【天然記念物】鳴沢氷穴(山梨県南都留郡鳴沢村)☆☆☆
富士山周辺を観光するなら、必ず訪ねるべき場所。内部は「涼しい」を通り越し、真夏でも凍える寒さの不思議な溶岩洞窟だ。
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鳴沢氷穴は9世紀に起きた長尾山の噴火によって生まれた。横穴ではなく環状の竪穴で、総延長は153m、最深部は地下21m。年平均で3℃という洞内の環境は、青木ヶ原樹海の地下に広がる永久凍土層と、同じく地下を流れる富士山の膨大な雪解け水によって保冷されることで成り立っている。
外気温が30℃近い盛夏でも氷穴内の温度は5℃以下で、半袖で入洞すると震えるほど寒い。内部はほとんど階段状の上り下りで、天井高が1mもない場所もあり頭上と足元には常に注意が必要だ(ヘルメットは入口で無料貸出)。
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ちょっとした探検気分で最深部まで下ると、広いドーム状の空間に出る。この辺りはかつて氷穴内で切り出した天然氷の貯蔵庫で、江戸時代から大正時代まで実用に供されていた。今は人口の氷を置いて様子を再現している。
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出口へと上る途中、鉄格子の向こう側に見えるのが正真正銘の天然氷だ。巨大な氷柱にも驚かされる。
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標準的な見学の所要時間は15分。あっという間のようだが、あまりにも寒く、本能的に早く外に出たいと思うせいか、長く感じられる。かといって万全の防寒対策をするのもおすすめしない。ここはありえない寒さを体験するための場所なのだから。
なお、お盆など観光ピーク時には、鳴沢氷穴前の三差路がボトルネックとなって国道が大渋滞するので覚悟されたい。

所在地:鳴沢氷穴:山梨県南都留郡鳴沢村8533
営業時間:9:00〜17:30(季節により異なる)
定休日:無休
入洞料:350円