長年ガラケーを愛用し続けてきた自分だけど
このタイミングで、いよいよスマートフォンに機種変更することになった。

将来的に見て、このタイミングでの機種変更がベストかどうかは分からないけど
とりあえず現時点ではそれなりに納得できる内容になった感じ。
ちなみに自分は昔からずっとdocomoの携帯を利用し続けていて、
現在も利用しているキャリアメールのアドレスを変更したくなかったから
アドレスが変わってしまう「携帯電話会社の乗り換え」は考えていなかった。

よって、ドコモのサブブランドである「ahamo」を含め
格安SIMへの乗り換えも選択肢に無く
「どうせスマホの機能を使わないなら割高なスマホ契約にはせず
 月2,000円程度で収まるガラケー契約のままで十分」と思っていたんだけど
ドコモが4月1日から
「はじめてスマホプラン」なる新料金プランを提供することを知って
色々と情報を集めてみることに。

その「はじめてスマホプラン」は
FOMAからの契約変更やドコモ以外の3G回線からの乗り換えが対象で
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利用可能データ量は月1GBまで、
「1回あたり5分以内の国内通話が何度でも無料」のオプションが付いて
一年目は税抜980円、
二年目以降は税抜1,480円(どちらもdカード支払い時)という料金プラン。

自宅にいる間は無線LANでWi-Fi接続すればデータ量は消費しないし
現状、外出時も通話&メールがあれば事足りている・・・ということで
自分の使い方なら月に1GBあれば何とかなりそうだから、
dカード以外のクレジットカードで支払って月額+170円になっても
今までとほぼ同等の料金で済みそうなこのプランは一考に値する。

そんなわけで当初は
「4月になったら契約変更を検討しようかな」なんて考えていたんだけど、
「はじめてスマホプラン」がスタートする4月1日までの期間限定で
「ずっとはじめてスマホ割」という別プランも提供されていることを知った。

この「ずっとはじめてスマホ割」は
データ使用量1GB以下の条件で「〜プラン」と同等の料金になるよう設定されていて
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かつ基本的には「ギガライト契約の割引」扱いになっているため
「〜プラン」では適用されない「ずっとドコモ特典」なども適用されるらしい。

自分なりに色々調べて整理してみたところ
dポイントクラブ「プラチナ(=ドコモ回線継続期間が15年以上)」ステージで
利用料をdカード以外のクレジットカードで支払うケースでの両プランの比較は
docomo0
こんな感じ。

基本的にはどちらも同じ料金だけど
前述のとおり「〜プラン」では「ずっとドコモ特典」が適用されないのに対して
「ずっと〜割」には適用されるから
プラチナステージの自分にとってはそれだけで年間3,000円分の差が付くことになる。

「ずっとドコモ特典」で付与されるdポイントは期間・用途限定で
「ケータイ料金の支払い」には充てられないのが残念だけど、
「d払い」に使えるらしいから無駄にしてしまうことはないだろう。

月のデータ使用量が1GBを超えてしまった場合も
「〜プラン」だと+1GBごとに+1,000円ずつ掛かるのに対して
「ずっと〜割」では+1,000円で+2GBまで追加できることになるから
万一に対する備えとしても「ずっと〜割」の方が優秀というか上位互換で、
調べた限りでは「〜プラン」ならではの利点みたいなものは見つからなかった。

注意すべき点としては
「ずっと〜割」の「5分以内の国内通話無料」は自動付与ではなく
「『おしゃべり割』申込時に永続割引が適用されて実質無料になる」形だから
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これの申し込みだけ忘れないよう気を付けておくことくらい。

あとは「〜プラン」の2年目以降が割引なしで1,815円なのに対して
「ずっと〜割」は1,500円の割引が適用された上で1,815円になっているから
将来的にドコモが割引を止めた場合は1,500円高くなってしまうけど、
「ずっと割引」と銘打っている以上、ずっと割り引いてくれる・・・はず。


そんなわけで
どう考えても「〜プラン」より「ずっと〜割」の方がお得に感じられたから、
この機を逃して後悔するより思い切って「ずっと〜割」で契約することを決断。

「ずっと〜割」が提供されるのは3月末までだから
先延ばしにすると気付いたら期限切れ、なんてことにもなりかねないと思って
早速「ドコモオンラインショップ」で端末の購入&契約プランの変更手続きをした。

肝心の端末は、自分の希望条件としては
 ・なるべく電池持ちが良いもの
 ・2年で機種変更するつもりはないから長期間使い続けられるもの
 (OS等のスペック面でも、「本体が故障しにくい」という意味でも)
 ・主な用途は従来どおり通話+メールの予定で
  他にはせいぜい「おサイフケータイ」+α程度の機能があれば十分だから
  高価で高性能なハイエンド機種は必要ない
 ・できれば外国産よりは国産スマホの方がいい
という感じで、
行きついたのがSHARP製の「AQUOS sense5G SH-53A」という機種。

シャープは台湾の「鴻海」に買収されているから
厳密には「国産スマホ」とは言えないのかもしれないけど、
シャープもダメだと残る選択肢はSONYと富士通の二つになってしまって
どちらも端末代は全体的に高めだったからそこは妥協することに。

その「AQUOS sense5G SH-53A」は
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今年の2月5日に発売されたばかりの新機種ながら税込39,600円とお手頃価格、
5G対応、大容量バッテリー、防水・防塵、おサイフケータイ機能付き、
さらに2年間のOSバージョンアップも約束されているということで
自分が希望する必要条件はバッチリ満たしている感じ。

正直、必ずしも5Gである必要性は無かったんだけど
昨年11月発売の「AQUOS sense4 SH-41A」という一つ前のモデルは
5G未対応で37,224円と、端末代は2,000円程度の差だったし
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料金プランに関しては
「ギガライト」契約の場合、通常(=Xi/4G)の「ギガライト」でも
5G対応の「5Gギガライト」でも月額料金は一緒だったから
docomo4docomo5
どうせなら新しい方がいいだろう、くらいの感覚で「5G」を選択した。

たとえ「5Gならではの利点」を享受できなかったとしても、
「5Gだから損」するような状況にさえならなければそれでいい。


そして、端末を決めて各種手続きを進めていくと
ずっと愛用していたガラケー「N-02C」の利用期間が10年2ヶ月と表示されて
N02C
そんなに長いこと使ってきたのか、と感慨深くなると同時に
まだまだ使える、故障もしていない端末を乗り換えることの寂しさも感じてしまったり。

この感覚は自動車を買い替えたときとちょっと似ていて、
「N-02C」の前に使っていた「N904i」も
いまだに充電を繰り返しながら目覚まし時計として使用しているから
N904i-N02C
今後は「N-02C」にも目覚まし時計としての余生を送ってもらおう。

FOMA同士の機種変更だった「N904i→N-02C」と違って
今回の「N-02C→AQUOS sense5G」はFOMAから5Gスマホへの機種変更だから
「N-02C」に挿入されているFOMAカードを差し替える必要は無く、
ダウンロードした着信メロディ等が引き続き使用できるのは嬉しいところ。
(「N904i」はFOMAカードを抜いたことで待ち受け画像や着信メロディが無効になって
 目覚ましのアラーム音にはプリインストールの「アラーム01」等しか使えない)


というわけで「ドコモオンラインショップ」で
aquos-s5g
スマホ本体に加え、液晶保護フィルム、保護ケース、充電器もまとめて購入。
(ちなみに端末カラーはオンライン限定の「スカイブルー」)

試行錯誤しながら最低限の初期設定を済ませたあと、
ドコモショップの「DOCOPY」を使って電話帳やメールデータの移行も済ませた。

お金を払って待ち受け画像や着信メロディをDLしていたFOMA時代と違って
パソコンから画像や音楽データをコピーしてそのまま利用できるのはありがたい。

購入したスマホの充電口は「USB Type-C」で
ニンテンドーSwitch用のケーブルが使えたから別途購入する必要が無かったし、
「クラブニンテンドー」時代にもらってiTunesに落としていたサントラCD等から
itunes
ゲーム音楽や効果音をスマホに移せたのも思いがけずラッキーという感じ。
(たとえばメール着信音を『ゼルダ』の「謎解き正解音」に設定できたりした)


また、自分が現在メイン口座として使っている銀行では
「インターネットバンキングのワンタイムパスワード生成用のハードウェアトークンを
 ソフトウェアトークンに切り替えるともれなく500ポイントプレゼント」
「アプリ使用で口座を無通帳に切り替えるともれなく1000ポイントプレゼント」
という二つのキャンペーンをやっていたから
両方のアプリで手続きをして、計1,500ポイントもゲット。

さらに、購入した「AQUOS sense5G」は
dポイント3,000ptのプレゼントキャンペーンもやっていて
docomo6
これだけで合計4,500円相当のポイントを獲得できたことになるんだな。
(ポイントの使い道によっては1ポイント=1円相当にならない場合もあるけど)

月額500円の「ケータイ補償サービス」を付けたから
2年目以降の月額は2,000円を少し上回る計算(1,815+550=2,365円)だけど、
諸々総合的に考えて
このタイミングで、このプランへの変更は悪くない判断だったと思いたいところだ。

ドコモのFOMAサービスは2026年3月31日に終了予定で、
終了間際には今よりさらにお得な移行プランが提供される可能性も高いけど
それを考えても仕方ないからキッパリ諦めることにしよう。


ちなみに以前の記事で書いた
「ガラケー版のnanaco、もう引っ越しできない」問題に関しては
ガラケーnanacoの残高約2万円でAmazonギフトカードを購入することで解決。

最近はセブンイレブンに行く機会がめっきり減っていて
チマチマ使いでは残り2万円分を使い切るのに相当な期間を要しそうだったから
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貯まっていたポイントも含めて全額を一気に消化してしまうことにした。

Amazonギフトカードなら腐る心配は無いし、
金券類を購入した場合にはnanacoポイントは付与されないから
今回2万円使った分に対するポイントも当然ゼロで
正真正銘スッカラカンになるまで使い切ることができた・・・はず。

購入したスマホにnanacoアプリを入れるかどうかは検討中で、
前述の「ずっとドコモ特典」で付与される年間3000ptのdポイントを消費するために
「d払い」を利用することになりそうだから
そっちで事足りればわざわざnanacoアプリを入れることはしないかもしれない。

スマホに買い替えたとはいえ
「ガラケー版のアプリを切り捨てられた」ことはまだちょっと根に持っているし。