October 19, 2014

グレート デイズ! ―夢に挑んだ父と子―

De toutes nos forces

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出演: ジャック・ガンブラン
    アレクサンドラ・ラミー
    ファビアン・エロー
監督: ニルス・タヴェルニエ
2013年 フランス 90分
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 過酷なことこの上ない、トライアスロンのアイアンマンレースに、
「2人」で出場した、失業中の父と車椅子の17歳の青年の物語。 
筋書きにやや粗いと感じる部分もあるけれど、
それはもう、気付かなかったことにして観た。 
だって、それを上回る美しい風景や、ぴったりハマるキャスティング、
そして何より、アイアンマンレースそのものの凄さが感じられるから。

1人で挑んでも脱落者が続出するレースに、
50歳ほどの父親が、車椅子の息子と共に出場する。
それは、1人ずつ個人で出場するのではなく、2人1組。
つまり、
「スイム」は息子を乗せたゴムボートをロープで身体に繋いで泳ぎ、
「バイク」は自転車の前に息子が乗る椅子を固定して漕ぎ、
「ラン」は車椅子を押して走る。
何度も言うが、1人でも規定時間内に完走できるとは限らないところ、
50歳を過ぎているであろう父が、
2人分、あるいはそれ以上の体力を使わねばならない・・・
って、それだけで驚異の世界だ。

このレースの描写、中でも、父を演じたジャック・ガンブランは、
相当に鍛えてはいるけれども、明らかに中年の体型で、
如何程の苦労があっただろうと思わずにいられない。
また、息子を演じたファビアン・エローくんは、
実際に車椅子生活を送る、映画初出演の青年で、
彼の個性があってこそのこの作品だ。
美しい自然、家族の愛、過酷なレース・・・
それらが90分の中に詰まっている。


tinkerbell_tomo at 21:32│ 洋画【か】