週刊少年ジャンプ2023年3号掲載の
『HUNTER×HUNTER』連載再開9週目「399◆退去」の感想。
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(前回掲載分まで反映済み)
※画像データは物理的にも容量的にもサイズが大きめです
強制転送された直後に真正面にあった「大本命の扉」を開け、
その中でノンキに世間話をしていた計9人のエイ=イ構成員を発見。
先週の感想でも触れたように
トレベルムが「ボコンテが処理場とココ直接繋げたそうだ」と言っていたから

処理室と死体処理室を「扉」の能力で繋げたのかと思っていたけど、
処理室の扉を開けてすぐ死体処理室があったということは
「扉で繋げた」んじゃなく文字どおり「直接(物理的に)繋げた」んだろうか。
基本エイ=イ一家しか使わないはずの処理室⇔死体処理室の動線に
わざわざ凝った仕掛けをするメリットが無いし、
ヒンリギが今週ラストに死体処理室の中に入っている以上
「ワープ先の映像が投影されている」みたいな可能性も考えにくいはず。
「ボコンテが繋げた」と言っていた以上
元々は繋がっていなかったと考えるのが自然だから、
ボコンテは「扉」による強制転送以外にも
何らかの方法で「アジトの間取りを組み替える」ことができるのかな。
「地雷形式の罠」「切れない壁」「アジトの間取り変更」が
すべてボコンテ一人の仕業だとしたらなかなかに手広い能力で、
初登場時の「レベル26」のままでそれをやれるのはハイスペックすぎる気もするから

ドッグマンと同様、ボコンテも優先的にレベルアップしているのかもしれない。
あと、ノブナガが後悔していた
「近隣の部屋にいる奴も仲間だと思うべきだった」に関しては、
3102号室の住人やもう一部屋の住人が
エイ=イの構成員23人に含まれていなかったことは読者には分かっている。
脅されたり能力で操作されたり
組員の誰かが念能力で変身していた可能性もゼロではないとはいえ、
フェイタンに怯えていたのまで全て演技だったとしたら大した役者だし
実際のところはヒンリギが言っていた
「危機管理で考えれば隣人を警報代わりに利用する方が
仲間を置いとくよりも安全で安上がり」が正解なんだろう。
そもそも、仮に3102号室の住人がエイ=イに加担していたとしたら
先週の「じゃこっち戻ってみろ」の時点で

殺されるリスクを背負ってまで逃亡を図ったりせず、
罠に飛び込んでエイ=イ一家に事態を報告しようとするのが自然なはず。
(記憶消去の上で操作されていたら話は別かもしれないけど)
先週の感想でも書いたように
ノブナガ達は「100%虐殺される」ことを承知で隣人を使って検証していたわけで、
ここで「実は隣人もエイ=イの協力者でした」なんて展開になったら
それこそ旅団を悪者にしたくないがための配慮なのかと勘繰ってしまうところだ。
・・・というかヒンリギは先週の段階で
「床の血が新しい…要厳戒!!
先にここへ飛んだ連中を訊問し追手の存在を知ったんだ…!!」なんて考えていたのに

今週「ここに新しい血痕も無い」と言っていたのは何故なんだろう?
床の「新しい血」はあくまで「比較的新しめ」というだけで
数分〜十数分以内についたものではなかった、ということ?
「運び屋兼殺し屋」の肩書きを持つ放出系能力者のトレベルムが
「Damage」の能力を使って自身やヨコタニの致命傷を回避。
放出系能力「Damage」は
「ダメージを攻撃してきた物質ごと移動させる事が出来る。
右手で触れたもののダメージは自分にとり込み、
左手で触れたものに自分のダメージを移す事も出来る。
(ダメージを受ける瞬間に触れていないと効果が無い)」という
某ムーディーな芸人よろしく「右から左へ受け流す」性質を持っているようで、
殺し屋の能力にしてはノブナガが言うとおり献身的な印象だけど
「ダメージを移動させる=運ぶ」と解釈すれば
これはむしろ「運び屋」としての性質が反映された能力なのかもしれない。
同じ迎撃型の能力であるカミーラの「百万回生きた猫」は

「攻撃してきた相手を殺す」「自分の傷を癒す」という凶悪な性能を備えているものの
「一度死ぬ」という発動条件がまず厳しいし
味方のダメージを肩代わりするような使い方もできないから、
トレベルムの立場からすると「Damage」の方が使い勝手がいいわけか。
常に左手に何かを持っていれば
少なくともトレベルム自身は致命傷を受ける可能性が激減するし、
接近戦で「敵(もしくは敵の武器)を左手で掴む」ことができれば
敵味方両方の攻撃をその身に受けて「敵や武器に移動させる」ことによって
能力を攻撃に転用することもできそうな感じ。
(放出系能力者が接近戦を挑むのが適切かどうかは置いておいて)
今回のトレベルムは「ナイフの刃先」を「ジュースの缶」に移動させていたけど、
左手に持っていたのが例えば「鋼鉄の塊」だとしても
ダメージを移動させると「鋼鉄の塊にナイフが刺さる」のであれば
左手で触れた人間や物体に
防御力や硬度を無視したダメージを与える使い方もできるんだろう。
ただ、コメカミにナイフが刺さったときに「痛っ…て」と言っていたあたり
ダメージを移動させても痛みは感じている可能性がありそうで、
だとすると考え無しに無茶な使い方をするのは危険なのかな。
ヨコタニの眉間へのダメージを肩代わりした際は
トレベルムの眉間ではなく「左腕」にダメージが移っていたようで、
これがトレベルム本人へのダメージでも同様だとするなら
左手に何も持っていなくても一撃で致命傷を受ける可能性は低くなる反面
能力の生命線でもある「左腕」の負担が甚大なものになりそうな気がする。
脚部等、致命傷にならない箇所への攻撃や小さなダメージ等まで
すべて「左腕」に移動して蓄積されてしまうとしたら
あっという間に左腕が動かなくなってしまう危険性がありそうだから、
クラピカの「癒す親指の鎖」のような

回復能力とのセット運用が前提になっている能力なんだろうか。
(念能力者が23人もいるなら一人くらいはヒーラーがいてもおかしくないし)
「右手と左手の両方で敵を掴んだ状態で能力を発動したら
ダメージが循環してお互い何度も痛みを感じることになるのか?」とか
「移動させられるダメージ量に限界はあるのか?」とか
「左手に持つものは何でもいいのか?
(一度ダメージを移動させて壊れてしまったものでも再利用できるのか?)」とか
気になる点が多々ある能力で、
わりと珍しいタイプの性質だから今後の描写にも注目しておきたいと思う。
ネタが割れたら対応は難しくなさそうな能力だから
次に旅団と対峙した際にはアッサリ殺されてもおかしくはないけど・・・。
彼女へダメージが移動しないようトレベルムが「投げナイフ」を回避すると
その流れ弾はペリゴルの方向へ。
それに気付いたペリゴルがあえてナイフを受けようとしたところ
隣でジャンプを読んでいたオラルジがそのジャンプでナイフを防いでいて、
このシーンはグリードアイランド編で

見張り中のバラがボウガンの矢をキャッチしたシーンを彷彿とさせた。
完全に不意打ちだったバラのケースと違って
今回はオラルジもペリゴルもあらかじめ敵の存在に気付いていたから、
バラほどの実力者じゃなくてもナイフに対応するのは容易だったのかな。
(投げナイフとボウガンではスピードも違うだろうし)
ただ、オラルジは本人だけでなくジャンプにもオーラを纏わせているように見えたから

モレナの「恋のエチュード」によって
修行せずに「周」までマスターできているとしたらちょっとズルい気もする。
「恋のエチュード」で得られるのはあくまで念能力とオーラ総量だけで、
攻防力移動などの技術面は本人の修行次第、というバランスにしてほしいなあ。
(オラルジは強化系だから
ジャンプにオーラを纏わせたのも能力の一環という可能性はあるけど)
一方、そんなオラルジに守られたペリゴルは前回登場時はレベル18で

まだ念能力を発現させていなかったため系統も不明だったものの
オラルジによるとペリゴルは「能力を使おうとした」らしいから、
状況的に「ナイフを受けることで発動する能力」ということで
トレベルムと同様、迎撃型の能力を発現させた可能性が高いんだろう。
「私立探偵助手」という肩書きとどう関係してくるかは分からないけど
「モレナに自重しろって言われなかったか?」と注意されていた以上
怪我は防げない、もしくは乱発できないような能力だと考えられそうで、
「これ…手にぶっ刺したら 全治どれ位かな〜〜?」というモノローグから察するに
傷の程度に応じて威力や持続時間が変わってくる性質なのかもしれない。
ペリゴルが「自分の体を傷つける」ことを好むタイプの人間だとしたら
「全治どれ位か」が能力とは無関係な可能性も無くはないけど、
彼は気絶するまでリンチにフルボッコにされた経験があるから

その影響でフェイタンの「許されざる者」のような

「ダメージを受けるほど強力になる」性質の能力を取得したと考える方が自然なはず。
そして、オラルジはペリゴルに「お前はもう『器官』に選ばれたんだろ」とも言っていて
この「器官」という存在は

以前にもマトベールが一言だけ言及したことがある。
「器官」が何なのかはまだ全然分からないけど、
マトベールがやりたがっていたりペリゴルが「選ばれた」ということは
エイ=イ一家の念能力者が複数人がかりで協力して
一つの攻撃手段なり罠なりを作り出す相互協力型的な作戦なんだろうか。
以前のマトベールの発言時には
一連の殺人システム(あるいはその中の一部署)の名称なのかと思ったけど、
殺人システムやアジトの防衛は他でなんとかなっているっぽいから
「器官」はモレナの「世界を壊す」目的に直結した要素だとも考えられそうな感じ。
ルイーニーによるとエイ=イ一家は

シャ=アを潰す
↓
シュウ=ウを潰す
↓
カキンの王族を根絶やしにする
↓
BW1号を乗っ取って元の世界に戻って大暴れする
というプランを描いているらしいから、
それを成す過程で必要になると見据えて準備しているのが「器官」なのかな。
上記の工程で最も困難なのは「カキンの王族を殺す」部分のはずで、
上層の王族を殺すための作戦の根幹が「器官」だとしたら
継承戦にも大きな影響を及ぼす可能性があるから注目しておきたいと思う。
ノブナガの刀で眉間を突き刺されるもトレベルムの「Damage」によって救われ、
アジトを守る守備隊としての役割を果たすため
「墨攻」の能力を発動して「室外退去の刑」を執行。
具現化系能力「墨攻」は
「モレナが居るアジトでのみ使用可能な完全防御型の能力。
法律を犯した侵入者にヨコタニが名乗ることで発動する。
彼が具現化した衛兵は
犯罪者に危害を加える事は出来ないが犯罪者の攻撃も効かない。
相手の犯罪の程度が重い程、レベルの高い衛兵を創出する事ができる。」能力で
「Law(=法)」あるいは「Legal(=法的)」の頭文字「L」に
「Self Defense Force(=自衛力)」の頭文字を繋げて「LSDF」なんだろうか。
「自分達の支配するエリアから他人を追い出す」系の能力としては
グリードアイランドに呪文カード「排除」が存在していたものの、


アレは舞台自体が特殊な上に
「排除」も「ゲームマスターだけが使える特別呪文」だったから
あまり参考にはならないような気もする。
関連性が強そうなのはむしろまだ詳細が明らかになっていない能力の方で、
ミザイストムの「密室裁判」にも「赤で退席させる」効果があるらしいし

彼もヨコタニと同じく「弁護士」の肩書きを持っているから

この両者の類似性が今後意味を持ってくるのか否かも興味深いところだ。
カードを提示しての「警告」がトリガーになっていて
「近づくな」というルールを強いることもできる「密室裁判」と違って

「墨攻」は相手が「法律を犯した侵入者」でないと発動しないようで、
以前オラルジが「第一王子の兵士を合法的に追い返す法的根拠」を問うていたのも

「墨攻」の対象になり得るかどうかの確認だったわけか。
ヨコタニの持っていた本はハンター文字で書かれた「六法全書」だから

能力の前提となる「法律」はおそらく公的なルールで、
仮に流星街に「不法侵入」を罰する法律が存在していなかったとしても
だからといってノブナガの不法侵入が合法になるわけではないし
同様に、エイ=イ一家に有利なルールを一方的に押し付けることもできないはず。
(アジトのある場所=今回ならBW1号船内の法律が適用される?)
つまり正当・合法な捜索や捜査に対しては為す術がなさそうだから、
オラルジが警戒していたベンジャミン私設兵はもちろんのこと
軍や警察と連携しているミザイストムでも「墨攻」は無力化できるのかもしれない。
「墨攻」の発動条件には「ヨコタニが名乗る」ことも含まれているから
名乗る前に問答無用で攻撃を仕掛けることでも無力化できそうだけど、
今週のヨコタニは自然な流れで自己紹介に繋げていたから
ヒンリギとノブナガは「名乗る」ことが発動条件とはまだ気付けていないんだろう。
(トレベルムが「そのために名乗り出たんじゃねーのか!?」と言っていたから
勘が冴えていれば「名乗り出る」ことが条件の一つだと推測は可能?)
「排除」も「密室裁判」も「墨攻」も
強制排除できる対象は「ルール違反者」のみ、という共通点がありそうだから
「無敵型」が「攻撃能力を持たない」制約とセットなのと同様に
「強制排除」も「相手のルール違反」が前提となる性質なのかな。
その「ルール」の解釈を巡って弁護士であるミザイストムとヨコタニが
『逆転裁判』ばりの舌戦を繰り広げたりする展開も面白そう・・・だけど
「連続殺人事件」の捜査状況の進捗が一向に描かれていないから、
エイ=イの正式な事務所でシャ=ア一家の構成員の死体が発見された件も含めて

どういう扱いになっているのか、そろそろ描いてもらいたいとも思う。
捜査側にはカシューが接触しているはずだから

いずれは何らかの動きがあるんだろうけれども。
「不法侵入及び殺人未遂」の時点では「警戒レベル4」で、
ノブナガが攻撃を加えたことによって警戒レベルが「MAX(5)」に上昇。
ノブナガいわく衛兵は「無敵型」で
「こっちが最初に条件満たしちまうと攻撃が効かなくなる!!」ようで、
発動までにいくつかの条件クリアが必要かつ攻撃性能を持たない能力とはいえ
一切の攻撃が通じないというのは厄介な概念だなあ。
条件さえ満たせばどんな相手の攻撃でも効かなくなる「無敵型」なら
念の練度が低くても問題なく運用できて一定の効果が見込めるから、
念に関してド素人のエイ=イ一家が取得するのは理にかなっているわけか。
敵を攻撃できない性質上、時間稼ぎにしかならない能力ではあるものの
時間を稼げれば一般人を殺してレベルアップできるチャンスが増えるから、
「恋のエチュード」のメリットを活かすにはうってつけの能力という感じ。
折に触れて言及しているナックルの「天上不知唯我独損」のポットクリンも
「無害ゆえに無敵」という性質を持っていたからおそらく「無敵型」で、

そのポットクリンにはメルエムの攻撃ですら通じなかったのと同じように

「墨攻」も条件さえ満たせばメルエムですら無様に強制退去させられるのかな。
そして「無敵型」の性質の他にもう一つ気になるのは
「相手の犯罪の程度が重い程、レベルの高い衛兵を創出する事ができる」性質で、
「不法侵入及び殺人未遂」でMAX一歩手前の「警戒レベル4」だったということは
「衛兵への攻撃(執行妨害?)」以外で「警戒レベルMAX」にするためには
未遂ではない「殺人」相当の犯罪が必要になると考えられる。
しかし衛兵の警戒レベルが4でも5でも、もっと言えばおそらく1でも2でも
「無敵型」なら遅かれ早かれ目的を達成できることに変わりはなさそうで、
だとすると「警戒レベル」の存在意義がよく分からない。
警戒レベルが上がると衛兵のオーラが増強するらしいけど
「犯罪者の攻撃は効かない」「犯罪者に危害を加える事は出来ない」は
警戒レベルの高い・低いに関わらず共通する性質のはずだから、
今週の描写だけだと「警戒レベル」にはあまり意味が無いように思えてしまった。
衛兵は「攻撃が効かない」だけで
「どんな相手でも外に追い出せる」ほどの強制力があるとは書かれていないから、
警戒レベルの低い衛兵を相手に、暴力を振るわないよう上手く立ち振る舞えば
しばらくは部屋から追い出されずに済んで
その間に術者のヨコタニを叩くチャンスもある、ということなのかな。
衛兵の警戒レベルが1なら
ノブナガは刀を没収される前に自分から部屋を出る余裕があったかもしれないし、
メルエムくらい強ければ警戒レベルMAXの衛兵が相手でも
体力とオーラが続く限り衛兵を蹴散らし続けて部屋に居座ることも可能なのかも。
衛兵は自動操作とはいうものの
「扉」の能力で相手を強制移動できることを理解して行動しているようで、
ボコンテが死んだりして「扉」の能力が消えた場合に
正規ルートで対象者を出口まで運ぶ応用力があるのかどうかも気になるところだ。
ヨコタニは「文句無し“室外退去の刑”執行です!!」と言っていたから
「室外退去の刑」以外にもペナルティが存在している可能性もありそうだし。
刀の切っ先部分をトレベルムの「Damage」で物質移動されて失い、
さらに「墨攻」の衛兵に刀を没収された上でアジトから強制退去させられた模様。
柄頭に結んだ紐を指に引っ掛けて「周」状態の刀を投げつけたシーンや
『幽遊白書』の飛影の邪王炎殺剣よろしく


先端が欠けた刀をオーラで補う戦い方は格好良かったのに、
ロボット軍団にM字開脚の姿勢で神輿みたいに担ぎ上げられて
無様に運ばれていく絵面はさすがにみっともなくて笑ってしまった。
ノブナガの行動に落ち度らしい落ち度は無かったと思うし、
敵の情報を得た上で
ヒンリギもノブナガも死なずに発信器を置いてこれたのは十分な成果なんだろうけど
それでもド素人相手に為す術なく排除されたのはちょっと格好悪いなあ。
担ぎ上げられた体勢の格好悪さに反して
状況や表情や台詞は緊迫していたのがシュールさに拍車をかけていた印象で、
まさしく『バクマン。』で言うところの「シリアスな笑い」という感じ。
しかし旅団の戦闘員ですら「無敵型」には対抗できないということは、
ヨークシン編でマフィアンコミュニティー側に
「オークション会場内での暴力行為を禁ずる」タイプの無敵型能力者が一人いれば
ある程度は幻影旅団に対抗できていた可能性もあるのかな。
(「墨攻」は『幽遊白書』の海藤のテリトリーのように「暴力を使えない」わけではなく
「暴力行為に及んだ相手に対して無敵になる」能力だし
相手を攻撃することもできないから抑止力としてはあまり期待できないっぽいけど)
というか、ノブナガは基本的に刀を使って戦うスタイルのはずなのに
ここでヨコタニに刀を没収されてしまって、これからどう戦うんだろう?
ヒンリギが3101号室に戻ってきた瞬間、ノブナガは鞘に手をかけていたっぽいから

刀が無いなら鞘で戦うか、
あるいは「達人は得物を選ばない」ということで
シュウ=ウかシャ=アに適当な長めのドスでも用意してもらって
当面はそれを使って戦っていくことになるんだろうか。
(もしくはフェイタンの仕込み傘を借りるとか?)
幻影旅団の中で唯一能力が判明していないノブナガは
ルイーニー戦では能力を使わず素の身体能力だけで瞬殺して、
今回こそは能力が見られるかもと期待していたから
「能力を使う間もなく追い出される」展開は悪い意味で予想外だった。
先週の感想でも書いたように
「初心者であろうが
能力の性質次第では上級者の脅威になり得るのが念能力」だから

むしろこれこそが『H×H』の醍醐味だと言えるのかもしれないけど、
旅団はそれすら一蹴するくらい圧倒的であってほしかった、というのが正直なところ。
ここでエイ=イ相手に手こずれば手こずるほど
ヨークシン編での旅団の大暴れがフロックに見えてしまいそうだし・・・。
衛兵に捕まる前に死体処理室に逃げ込んで
「生牡蠣に変えた発信器」を胃から吐き出して物陰に隠し置くことに成功。
「逃げろ!! 自動操作で排除するまで追って来るぞ!!」というノブナガのヒントから
「人形が自動操作ならば!!この部屋でオレが何をしようと
術者には見えない…!!」と判断して別部屋に発信機を隠したようで、
「逃げろ!!」でヒンリギが死体処理室に逃げ込んでも不自然でない状況を作りつつ
「自動操作で〜」で「何をしようと術者には見えない」ことを伝えたんだとしたら
ノブナガの面目躍如という感じ・・・なのかな。
一瞬でそこまで考えてヒントを伝えたノブナガはもちろんのこと
それを的確に受け取って実行したヒンリギもさすがという感じで、
このコンビでの行動をもう少し見ていたかったから
今週ラストでそれぞれ別行動に戻ってしまったのはちょっと残念。
というか、ヒンリギはオウとの3101号室へのカチコミも消化不良で終わっているから
立て続けに肩透かしを食った印象で、不完全燃焼感が強いなあ。
毎週欠かさず掲載されているならともかく
今回の連載もおそらく10週で終了(来週の掲載分が終わったら長期休載入り)で、
できればもう少しテンポを上げてもらいたいとも思う。
そしてヒンリギいわく
「今日はこれ以上能力は使えそうにないからオレはサポートに回る」ということで、
彼が「てのひらを太陽に」の能力を使った描写は
・3層の兵士の「銃」を「蛇」に変えた:2回
・パドイユ達を迎撃するため「手錠」を「鳩」に変えた:8回(たぶん)
・定点観測のため「ビデオカメラ」を「猫」に変えた:1回
・アジト特定のため「発信器」を「生牡蠣」に変えた:1回
の計12回。
12回前後でオーラ切れだとすると燃費はあまり良くなさそうだけど、
発信器を生牡蠣に変えた時点で「これ以上能力は使えそうになかった」のなら
その状態でエイ=イのアジトに乗り込んだのは自殺行為だから
重要なのは「使用回数」ではなく「使用時間」なのかな。
ヒンリギが前回「この大きさだとおそらく2時間程だろう」と言っていたのは

「発信器に込めたオーラを使い切るまで」の時間ではなく
「ヒンリギ自身のオーラを使い切るまで」の時間で、
「てのひらを太陽に」は発動中ずっとオーラを消費し続ける能力なのかもしれない。
死体処理室に隠した発信器を少しでも長い時間生牡蠣に変え続けておくために
これ以上のオーラ消費は控えたい、と考えているなら辻褄は合うんだろう。
(生牡蠣がエイ=イに発見されても
「生牡蠣ならいいか」とスルーしてはくれないと思うけど)
しかしヒンリギは最後に
「組長の能力と連中の一人が言っていた『キカン』が不明な内は〜」と言っていて、
「器官」はともかく「組長の能力」に関しては

リンチが既に「体は全部知っている」でペリゴルから情報を引き出している。
391話で
「大量虐殺も本番に向けての訓練と考えれば〜」と言っていた時にも思ったけど、

リンチはこの情報をまだヒンリギに伝えていないんだろうか。
(もしくは「モレナが部下に能力を与えた」ことまでは既に把握していて
その上で「他にも能力を持っているかもしれない」と警戒しているとか?)
ヒンリギは間取りからアジトになりそうな場所を捜しつつ目撃者の情報収集、
ノブナガはフィンクス&フェイタンと合流して発信器の捜索、ということで
どちらもしばらく時間がかかりそうだし
次週予告欄にも「そして王子たちにも動きが!?」と書いてあったから、
下層でのvsエイ=イ一家は今週で一区切りつけて
来週は一層での王位継承編に戻る可能性もあるのかな。
予告欄には「次号、エイ=イを追う旅団!!」とも書いてあったから
引き続き旅団vsエイ=イが描かれる可能性もあるけど、
今回の10週連載分では一度も上層の様子が描かれていないから
そろそろ第1層の状況を見てみたい気もする。
・「大本命の扉」を開けた先では8人のエイ=イ構成員がテーブルで話していて

一人ポツンと離れて左のソファに座っていたのが誰なのかは気になるところ
(黒髪の中分けっぽい髪型に見えるから
「扉」の能力者で、舞台のどこかにいなければならない制約のあるボコンテ?)
・トレベルム達は音楽ライブでの観客のスタンスについて話していたのかな
・処理室からはきっちり撤退しているくせにヒンリギ&ノブナガを無視して
「変な奴が来た」的な対応を取っていたのは地味におちょくりレベルが高い感じ
・トレベルムがコメカミに刺さったナイフの刃先を物質移動させたら
残ったナイフの持ち手部分はすぐに落下すると思うんだけど
そのまま刺さりっぱなしになっていたのは単なる漫画的な演出ということ?
・ハンター世界のジャンプは現実のジャンプとは違って左開きなんだ
・ヨコタニは
「不法侵入の上に傷害罪それも限りなく殺人未遂に近いもの」と言っていたけど
トレベルムもペリゴルもオラルジも怪我はしていないから
むしろ「殺人未遂ではあるけど傷害罪ではない」ような気もする
・「六法全書」のタイトルはハンター文字で書かれていて
ハンター文字を見たのはずいぶん久々な感じ
・トレベルムやヨコタニは「軍と警察に通報」すると言っていたものの
自分達も大量殺人をやらかしていてアジト内を調べられたら困るはずだから
「通報」はハッタリ兼挑発なのかな
(「イカレた人がナイフ投げて暴れてます」は結構イラっとくる挑発だし)
・「墨攻」は「モレナが居るアジトでのみ使用可能」な制約も存在していて
モレナがアジトから出た瞬間に効力を失うとしたら
「モレナがアジト内にいるかいないか」を誰がどう判断しているのかも気になる
・ヨコタニは「まさか武士の魂を投げてくるとは思わず…」とか
「我が故郷の侍は元来戦闘において
飛び道具の使用を良しとしない精神が根底にありまして」とか言っていたから
カキン出身者じゃなくハンゾーと同じ小さな島国「ジャポン」の出身なのかも


(ノブナガも流星街出身だけど名前的にはジャポン生まれっぽい?)
・ヨコタニはミルキと同じ

「頭はいいがバカなとこが玉にキズ」タイプなのかな
・ボコンテの「扉」の能力は「強制力が強い分、2〜3か所が限界」な地雷型で
3101号室、C扉、3131号室の三か所に設置していると思っていたけど
処理室から3101号室へのワープも設置しているのか
(というより「3101号室⇔処理室」という感じで
一方通行ではなく「二地点を相互に行き来する」効果で1セットと見做している?)
(だとすると「出口」は同時に「入口」にもなっている必要があるから
強制転送先も必ず「扉の前」でなくてはならない制約があるのかも)
・今週の描写を見る限りだと
処理室からリビング(?)へ行く方法が無さそうに見えるから
エイ=イの構成員はどうやって移動しているのかも気になるところ
・ノブナガの言う「部外者は使えない仲間専用のジャンプポイント」が「C扉」なのかな
・先週は「発信器」表記で統一されていたのに


今週はすべて「発信機」になっていたのがちょっと気になる
(特に深い意味は無いと思うけど)
・前述のように、ボコンテがアジトの間取りまで変えられるとしたら
「間取りからアジトになりそうな場所の当たりをつける」のは難しいのかも
・巻末の作者コメント
「あの紙の内容を具体的に決めたら頗る気分が悪くなったそ」は
サラサの死体に残されたメッセージのことを指しているのかな
(だからといって読者が解読できるようになっているとは限らない?)
『HUNTER×HUNTER』連載再開9週目「399◆退去」の感想。
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※画像データは物理的にも容量的にもサイズが大きめです
目次
●アジトの間取りとノブナガの後悔
●トレベルムの「Damage」
●オラルジとペリゴルと「器官」
●ヨコタニの「墨攻」
●無敵型の衛兵と警戒レベル
●ノブナガ踏んだり蹴ったり
●ヒンリギ・ノブナガ ペア解消
●その他
●アジトの間取りとノブナガの後悔
●トレベルムの「Damage」
●オラルジとペリゴルと「器官」
●ヨコタニの「墨攻」
●無敵型の衛兵と警戒レベル
●ノブナガ踏んだり蹴ったり
●ヒンリギ・ノブナガ ペア解消
●その他
●アジトの間取りとノブナガの後悔
死体処理室も無人であることを確認したノブナガ&ヒンリギは強制転送された直後に真正面にあった「大本命の扉」を開け、
その中でノンキに世間話をしていた計9人のエイ=イ構成員を発見。
先週の感想でも触れたように
トレベルムが「ボコンテが処理場とココ直接繋げたそうだ」と言っていたから

処理室と死体処理室を「扉」の能力で繋げたのかと思っていたけど、
処理室の扉を開けてすぐ死体処理室があったということは
「扉で繋げた」んじゃなく文字どおり「直接(物理的に)繋げた」んだろうか。
基本エイ=イ一家しか使わないはずの処理室⇔死体処理室の動線に
わざわざ凝った仕掛けをするメリットが無いし、
ヒンリギが今週ラストに死体処理室の中に入っている以上
「ワープ先の映像が投影されている」みたいな可能性も考えにくいはず。
「ボコンテが繋げた」と言っていた以上
元々は繋がっていなかったと考えるのが自然だから、
ボコンテは「扉」による強制転送以外にも
何らかの方法で「アジトの間取りを組み替える」ことができるのかな。
「地雷形式の罠」「切れない壁」「アジトの間取り変更」が
すべてボコンテ一人の仕業だとしたらなかなかに手広い能力で、
初登場時の「レベル26」のままでそれをやれるのはハイスペックすぎる気もするから

ドッグマンと同様、ボコンテも優先的にレベルアップしているのかもしれない。
あと、ノブナガが後悔していた
「近隣の部屋にいる奴も仲間だと思うべきだった」に関しては、
3102号室の住人やもう一部屋の住人が
エイ=イの構成員23人に含まれていなかったことは読者には分かっている。
脅されたり能力で操作されたり
組員の誰かが念能力で変身していた可能性もゼロではないとはいえ、
フェイタンに怯えていたのまで全て演技だったとしたら大した役者だし
実際のところはヒンリギが言っていた
「危機管理で考えれば隣人を警報代わりに利用する方が
仲間を置いとくよりも安全で安上がり」が正解なんだろう。
そもそも、仮に3102号室の住人がエイ=イに加担していたとしたら
先週の「じゃこっち戻ってみろ」の時点で

殺されるリスクを背負ってまで逃亡を図ったりせず、
罠に飛び込んでエイ=イ一家に事態を報告しようとするのが自然なはず。
(記憶消去の上で操作されていたら話は別かもしれないけど)
先週の感想でも書いたように
ノブナガ達は「100%虐殺される」ことを承知で隣人を使って検証していたわけで、
ここで「実は隣人もエイ=イの協力者でした」なんて展開になったら
それこそ旅団を悪者にしたくないがための配慮なのかと勘繰ってしまうところだ。
・・・というかヒンリギは先週の段階で
「床の血が新しい…要厳戒!!
先にここへ飛んだ連中を訊問し追手の存在を知ったんだ…!!」なんて考えていたのに

今週「ここに新しい血痕も無い」と言っていたのは何故なんだろう?
床の「新しい血」はあくまで「比較的新しめ」というだけで
数分〜十数分以内についたものではなかった、ということ?
●トレベルムの「Damage」
エイ=イの構成員に対してノブナガ&ヒンリギが攻撃を仕掛けると「運び屋兼殺し屋」の肩書きを持つ放出系能力者のトレベルムが
「Damage」の能力を使って自身やヨコタニの致命傷を回避。
放出系能力「Damage」は
「ダメージを攻撃してきた物質ごと移動させる事が出来る。
右手で触れたもののダメージは自分にとり込み、
左手で触れたものに自分のダメージを移す事も出来る。
(ダメージを受ける瞬間に触れていないと効果が無い)」という
某ムーディーな芸人よろしく「右から左へ受け流す」性質を持っているようで、
殺し屋の能力にしてはノブナガが言うとおり献身的な印象だけど
「ダメージを移動させる=運ぶ」と解釈すれば
これはむしろ「運び屋」としての性質が反映された能力なのかもしれない。
同じ迎撃型の能力であるカミーラの「百万回生きた猫」は

「攻撃してきた相手を殺す」「自分の傷を癒す」という凶悪な性能を備えているものの
「一度死ぬ」という発動条件がまず厳しいし
味方のダメージを肩代わりするような使い方もできないから、
トレベルムの立場からすると「Damage」の方が使い勝手がいいわけか。
常に左手に何かを持っていれば
少なくともトレベルム自身は致命傷を受ける可能性が激減するし、
接近戦で「敵(もしくは敵の武器)を左手で掴む」ことができれば
敵味方両方の攻撃をその身に受けて「敵や武器に移動させる」ことによって
能力を攻撃に転用することもできそうな感じ。
(放出系能力者が接近戦を挑むのが適切かどうかは置いておいて)
今回のトレベルムは「ナイフの刃先」を「ジュースの缶」に移動させていたけど、
左手に持っていたのが例えば「鋼鉄の塊」だとしても
ダメージを移動させると「鋼鉄の塊にナイフが刺さる」のであれば
左手で触れた人間や物体に
防御力や硬度を無視したダメージを与える使い方もできるんだろう。
ただ、コメカミにナイフが刺さったときに「痛っ…て」と言っていたあたり
ダメージを移動させても痛みは感じている可能性がありそうで、
だとすると考え無しに無茶な使い方をするのは危険なのかな。
ヨコタニの眉間へのダメージを肩代わりした際は
トレベルムの眉間ではなく「左腕」にダメージが移っていたようで、
これがトレベルム本人へのダメージでも同様だとするなら
左手に何も持っていなくても一撃で致命傷を受ける可能性は低くなる反面
能力の生命線でもある「左腕」の負担が甚大なものになりそうな気がする。
脚部等、致命傷にならない箇所への攻撃や小さなダメージ等まで
すべて「左腕」に移動して蓄積されてしまうとしたら
あっという間に左腕が動かなくなってしまう危険性がありそうだから、
クラピカの「癒す親指の鎖」のような

回復能力とのセット運用が前提になっている能力なんだろうか。
(念能力者が23人もいるなら一人くらいはヒーラーがいてもおかしくないし)
「右手と左手の両方で敵を掴んだ状態で能力を発動したら
ダメージが循環してお互い何度も痛みを感じることになるのか?」とか
「移動させられるダメージ量に限界はあるのか?」とか
「左手に持つものは何でもいいのか?
(一度ダメージを移動させて壊れてしまったものでも再利用できるのか?)」とか
気になる点が多々ある能力で、
わりと珍しいタイプの性質だから今後の描写にも注目しておきたいと思う。
ネタが割れたら対応は難しくなさそうな能力だから
次に旅団と対峙した際にはアッサリ殺されてもおかしくはないけど・・・。
●オラルジとペリゴルと「器官」
スフレに左腕を触られたため彼女へダメージが移動しないようトレベルムが「投げナイフ」を回避すると
その流れ弾はペリゴルの方向へ。
それに気付いたペリゴルがあえてナイフを受けようとしたところ
隣でジャンプを読んでいたオラルジがそのジャンプでナイフを防いでいて、
このシーンはグリードアイランド編で

見張り中のバラがボウガンの矢をキャッチしたシーンを彷彿とさせた。
完全に不意打ちだったバラのケースと違って
今回はオラルジもペリゴルもあらかじめ敵の存在に気付いていたから、
バラほどの実力者じゃなくてもナイフに対応するのは容易だったのかな。
(投げナイフとボウガンではスピードも違うだろうし)
ただ、オラルジは本人だけでなくジャンプにもオーラを纏わせているように見えたから

モレナの「恋のエチュード」によって
修行せずに「周」までマスターできているとしたらちょっとズルい気もする。
「恋のエチュード」で得られるのはあくまで念能力とオーラ総量だけで、
攻防力移動などの技術面は本人の修行次第、というバランスにしてほしいなあ。
(オラルジは強化系だから
ジャンプにオーラを纏わせたのも能力の一環という可能性はあるけど)
一方、そんなオラルジに守られたペリゴルは前回登場時はレベル18で

まだ念能力を発現させていなかったため系統も不明だったものの
オラルジによるとペリゴルは「能力を使おうとした」らしいから、
状況的に「ナイフを受けることで発動する能力」ということで
トレベルムと同様、迎撃型の能力を発現させた可能性が高いんだろう。
「私立探偵助手」という肩書きとどう関係してくるかは分からないけど
「モレナに自重しろって言われなかったか?」と注意されていた以上
怪我は防げない、もしくは乱発できないような能力だと考えられそうで、
「これ…手にぶっ刺したら 全治どれ位かな〜〜?」というモノローグから察するに
傷の程度に応じて威力や持続時間が変わってくる性質なのかもしれない。
ペリゴルが「自分の体を傷つける」ことを好むタイプの人間だとしたら
「全治どれ位か」が能力とは無関係な可能性も無くはないけど、
彼は気絶するまでリンチにフルボッコにされた経験があるから

その影響でフェイタンの「許されざる者」のような

「ダメージを受けるほど強力になる」性質の能力を取得したと考える方が自然なはず。
そして、オラルジはペリゴルに「お前はもう『器官』に選ばれたんだろ」とも言っていて
この「器官」という存在は

以前にもマトベールが一言だけ言及したことがある。
「器官」が何なのかはまだ全然分からないけど、
マトベールがやりたがっていたりペリゴルが「選ばれた」ということは
エイ=イ一家の念能力者が複数人がかりで協力して
一つの攻撃手段なり罠なりを作り出す相互協力型的な作戦なんだろうか。
以前のマトベールの発言時には
一連の殺人システム(あるいはその中の一部署)の名称なのかと思ったけど、
殺人システムやアジトの防衛は他でなんとかなっているっぽいから
「器官」はモレナの「世界を壊す」目的に直結した要素だとも考えられそうな感じ。
ルイーニーによるとエイ=イ一家は

シャ=アを潰す
↓
シュウ=ウを潰す
↓
カキンの王族を根絶やしにする
↓
BW1号を乗っ取って元の世界に戻って大暴れする
というプランを描いているらしいから、
それを成す過程で必要になると見据えて準備しているのが「器官」なのかな。
上記の工程で最も困難なのは「カキンの王族を殺す」部分のはずで、
上層の王族を殺すための作戦の根幹が「器官」だとしたら
継承戦にも大きな影響を及ぼす可能性があるから注目しておきたいと思う。
●ヨコタニの「墨攻」
「悪専弁護士」の肩書きを持つ具現化系能力者のヨコタニはノブナガの刀で眉間を突き刺されるもトレベルムの「Damage」によって救われ、
アジトを守る守備隊としての役割を果たすため
「墨攻」の能力を発動して「室外退去の刑」を執行。
具現化系能力「墨攻」は
「モレナが居るアジトでのみ使用可能な完全防御型の能力。
法律を犯した侵入者にヨコタニが名乗ることで発動する。
彼が具現化した衛兵は
犯罪者に危害を加える事は出来ないが犯罪者の攻撃も効かない。
相手の犯罪の程度が重い程、レベルの高い衛兵を創出する事ができる。」能力で
「Law(=法)」あるいは「Legal(=法的)」の頭文字「L」に
「Self Defense Force(=自衛力)」の頭文字を繋げて「LSDF」なんだろうか。
「自分達の支配するエリアから他人を追い出す」系の能力としては
グリードアイランドに呪文カード「排除」が存在していたものの、


アレは舞台自体が特殊な上に
「排除」も「ゲームマスターだけが使える特別呪文」だったから
あまり参考にはならないような気もする。
関連性が強そうなのはむしろまだ詳細が明らかになっていない能力の方で、
ミザイストムの「密室裁判」にも「赤で退席させる」効果があるらしいし

彼もヨコタニと同じく「弁護士」の肩書きを持っているから

この両者の類似性が今後意味を持ってくるのか否かも興味深いところだ。
カードを提示しての「警告」がトリガーになっていて
「近づくな」というルールを強いることもできる「密室裁判」と違って

「墨攻」は相手が「法律を犯した侵入者」でないと発動しないようで、
以前オラルジが「第一王子の兵士を合法的に追い返す法的根拠」を問うていたのも

「墨攻」の対象になり得るかどうかの確認だったわけか。
ヨコタニの持っていた本はハンター文字で書かれた「六法全書」だから

能力の前提となる「法律」はおそらく公的なルールで、
仮に流星街に「不法侵入」を罰する法律が存在していなかったとしても
だからといってノブナガの不法侵入が合法になるわけではないし
同様に、エイ=イ一家に有利なルールを一方的に押し付けることもできないはず。
(アジトのある場所=今回ならBW1号船内の法律が適用される?)
つまり正当・合法な捜索や捜査に対しては為す術がなさそうだから、
オラルジが警戒していたベンジャミン私設兵はもちろんのこと
軍や警察と連携しているミザイストムでも「墨攻」は無力化できるのかもしれない。
「墨攻」の発動条件には「ヨコタニが名乗る」ことも含まれているから
名乗る前に問答無用で攻撃を仕掛けることでも無力化できそうだけど、
今週のヨコタニは自然な流れで自己紹介に繋げていたから
ヒンリギとノブナガは「名乗る」ことが発動条件とはまだ気付けていないんだろう。
(トレベルムが「そのために名乗り出たんじゃねーのか!?」と言っていたから
勘が冴えていれば「名乗り出る」ことが条件の一つだと推測は可能?)
「排除」も「密室裁判」も「墨攻」も
強制排除できる対象は「ルール違反者」のみ、という共通点がありそうだから
「無敵型」が「攻撃能力を持たない」制約とセットなのと同様に
「強制排除」も「相手のルール違反」が前提となる性質なのかな。
その「ルール」の解釈を巡って弁護士であるミザイストムとヨコタニが
『逆転裁判』ばりの舌戦を繰り広げたりする展開も面白そう・・・だけど
「連続殺人事件」の捜査状況の進捗が一向に描かれていないから、
エイ=イの正式な事務所でシャ=ア一家の構成員の死体が発見された件も含めて

どういう扱いになっているのか、そろそろ描いてもらいたいとも思う。
捜査側にはカシューが接触しているはずだから

いずれは何らかの動きがあるんだろうけれども。
●無敵型の衛兵と警戒レベル
ヨコタニの「墨攻」で具現化された衛兵は「不法侵入及び殺人未遂」の時点では「警戒レベル4」で、
ノブナガが攻撃を加えたことによって警戒レベルが「MAX(5)」に上昇。
ノブナガいわく衛兵は「無敵型」で
「こっちが最初に条件満たしちまうと攻撃が効かなくなる!!」ようで、
発動までにいくつかの条件クリアが必要かつ攻撃性能を持たない能力とはいえ
一切の攻撃が通じないというのは厄介な概念だなあ。
条件さえ満たせばどんな相手の攻撃でも効かなくなる「無敵型」なら
念の練度が低くても問題なく運用できて一定の効果が見込めるから、
念に関してド素人のエイ=イ一家が取得するのは理にかなっているわけか。
敵を攻撃できない性質上、時間稼ぎにしかならない能力ではあるものの
時間を稼げれば一般人を殺してレベルアップできるチャンスが増えるから、
「恋のエチュード」のメリットを活かすにはうってつけの能力という感じ。
折に触れて言及しているナックルの「天上不知唯我独損」のポットクリンも
「無害ゆえに無敵」という性質を持っていたからおそらく「無敵型」で、

そのポットクリンにはメルエムの攻撃ですら通じなかったのと同じように

「墨攻」も条件さえ満たせばメルエムですら無様に強制退去させられるのかな。
そして「無敵型」の性質の他にもう一つ気になるのは
「相手の犯罪の程度が重い程、レベルの高い衛兵を創出する事ができる」性質で、
「不法侵入及び殺人未遂」でMAX一歩手前の「警戒レベル4」だったということは
「衛兵への攻撃(執行妨害?)」以外で「警戒レベルMAX」にするためには
未遂ではない「殺人」相当の犯罪が必要になると考えられる。
しかし衛兵の警戒レベルが4でも5でも、もっと言えばおそらく1でも2でも
「無敵型」なら遅かれ早かれ目的を達成できることに変わりはなさそうで、
だとすると「警戒レベル」の存在意義がよく分からない。
警戒レベルが上がると衛兵のオーラが増強するらしいけど
「犯罪者の攻撃は効かない」「犯罪者に危害を加える事は出来ない」は
警戒レベルの高い・低いに関わらず共通する性質のはずだから、
今週の描写だけだと「警戒レベル」にはあまり意味が無いように思えてしまった。
衛兵は「攻撃が効かない」だけで
「どんな相手でも外に追い出せる」ほどの強制力があるとは書かれていないから、
警戒レベルの低い衛兵を相手に、暴力を振るわないよう上手く立ち振る舞えば
しばらくは部屋から追い出されずに済んで
その間に術者のヨコタニを叩くチャンスもある、ということなのかな。
衛兵の警戒レベルが1なら
ノブナガは刀を没収される前に自分から部屋を出る余裕があったかもしれないし、
メルエムくらい強ければ警戒レベルMAXの衛兵が相手でも
体力とオーラが続く限り衛兵を蹴散らし続けて部屋に居座ることも可能なのかも。
衛兵は自動操作とはいうものの
「扉」の能力で相手を強制移動できることを理解して行動しているようで、
ボコンテが死んだりして「扉」の能力が消えた場合に
正規ルートで対象者を出口まで運ぶ応用力があるのかどうかも気になるところだ。
ヨコタニは「文句無し“室外退去の刑”執行です!!」と言っていたから
「室外退去の刑」以外にもペナルティが存在している可能性もありそうだし。
●ノブナガ踏んだり蹴ったり
自己紹介中のヨコタニを問答無用で攻撃したノブナガは刀の切っ先部分をトレベルムの「Damage」で物質移動されて失い、
さらに「墨攻」の衛兵に刀を没収された上でアジトから強制退去させられた模様。
柄頭に結んだ紐を指に引っ掛けて「周」状態の刀を投げつけたシーンや
『幽遊白書』の飛影の邪王炎殺剣よろしく


先端が欠けた刀をオーラで補う戦い方は格好良かったのに、
ロボット軍団にM字開脚の姿勢で神輿みたいに担ぎ上げられて
無様に運ばれていく絵面はさすがにみっともなくて笑ってしまった。
ノブナガの行動に落ち度らしい落ち度は無かったと思うし、
敵の情報を得た上で
ヒンリギもノブナガも死なずに発信器を置いてこれたのは十分な成果なんだろうけど
それでもド素人相手に為す術なく排除されたのはちょっと格好悪いなあ。
担ぎ上げられた体勢の格好悪さに反して
状況や表情や台詞は緊迫していたのがシュールさに拍車をかけていた印象で、
まさしく『バクマン。』で言うところの「シリアスな笑い」という感じ。
しかし旅団の戦闘員ですら「無敵型」には対抗できないということは、
ヨークシン編でマフィアンコミュニティー側に
「オークション会場内での暴力行為を禁ずる」タイプの無敵型能力者が一人いれば
ある程度は幻影旅団に対抗できていた可能性もあるのかな。
(「墨攻」は『幽遊白書』の海藤のテリトリーのように「暴力を使えない」わけではなく
「暴力行為に及んだ相手に対して無敵になる」能力だし
相手を攻撃することもできないから抑止力としてはあまり期待できないっぽいけど)
というか、ノブナガは基本的に刀を使って戦うスタイルのはずなのに
ここでヨコタニに刀を没収されてしまって、これからどう戦うんだろう?
ヒンリギが3101号室に戻ってきた瞬間、ノブナガは鞘に手をかけていたっぽいから

刀が無いなら鞘で戦うか、
あるいは「達人は得物を選ばない」ということで
シュウ=ウかシャ=アに適当な長めのドスでも用意してもらって
当面はそれを使って戦っていくことになるんだろうか。
(もしくはフェイタンの仕込み傘を借りるとか?)
幻影旅団の中で唯一能力が判明していないノブナガは
ルイーニー戦では能力を使わず素の身体能力だけで瞬殺して、
今回こそは能力が見られるかもと期待していたから
「能力を使う間もなく追い出される」展開は悪い意味で予想外だった。
先週の感想でも書いたように
「初心者であろうが
能力の性質次第では上級者の脅威になり得るのが念能力」だから

むしろこれこそが『H×H』の醍醐味だと言えるのかもしれないけど、
旅団はそれすら一蹴するくらい圧倒的であってほしかった、というのが正直なところ。
ここでエイ=イ相手に手こずれば手こずるほど
ヨークシン編での旅団の大暴れがフロックに見えてしまいそうだし・・・。
●ヒンリギ・ノブナガ ペア解消
ノブナガに続いてヒンリギも「墨攻」で強制退去させられたものの、衛兵に捕まる前に死体処理室に逃げ込んで
「生牡蠣に変えた発信器」を胃から吐き出して物陰に隠し置くことに成功。
「逃げろ!! 自動操作で排除するまで追って来るぞ!!」というノブナガのヒントから
「人形が自動操作ならば!!この部屋でオレが何をしようと
術者には見えない…!!」と判断して別部屋に発信機を隠したようで、
「逃げろ!!」でヒンリギが死体処理室に逃げ込んでも不自然でない状況を作りつつ
「自動操作で〜」で「何をしようと術者には見えない」ことを伝えたんだとしたら
ノブナガの面目躍如という感じ・・・なのかな。
一瞬でそこまで考えてヒントを伝えたノブナガはもちろんのこと
それを的確に受け取って実行したヒンリギもさすがという感じで、
このコンビでの行動をもう少し見ていたかったから
今週ラストでそれぞれ別行動に戻ってしまったのはちょっと残念。
というか、ヒンリギはオウとの3101号室へのカチコミも消化不良で終わっているから
立て続けに肩透かしを食った印象で、不完全燃焼感が強いなあ。
毎週欠かさず掲載されているならともかく
今回の連載もおそらく10週で終了(来週の掲載分が終わったら長期休載入り)で、
できればもう少しテンポを上げてもらいたいとも思う。
そしてヒンリギいわく
「今日はこれ以上能力は使えそうにないからオレはサポートに回る」ということで、
彼が「てのひらを太陽に」の能力を使った描写は
・3層の兵士の「銃」を「蛇」に変えた:2回
・パドイユ達を迎撃するため「手錠」を「鳩」に変えた:8回(たぶん)
・定点観測のため「ビデオカメラ」を「猫」に変えた:1回
・アジト特定のため「発信器」を「生牡蠣」に変えた:1回
の計12回。
12回前後でオーラ切れだとすると燃費はあまり良くなさそうだけど、
発信器を生牡蠣に変えた時点で「これ以上能力は使えそうになかった」のなら
その状態でエイ=イのアジトに乗り込んだのは自殺行為だから
重要なのは「使用回数」ではなく「使用時間」なのかな。
ヒンリギが前回「この大きさだとおそらく2時間程だろう」と言っていたのは

「発信器に込めたオーラを使い切るまで」の時間ではなく
「ヒンリギ自身のオーラを使い切るまで」の時間で、
「てのひらを太陽に」は発動中ずっとオーラを消費し続ける能力なのかもしれない。
死体処理室に隠した発信器を少しでも長い時間生牡蠣に変え続けておくために
これ以上のオーラ消費は控えたい、と考えているなら辻褄は合うんだろう。
(生牡蠣がエイ=イに発見されても
「生牡蠣ならいいか」とスルーしてはくれないと思うけど)
しかしヒンリギは最後に
「組長の能力と連中の一人が言っていた『キカン』が不明な内は〜」と言っていて、
「器官」はともかく「組長の能力」に関しては

リンチが既に「体は全部知っている」でペリゴルから情報を引き出している。
391話で
「大量虐殺も本番に向けての訓練と考えれば〜」と言っていた時にも思ったけど、

リンチはこの情報をまだヒンリギに伝えていないんだろうか。
(もしくは「モレナが部下に能力を与えた」ことまでは既に把握していて
その上で「他にも能力を持っているかもしれない」と警戒しているとか?)
ヒンリギは間取りからアジトになりそうな場所を捜しつつ目撃者の情報収集、
ノブナガはフィンクス&フェイタンと合流して発信器の捜索、ということで
どちらもしばらく時間がかかりそうだし
次週予告欄にも「そして王子たちにも動きが!?」と書いてあったから、
下層でのvsエイ=イ一家は今週で一区切りつけて
来週は一層での王位継承編に戻る可能性もあるのかな。
予告欄には「次号、エイ=イを追う旅団!!」とも書いてあったから
引き続き旅団vsエイ=イが描かれる可能性もあるけど、
今回の10週連載分では一度も上層の様子が描かれていないから
そろそろ第1層の状況を見てみたい気もする。
●その他
・死体処理室の解剖台の上(誰かの死体?)にはモザイクがかかっている?・「大本命の扉」を開けた先では8人のエイ=イ構成員がテーブルで話していて

一人ポツンと離れて左のソファに座っていたのが誰なのかは気になるところ
(黒髪の中分けっぽい髪型に見えるから
「扉」の能力者で、舞台のどこかにいなければならない制約のあるボコンテ?)
・トレベルム達は音楽ライブでの観客のスタンスについて話していたのかな
・処理室からはきっちり撤退しているくせにヒンリギ&ノブナガを無視して
「変な奴が来た」的な対応を取っていたのは地味におちょくりレベルが高い感じ
・トレベルムがコメカミに刺さったナイフの刃先を物質移動させたら
残ったナイフの持ち手部分はすぐに落下すると思うんだけど
そのまま刺さりっぱなしになっていたのは単なる漫画的な演出ということ?
・ハンター世界のジャンプは現実のジャンプとは違って左開きなんだ
・ヨコタニは
「不法侵入の上に傷害罪それも限りなく殺人未遂に近いもの」と言っていたけど
トレベルムもペリゴルもオラルジも怪我はしていないから
むしろ「殺人未遂ではあるけど傷害罪ではない」ような気もする
・「六法全書」のタイトルはハンター文字で書かれていて
ハンター文字を見たのはずいぶん久々な感じ
・トレベルムやヨコタニは「軍と警察に通報」すると言っていたものの
自分達も大量殺人をやらかしていてアジト内を調べられたら困るはずだから
「通報」はハッタリ兼挑発なのかな
(「イカレた人がナイフ投げて暴れてます」は結構イラっとくる挑発だし)
・「墨攻」は「モレナが居るアジトでのみ使用可能」な制約も存在していて
モレナがアジトから出た瞬間に効力を失うとしたら
「モレナがアジト内にいるかいないか」を誰がどう判断しているのかも気になる
・ヨコタニは「まさか武士の魂を投げてくるとは思わず…」とか
「我が故郷の侍は元来戦闘において
飛び道具の使用を良しとしない精神が根底にありまして」とか言っていたから
カキン出身者じゃなくハンゾーと同じ小さな島国「ジャポン」の出身なのかも


(ノブナガも流星街出身だけど名前的にはジャポン生まれっぽい?)
・ヨコタニはミルキと同じ

「頭はいいがバカなとこが玉にキズ」タイプなのかな
・ボコンテの「扉」の能力は「強制力が強い分、2〜3か所が限界」な地雷型で
3101号室、C扉、3131号室の三か所に設置していると思っていたけど
処理室から3101号室へのワープも設置しているのか
(というより「3101号室⇔処理室」という感じで
一方通行ではなく「二地点を相互に行き来する」効果で1セットと見做している?)
(だとすると「出口」は同時に「入口」にもなっている必要があるから
強制転送先も必ず「扉の前」でなくてはならない制約があるのかも)
・今週の描写を見る限りだと
処理室からリビング(?)へ行く方法が無さそうに見えるから
エイ=イの構成員はどうやって移動しているのかも気になるところ
・ノブナガの言う「部外者は使えない仲間専用のジャンプポイント」が「C扉」なのかな
・先週は「発信器」表記で統一されていたのに


今週はすべて「発信機」になっていたのがちょっと気になる
(特に深い意味は無いと思うけど)
・前述のように、ボコンテがアジトの間取りまで変えられるとしたら
「間取りからアジトになりそうな場所の当たりをつける」のは難しいのかも
・巻末の作者コメント
「あの紙の内容を具体的に決めたら頗る気分が悪くなったそ」は
サラサの死体に残されたメッセージのことを指しているのかな
(だからといって読者が解読できるようになっているとは限らない?)
最近ヨークシン編を読み返していて、天空闘技場でマチがヒソカに「今までで一番大きな仕事になるんじゃない?」と話していた通り、二千人近い武闘派構成員と陰獣を壊滅させ、ゴン達が0.5秒足止めするのにすら闇に乗じる策を巡らざるを得なかった旅団には凄まじい強さ演出がされていたので、それがフロックに見えるのは若干残念ですね。(ウボォーギンを苦しめた陰獣クラスの強さなら納得できますが、相手は素人集団ですし…)
ヒンリギと発信機を置いて来たのでクリアなのでしょうが、内容的には肩透かしを食らった週でしたね。
仮にフランクリンの様な強力な念弾を連発出来る放出系の能力なら、ノブナガの言う[ゴミ掃除]は可能だったんでしょうか??
冨樫先生のTwitterも更新が止まったので、来週でラストなのは確定なんでしょうね…。最後の週は盛り上がりを期待したいですね。
tk1118
が
しました