June 08, 2014

『SHERLOCK3』最終回

最後の誓い
Sherlock3

 

もう、いったい何から書けばいいのでしょう。
始まる前からわかってたことだけど、あっという間に終わってしまった
2年も待ちに待ってた『SHERLOCK3』。
今回をこう描きたいから、
ここまでの回があったかのような構成。
なんて濃密で、役者と観客を信頼した頭のいい脚本。
こんなドラマを観てしまったら、
もうちょっとやそっとのドラマは観れないよね。

1話完結ではあるけれど、
1話、2話のあれこれが、実は伏線だった第3話は、
二転三転四転五転…と最後の最後まで全く気を抜けない嬉しい濃厚さ。
おお、そうだったのか。
なるほどねぇ。
何か、それがおかしいと思ってたのよ。
・・・ってことがいっぱい。


新聞社の外国人オーナーである、
チャールズ・アウグストゥス・マグヌセンという男は、
世界中の要人の弱点を掴んでいる、恐喝の帝王。
今回も、女性議員の弱みを握り、追い詰めていた。
誰も止めることができない彼を、止めることができる人物が、
たった1人、ロンドンにいると気づいた彼女は、
ベーカー街へ向かう。

新婚1ヶ月のジョンは、早朝から隣人の悩みに巻き込まれた。
彼女の息子を麻薬の巣窟から救い出そうと、ジョンは単身乗り込んでいく。
そこで、ジョンは思いがけない人物に出会う。
潜入捜査だと言い張るシャーロックだった。
シャーロックとジョンは、そこで
ビル・ウィギンズという、意外に使える若者を拾う。
ベーカー街221Bに戻ったジョンは、シャーロックの部屋に、
メアリーの友達ジャニーンが恋人として出入りしていることに何より驚く。
ジョンはそのことが気になって仕方ないが、
シャーロックは特に詳しい説明もせず、
依頼を受けて調査しているというマグヌセンのことばかり語る。
マグヌセンが保有している情報を補完している建物アップルドアに、
興味が尽きないのだ。
そんな221B に、マグヌセンが訪ねてくる・・・



今観終わったのに、すぐに録画を再生して、
この面白さに改めて浸りなおしつつ、感想を書き始めたのだが、
ネタを知って2度めを観たら、なるほど!!と思うとこだらけ。
この、計算し尽された脚本は、
伏線の活かし方が徹底してて、唸ってしまう。
二重三重に重ねられた比喩も見事だ。
観るものは、1度めは筋書きを追うだけなんだけど、
でも、2度(以上)観たら、面白さは何倍にもなる。
シャーロックの台詞ひとつひとつ・・・
それは、今回に限らず前回から引き継いでいるものだらけで、
なるほどねぇ。そういうことだったのね・・・と思い当たる。
だから、つい見入ってしまう。
そして、今回のスペシャルなサプライズ。
まさか・・・あの明晰さは・・・そうだったのか・・・

さらに、ジョンについても改めてそうだったかと思い直す。
そうか、ジョンって、気弱な善人然とした風貌だから、
つい、シャーロックにとって世界一いい聞き手だとか、
いじられキャラと勘違いすることもあるけど、
別に、気弱でも内向的でも馬鹿正直でもないのよね。
そんなジョンへの、シャーロックの素直な愛の強さが、
このシーズンは最大限に前面に出てて、
そんなシャーロックの想い、いったいどうしましょう・・・
嬉しいような、可愛いような、寂しいような。。。


今回のシャーロックの敵は、
マグヌセンという、他人の弱点=圧力点を保管、利用して、
資産を増やすという男。
彼を演じていたのが、ラース・ミケルセン。
細身で背が高くて、爬虫類っぽい質感の、印象的な碧眼の男だが、
彼はあの、マッツ・ミケルセンの実兄だということで、
そのつもりでずっと観てたんだけど・・・似てた?
似てるといえば、シャーロックと父上、流石は実の親子だわ。
あのお顔は、パパ似だったのね。

マグヌセン@ラース・ミケルセンの風貌は、
どっちかっていうと、モリアーティ教授でもよかったくらいよね・・・
モリアーティ、あの終わり方だったから、
何だか尻切れトンボみたいで、それはそれで寂しいよね・・・
なんて思ってたもんだから、妄想(?)部分はともかく、
あの最後の最後でのあんな形での登場 は、
不気味、っていうより、嬉しさでいっぱい。
やっぱりね〜、そう来なくっちゃね〜〜〜。
あれっきりは寂し過ぎるよね〜〜〜。
さて、シャーロックの復活の謎解きも面白かったけど、
モリアーティがどうやって復活できたのか、
その謎解きも大いにきになるところ。

本当は、もっともっとあれこれ思うものがあるんだけど、
何しろ、一晩で続けざまに2度観て、
2度とも、同じところで同じ感情移入をしてしまい、
ちっとも書き進むこともできないままなので、
大事なことを書いてなかったり、書き忘れたり、すっ飛ばしたり・・・
だと思うけど、
それくらい、楽しませてもらったのだとご理解ください。
もう、すっかり夜更かししてしまってるけど、
できたら、もう1度くらい観たいわ、と思うほど。
2年も待ってたのに、3回で終わっちゃうなんて、あんまりよね・・・
先々週のワクワクは、今週、とてつもない喪失感に苛まれているけど、
とにかく、今夜はここまで。

 
第4シーズンの制作は決まっているものの、
日本ではいつ観ることができるのでしょう。
ああ、次のシャーロックとジョンに、早く会えますように。
今シーズンの録画を何度かずつ観て、いい子で待ってますから。


◆・・・・・・・・・・・・・ これまでの放送 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆

  『SHERLOCK(シャーロック)』第1回  
 『SHERLOCK(シャーロック)』第2回  
 『SHERLOCK(シャーロック)』第3回 (2011年放送)

 『SHERLOCK(シャーロック)』第2シーズン第1回 
 『SHERLOCK(シャーロック)』第2シーズン第2回 
 『SHERLOCK(シャーロック)』第2シーズン第3回 (2012年放送)

 『SHERLOCK3』第1回 
 『SHERLOCK3』第2回
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆  


tinkerbell_tomo at 00:59│Comments(8)TrackBack(4) テレビ番組のお話 

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NHK BS『SHERLOCK 3(第3シーズン)』第3回 「最後の誓い」 His Last Vow 宿敵モリアーティ亡きあと、シャーロックの前に新たな強敵が現れる。新聞社の外国人オーナー、マグヌセン。世界中の重要人物の弱みを握り「恐喝の帝王」と恐れられている人物だ。
2. SHERLOCK(シャーロック)3  [ Akira's VOICE ]   June 08, 2014 16:07
充実の全3回であった!
 モリアーティ!そりゃあ会いたかったさ!ヽ(´∀`)ノ って、モリアーティによる電波ジャック、ロンドンに戻りたいシャーロックの仕業ってことないよね? ま、シーズン4決定ら ...
4. ドラマ「SHERLOCK(シャーロック) シーズン3」第3話  [ またり、すばるくん。 ]   June 09, 2014 13:56
第3話「最後の誓い」 

この記事へのコメント

1. Posted by AKIRA   June 08, 2014 16:09
なにこれ!
ってゆうくらい充実のドラマでしたね。
スゴいわ。ブルーレイBOX欲しい。。

次からは全5話にのばしてほしい!
2. Posted by かえ   June 08, 2014 17:18
終わってしまいました(涙)
S3はシャーロックの心の動きがメインになっていて
彼の魅力満載のシリーズでした!
特に3話はジョンを想う気持ちが切ない。。。

マグヌセンは紳士的な風貌なのに人の弱点を
ネチネチと攻める嫌〜な感じが気味悪いこと(汗
モリアーティの再登場の仕方にはやっぱり
こうでなくちゃ!と嬉しくなりましたよ〜。
S4では再びシャーロックと対決するんでしょうか?

日本での公開はいつになるか分かりませんが
録画を見直して気長に待ちます。
3. Posted by ◆AKIRAさま   June 08, 2014 21:24
第1話も第2話もそれぞれの見応えだったけれど、
今回はもう、前2話をきちんと踏襲した上でのあの展開。
脚本、演出、音楽の使い方、役者たち、本当にお見事と言うほかないです。
あまりに好きすぎて、喪失感半端ないですわ。
次回から5話、と言わず、10回でも毎週でも・・・
4. Posted by ◆かえさま   June 08, 2014 21:36
終わってしまいましたねぇ。わかってたことだけど、寂し過ぎ…(/_;)
シャーロック・ホームズのお話なんだから、謎解きメインでもいいのに、
こんなに、シャーロックの感情を描いてくれるもんだから、
ますますシャーロックに、彼があれほどの愛情をストレートに表現するジョンに、
メアリーに、マイクロフトにも感情移入してしまって、
人間ドラマを観ているような気持ちになってしまいました。

マグヌセン、本当はとっても嫌な奴なはずなのに、
あの品のあるスマートさは、シャーロックと対決するのがよく似合って(?)て、
何か、お気に入りキャラに追加、って感じ(笑)

モリアーティが登場して対決するのが、第4シーズンのメインになるでしょうね。
そうでなくちゃ、いくらマイクロフトでもUターンはさせないでしょう。
第4シーズンは2016年ということなので、やっぱり待ち時間は2年…(/_;)
でも、気長に、楽しみに待つことにしましょうね。
5. Posted by 風子   June 08, 2014 22:33
ラースは弟ではなく、マッツのひとつ年上の兄でございます。

3回だから、すぐ終わっちゃいますね。
売れっ子になったシャーロツクとワトソン役の2人なので、次はまたしばらく先なんですねえ。
6. Posted by ◆風子さま   June 08, 2014 22:50
ご指摘どうもありがとうございます。
何?と思って読み直したら、ちっとも気付かず嘘書いてました^_^;ので
訂正しておきました。

作品も役者たちも超人気なのに、人気が出ちゃったばっかりに
続編を撮影したくてもスケジュールがいっぱい、っていうのが皮肉ですね。
『ホビット』の微妙〜な共演(?)もあるけど、
やっぱりこのドラマでの2人を観たいんですよね。
7. Posted by めえめえ   June 11, 2014 23:16
こんばんは。

録画をやっと観ました。
マッツ兄弟、両氏とも背が高くて知的に見えましたが、
顔が似ているかといえば、う〜ん?です。
それにしてもメアリー!でビックリ。
原作も同じような設定なのかしら〜
8. Posted by ◆めえめえさま   June 12, 2014 23:18
こんばんは。
ご覧になれてよかったよかった。
ミケルセンズ(?)、言われなければ兄弟だとは気付けないお顔立ちですよね。
そうそう。
それにしてもメアリー!!
原作は…違うはずです。
このシリーズ、もうほとんど原作から離れてる気がします。

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