日本観光ミシュラン

日本国内のあらゆる観光資源を格付けする、旅のガイドブログ。

養老天命反転地

【その他】養老天命反転地(岐阜県養老郡養老町)☆
公園、体験施設、テーマパーク。何に分類したらよいか分からないが、やはりこれはアート以外の何ものでもないだろう。芸術家・荒川修作とそのパートナー、マドリン・ギンズの構想を実現した、肉体で感じ、肉体に考えさせる野外作品である。
「天命反転」とは “死から逃れることのできない人間の運命を反転させる装置”だと二人は言う。どんな所なのだろうか。
ゲートを入るとまず「養老天命反転地オフィス」。内部は一見、迷路風だが、壁は低く出入り口はいくつもある。床は不規則に傾斜し、常に身体のバランスを意識していないとコケそうになる。天井を見上げると、床面にあるものと同色、同形の仕切り壁が逆さまに張り付いている。
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「反転」のモチーフと、そのための道具である「行く先の分からない路」と「平坦でない地面」がすでに出そろっている。敷地内を見て回るにあたって、恰好のウォーミングアップの場だ。
続いてメインパビリオンに位置づけられる「極限で似るものの家」。
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これまた内部は迷路状で、壁が天井まで達し見通しがきかないので、一緒に行動しないと確実にはぐれる。通路らしきものはなく、部屋から部屋へと狭い空間をすり抜けるように移動していく。キッチンや寝室、トイレ、書斎など各部屋には本物の家具が置かれ、または半ば壁に呑まれ、あるいは天井に鏡像のように張り付いている。
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ここからもうひとつのエリアである「楕円形のフィールド」へ、どこをどう通っていけばいいのか、まったく案内はない。2地点を結ぶ意味のある、掘割のような『死なないための道』は、途中で消えてしまう。
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結局、自分で考えて遠くにモニュメントが見える方向へと丘を乗り越えて行くしかない。
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我が家はこの尾根状のルートを取った。
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「楕円形のフィールド」は、「極限で似るものの家」を解体して屋外にちりばめたようなエリアだ。日本列島をモチーフとしているらしいが、ある意味ではより難解だ。
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アンチ・バリアフリー、かつ来場者の安全にまったく配慮していない(靴やヘルメットは貸出している)とんでもない場所だが、設計者の意思を尊重する運営サイドの勇気は称えられて良い。
オープン当初はケガ人が続出したという。以後22年、壮大な実験場としてこの施設はある。

所在地:岐阜県養老郡養老町高林1298−2 養老公園内
開園時間:9:00〜17:00
入園料:750円
休園日:月
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千代保稲荷神社/串かつ 玉家

【神社】千代保稲荷神社(岐阜県海津市)☆
通称「おちょぼさん」。全国的にはあまり知られていないが、中京圏では絶大な知名度を誇る神社である。商売繁盛のご利益を求めて、年間250万人もの参拝客が訪れる。
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特に月末の夜から月初の早朝にかけて開かれる『月並祭』が有名だ。今月分のお礼と来月分のお願いを欠かさない商売人が数多く訪れ、初詣並みの人出で参道が大混雑する。
参道には約120軒の店があり、串カツとナマズ料理の二大名物のほか、草餅・川魚の加工品・漬物・各種の縁起物などが売られている。
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鳥居をくぐると手水舎で、傍らの売店でおあげとロウソクのセットを求めるのが定番だ(50円)。
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ロウソクは献灯所、おあげは社殿にお供えする。
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社殿前には行列ができていた。参拝者のお願いの本気度が総体的に高めなので、列の進みはやや遅い。
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さらに本気度が高い人は、向かいの霊殿に名刺を挟んで商売繁盛を祈願していく。地域に根ざした信仰が垣間見える、興味深い観光スポットだ。

所在地:海津市平田町三郷1980
境内自由

【グルメ】串かつ 玉家(岐阜県海津市)☆
おちょぼさんの参道で飛びぬけた人気の串かつ屋さん。店頭の立ち食いスペースに人が群がり、中に入りたい待ち客が列を成している。回転が良く、見た目ほど待たされないので臆せず並ぼう。
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何はともあれこの店では串カツ(90円)だ。他のテーブルから発せられる注文の声を聞くと、オーダーは10本が最低単位なのかと思い込んでしまうほどだが、そんなことはない。我が家は串カツ(ソース)(みそ)各5本、どて(90円)5本で様子を見た。
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結論を先に言うと、この店で頼むべきは串カツの(みそ)。それも主役は豚肉ではなく、衣にからまる味噌だれの妙味だ。調理技術的には、細く角柱状にカットされた肉から衣がスッポリと抜けてしまうなど、拙いところがある。しかし、参道の賑わいをそのまま引き込んだような店内でワイワイと食べるからこそ、この串カツはおいしい。隣のテーブルとの心情的な垣根も低く、打ち解ける雰囲気があって好ましい。串カツ(みそ)を10本追加して、この日のおやつは終了。
小腹を満たしたら、トイレを見に行こう。総じて金ピカな店内は、壁ですらご覧のとおり。
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トイレはこんな具合だ。
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最後にもうひとつ。運が良いと、金色のスーツに身を包んだ通称「金ピカ社長」が各テーブルを回り、アメちゃんを配ってくれるかもしれない。私が訪ねた日は、どうしたことかレジ横で電池が切れたように動かなかったので、その恩恵には浴さなかったが。

住所:岐阜県海津市平田町三郷1997
営業時間:9:00〜17:00 *月末、年末年始は早朝まで
定休日:不定休
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湯村温泉

【温泉】湯村温泉(兵庫県美方郡新温泉町)☆
9世紀に慈覚大師により発見されたと伝わる山陰の古湯。温泉街は春来川に沿い、その中心に源泉の「荒湯」がある。
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源泉温度は98℃とほぼ熱湯で、野菜や卵を茹でる光景が見られる。すぐそばの売店では生卵を売っているので、自分で温泉卵を作ることも可能だ(所要10分ほど)。出来上がるまで河原の足湯(無料)で待つと良い。
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河原は一種の地熱地帯で、素足で歩かないようにという注意書きがある。
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川の中をよく見れば、あちこちから温泉が湧き出して水面を持ち上げ、湯気が上っている。そうした場所の近くにはサインがあるのでわかりやすい。
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湯村温泉はNHKドラマ「夢千代日記」のロケ地として一躍有名になった。湯村の「ゆ」の字も出てこない架空の話にもかかわらず、夢千代は湯村温泉のアイコンとして今なお親しまれている。写真はブロンズ像。モデルはもちろん吉永小百合だ。
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立ち寄ったからには温泉に浸かって帰ろう。共同浴場「薬師湯」には広い駐車場があり、入浴すれば2時間まで無料で停められる。ここに車を置いて散策後、一風呂浴びて帰るのがおすすめだ。
泉質はナトリウム - 炭酸水素塩・塩化物・硫酸泉。掛け流しだが、加水されているのか源泉の荒湯で感じられた硫黄臭がないのが残念だ。ボディソープ、シャンプーは備え付けで、ミストサウナもあり、休憩スペースが広いので使い勝手は良い。
・薬師湯
所在地:兵庫県美方郡新温泉町湯1604
営業時間:7:00〜22:30
休館日:毎月15日
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