【グルメ】カフェレスト木鶏(和歌山県和歌山市)−
住金の工場に近い交差点に建つ、一軒家の喫茶店。和歌山市駅からは紀ノ川を渡り、徒歩15分ほどの距離にある。
この店を訪ねるのは、モーニングの食べ歩きを始めて以来、5年越しの宿願だった。もっとも、当時は店の名前すら不明で、メニューの写真と、和歌山にある、という情報だけを頼りに見つけたのが2年前。しかし、メニューが消えた、いや復活したなど噂にはのぼるものの、実際に注文したという記事がWEB上でまったく見つからない。「それ」は今もまだ存在するのか不安を感じながらの来店となった。
朝の8時、思い切って扉を開ける。先客は1名。
DSC07247
はたして壁に貼られたモーニングのメニューにそれは無かったが、諦めきれないので思い切って聞いてみた。
「『ビールモーニング』って、もうやってないんですか?」
「いえ、ございますよ」
ママさんの答えで、ついに5年間のモヤモヤは氷解した。900円、という値段も事前に得た情報のとおりだ。
「ビールはいつお持ちしましょうか?」
一緒で、とお願いし、ようやく調査員からお客さんモードになってくつろぐ。ママさんは厨房に入って何かを揚げ始めた。
店内は照度不足でやや薄暗い。長いこと営業を続けているのだろう、調度や備品にもほころびが目立つ。しかし、この店は品の良いママさんのおかげで、雰囲気が暗くならずに済んでいるのが救いだ。
DSC07248
10分ほどでビールモーニングが卓上に揃った。値段から予想はしていたが、ビールが瓶で出てくるのが素晴らしい。
DSC07251
盛りだくさんなプレートは、トースト、目玉焼き、チキンフライ×2、ミニハンバーグ、揚げソーセージ、ナポリタンスパ、サラダという内容。
DSC07250
これが基本のモーニング(680円)で、コーヒーをビールに置き換えたのかビールモーニング(900円)ということらしい。
モーニングに揚げ物を添えるのは和歌山では珍しくない。まさかとは思うが、そこから酒の肴になるかも、という発想が生まれたのだろうか。
もっとも大工場(住金)の近く、という立地は夜勤明けの労働者の朝酒需要があるので、客のリクエストから始まったと考える方が自然だろう。
実は自分もこの日は徹夜作業明け。それだけにアルコールが回るのが早く、中瓶(500ml)1本でほろ酔い加減。結局、備え付けの漫画などを読みつつ、1時間ほどのんびりさせてもらった。最後にはお茶も出る。
お勘定の際、表メニューに無いものを頼んだからだろう、「いつもありがとうございます」とママさんからお声がけいただいたのも含めて、実に面白いモーニング体験だった。

住所:和歌山県和歌山市湊1823-6
営業時間:6:40〜17:30
定休日:火
DSC07254
関連記事:モーニング放浪記INDEX Season2