【重要伝統的建造物群保存地区】黒石市中町(青森県黒石市)☆
「こみせ」が連続する独特な趣のある町。こみせは木造のアーケードではなく、建物の一部であり、通路に見える部分も実は民家の敷地内だ。街はずれの独立した古い家屋を見るとそれがよく分かる。
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積雪期の往来を容易にするため軒下に空間を確保したもので、その性格上、大きな商家の店先には必ず設けられている。
黒石のメインストリート「こみせ通り」には、酒造会社、旅篭、呉服屋などが並び、本来は独立した構造物であるこみせが一体化して道の両脇に連なっている。藩政時代からほぼ変わらない外観を留める、貴重な街並みだ。
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こみせの意匠は似ているようだが同じではなく、家ごとに個性がみられる。下の写真では、上部を明り取りとし、その下には戸がたてられるようになっているのが分かるだろう。
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その一方で、柱の並びは一間おきで共通しているため、整然と調和のとれた街並みになっている。以下の2軒は今風のアレンジが加わったこみせの姿だ。柱の広告や、ガラス張りなど、それぞれに工夫が見られて面白い。
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所在地:青森県黒石市大字中町 
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