1月9日まで開催されていた「冨樫義博展 -PUZZLE-」で
『HUNTER×HUNTER』の念に関する初出の情報がいくつか公開されていた。

冨樫展の会場内はフォトスポット以外の場所では撮影禁止だったものの
税込2,500円で購入できる「公式図録」に
TT-zuroku
新情報を含めて、おそらくすべての展示物が収録されていたから
画集兼資料として図録を購入。

遅まきながらその新情報に対する私見、まずは「中間点」の存在について。
冨樫先生直筆の「冨樫メモ」に基づいた設定資料によると
念能力の系統は基本となる6系統だけでなく
HHTT-01
「系統の『中間点』に位置する能力者」が存在するらしい。

生まれ持った系統は1つに決まっているが、
 才能的に他系統とのちょうど中間に位置する能力者も存在する。
 彼らは2系統の能力を効率よく習得することが可能である。

長期間に渡って本来の系統のみを鍛え続けることで、
 生まれ持つ系統へ適性を寄せることは比較的容易である。

修行方法や、修行の量、生活環境、心身の変化などが要因となり、
 自身が属する系統の範囲内で表記される位置が変化することもある。
」とのことで
公開された情報の範囲内では
HHTT-02
キルアとマチが「変化系と強化系の中間点に位置する能力者」、
ハンゾー、カイト、ツボネが「変化系と具現化系の中間点に位置する能力者」、
クラピカが「具現化系と特質系の中間点に位置する能力者」、
センリツが「放出系と操作系の中間点に位置する能力者」、
フランクリンが「放出系と強化系の中間点に位置する能力者」に該当する模様。
(「操作系と特質系の中間点に位置する能力者」は該当なし)

これから記事を書くにあたって
いちいち「○○系と××系の中間点〜」と書くのは長ったらしいから
このブログでは便宜的に「○×系」という形で呼称することにする。

基本的に一文字目をその能力者の生まれ持った系統にするから、
たとえばハンゾーとカイト&ツボネはともに
「変化系と具現化系の中間点に位置する能力者」に分類されているものの
HHTT-03
ハンゾーは生まれ持った系統が変化系だから「変具系」で
カイト&ツボネは生まれ持った系統が具現化系だから「具変系」という感じ。


で、この「中間点に位置する能力者」の説明の中で最も気になったのは
2系統の能力を効率よく習得することが可能」という部分。

一口に「効率よく」と言ってもどの程度の効率なのかは不明で、
『H×H』の作中で「修得率」について説明されたシーンを振り返ってみると
HH12-066
「修得率」とは別に「威力・精度」の概念にも言及されているから
とりあえずこの二つをセットで考えていく必要があるんだろう。

そして上記画像の説明を変化系能力者に当てはめた場合の
「修得率」と「威力・精度」は
HH-01 変化系能力
  レベル10/威力・精度100%
 強化・具現化系能力
  レベル8/威力・精度80%
 放出系能力
  レベル6/威力・精度60%
 特質系能力
  レベル0/威力・精度0%
 操作系能力
  レベル4/威力・精度40%
となる。

しかしキルアやマチのような「変強系」の能力者は
変化系と強化系の2系統を「効率よく習得することが可能」らしいから
両系統の修得率や威力・精度はこのままの数値にはならないはず。


まず「修得率」に関しては
 A 変化系 レベル10/強化系 レベル10
 B 変化系 レベル10/強化系 レベル 9
 C 変化系 レベル10/強化系 レベル 8 (変化系本来の修得率)
 D 変化系 レベル 9/強化系 レベル 9
の4パターンに大別できるのかな。

変化と強化の両方をレベル10にできるAはさすがに強すぎる気がするから、
バランス的に無難そうなのは
変化系レベル10を保ったまま強化系もレベル9まで修得できるBか
変化と強化をともにレベル9で修得できるDあたりだろうか。

Bでも純変化系に比べて強化系レベル+1ぶんのボーナスが与えられているものの、
具現化系と操作系の能力者は
「レベル8で修得できる系統が一つしかない(特質系の修得率は0のため)」という
レベル−8相当の大きなディスアドバンテージを抱えているから
レベル+1程度のアドバンテージならバランス的には問題ないんだろう。

ただ、クラピカの「絶対時間エンペラータイム」でも
補強できるのは「威力・精度」のパーセンテージだけで
「修得率」そのものは具現化系と同じ、ということにされたから
修得レベルのボーナスはわりと反則的な性能なのかもしれない。

それにAやBだと変強系が明確に「純変化系の上位互換」という位置付けになるから
長期間に渡って本来の系統のみを鍛え続けることで、
 生まれ持つ系統への適性を寄せる
」意味が無くなってしまう気もする。

変化系・強化系ともにレベル9のDだとすれば
「変化系をレベル10にしたいから変化系のみを鍛え続ける」という選択もアリだけど
AやBなら変強系から純変化系に戻す理由は何も無い。

とはいえ「やる意味は無いけど可能ではある」というだけの話かもしれないから、
これをもって「A・Bはあり得ない」と断定することもできないわけか。


そして続いて「威力・精度」についても考えてみると
「修得率」と同様に
 α 変化系 100%/強化系 100%
 β 変化系 100%/強化系 90%
 γ 変化系 100%/強化系 80% (変化系本来の威力・精度)
 δ 変化系 90%/強化系 90%
の4パターンに大別可能。

変化系と強化系をともに100%で使えるαだとすると、
一系統(変強系能力者なら強化系能力)限定とはいえ
クラピカの「絶対時間エンペラータイム」を常時無消費で発動できているようなものだから
これまた反則的な性能と言えそうな感じ。

「修得率」との組み合わせは4×4の16パターンで
HH-02b
ちょっと見づらいけど一覧表にするとこんな感じになる。

変化系本来の数値であるC列とγ行は薄いグレーのマスにしていて、
それらが交差する濃いグレーのマス「C-γ」は
修得率も威力・精度もともに純変化系と同等の数値ということ。

わざわざ「中間点」の概念を設けた以上
さすがに変強系が「C-γ」のまんまということはないはずだし、
太枠で囲った「A-α」「A-δ」「D-α」「D-δ」も
修得率と威力・精度が両系統で同じ数値になっているから可能性は低いんだろう。

「2系統をバランスよく使える」以上
修得率と威力・精度が両系統で同じなのは十分あり得るパターンだけど、
これだと変化系のハンゾーと具現化系のカイト&ツボネに差が無いことになるから
HHTT-03
さすがにそれは考えにくいはず、というのが一応の根拠。

個人的な感覚でしっくりくるのは
「B-β(強化系レベル9で威力・精度は90%)」か
「A-γ(強化系Lv10で80%)」「B-γ(強化系Lv9で80%)」あたりで
HH-02c
本来の系統である変化系はLv10/100%が前提、
強化系統の修得率や威力・精度は純変化系に比べればやや高めではあるものの
純強化系には及ばない・・・くらいのバランスで考えると
ここらへんの落としどころが無難な気がする。

強化分野において変強系>純変化系だとすると
変強系のマチは純変化系のヒソカよりも肉体強化できることになって
旅団腕相撲ランキングと矛盾する、という見方もあるかもしれないけど
HH10-026
そもそも腕相撲ランキングが念の補強込みなのか純粋な腕力のみなのかも不明だし
身体能力や念のスペックに一定以上の差があれば
ある程度のアドバンテージを覆すことは当然可能なんだろう。
(実際、ノブナガは強化系なのに9位に甘んじている)


変化系・強化系ともに修得率レベル9で
威力精度は変化系が100%、強化系が80%という「D-γ」も
HH-02d
なかなか捨てがたいところではあるんだけど、
「生まれもった系統」の修得率が下がるDパターンだと
具特系や操特系の数値がさらに悲惨なことになってしまうのが気になるところ。

前述のように具現化系・操作系の能力者は
「レベル8で修得できる系統が一つしかない(特質系の修得率は0のため)」という
非常に大きなディスアドバンテージを抱えているわけで、
この上「中間点だと生まれもった系統も修得率が下がる」なんてことになったら
具特系は「具現化系レベル9/特質系レベル0」でメリットが何も無い。

具特系や操特系は純具現化系・純操作系よりも
「後天的に特質系へ変わる」可能性がさらに高くなるのかもしれないけど、
それにしたって全員が全員特質系に変わるわけではないはずだから
「特質系に変われなかった具特系・操特系」が不遇すぎる感じ。

とはいえ、その場合は
「長期間に渡って本来の系統のみを鍛え続ける」ことで
具現化系統や操作系統をレベル10まで戻せるし、
そもそも特質系自体が非常に特殊な系統だから
具特系や操特系も例外的な扱いだと考えるべきなのかな。

具特系はクラピカのみ、操特系に至っては該当者なしだから
「後天的に特質系に変わった」場合のみ
具特系や操特系にカテゴライズされる仕組みなのかもしれない。
(それはそれで具現化系と操作系以外の3系統から
 特質系に変わった場合のカテゴリーが分からなくなるんだけど)

加えて「特質系の系統修行」なんてものが
存在しているのかどうかすら分かっていないから、
具特系や操特系の能力者は
否応なしに「本来の系統のみを鍛え続ける」ことになってしまうような気もする。


そして、この「中間点」の存在を踏まえると
HH15-082
ビスケが教えていた「山型修行」の重要性も増してくるんだろう。

仮にキルアが変化系の修行に偏重していたら
変強系から変化系に寄ってしまって
戦闘において重要な強化系統のパフォーマンスが低下していた可能性もあるから、
それを防ぐ意味でも「山型修行」は理に適っている。

ただ、変強系が強化系修行と具現化系修行を同量やるのは非効率な感じがするから
変強系であること(具現化系より強化系が得意であること)を自覚した時点で
系統別修行のローテーションは
変→強→変→具→変(変化3:強化1:具現化1の割合)ではなく
HH15-112
変化3:強化2:具現化1、もしくは
変化3:強化3:具現化1くらいの割合に変えてもよさそうな感じ。

修行方法や、修行の量、生活環境、心身の変化などが要因となり、
 自身が属する系統の範囲内で表記される位置が変化することもある。
」ということで
「中間点」に近い位置にいる能力者、
たとえば放強系に近い位置にいるレオリオが
HHTT-04
ここからさらに強化系偏重の修行を行うことで
フランクリンと同じ放強系になれるのかどうかも興味深いところだ。


その他にも、この「中間点」に関しては
 ・二系統以外の系統の修得率や威力・精度にも影響が出るのか?
 (変強系の場合、具現化系は通常どおりLV8/80%で
  放出系Lv6/60%、操作系Lv4/40%もそのままなのか?)
 ・「中間点」でなくても修得率や威力・精度は変動するのか?
 (放強系に近い位置にいるレオリオは
  放強系ほど顕著ではなくても強化系能力を「効率よく習得」できるのか?)
といった疑問が出てくる。

ゴンに修行を付けていた時のビスケが
「放出系の方が筋がいいから放出系よりの強化系っぽい」と分析していたあたり
HH15-136
「中間点」に限らず大なり小なり得手不得手は存在するようで、
自系統と隣り合う系統の「Lv8/80%」自体があくまで目安に過ぎず
それなりの幅で個人差があると解釈するべきなんだろうか。

ゴンの場合、冨樫展の情報では純強化系に分類されていたものの
作中の描写では放出系85%:変化系75%くらいの印象を受けるから
ここらへんの数字はあまり厳密に考えない方がいいのかもしれない。

だとすると「中間点」もそこまで特別な存在ではなく、
トータルでプラスマイナスゼロになる「D-δ」が
HH-02e
一番近い数値になっていたりするのかな。

前述のとおり、これだと変具系と具変系が同じ能力値になってしまうから
厳密には自系統の方がレベルも威力・精度もやや上になるんだろうけれども。


・・・というわけで 崔羇崚澄廚砲弔い道廚Δ箸海蹐呂海鵑粉兇検

予定ではあたりまで記事を書きたいと思っているけど、
現時点では△肪綣蠅垢蕕靴討い覆いら
記事を挙げられるのはまたしばらく先のことになるかもしれない。