【グルメ】京橋 恵み屋(東京都中央区)−
昼は立ち食いそば屋。夜になると立ち飲み屋に変身し、蕎麦前で一杯やってから十割そばで締める、というそば好きの理想を手軽に実現できる店だ。
店内はいかにも手狭で、キャパシティは10人ほど。店主が一人で切り盛りしていて、満員だといささかバタつく感じは否めない。
注文は正面奥のカウンターでキャッシュオンデリバリー。時間のかかるツマミは出来しだいテーブルまで持ってきてくれる。
揚げだし茄子(350円)と『本日の日本酒』(南部美人/500円)でゆるゆると飲み始める。
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出汁がそばつゆ感満載で失敗したなと思ったが、ありきたりでないメニューがこれくらいしかなかった。
BGMはモニターに映るハードロックのライブ映像。棚にずらりと並ぶレコードや壁のエレキギターなど、店主はなかなかのロッカーと見える。
客は京橋という土地柄、身なりの良い仕事帰りのサラリーマンがほぼ100%。そば+ロック+立ち飲みという個性の厚塗りは華麗にスルーされている、といった印象だ。
つまみに魅力が乏しいので、早々に恵み蕎麦(並盛300g/500円)で締め。お腹の空き具合に合わせて小盛り(150g)から特盛り(650g)まで選べるのは気が利いている。
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問題は味。十割そばだけあって、香りは良い。しかし、細い麺の食感が残念だ。コシがない。手打ちのようなそれを期待していくと、肩透かしを食らうだろう。
冷麺のような押し出し式製麺機でそばを作っているからだとは思うが、ワンオペでは致し方ないだろう。そばつゆも今ひとつでキレに欠ける。
それでも、ボリュームを考えると500円という値段はリーズナブルで、そばをモリモリ食べる快感が十分に味わえる。
片付けもセルフサービス。孤軍奮闘する店主にごちそう様を言って帰ろう。

住所:東京都中央区京橋3-4-3
営業時間:11:00〜売切れ仕舞い、18:30〜23:00(月〜金)/12:00〜売切仕舞い、18:30〜22:00(土)
定休日:日祝・第三土
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