☆松本電鉄乗りつぶし
朝6時。閑散とした駅前広場とは対照的に、駅構内は通勤客とビジネス客で忙しく動き出していた。「大人の休日倶楽部パス」を改札に通し、いよいよ新幹線乗り放題の旅が始まる。

・長野駅 609ー702 松本駅(ワイドビューしなの2号)
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スタートは在来線特急から。スーツ姿の乗客で自由席はほぼ満員だった。篠ノ井線に乗るのは久しぶりなので、新鮮な気持ちで景色を眺める。空は良く晴れていて、日本三大車窓のひとつ、姨捨駅付近からの善光寺平の景観は素晴らしかった。
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峠を越えて松本平野に向かって下っていくと、ピラミッド型の常念岳が姿を見せる。松本に来たな、と実感する巨大なランドマークだ。

・松本駅 715ー749 新島々駅(アルピコ交通上高地線)
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35年も東京に住んでいながら、まさか松本電鉄が本州エリアで民鉄最後の未乗線区になるとは思わなかった。ちょうど朝の通学時間帯、学生で賑やかな2両編成の電車は進路を西にとり、北アルプスの前衛の山々に向かって突っ込んで行く。車内のドア上には案内用のディスプレイがあり、ナビーゲータを務めるのはイメージキャラクター「渕東なぎさ」。渕東(えんどう)は終点のひとつ前の駅だ。
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波田駅でほとんどの客が降り、わずか3人となって新島々着。谷の両側から山が迫ったどん詰まり、いかにも終着駅らしいロケーションにある駅だ。
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駅前はびっくりするほど広く、上高地・乗鞍方面に向かうバスが大量に待機していた。ここから上高地はわずかに1時間だ。
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今日は天気が良いので、穂高の峰々が良く見えるに違いない。寄り道したくなったが、もちろんそんなヒマはなく、来た電車に再び乗り込んで松本に戻る。

・新島々駅 758ー829 松本駅(アルピコ交通上高地線)
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満員の通勤客とともに松本着。7番線から1番線ホームに移動する。ここにある「山野草」という妙な名前の駅そば屋を訪ねるために、朝5時からコーヒー1杯で我慢してきたのだ。
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人気ナンバーワンの、「安曇野葉わさび特上そば」(460円)が待ちに待ったこの日の朝食。トッピングはネギと葉わさびのみでシンプルきわまりない。
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「特上」に限り供される生そばは、期待したほどコシがなく、香りも立たなかった。それでも葉わさびのピリッとした辛味のアクセント、そして後味がスッキリしたつゆなど実に良くできていて。最後までおいしくいただいた。駅そばとしては最上の部類ではないかと思う。

・松本駅 909ー1001 長野駅(ワイドビューしなの1号)
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2号で松本に来て、1号で去る。

☆北陸新幹線完乗−飯山ピストン
・長野駅 1022ー1033 飯山駅(はくたか555号)
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長野県内ではまだミッションが残っている。昨日1駅分だけ残した長野−飯山間の北陸新幹線の乗りつぶしだ。
発車からわずか11分、千曲川を長い橋で渡るともう飯山駅。これで北陸新幹線完乗となった。感慨にふける余裕もなく、下りホームから上りホームに早足で移動する。

・飯山駅 1037ー1048 長野駅(はくたか558号)
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滞在4分で長野に折り返し。「大人の休日倶楽部パス」ならではの贅沢な使い方だ。

・長野駅 1053ー1154 大宮駅(かがやき508号)
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「大人の休日倶楽部パス」では6回まで追加料金なしで指定席を利用できる。有効4日間のうち、どの列車でこの権利を行使するかよく考えておかないと、旅の後半で泣きを見る。東海道・山陽新幹線と違い、東北・北陸新幹線には全車指定席の列車が多いのだ。
「かがやき508号」もそのひとつで、客層もどこか違い、ビジネス客ばかりの静かな車内だった。
細かく動き回って3線区を乗りつぶし、温泉と酒も満喫した長野県を後にして、一路岩手県へと移動する。
1日目 その2へ続く)