【特別天然記念物】鳴沢溶岩樹形(山梨県南都留郡鳴沢村)☆
熔岩流が樹木を包囲して冷え固まり、燃え尽きた樹幹が形成した竪穴あるいは横穴を溶岩樹形という。非常に珍しいもので、国内ではほぼ富士山麓と浅間山麓でしか見つかっていない。
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鳴沢溶岩樹形は864年の噴火で富士山から流れ出した熔岩流によって形成され、うち12個が国の特別天然記念物に指定されている。穴は1番から12番まで番号が付けられ、柵などで囲われている。
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いずれもボーリング抗か井戸のような形状の竪穴で、最大のものでは直径1.8m、深さ4.6mにも及ぶ。
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中でも11番は世界的にも珍しい溶岩スパイラクル(溶岩水蒸気噴気孔ー溶岩流中の水分が蒸気化して圧力が高まり爆発を起こしたもの)として、チェーンで開口部が保護されている。
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国道139号線の案内板から入ってすぐの所にあり、アクセスは良いのだが観光客などは見かけない。薄暗い林の中に観察路があり、指定対象以外にも溶岩樹形のような跡がそこここに見られるので、宝探しのような気分で探索すると面白いだろう。

所在地:山梨県南都留郡鳴沢村前丸尾および西原道下
見学自由