Toshiko Ise's Blog from Shanghai

上海・日本・ドイツを行ったり来たり

2009年06月

購買意欲を駆り立てるには?

「デパートを発明した夫婦」鹿島茂著
のことを以前のブログで書きました。

その鹿島茂氏が今月の「婦人公論」の中に、
日本のデパートについての短いエッセイを書いています。

日本のデパートの低迷の原因を
いろいろあげているのですが、
要約すると下記のようになります。

とにかく、デパートに人を呼びこむこと以外、
デパートの売り上げを伸ばす方法はない。

モノを買う気がまったくない人でも、
とにかくデパートへ来させること。

人は、たくさんの人がモノを買っているのを見ると
購買意欲が駆り立てられ、ついつい買ってしまうのです。

まずはデパートまで足を運んでもらう、何か魅力的な方法、
あるいは仕組みを考えない限り
いまの日本のデパートの売り上げはけっして伸びない。

というようなことが書いてあります。
日本も上海もどこでも人間はいっしょです。

人のいないショッピングモールや
デパートでの売り上げは、ぜったいに伸びないのです。

なんでもいいから、人がわんさかいると
人は知らず知らずのうちに、買い物してしまうものなのですね!

「だれでもいいから、人を来させる」
デパートやショッピングモール経営者は、
まず、このことを最優先に考えないといけないのです。

iseyaとしては、いくらいい場所でも、
いくらテナント料が安くても、人の来ないビルには、
ぜったいに出店してはいけないのです。











一生まねしたら、それは本物

昨年106歳で永眠された永平寺78世貫首
宮崎氏が生前話されていたことば

「一日だけまねしたら、それはまねやけど、
一生まねし続けられたら、それはまねではなく本物や」

なんとすごい言葉でしょう。
お話を聞いていて、「はぁ〜なるほど〜」と
目からウロコが落ちました。

日本舞踊でも、茶道でもそうですが、まずは、来る日も来る日も
ただ、ただ師匠のまねをして、体で覚えるんですものね。

十年やそこらで、出来るものなんてないのです。
何十年もかかるのですね。

昔からあるものって、モノでも、考え方でも
きっとすごいものなのだと思います。

ここ数十年の間にできた、価値観や考え方は、
いいものもあるかもしれないけれど、
一時期だけのものもたくさんあると思います。

やっぱり、なんでも、自分でしっかり考えないとね!






大学で着物ゼミだって?

奈良女子大学で着物ゼミという記事。
うれしいような、悲しいような・・・気持ちになります。

国立大学で教えるようなことなの!と、あきれ返る気持ち。
それでも、教えないよりは、教えた方がいいわよねぇ〜、
というような・・・とっても複雑な心境です。

自国の文化を大切にしない人たちは、他の国の人たちからは
けっして尊敬されないと、よくいわれます。

そうですよね。自国の文化を大切にしない人は、
相手国の文化も粗末に扱うのに決まっていますから。

小学校時代にどうして着物、いや、せめて浴衣の
着方くらい教えてあげられないのかな?

好奇心旺盛なときに、日本文化を体験する機会があればいいですね。
浴衣を着れば、喜ばない子どもなんて、きっといませんよ!
うれしくて、楽しくて、大はしゃぎするに決まっています。

お抹茶を飲めば、ものめずらしさと、苦さで
きっと、目をくるくるさせますよ。

子どもの時期に、民族衣装の着方を教えられないくらい
日本人の大人は、忙しいのでしょうか?

私は小学校の3年〜4年生くらいに、日本文化を習う授業があれば、
すごくいいのになぁ〜と思います。

浴衣をひとクラス分の人数くらい用意して、
みんなで着て、踊りを踊ったり、お抹茶を飲んだり
きっととっても楽しいですよ。

外国で生活したことのある人なら、賛成してくれるでしょう?
着物を着ると、みんなの人気者になれるということを。

何もいわなくても、日本人としての
アイデンティティが表現できますね。

奥ゆかしさや謙虚さ、遠慮深さが
自然ににじみでてくるのが着物です。












会社は社会の公器

以前、金沢で起業について教えていただいたことがあります。
そのときの先生から質問されたことを思い出します。

「あなたが会社を作ったら、社会にどのように役立ちますか?」
と質問されて、私は答えられませんでした。

会社が販売するモノやサービスが、社会にどのように役立つのか
ということばかり考えて、答えられませんでした。

ギブアップした私に先生は、教えてくれました。
「会社は社会の公器です。会社の最大の役割は、雇用の創出ですよ!」

そのときの私は、わかったような、わからないような
「へぇ〜???雇用すること??」という気持ちでした。

いま、たった数人ですが雇用しています。
その人たちの生活を保障し、少しは社会の役に立っているのかも。

だって、経営者は、すぐやってくる毎月のお給料支払いに
四苦八苦していますが、社員たちは、お給料日は
幸せそうですものね。

最近、もっと雇用の重要さを感じる出来ごとがありました。
インターンとして、iseyaで預かっていた大学生が、
まもなく3ヶ月の研修期間を終え、今月大学を卒業します。

でも、しかしですよ、iseyaの研修が終っても、
彼いわく、どこへも行くところがない?
まだ就職が決まっていないということです。

未来を担う若者が、何もしないで、家にじっとしていたら、
絶対に、いいことなんか一つもないと真剣に考える私は、
もうしばらくiseyaで面倒を見ることにしました。

社会へ出て、仕事をしながら、世間にもまれ、人間にもまれ、
だんだん成長していくいちばん大切な時期です。

iseyaの提供できる仕事の中で、彼の特技を生かせる部分を
なんとか見つけます。13億人の内のたった一人ですが。。。
されど、「一人」です。

彼に、少しでも仕事の経験を積む場を提供できるなんて、
iseyaも幸せだなぁ〜とつくづく感じます。




ドイツで長期滞在の準備

前回のブログ今年の夏はサバティカルで、
断言しちゃったのですが、いまなんとか準備を進めています。

「断言しないと、絶対に実行できない」とそのときに思ったから、
あえて、このブログで断言してしまいました(笑)。

ほらっ!やっぱりねぇ〜と思うくらい、最近、また、迷いが。。。
「こんな時期に上海を離れていて、いいのかな?とても心配だわ〜。
行くんなら、10日くらいにしとけばよかったかなぁ〜」

な〜んて、また、いつものとおり、あれやこれやと
心配になってきて迷っています。

人間とは迷うもの。ほんとうにいろいろな想いが
毎日、コロコロとネコの目のように変わります。

自分でもいやになるくらい、判断したとたん
また迷って、また、判断して、また迷っての繰り返し。
自分で自分の気持ちを整理してあげないといけません。

迷いながらも、準備だけは着々と進んでいます(笑)
航空券もすでに手配しました。上海からドイツへ向かいます。

ドイツに2ヶ月だけ住む、とても感じのいい家も
娘夫婦が下見など終えて、すでに借りてくれました。

娘夫婦の住んでいる家のすぐ近くです。
車もないと移動にとても不便なので、レンタカーも借ります。

あとは、日本で日本食をたんまり買い込んで
娘に持っていきます。彼女のお土産リクエストは、
いつもとてもおもしろいですよ。

日本の食べものばかり。それもこんなもの欲しいの?
と、笑ってしまうものばかり。
お茶漬けのりとか、のりの佃煮とか、塩昆布とか。

今回は力持ちの夫が5kgくらいの「石川産こしひかり」を、
かるがる持ってくれるでしょうからだいじょうぶ。

彼女ったら、よっぽど、食いしん坊なのかしらんねっ???





Fast Fashion(快速時尚)

金融危機のさなかだというのに、
世界規模のFast Fashionの勢いは、
ここ中国ではまったく衰えを見せません。

Zara、H&M、Uniqloなど世界を股にかける
ファッションブランドが、あれよあれよという間に、
上海の街の中に次々と出現しています。

歩いて15分くらいの距離なのに、あらっ!また、ZARAができたわ!
と、まるでマクドナルドやケンタッキーのように
ファッションを売るお店が出現しているのです。

特に上海では、ZARAの勢いはすさまじいですね。
そのZARAを必死で追いかけるように、Mangoもがんばっています。

どのFast Fashionも名前のごとく、毎週のように
たくさんの新しいスタイルが、店頭に並びます。

そして、売れないものは、どんどん消えていきます。
いったいどこへ行くのやら???と
私はいつもとても不思議なのですが。。。

でも、そのようなお店ばかり見ているお客様は、
このスピードが当たり前のようになって、
新しい商品が毎日のように店頭に並ばないと、
なんだかおもしろくないなぁ〜と感じるようです。

iseyaは、どんなにがんばっても、毎週のように
新商品をどんどん店頭へというわけにはいきません。

そして、売れない商品は、すぐ葬り去ることもできません。
さて、こんな超特急のようなスピードに慣れたきったお客様に対して、
iseyaは、どのように工夫して魅力あるお店にしていくのか?
いま毎日頭を悩ましているところです。

それにしても上海は世界中の商品の品評会のようなところです!
車にしても、家電、家具、ファッション、食べ物までも
日本では、めったにお目にかかれない各国の自慢商品が、
当たり前のように売られているし、使われています。

さて、このオリンピックのような世界の一流選手の競争に、
iseyaが巻き込まれても、まったく勝ち目がないし、
意味もないことだというのだけは、はっきりわかっています。

この猛スピードの行き着く先には、
いったい何があるのでしょうかねぇ〜??









答えのない問題に挑戦!

『完璧な答えを持った者など
歴史上一人もいなかったのだ。

歴史とは、最初に一つのことを試み、
続けてもう一つのことを試みる人間によって造られるのだ。
大切なのは最大の効果を生む方向に行動を起こすことだ。』

この文章をどこで読んだのか
すっかり忘れてしまったのですが、
いま読み返してみて、ほんとうにそうだなぁ〜と思っています。

最大の効果を生む方向に行動を起こすこと!
これが、いつでも、どこでも、何を決めるときも
いちばんに考えなくてはならない大切なこと。

どれだけ考えても、完璧な答えなんて
どこにもないのですから。。。

あることを決めるときは、自分の持っているあらゆる力を
すべて使って、完璧ではなく、最大の効果を生む
方向に行動を起こすこと!

答えのない問題に、毎日取り組んでいるんだけれど、
自分の力もまったく足りないし、
とにかく、いま最大の効果を生む行動?って、
いったいどうすることなのかなぁ〜と考えるばかり。

永遠の課題ですねぇ〜。
でも、でも、幸せなことに、いまこうして生かされています。
毎日、何もかもがちょっとずつ変化しているのです。

今日も朝、元気に目が覚めて、ゴハンが食べられて
1日の行動が開始できることに、心から感謝ですね!

みなさん、私のブログに、今日も立ち寄ってくれて
ほんとうにありがとうございます!





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