Talks
2006年05月26日
最終日
今日は最終日。午前中はスパスモニームの実験の話や、佐々木さんの化学エンジンの話、アラバマの河合さんらのミオシンモデルの話などがあった。
昨日もBolterauerさんの話もそうだったが、モーターの立体構造まで考慮にいれつつ変数は2〜3個、というモデルが調べられるようになってきているようだ。90年代はラチェットブームで、今世紀に入ってからはMDやGo modelが熱心にやられるようになってきていたが、その中庸を行くようなモデルだな。実験が進んできたお陰ともいえるかもしれない。
昼ご飯を食べてから、バスで空港へ送ってもらい、帰国。
空港で飛行機を待っている間、Deanとビールを飲んで雑談をした。
昨日もBolterauerさんの話もそうだったが、モーターの立体構造まで考慮にいれつつ変数は2〜3個、というモデルが調べられるようになってきているようだ。90年代はラチェットブームで、今世紀に入ってからはMDやGo modelが熱心にやられるようになってきていたが、その中庸を行くようなモデルだな。実験が進んできたお陰ともいえるかもしれない。
昼ご飯を食べてから、バスで空港へ送ってもらい、帰国。
空港で飛行機を待っている間、Deanとビールを飲んで雑談をした。
tk_harad at 13:51|この記事のURL│Comments(0)
2006年05月25日
四日目
午前中の柳田さんの発表中も内職で発表の準備。なんとか終わる。
Felixの二度目は、Jarzynski等式を使ってRNAのフォールディングの自由エネルギーを測るという、Bustamanteらとの共同研究の話だった。スペインにも装置を作って実験を始めているそうだ。
午後いちで中川さんと発表内容の打ち合わせをして、自分の発表。
機能のMartinの話に続いていてタイムリーだったので、興味をもってもらえたと思う。
Deanになかなか理解してもらえなかった。話し方ももう少し工夫がいるな。
夕方にはRob CrossやChristoph Schmidtの話。Schmidtのは前半はナノメトリの技術的な点についてのレクチャー、後半はアクトミオシンゲルでFDT破れを測るという話で、とても面白かった。
僕が予想していたよりも遙かに良い時間分解能でFDT破れを測定しており、Harada-Sasaがすぐにでも使えそうなデータだ。明日帰るのであまりゆっくり話をする時間がないが、時間の隙間に僕らの論文を見せて、説明をした。
興味をもってもらえた感じだ。彼らの論文が送られてくるのを待ちたい。
Felixの二度目は、Jarzynski等式を使ってRNAのフォールディングの自由エネルギーを測るという、Bustamanteらとの共同研究の話だった。スペインにも装置を作って実験を始めているそうだ。
午後いちで中川さんと発表内容の打ち合わせをして、自分の発表。
機能のMartinの話に続いていてタイムリーだったので、興味をもってもらえたと思う。
Deanになかなか理解してもらえなかった。話し方ももう少し工夫がいるな。
夕方にはRob CrossやChristoph Schmidtの話。Schmidtのは前半はナノメトリの技術的な点についてのレクチャー、後半はアクトミオシンゲルでFDT破れを測るという話で、とても面白かった。
僕が予想していたよりも遙かに良い時間分解能でFDT破れを測定しており、Harada-Sasaがすぐにでも使えそうなデータだ。明日帰るのであまりゆっくり話をする時間がないが、時間の隙間に僕らの論文を見せて、説明をした。
興味をもってもらえた感じだ。彼らの論文が送られてくるのを待ちたい。
tk_harad at 13:42|この記事のURL│Comments(0)
2006年05月24日
三日目
午前中は関本さん、Molloyと今日から参加のFelix Ritortの話。
Felixは想像通りのパワフルな人だった。今日はFTの導出をレクチャーしていたが、生理学や生化学の人もたくさんいるのでハードルが高すぎると不評だったようだ。
午後はハイキングで、午後いっぱい使って近くの山を登った。途中まで関本さんと熱浴の話などをしていたが、歩くのが遅くなるので議論はほどほどに、というお達しが出て、それからは景色を楽しみながらあるいた。
夕食後は、スウェーデンのMartin Lindenらのトークで、彼の話は中川さんとやっている話にかなり関係するので、いろいろ突っ込んでしまった。印象を悪くしたかもしれない。
セッションが終わった後、Martinのところに話にいって、僕と中川さんの話をし、情報交換をする。
その後中川さんと話をして、明日の発表の内容をHarada-Sasaから最近のHarada-Nakagawaに急遽変更した。
その方が研究会の流れとして良さそうだと判断したからだ。ただ、そのつもりでは無かったので、夜なべして発表スライドを作った。
Felixは想像通りのパワフルな人だった。今日はFTの導出をレクチャーしていたが、生理学や生化学の人もたくさんいるのでハードルが高すぎると不評だったようだ。
午後はハイキングで、午後いっぱい使って近くの山を登った。途中まで関本さんと熱浴の話などをしていたが、歩くのが遅くなるので議論はほどほどに、というお達しが出て、それからは景色を楽しみながらあるいた。
夕食後は、スウェーデンのMartin Lindenらのトークで、彼の話は中川さんとやっている話にかなり関係するので、いろいろ突っ込んでしまった。印象を悪くしたかもしれない。
セッションが終わった後、Martinのところに話にいって、僕と中川さんの話をし、情報交換をする。
その後中川さんと話をして、明日の発表の内容をHarada-Sasaから最近のHarada-Nakagawaに急遽変更した。
その方が研究会の流れとして良さそうだと判断したからだ。ただ、そのつもりでは無かったので、夜なべして発表スライドを作った。
tk_harad at 13:28|この記事のURL│Comments(0)
2006年05月23日
二日目
午前は再びJim Sellersとそれに関連してPeter Knight、Dean Astumianらの話があった。
Peterの歩くミオシンVの電顕疑似ムービーにはいろいろ疑問の声が出ていたが、かなりのサンプル数があるようだし、それだけの情報がとれるということはたいしたものだ。
午後は、軽いハイキングで近くの丘に登る。柳田さんといろいろ話した。
夕方に予定変更でいくつかトークが入り、夕食の後も更に三つくらいトーク。
昼間に運動するとなおさら夕方から夜にかけてがつらい。
Peterの歩くミオシンVの電顕疑似ムービーにはいろいろ疑問の声が出ていたが、かなりのサンプル数があるようだし、それだけの情報がとれるということはたいしたものだ。
午後は、軽いハイキングで近くの丘に登る。柳田さんといろいろ話した。
夕方に予定変更でいくつかトークが入り、夕食の後も更に三つくらいトーク。
昼間に運動するとなおさら夕方から夜にかけてがつらい。
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2006年05月22日
一日目
研究会一日目。
午前中はJim SellersとDean Astumianのレクチャーと少しのトーク。
Deanの話はとても印象的で講義慣れしている、という感じだけれど、すこし単純化しすぎて話しているような感じもした。
午後のポスターでは、柳田研の田中さんの実験&理論の話を聞く。前から聞いていた話だったけれど、どうも腑に落ちないところがいろいろあるので、詳しく話を聞いた。やりたい事は分かったけれど、さて実験結果を素直に解釈するとどうなるのか。。あとは、内耳の聴覚細胞の機械応答を調べていたParisのグループの実験が印象に残った。きれいな結果だ。
その後は関本さんとMolloyのレクチャー。関本さんは教科書の内容をざーっと話していたが、途中で熱の定義のところで引っかかった。12月にパリに訪れたときにしかかった研究の話と関係するので、その件はまた落ち着いて話しましょう、ということに。
時差のせいで午前中は元気だが、夕方はへろへろになる。
午前中はJim SellersとDean Astumianのレクチャーと少しのトーク。
Deanの話はとても印象的で講義慣れしている、という感じだけれど、すこし単純化しすぎて話しているような感じもした。
午後のポスターでは、柳田研の田中さんの実験&理論の話を聞く。前から聞いていた話だったけれど、どうも腑に落ちないところがいろいろあるので、詳しく話を聞いた。やりたい事は分かったけれど、さて実験結果を素直に解釈するとどうなるのか。。あとは、内耳の聴覚細胞の機械応答を調べていたParisのグループの実験が印象に残った。きれいな結果だ。
その後は関本さんとMolloyのレクチャー。関本さんは教科書の内容をざーっと話していたが、途中で熱の定義のところで引っかかった。12月にパリに訪れたときにしかかった研究の話と関係するので、その件はまた落ち着いて話しましょう、ということに。
時差のせいで午前中は元気だが、夕方はへろへろになる。
tk_harad at 13:09|この記事のURL│Comments(0)
2006年05月15日
コロキウム
定例コロキウム。9人の学生が順番に発表していく。
これを約27人で回すので、3週間に一回自分の番が回ってくることになる。
結構タイトなスケジュールだ。
大小4〜5研究室が一緒になってやっているので、みんなやっている事はもちろん、センスや思想もまちまちである。しかも進捗報告会であるため、あまり練られていない話が多いので、ちゃんと理解しようと思っていろいろ質問すると必然的に長くなる。結局2時間半強かかった。
これを約27人で回すので、3週間に一回自分の番が回ってくることになる。
結構タイトなスケジュールだ。
大小4〜5研究室が一緒になってやっているので、みんなやっている事はもちろん、センスや思想もまちまちである。しかも進捗報告会であるため、あまり練られていない話が多いので、ちゃんと理解しようと思っていろいろ質問すると必然的に長くなる。結局2時間半強かかった。
tk_harad at 22:32|この記事のURL│Comments(0)
2006年05月08日
コロキウム
合同コロキウム。
今日は4回生達がこれからやろうとしている事を5分ずつくらい話す。
すでに結構やることが固まっている人と、まだ考え中の人と、いろいろだ。
それでも他の研究室でどういう研究をしているのかを聞く機会がいままでなかったので、だいぶ参考になった。
うちの二人も、僕が出したそれほど多くない情報を頼りに頑張って発表していた。
二人の興味がうまく分散しているようなので、仕事を割り振りやすいかな。
今日は4回生達がこれからやろうとしている事を5分ずつくらい話す。
すでに結構やることが固まっている人と、まだ考え中の人と、いろいろだ。
それでも他の研究室でどういう研究をしているのかを聞く機会がいままでなかったので、だいぶ参考になった。
うちの二人も、僕が出したそれほど多くない情報を頼りに頑張って発表していた。
二人の興味がうまく分散しているようなので、仕事を割り振りやすいかな。
tk_harad at 23:17|この記事のURL│Comments(0)
2006年04月21日
木戸秋さん
木戸秋さんのセミナー。
線維芽細胞などの接着性細胞の走機械性(mechanotaxis)についての実験。
マイクロメートルスケールの硬さ勾配があるゲルを作って、mechanotaxisを調べる。
なかなか難しいようだが、丁寧な仕事なので今後の研究の足場になるだろう。
いろいろ勉強になった。
線維芽細胞などの接着性細胞の走機械性(mechanotaxis)についての実験。
マイクロメートルスケールの硬さ勾配があるゲルを作って、mechanotaxisを調べる。
なかなか難しいようだが、丁寧な仕事なので今後の研究の足場になるだろう。
いろいろ勉強になった。
tk_harad at 10:59|この記事のURL│Comments(0)
2006年04月20日
Mikhailov
今日はミハイロフ氏のセミナー。
基本的に富樫さんが最近やっている弾性ネットワークの話で、前にベルリンに行ったときに聞いたものだ。
けれど話す人が違うと考え方も微妙に違うので面白い。
前にベルリンで聞いたときも思ったけれど、おもちゃとしては面白いと思う。
それにしても、面白いけれど本当に難しいところには深入りせず、というバランス感覚はうまいな。。
自分でやるとしたら、もっと深入りしそうだけれど。
基本的に富樫さんが最近やっている弾性ネットワークの話で、前にベルリンに行ったときに聞いたものだ。
けれど話す人が違うと考え方も微妙に違うので面白い。
前にベルリンで聞いたときも思ったけれど、おもちゃとしては面白いと思う。
それにしても、面白いけれど本当に難しいところには深入りせず、というバランス感覚はうまいな。。
自分でやるとしたら、もっと深入りしそうだけれど。
tk_harad at 23:14|この記事のURL│Comments(0)
2006年04月19日
湊元さん
三重の湊元さんのセミナー。
バキュロウィルスを使ってリポソームに膜タンパクを提示させるという話。
一からコツコツやっていく再構成系は大変だなぁ。成功すれば面白いおもちゃになるけど。
バキュロウィルスを使ってリポソームに膜タンパクを提示させるという話。
一からコツコツやっていく再構成系は大変だなぁ。成功すれば面白いおもちゃになるけど。
tk_harad at 22:38|この記事のURL│Comments(0)