May 29, 2014

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

伝説の王。One for all。WTF。
The Worlds End





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出演: サイモン・ペッグ
    ニック・フロスト
    パディ・コンシダイン
    マーティン・フリーマン
    エディ・マーサン
    ロサムンド・パイク 
    ピアース・ブロスナン
    ビル・ナイ(声の出演)
監督: エドガー・ライト
2013年 UK 109分
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本年4月公開のこの作品が、
少し遅れてわが町で公開中。
出演者の顔ぶれだけで、是非観たいと思っていたので、
近くで観れてラッキーでした。



1990年代に、ニュートン・ヘイヴンの高校を卒業した5人の仲間たち。
卒業式の夜、一晩で町にある12のパブをハシゴして制覇しようとしたが、
あえなく頓挫。
かつての夢を叶えようと、当時リーダーだったゲイリー・キングは、
4人の仲間たちを呼び寄せ、リベンジを誓う。
だが、アンディ、スティーヴン、オリヴァー、ピーター の4人は及び腰で、
ゲイリーに呼び寄せられ、仕方なく参加した様子だ。
いざ、町に繰り出してみたら、町はすっかり変わっていて、
何故か町の人たちの様子も妙な感じで・・・


20年前のリベンジのために集まった、アラフォー男5人の仲間たち。
リーダーのゲイリーのノリは異常だが、
あとの4人は、そろそろいい年齢にもなって安定した生活を送っており、
無茶で無意味な計画だと思っていた。 
だがそこは、昔馴染の仲間たち、何だかんだ言いながらも、
それなりに楽しんでいたはずだった。
けれど、何軒めかのパブのトイレで思いがけないことが起こるもんだから、
観ているこちらは唖然、茫然。
お話の方向性が全く見えなくなった(笑)
それまで、それなりに平和で明るく続いてきた前半から、
中盤で、道が思わぬ角度に急カーブを描くわけだ。
その奇想天外、ハチャメチャな曲がり方は、
当初、キツネにつままれたようなもので、軌道修正などあるかしらん、と思ったが、
曲がったら曲がったままそちらへ進んでゆくので、またビックリ。
でも、そんな中でも、全くもって信念を曲げない奴もいて、
この着地点はいったいどこなんだ?と思うわけだ。

けれど、あれこれ言うより、流れにそのまま任せて流されているほうが、
時として楽しかったりするし、
流されてたはずなのに、「おや?」という岸に上がってたりする。
後へ行くほど、一見、悪ノリをしているように見えて、
きちんと伏線を回収しながら、如何様にも取れる内容になってゆくのだ。
破天荒でありつつ、現代へのアンチテーゼだとも取れれば、
B級を装いながら、どさくさに言いたいことを言ってるようにも見え、
ただ単に、おバカな酔っぱらい男をこう描きたいだけのようにも見え、
わかるものもわからないものも、とにかくマニアックな何かのパロディが
そこかしこに潜んでいる(らしい)し、
それらを全部内包した作品って、なかなか侮れない、と思うのだ。
通り一遍だと見えないものだらけだけれど、
ちょっと目線の高さや角度を変えたら、違う絵が見えてくる。
そう思わせてくれるのは、オフィシャルサイトにある、
映画評論家の町山さんの詳細な解説のおかげでもある。
ちょっとした疑問や、トリビアのようなことや、
パロディの元ネタ(の、あまりにもマニアックな加減まで)を
とても具体的に説明してくれているので、
是非、「ご覧になってから」そちらも覗かれるとよろしいかと。


サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビの作品は、
実はわたしは『宇宙人ポール』しか観ていない。
それぞれ、別の作品では観てはいたのだが、
これが、有名な2人のコンビね、と意識して観たのが、
ようやく『宇宙人ポール』だったわけで、本作は2作目でしかない。
でも、この2人の信頼関係は、役柄を超えて存在していると感じられるし、
5人の仲間のうちの3人もかなり好きな顔ぶれだ。
よく考えたら、いわゆる二枚目の括りではない面々だが、
何故か好きな人たちだらけで、
こんな5人がメインなら、是非観たいと思っていたのだ。
もうそれだけでワクワク♡
中でも、今観たら、もうジョン・ワトソンに見えて仕方ない、
(だって、2年待ってたんだもの、『SHERLOCK3』)
マーティン・フリーマン。いいねぇ、やっぱり。
『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』のパパもよかったが、
一番好きなのは『ブリッツ』の刑事だった、パディ・コンシダイン。
この人も、何故か好きなのよねぇ。なんでかしら。。。
なので、今回の役柄はちょっと嬉しくてね。
さらに、最初に観た『ヴェラ・ドレイク』の役柄の印象がとても強くて、
その後、次々に話題作に出演するようになった、エディ・マーサン。
そういえば、ロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウの
『シャーロック・ホームズ』では、レストレードだったっけ。
数え上げるとあれもこれも、と、派手さはないけど最近本当によく観る。


要するに、わたしは
コメディだけど、大爆笑よりもニヤリと笑わせてくれる、
この、何とも言い難い不思議な手応えの作品がとても気に入った。
万人ウケするとは思わないけど、
ハマる人はきっとハマっちゃうと思います。

tinkerbell_tomo at 21:52│Comments(2)TrackBack(1) 洋画【わ】 

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「ワールズ・エンド酔っぱらいが世界を救う!」を鑑賞してきました「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のエドガー・ライト監督とサイモン...

この記事へのコメント

1. Posted by さくるりママ   May 30, 2014 23:01
なんか、すごいタイトルですね(笑)
爆笑ではなく、ニヤリとする作品だと聴いて、興味津津です。いつも偏ったジャンルしか見ないので、こういったマニアックな笑いの作品も観てみようかなあと思います。それに、マーティン・フリーマン様も出演されているようなので。
2. Posted by ◆さくるりママさま   May 31, 2014 00:06
すごいタイトルでございましょ?
日本で公開になる際に付けられたサブタイトルで、
わかりやすいと言えばわかりやすいんですが、ビックリしちゃいますよね。

映画(だけじゃないですが)の好みって、どうしてもはっきりしてしまいますね。
わたしも、観る作品に大いに偏りがあって、一番好きなのは英国作品なんです。
これは、元ネタ(がまたマニアックらしい)を知っていたほうがより一層楽しいんですが、
わたしはもう、出演者の顔ぶれだけでも楽しんでしまいまいた。
マーティン・フリーマン出演作は何作か観ましたが、
このタイミングで観たら、役名じゃなくて「ジョン」だと思ってしまいました(^^ゞ
明日の夜も楽しみですわ〜。

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