雨野小夜美のブログ

君の人生にとって、役に立つ事は何も描かない。

正義と思った方の味方

肌の黒い彼女は、メキシコとアメリカに住んだ事があったそうだ。
見上げるほど背の高い、木の下駄箱に隠れた、小さな彼女と私。
彼女は、白い上靴から画びょうを取り出して、私に見せてこう笑った。
「絶対にいじめはなくならない」と。
メキシコにもアメリカにも、いじめはあったそうだ。
日本でもいじめに遭う彼女。隠された靴を探しに来た私。
帰る国のない彼女の、ひび割れた両手が、汚れた私の手を包む。
雷が光って、地球から何十億の涙がこぼれた。


環境は汚れなくてすむ。生物は滅びなくてすむ。人の悲しみに耐えなくてすむ。
地球にとっての正義とは、人間がいなくなる事だろう。
でもそれは、人間にとって正義ではないから
本当の正義というものは無いし、正義の味方もいない。


ネット上では言葉で戦争。焼け野原をたたく、たくさんの涙。
「シネ」とか見ていて人間が怖くなるけれど、私もまたひとりの人間だ。
本当の正義はスラム街の女神像も知らない。みんなが正義と思った方の味方。
正義対正義。だから、地球は何十億の豪雨を降らし、泣くのだ。


眠れず夜明け前に起きて、昨日の豪雨が無かったように、
ビルの谷間が、太陽を生むのを見ていた。
私も、何も無かったように忘れられたらいいな。
あれから十年も経ったけれど、
心は、いじめるひとたちの、笑顔が刺さったまま。
私は、正義と思った方の味方。いじめだけは、正義と思えない。
絶対になくならないとしても、絶対になくしたい。


拝啓 昔、いじめっ子だった君へ。
時間はもう戻る事はないけれど
遠い遠い過去を一度振り向いてほしい。
あの子を傷つけた事を、ポケットにぎゅっと握って、忘れないでほしい。
君のせいで、あの子が人生を失ったのなら、
君は人殺しと同じだ。
あれから十年。下駄箱の下の彼女は、どの国にいるかもわからないが、
ベッドに横たわる私は、壊されたまま。
いじめた子を殺したつもりで、毎日を生きてください。
反省して頭を下げたら、許されると思うな。




ひさしぶりに更新しました。


パブー(電子書籍)での連載「自由の中に、立ちすくむ」について

私はこのブログで、人気が出なかった小説を、修正して電子書籍の「パブー」というサイトで
公開しています。

「人気が出なかったものをまた公開してるの?」と思われた方、
人気が出なかったので、かなり修正しています。

読みづらいところ、曖昧なキャラ、人気が出ない原因は私にもわかるほどでした。
読み返してみて、だいぶ修正しながら公開しています。
正直、まったく違うキャラになった登場人物がいるほどです。

まだまだ文章はひどいものかもしれませんが、できるだけの努力はしているつもりです。

修正版「自由の中に、立ちすくむ」、無料で公開していますので、
ぜひご覧ください。現在第二章ですが、あらすじも書いておきましたし、
始めからでも読めます。

リンクを貼っておきますね。これをクリックしてご覧ください。
http://p.booklog.jp/series/detail/2466

名前を統合しました

けっこう前、「おけちよ」というHNで活動していましたが、
途中で「雨野小夜美」に変えたんですよ。

それを、「雨野小夜美」で全部統合します。

「おけちよ」時代に思っていたのが、恥ずかしい事を色々やってしまったから、
そこからの責任逃れがしたかった事と、
「統合失調症」だの重い病気の病名を書いて、「自分は病気だから売れているんじゃないか?
病気でなければ、人気は出ないんじゃないか?」という事でした。

だから、HNを突然変えたんですよ・・・

でも、私ももういい加減大人なので、自分の行動には責任を持とうと思っています。
昔の自分も今の自分も、自分。過去は、受け入れるしかないです。

これからは、ずっと「雨野小夜美」でやっていこうと思います。

「おけちよ」時代のブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/leavesmealone/archives/cat_10051988.html
http://blog.livedoor.jp/leavesmealone/

上は小説、下はブログのトップページです。

「ジュナンの入院 Empty Vessels」は、初めて書いた小説です。
昔は、若かったなあ・・・