May 19, 2014

『ダウントン・アビー』第2回

招かれざる客
Downton Abbey




さて。
初回で、初回特有の人物紹介と背景の説明だけではなく、
今後もずっと、情報量の多さと展開の速さが予想されたが、
見事に今回もたくさんのことが描かれた第2回。


クローリー・ハウスに、相続人のマシューとその母イザベルが到着。
マシューは執事モーズリーには何も手伝わせないが、
イザベルは努めて貴族らしく振る舞う。
それが、バイオレットやコーラ、メアリーには失笑の対象である。
メアリーが夕食に招待するために訪れるが、
彼らを喜んで受け入れているわけではないことが明らかだ。
ロバートはマシューが財産と爵位を継ぐことを受け入れているが、
女性たちは一様に彼らを退けようとしており、
マシューも爵位と財産を望んでいるわけではなかった。
近くで職を見つけ働き始める一方、
クローリー家が出資しているクラークソン病院を訪ねたイザベルは、
亡夫が医者であり、自分も看護師出会った経験から、
旧態依然とした病院のあり方に苦言を呈する。

コーラは、爵位と財産を継ぐ唯一の手立てとして、
メアリーとマシューを結婚させようと考えている。
マシューはメアリーの挑発に乗っては来ない。

一人の高圧的な男が邸を訪ねてきた。
カーソンのことでロバートに急用があると言う。
チャールズ・グリックという男は、カーソンを脅し、
カーソンがかつて芸人としてコンビを組んでいたことを暴露して、
大金をせしめようとするが、
ロバートはカーソンを庇いグリックは追い払われる。

イザベルの注進で瀕死の患者を救えたが、
院長であるバイオレットが黙っているとは思えない。
ロバートは、マシューに貴族の暮らしと
それぞれの役割で生計を立てている、社会の構造を教えてゆく。
マシューはそれに倣い、
モーズリーに「仕事」をさせることを学ぶ。



これでも大雑把にあらすじを書いたつもりだが、
やはり、登場人物が多くてそれぞれが動くわけだから、
それぞれの思惑や言動が多岐にわたるのは当然。
上記以外にも、使用人たちの思惑や人間関係がある。

今回のメインは、相続人としてやってきた親子のあれこれ。
アッパーミドルの医者、弁護士一家から、
伯爵を継ぐ者になったマシューの暮らし方と、
看護師としての経験を持つ母イザベルが、
病院の治療方法に意見を言い、実行に移すことで、
否応なく存在感を示すことになる。
そして、そんな主人たちを冷静に、好意的ではなく見る使用人たちと、
鷹揚で広い心のロバート、
マシューを全く認めようとしない長女、好意的な妹たち・・・
というところか。

お話の今後の予測ができなくはないが、
今回は、ほぼ初登場同然のマシューについて。
如何にも、英国の貴族の物語に相応しい風貌の彼。
石造りの御屋敷に置いておくのがよく似合います。
でも、今のところ、マシューはそんな貴族の生活に馴染めず、
これまでの自分を変えたくない様子。
ただ、社会の構造を優しく教える家長ロバートの言葉を素直に聞き入れ、
少しずつ馴染んでいく感じではある。
ダン・スティーヴンスという彼は、
これまで、どんな作品でどんな役柄を演じたのかな?と少し調べたら。
2008年のTVドラマ『分別と多感』に出演していた。
わたしは、ケーブルTVに未契約なので未見だが、
LaLaTVでご覧になった方もいらっしゃるだろう。
『分別と多感』は、映画でいうと『いつか晴れた日に』である。
エマ・トンプソンが脚本と主人公エレノアを演じた、
アン・リー監督作品だ。
その映画の中で、ヒュー・グラントが演じたエドワードを、
TVドラマ『分別と多感』でこの、ダン・スティーヴンスが演じていたようだ。
ちなみに、ブランドン大佐はデヴィッド・モリッシー、
 ウィロビーはドミニク・クーパーだったみたい。
映画の、アラン・リックマンのブランドン大佐が大好きなわたしは、
ちょっと、何とも言えないんだけど、
ま、それは別のお話。
いずれにせよ、彼が今後、いろんな作品に出演するのは間違いなさそうだ。
だって、あのお屋敷や景色の中にいて、よく似合うんだもの。
わたし、英国俳優に好きな俳優がとても多いのは、
コスチューム物が似合う人がやっぱり多いからなのです。

そして。
彼は今後ずっとこのままでいてくれるのかどうか。
資産を手放すことになるロバート・クローリー。
使用人に対してとても寛大で鷹揚、
相続人となるマシューにも優しく接する現・主人。
ふと、彼を観ながら、
1995年BBC版『高慢と偏見』でコリン・ファースが演じた、
Mr.ダーシーもこんな領主だったのだろうと思い出した。


なんか、このお話を観ながら
未だに別のお話をあれこれ思い出したりしてしまうのだけれど(^^ゞ
この、マシュー親子が「ばあ様」たちとどう渡り合うのか、が
今後の見どころなのでありましょう。
ではまた来週。 

tinkerbell_tomo at 00:42│Comments(2)TrackBack(0) テレビ番組のお話 

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この記事へのコメント

1. Posted by kira   May 22, 2014 23:48
「そこのみ〜」にTBを戴きながら、ついコメントはこちらに(^^;
なかなか登場人物も多くて、
好きなキャラクターもあまり居ないことから、挫折しちゃうかも〜と思った初回でしたが、

マシューの登場で、
紳士、ロバートの踏ん張りも少し安心して見守れそうです♪
もう直ぐ始まる「シャーロック!」とともに、英国ドラマがアツイです(笑)
2. Posted by ◆kiraさま   May 24, 2014 20:18
こちらにコメントいただけて嬉しいです〜♪
英国で大人気、と聞いていたので、それだけで観始めたのでしたが、
言われてみれば、好きなキャラクターが見つけにくい初回だったかも(笑)
何か、足の引っ張り合いとか、嫌な奴とかいろいろですもんねぇ・・・
でも。
男前マシューが登場して一気に面白くなりました。

SHERLOCK3の放送まであと僅か。
準備万端整えて、TVの前で既に待機中です(笑)

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