July 29, 2014

GODZILLA ゴジラ

Godzilla

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出演: アーロン・テイラー=ジョンソン
    渡辺   謙
    エリザベス・オルセン
    ジュリエット・ビノシュ
    サリー・ホーキンス
    デヴィッド・ストラザーン
    ブライアン・クランストン 
監督:  ギャレス・エドワーズ
2014年 アメリカ 123分
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1954年の誕生から60年めのハリウッド製リブート版ゴジラは、
オリジナル作品の本質を理解、深い敬意をもって、
「ゴジラ」という存在に対する強い愛情のもとに作られた秀作。
たとえ、時代がどんなに進化しても、
人智を超越した絶対的な自然の威力の前には、
人間は太刀打ちできる能力も成す術もなく、
ただおろおろと見上げ、畏れ、見送るばかりだ。
そんな人間たちの目線で描かれているから、
人が地球に対して犯して来た罪の重さを
圧倒的な力で思い知らされることになる。

大人気のオリジナル版がある作品のリブートは、
何かしらの強い意志がなければ意味がない気がする。
今回も、おそらく世界中に数多いるゴジラファンと、
初めてゴジラに出会う人たちに向けて、
作り手の意志を示して成功したのではないだろうか。
1998年のリメイク版のゴジラの造形には唖然としたが、
こちらはもう、ゴジラと言われたら思い浮かべるゴジラだ。
CGでどんな風にも作れるであろう時代に、
あえて、あのアンディ・サーキスを起用して
(EDクレジットで彼の名前を見つけて大納得した)
「着ぐるみ特撮」風の造型や動きを再現しているのは、
ゴジラ愛でなくて何であろうか。
ゴジラに対して特別の思い入れはないが、それでも、
散々に焦らされたのち満を持して姿を現す時、
のっしのっしと町を破壊してゆく時、
歌舞伎役者が花道で大見得を切るかの如くの咆哮が轟く時、
「待ってました〜!ゴジラはこうじゃなくっちゃあ〜!」
なんて思ってしまうのである。

本作のお話の中心にいるのは、
海兵隊員フォード@アーロン・テイラー=ジョンソン。
『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』のジョン・レノン、
『キック・アス』のへなちょこ高校生、
『アルバート氏の人生』や『アンナ・カレーニナ』と
体力とは無関係な感じだったのだけど、
今回はまあ、ビックリするくらいマッチョで5歳児の父の役!
個人的には、あんまり筋肉系に行ってほしくはないんだけど。。。
また、軍のトップだけど軍人っぽくない感じで登場の、
デヴィッド・ストラザーン、いいねぇ。
一方、ジュリエット・ビノシュの登場があれだけなのは意外。
でも、日本人としては、渡辺謙さんの出演と、
彼の「ゴジラ」の発音は嬉しくなる。

早々に、第3作までの続編制作も登場怪獣も発表された。
このゴジラが、
バットマンや猿の惑星やスパイダーマンやスーパーマンや…
いろんなリブート作品に並ぶ、名作になってくれると嬉しいです。 

tinkerbell_tomo at 21:35│ 洋画【か】