Toshiko Ise's Blog from Shanghai

上海・日本・ドイツを行ったり来たり

2007年01月

望んでいる行動に報酬を

本「マネジメントの正体」のつづき
家庭で使うちょっとしたテクニックをご紹介します。

二人の子どもにキャンディーバーを1個買った場合
半分に分けたキャンディーバーのどちらかを
取るかで、ケンカになることがあります。

一人に、キャンディーバーをふたつに分けさせ、
もう一人が最初に選ぶという方法

責任を分け合うことに報酬を与える
という単純な手法によって、
キャンディーバーの分け方が正確で公平になり、
けんかがぐっと減るのが普通。

ある部長はこれと同じ手法を利用して、
新しい自社ビルのオフィスの割り当てを決めた。
オフィス割り当てではいつももめていた。

部長はまず、Aに部屋をふたつ選ばせ、
次にBが一部屋を選び、残りをAに使わせる。

Aは気に入った二部屋を選び出し、
Bは「好きな方を取る権利」を得て二人とも満足する。

次回は、「適切な行動に報酬を与える」ことの
大切さを一番はっきりと見せてくれる
方法をご紹介します!

私もぜひこの方法を使って見ようかな?
と、思っているところですよ。

人材マネジメント

上海での仕事の二本柱の一つが人材育成です。

これは日本でのそれと共通するところもあるし、
文化的背景によって、さらなる調査研究と経験が
求められている世界です。

一足先に進んでる欧米や日系企業ですら、
どの会社もまだここ中国での「人の活かし方」には
迷いに迷っているという現状です。

実は、私の関わっている人材紹介会社でも
先日、経験年数は1年半くらいですが、
とても期待していた若い女性が辞めました。

理由として、もっと大きな会社で
自分を磨きたいという理由でしたが・・・

きっと、お給料をぐっとアップすれば
引き止められたでしょうが・・・
他の社員との兼ね合いもあるので
そこまではしませんでした。

文化的スタイルによって、日本式
人材育成にも、ここではかなりの調整が必要です。

ということで、私はいま毎日現場でさまざまな経験をし、
人材マネジメントを懸命に勉強しているところです。

いま「マネジメントの正体」スティーブP・ロビンズ著
副題;組織マネジメントを成功させる63の「人の活かし方」
を勉強中です。中国は限りなく欧米に近いので
基本は欧米の人材マネジメントが中心になります。

ここ上海では工場管理は日本式、会社の管理は欧米式、
サービスは日本、というふうに知られています。

この本の中に「実際に望んでいる行動に報酬を」という
ところがあります。会社だけではなく、うまく
生きていくためにも、私はとてもガッテン!
したので、次回はこの部分を紹介します。

生活にとても役立つ知恵ですよ!
お楽しみにね!(笑)

刺繍の奥深さ(蘇州)

蘇州へ行ってきました。
行くたびに便利になってきます。

上海の南駅が新しくオープンし
蘇州のバスの南駅もすでに新しくできていて
この二つを結ぶ高速道路も8車線がすでに開通。

ついこの間まで、片道1時間30分はしっかり
かかっていたのが、今日はなんと1時間足らずでした。
ここ1年ですごく便利になりました。

さて、蘇州には刺繍の仕事で行きます。
私は刺繍のことは他の人よりはよく知っているつもりです。

でも、今回は蘇州の中国人から
刺繍のこと、着物のことをいっぱい教えてもらいました。

彼は高校卒業してすぐに着物に刺繍を始めて30年。
刺繍一筋に生きてきた人です。

蘇刺繍と日本刺繍の違いにも熟知しています。
鳥の刺繍をするといっても、ただ、糸をさすだけではなく
羽の生えている方向を考えて、
糸をさしていく方向や角度を決めるそうです。

今回、注文した帯の刺繍には
彼の提案で、蘇刺繍と日本刺繍を
両方使ったものにすることになりました。

さあ、日中合作の刺繍の完成が楽しみです。
数ヶ月はかかりますよ!

一匹狼の起業家

上海で起業した日本人男性に会いました。

2002年から上海在住。
私もちょうど同じ時期から上海在住。
ついつい私と比較して失礼とは思いながら、
いっぱい質問してしまいました。

その方は、今年50歳。
日本での税理士の仕事を辞めて
上海で一から貿易を始められました。

言葉もゼロ。経験もゼロ。
でも、いまでは、事務所を持ち、車と運転手
そして、社員も数人雇っていらっしゃいます。

彼の仕事の特徴は、小ロット、高品質の製品を
上海近郊で作って日本へ輸出すること。

230平米の事務所兼住宅も2004年に購入されたそうです。
私も2002年に勇気を出して住宅を購入しておけば
いまごろは2倍、いや3倍になっていたかも・・・
と、話すと「それなら、万博後に買ったら??」
「きっとだいぶ安くなると思うよ?」

「えっ!いつまで上海にいらっしゃるおつもりですか?」
「私は死ぬまで上海にいますよ!」

「ひぇ〜!」ほとんどの日本人は、いつ日本に帰ろうか?
ということばかり考えているというのに・・・

すごい気迫です。
ご家族は日本に残している
ということでしたが・・・

私と同じ時期に上海に来て
すでにしっかりと地に足をつけて
がんばっていらっしゃるお姿にびっくり!

それに比べて、私は・・・トホホ
どっち付かずのまま・・・
やっぱり、根性が足りないのかな??





出入りの激しい人材?

人材紹介会社の職場で毎日たくさんの
人材の履歴書を見たり、面接をしたりしていると
いろいろなことが見えてきます。

まず、離職率がすごく高いこと!
一つの職場にいる期間は
短くて数ヶ月、長くてもせいぜい2年〜3年。

だから、入社したら、すぐ業務を教えて
さっさと業績を上げてもらわないと
雇った側は大損をします。

まあ、「ぼちぼちやってんか!」
「徐々に仕事を覚えてもらって・・・」
なんて言っていると大間違い!

長く職場に居座っている人は、
よっぽど、仕事ができなくて、
他にいくところがない人。

あるいは、すごく仕事ができて、
給料もすごく高い。自分の思うように
職場で泳がせてもらっている人

この2タイプだけです。
割合にしたら、2割、2割。
その他6割は半年から3年以内には必ずやめていく人です。

まあ、日系企業の雇用主側としては
中国人の使い方にはよほど、
熟練しないと、効率も悪いし、
それどころか、損失が非常に大きいです。

よく言われているように、
かわいい社員だと思って期待して育てていても
明日は、ライバル会社で働いている??
ということは日常茶飯事です。

私が見ていると、日系企業の
非効率さが特に目に余ります。

なんとか雇用側と雇われる側の
間にたって、溝が埋められないかな・・・
と日々努力中です。

大きな溝ですよ〜。そう簡単には・・・
でも、一つ大事なことは、ここは中国だ!
ということです。

おばたりあん?

こんなことばが昔、日本で流行りましたよね?
特に関西のおばちゃんの元気なようすは
よくテレビでやっていました。(笑)

ここ上海では、みなさんが
「おばたりあん!」のように元気?です。

たとえば、地下鉄の座席に
ほんの少しのスキマがあったら
そこにお尻を少し割り込ませ
あとは、無理やり横の人を押しのけて
自分のスペースをしっかり確保してしまう!

座席取りや順番待ちのときだけでは
けっしてありません。

就職でも、いい情報でも、さっとキャッチして
少しのスキマから、入り込んで
あとはどんどのし上がっていく!

どうぞ、お先に!なんていう態度では
次々に人が湧き出てきて、死ぬまで先には進めません。

さて、こんな状況の中で
誰かが自分の居場所を提供してくれる??
なんて思っていたら、ビザも取れなくて
すぐ、この国から追い出されるでしょうね。

日本でも少し事情は違いますが、同じです。
いい子で、待っていれば、いつか私の夢がかなうかも
なんて思っていたら、一生叶いません!

自分の居場所は、なければ自分で創ってしまう!
そんな意気込みが必要です。

私には、まだまだ足りませんが・・・
でも、周りにはいい先生がいっぱいいるので
日々学習できる環境にいるのだけは、ぜったいに間違いありません。

「起業の着眼点」

「起業の着眼点」邱永漢著
を読み直していて、この中のあるヵ所が
いまの私の心にスコンと落ちてきました。

「独立自営といえばカッコはいいけれど
セカンドであっても、そんなに大きな
遜色はありません。それでいて、肩の荷は
うんと軽くなります。新しく出発する時は、
パートナー探しが必要ですが、人のパートナーになる
という手もあります。」

上海の変化の速さや、まだ、未成熟な社会の考え方に
翻弄されて、目をパチパチしている私を横目に
日本語の教え子たちは、ここ数年でどんどん成長しています。

2002年、知り合った当初は、
ほんとに物知らずの私は、
こんなジャリンコちゃん相手にしてられないわっ!
と思っていたものです。

しかし、いまでは、この教え子たちは、
いろいろな経験をつんで、
独立の準備を着々と進めているのです。

この国には、若くてもしっかりしている人が多いです。
理由は、時代の変化があまりにも急激なこと!
うかうかしていると、すっかり置いていかれること!

20代前半でも、すでに親には頼ってなんかいられない。
いや、それどころか過酷な状況で日々くらしている
田舎の親の面倒もみなくてはいけないからです。

Qさんの書いていらっしゃるように、
私はこの子たちのパートナーになれるような気がしてきたのです。

だって、こんなに若くても
しっかりと人を見る目も訓練できているし、
交渉能力も抜群!さらに向上心たるものや
だれにも負けません!!

老いては子に従え!!ではなくて
中国では、中国人に従え!

ここで、いちばん重要なポイントは?
だれに従うか?を見間違わないことです!




日本への観光旅行

今日は30歳前の若い中国人夫婦二組と
いっしょに食事をしました。

食べ放題、飲み放題で一人49元の
セルフサービスのレストランです。

二組とも、男性は上海市人民政府勤務。
女性はドイツ系企業とフランス系企業に勤めています。

一人は日本語、あとの3人は英語を話します。
今日もまた、中国語・英語・日本語の
3ヶ国語がちゃんぽんになった会話でした。

その一組の夫婦は昨年の11月に
日本へ観光旅行に行ってきたと
日本での印象を一生懸命話してくれました。

上海→大阪→京都→箱根→伊豆→東京→上海
のコースだったようです。

京都では着物姿の女性を見たとか
箱根の温泉はよかったとか
お味噌汁が大好き!!などど
私に興奮気味に話してくれました。

大体費用は一人1万元(16万円くらい)
来年は北海道へ行きたいとか
沖縄に行きたいとかいっていました。

若い上海人の夫婦にとっては、このくらいの出費は
なんでもないようですよ!

話には聞いていたが、やっぱり日本は
サービス満点で美しい国だと感心していました。

何か買い物したの?と私が聞くと
もう、なんでも持っているから・・・
別に・・・、あっ!そう、そう、食べ物を買ったかしらん??

次回は石川県に来るように・・・
としっかり宣伝しましたが・・・

それどこ?っていわれてしまいました。(がっくり・・・)

人財?人材?

中国で「人材」に関する仕事にかかわって
すでに4年になります。

「企業は人」といわれているように人材には
どの企業でもいろいろな悩みを持っています。

しかし、日本では、まだ、日本人と日本語という条件は
いちいちいわなくても、とりあえずあたりまえ・・・

でも、ここ上海では?というと、人材探しは
もっと、もっと限りなく複雑になってきます。

言語、国籍、出身地などが最優先条件に入ってきます。
いくらりっぱなキャリアがあっても
コミュニケーションが取れなくては
まったくお話になりませんから・・・

多くの会社では中国語・英語が必要です。
日系では中国語・日本語
となる会社がまだ大半でしょうが・・・

だから、人材を探すときには、
まず、その会社がどのことばで
社内のコミュニケーションを図るか?
また、外部とのコミュニケーションには、何語が必要か?

まず、ここから人材探しがスタートします。
人材を紹介する際には、このいろいろな要素が入り混じる中、
どの人が最適か?と選び出すのは
まるで、複雑なパズルを解くようなものですね。

私も頭の中をフル回転しながら・・・
紹介する人材を探します。

コンピューターでは、はじき出されない
経験とカンのようなものが大いに活かされる分野ですね!!

今年は縁起がいいかも?

私はブタ年生まれでもないので
お金にはあまり縁がないのですが・・・

でも、縁起を担ぐわけではないですが、
今日はお金の神様!といわれている方に、
なんと上海で偶然にお会いしました。

このブログを読んでくださっている方には
きっと、すぐわかりますよね?

その人が誰だか???
そうです!Qさんこと邱永漢さん!

今日はうれしくなることが3つもありました。
上海ならではのおもしろい仕事が入ってきたこと!
なつかしい桂林の友人から電話をもらったこと!
お金の神様!に会えたこと!

なんだか、今年はいいことが
いっぱいありそうな気がしてきました。

どうも、私はパープリンなのか?
毎年このように思っているのですが・・・

でも、今年は早々にご高齢にもかかわらず
お元気そうな邱永漢さんと奥様に
お目にかかることができとてもラッキーです。

私も「死ぬまで現役」でいたいなぁ〜と
お姿を拝見しながらつくづく思いました。

私の両親も邱永漢さんよりもさらに高齢ながら
まだ「現役」で働いています!

娘として、こんなに幸せなことって!
他に何があるでしょうか??

年齢を重ね、なおかつ懸命に生きている人からは
ただ手を合わして拝みたくなるような・・・
そんなオーラが出ているような気がします。



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