』では、『高慢と偏見』のコリン・ファースと
再びの共演でありました。

さらに、
ネイビーシールズのゴッつい男たちの中に、
ジョエル・エドガートンの顔を見つけて嬉しかったり。
『キンキーブーツ』の、英国の田舎の靴屋の跡取り息子だった彼、
ここでは、頼もしい男を演じておりました。

そして、
最近、全くの悪役ばかりではないマーク・ストロング。
この人のお顔を、年に何度も観ることが何年も続いてる気がする。

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tinkerbell_tomo at 23:39│Comments(6)TrackBack(33) 洋画【さ】 

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『ゼロ・ダーク・サーティ』 2001年9月11日に起きた「アメリカ同時多発テロ」の首謀者とされる、ウサマ・ビン・ラディン容疑者を追い詰め、2011年5月2日にアメリカ軍特殊部隊が殺害 ...
33. 「ゼロ・ダーク・サーティー」  [ ここなつ映画レビュー ]   January 10, 2014 14:02
そろそろ2013年に鑑賞した作品の、ベストなどを決めなくてはならない…って、誰に強制された訳でもないけど、まだブログにupしてない作品が幾つかあるのでそれらをupしてから決めようっと。 という事で、「ゼロ・ダーク・サーティー」。凄い作品でした。まず、女性分析

この記事へのコメント

1. Posted by にゃむばなな   February 21, 2013 21:51
キャスリン・ビグロー監督の素晴らしいところ。
それは女性監督でありながら、女性の部分を前面に押し出していないのに、女性の部分をきちんと描いているこのバランスに加え、男性監督では踏み込まない「その一歩」を確実に踏み込んでいることだと思うのです。

そして今回はその監督の期待に主演女優は見事に応えていたと感じましたよ。
2. Posted by ノラネコ   February 21, 2013 23:51
人生をビン・ラディンという見えない恐怖の象徴に捧げてしまったマヤは、全てが終わった時に、どこへ進めば良いのかもわからなくなってしまったんでしょうね。
現実のマヤも、あれだけの功績を上げたにもかかわらず、男社会のCIAでは冷遇されているとか。
この世界の無情を感じます。
3. Posted by AKIRA   February 22, 2013 11:00
すべてが収束するラストの臨場感が見事でした。
ビン・ラディンをはっきり映さないあたりも巧い。

アメリカを体現したかのようなマヤのキャラクターが、
なんともいえない怖さと物悲しさを伝えましたね。
4. Posted by ◆にゃむばななさま   February 22, 2013 23:06
確かに。
まさに仰る通りですね。
今回も、様々な立場の男たちとの対比も交え、
いざという時の決断の強さなど、女性から見た女性の姿が、
しっかりとした視点で描かれていたと思いました。
このジェシカ・チャスティンも、素晴らしい女優さんですね。
これまでのイメージが一掃されました。
5. Posted by ◆ノラネコさま   February 22, 2013 23:10
高卒でリクルートされたというだけで、どれほど優秀かわかるところですが、
一番楽しい年代を、こんな過酷な状況で生きなければならなかった・・・
というだけで、母目線で可哀想に思ってしまいます。
なのに、そうですか。今は冷遇されてるのですか。。。
やるせないにも程があります。。。
6. Posted by ◆AKIRAさま   February 22, 2013 23:13
実際の出来事を、ドキュメンタリーにも似た様相で作られているのに、
脚本が上手いと感じるのが余計に凄いと思いました。
ビン・ラディンの最期の姿、あんな写真を当時観ましたよね。

そうですね、それも仰る通り。
ラストシーンはきっと忘れないだろうなぁ。。。

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