November 23, 2013

ストレンジャー

衰退する町。やってきた男。出てゆく女。
Main Street







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出演: コリン・ファース
    オーランド・ブルーム
    エレン・バースティン
    パトリシア・クラークソン
    アンバー・タンブリン
    マーゴ・マーティンデイル
    アンドリュー・マッカーシー
監督: ジョン・ドイル
2010年 アメリカ 94分
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観たかった作品がWOWOWで放送され、
もっと早く感想を書くはずが、うんと遅くなったうえに、
何だか簡単な纏め方になってしまった。。。



物語は。


かつてはタバコ産業で栄え、今は衰退するばかりの町、
ノースカロライナ州ダーラム。
それを象徴するかのように、
夫亡き後の大邸宅で一人住まいの老婦人ジョージアナ・カー。
彼女は最近、大きな空き倉庫を全く知らない人物に貸した。
警察官のハリスは、夜間にロースクールに通い、
警察官より良い仕事をしようと頑張っている。
高校時代に付き合っていたメアリーと、また会いたいと思っている。
メアリーは職場で出会った弁護士のハワードと付き合い始めた。

ジョージアナの倉庫を借りたのは、
有害廃棄物処理業者らしいガス・ルロイという男。
ジョージアナの姪ウィラは心配になって倉庫を訪ねるよう、
警察に相談に行く。
警察で受け付け、現場を訪ねたのはハリスだった。



かつてはタバコで繁栄したものの、
現在は衰退の一途を辿る町で生きる人々を描いた物語。
とある、元資産家の老婦人が、
見知らぬ男に空き倉庫を貸したところからお話が始まる。
相談され、「それは怪しい」と睨む姪。
有害な産廃を処理する施設に運ぶための仮置き場だと主張する男。
このままでは終わりたくない警官と、
彼がずっと思い続けている彼女・・・
そんな人たちが、それぞれの生活の中で巻き起こる「事件」に直面、
それぞれが、どのように問題を解決しようとするか、
その過程が丁寧に描かれている。

この作品は、それを楽しむ作品だ。
エレン・バースティンが演じるジョージアナ・カー。
コリン・ファースが演じるガス・ルロイ。
パトリシア・クラークソンが演じるウィラ。
オーランド・ブルームが演じるハリス。
観終わってみれば、皆が適材適所だ。
派手な出来事は起こらないが、
(なので、退屈に感じる方も多々あると思います)
それぞれの会話から、それぞれの人柄や生き方を見聞きして、
ちょっと何かを感じて、
演じる俳優の持ち味を楽しむ作品があっていい。
途中、きな臭い展開になるのか?とも思うけれど・・・
ま、それは観てのお楽しみというほうがいいか。
ちょっと、舞台劇にも向くような、
寂れる一方の町での、小さくて実は大きな出来事は、
ちょっと考えさせられるお話。

派手な出来事が起こらない方に、
控えめにおすすめ。

tinkerbell_tomo at 22:25│Comments(0)TrackBack(0) 洋画【さ】 

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