October 24, 2013

マジック・マイク

手づくり家具。朝食愛好家。7時間。
magic mike







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出演: チャニング・テイタム
    アレックス・ペティファー
    マット・ボマー
    マシュー・マコノヒー
    ジョー・マンガニエロ
    コディ・ホーン
    オリヴィア・マン
    アダム・ロドリゲス
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
2012年 アメリカ 110分
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この夏公開の作品が、数ヶ月遅れで近くの町に来たので、
喜んで出かけて参りました。
男たちの裸体満載の、青春物語でありました。


物語は。


ある年の6月。
30歳のマイクには、
世界に1つだけの手作り家具の店を開くのが夢だった。
そのため、いくつかの仕事を持っているが、
そのうちの1つ、屋根葺きの現場で、
アルバイトでやってきた日にクビになったアダムを、
もう1つの仕事に誘う。
それは、マイクが絶大な人気を誇る、男性ストリッパーだった。
店のオーナーは、ストリップクラブの帝国を目指すダラス。
戸惑うアダムはいきなりステージに上がる羽目に陥るが、
咄嗟の機転で一躍人気者に躍り出る。
やがて、アダムは簡単に人気とカネが手に入り、
どんどんこの世界にのめり込む一方、
マイクは自分の夢を現実のものにしようとするのだが・・・



夢を叶えるため、男性ストリップショーの舞台に立つ男の、
人生の岐路を描く青春ストーリー。
主演のチャニング・テイタムが10代の頃、
男性ストリップの舞台に立ったことがある、ということを下敷きに作られた、
「夢を掴んだ男のサクセスストーリー」という触れ込みだったが、
観てみると、それはちょっと違うんじゃあ、という内容。
ストリップの舞台を経て夢を掴んだのは、チャニング・テイタム自身で、
このお話の主人公ではない、と思うけど、
予告やポスターが実際の内容と違うのはよくある話。
結局、騙されたとがっかりするか、
いや、売り方の誠実さに疑問があっても、これならええやん、と思うか、
そのどちらかだ。
で、わたしはと言うと、後者である。
看板が多少違うとは思うけど、
内容はとても入り込みやすく、お話の流れも展開もわかりやすく、
主人公に感情移入しやすくて、とっても楽しませてもらった。

お話は、
個人的にはこれまでもこれからも、わたしの人生には全く無縁と思える、
男性ストリップショーの世界。
幸か不幸か、男女の別も問わず、
ストリップショーには一度も足を踏み入れたことがなく、
実際のところはどんななのか、知る由もないのだが、
きっと、本物の舞台って、こんな感じなんだろうと想像する。
煌びやかなスポットライトに浮かび上がる、
女たちに見せるために鍛えられた男の裸体が踊る、踊る。
そりゃあもう、裸で大金を稼ぐのだから、
たとえ観る側の女の、男の体型に対する好みがどうであれ、
その目を引き付けないはずがない。
映画だから気楽に観ているけれど、
もし、その場にいたとしたら、
普段の自分の生活とのギャップに怯え、
ザリガニのように一気に後ずさりするか、
逆に舞台にかぶりつくか、自分でもやってみなくちゃわからない(笑)
案外、きゃあきゃあと嬌声を挙げて、心底楽しんでたりして。

基本は、その世界の中で起こるあれこれが描かれるのだが、
もちろん、それが全てではない。
まず最初に、主人公マイクの奔放そうな生活が垣間見え、
けれど案外堅実そうな性格も見え、
やがて19歳のアダムが登場し、
アダムの生活は激変するが、少しずつ変わるマイクもいて、
アダム中心に描きつつも、この先を見据えてゆくマイクにシフトする。
前述のように、
彼の生業(のステージでのダンス)に目が奪われがちで、
もちろんそれも、この作品の売り物の1つだが、
メインは、その世界にいる1人の男のお話だ。
だから、
「わたしの好みはマッチョではな〜い」というわたしでも、
つい、目が釘付けになるシーンの数々も楽しみつつ、
マイク(とアダム)が辿る道を、こっそり見つめている感じになる。
マイクの立ち位置が少しずつ変わり、諸々の事情も変わり、
彼が目指すもの、見える世界が変わってくる。
その具合がとても自然なのがいい。
終わり方も無理な飛躍もなくていいよね。


さて。
マイクを演じるのは、上記の通り、チャニング・テイタム。
人気の俳優だとは知っているけど、
彼の出演作をろくに観たことがない。
もちろん、彼と意識してスクリーンで観たのも初めてで、
正直、彼にハマることはなかろうとは思うのだけれど、
ナイスガイな奴を演じて違和感がなくて、◎でありました。
彼が拾ったも同然のアダムは、アレックス・ペティファー。
アレックス・ライダー 』で初めて観て、
「おお、ここにもいるぞ、綺麗な英国少年が!」と思ったのが、
彼が17歳だったらしい2008年。
もっと華々しく活躍するかな?と思ってたんだけど、
いつも何だか陰気っていうか、明るさのない役柄ばっかりな気が…
『アレックス・ライダー』の時も思ったけど、
この人、英国の文芸モノや時代モノで、
貴族の扮装などさせたら似合うはず、と今回も思った。
ベン・バーンズみたいに、王子様だってできると思うんだけど・・・
彼を観るたび、そう思ってしまいます。

そして。
とってもいい奴なマイクがメインなら、
彼と対抗するキャラにして、強烈な印象を残すマシュー・マコノヒー。
とにかく、この人凄い。
人によっては、好き嫌いが分かれるかもしれないけど、
この作品に彼がいなかったら・・・きっとかなり物足りないわ。
20代の裸体に比べれば、そりゃあ見劣りするものはあるにしろ、
いかがわしさと色っぽさ満載で、発音もチャーミング(だと思う)で、
40過ぎでこのスタイルとダンスと弾け方(と歌)を披露する、って
もうお見事、お見事でありまする。


前述の通り、きっと一生垣間見ることもないであろう、
サービス精神に満ちた男性ストリップショーを楽しみつつ、
いい奴な主人公の人生の行く末を見守りたくなる、
そんな映画を観るのも、時には大いに楽しいものです。


tinkerbell_tomo at 00:30│Comments(0)TrackBack(1) 洋画【ま】 

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1. マジック・マイク (試写会)  [ 風に吹かれて ]   October 24, 2013 20:38
イケメンの肉体美公式サイト http://magic-mike.jp8月3日公開製作・主演: チャニング・テイタム監督: スティーヴン・ソダーバーグ自称起業家のマイク(チャニング・テイタム)の夢は、注

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