日本観光ミシュラン

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祭礼・行事

住吉の御田植

【重要無形民俗文化財】住吉の御田植(大阪府大阪市)−
全国各地の寺社で行われている田植祭りの中でも、もっとも規模が大きく、かつ有名なお祭り。豊作を祈念する予祝行事で、毎年6月14日の13時に始まる。
二反ばかりの『御田』の三方を仮設テントの有料観覧席(1,000円)が囲み、本宮から見て裏側にあたる残りの一辺だけが無料で開放される。
祭りに先立ち、奴さんに先導された楽人、八乙女、御稔女(みとしめ)、植女(うえめ)、替植女、稚児、風流武者、住吉踊の踊子など、さまざまな装束に身を包んだ老若男女の参加者が行列を作って御田の周りを一周する。
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神官による御田のお清めが終わり、稲の妖精のような植女から替植女に早苗が手渡されると、いよいよ本格的な祭りの始まり。
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ここで「本格的」というのは、御田での田植と、中央に設けられた舞台や御田の畔で催される芸能事が同時進行する、という意味である。
八乙女の田舞、 御稔女の神田代舞、武者による風流武者行事、男児による源平合戦、女児による田植踊と続き、二反分の田植えが終わるころ、芸能もまたフィナーレを迎える。
約150名の女児が、団扇を打ちながら御田の畔を賑やかに踊りまわる住吉踊で大団円。
後半は子供が主役のため学芸会風で可愛らしいが、様式美には欠ける。今では叶わないが、野良でお弁当でも広げながら見るのが似合う祭りだ。

葵祭

【祭礼】葵祭(京都府京都市)☆
京都の三大祭りのひとつ。毎年5月15日、京都御所から下鴨神社、上賀茂神社までの道のりを、平安時代の装束に身を包んだ一行、約500人がしずしずと進んでゆく。その行列は約1キロに及ぶ。
仮装行列という点では時代祭と同じだが、こちらは下鴨神社と上賀茂神社の由緒ある例祭で、前身から数えると1400年もの歴史を持つ。したがって緊張感が違う。時代祭に見られる各種の残念な事ども(参加者の茶髪・スニーカー履き・腕時計・携帯電話での通話)とは無縁だ。
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当日に催される儀式のことはおくとして、たんに行列だけを見物するなら、加茂街道がよい。写真をご覧のとおり、鴨川沿いの土手の上を通るので、信号機やビルや電柱や看板など、余計なものが目に入らない。木陰で涼しく、なにより道が狭いので行列を間近で見物できるのが良い。舗装道路は仕方ないとしても、平安貴族たちが見た光景を多少なりとも追体験できる。
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葵祭の名は、行列のあらゆる構成物(車・人・牛馬etc)がフタバアオイの葉で飾られることからきている。
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履物も古式ゆかしい。ただ、これでアスファルトの上を8キロも歩くのはしんどいだろう。
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祭りの主役(最高位者)は勅使。騎乗する馬もおめかしされている。メガネを禁止しないのは安全を優先しているからだと思うが、主役級だけはなんとかならないものか。
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伝統的な和装の色合いと質感の素晴らしさには、目をみはる。祭りの最大の見所はこれだといってよい。
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沿道からもっとも注目を集めるのは、斎王代である。十二単衣姿で、輿に乗って登場する。名誉な役回りだろう。今年は現役の女子大生が務めたそうだ。
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祇園祭のような鳴り物がないため、一行はあくまでも静かに目の前を通り過ぎていく。京都最古の風雅な祭りである。

時代祭

【祭礼】時代祭(京都府京都市)☆
京都三大祭の中で、最も歴史が浅く、かつ最も退屈なのがこの時代祭である。
毎年10月22日に行われ、京都御所から平安神宮まで約4.5kmの道のりを、時代装束に身を包んだ2,000人余りと牛馬70余頭が2kmもの行列をつくって練り歩く。
今年は約7万人が沿道で見物したそうだ。明治維新から始まって江戸・安土桃山・室町・吉野・鎌倉・藤原・延暦と京都1100年の歴史を巻き戻して見せる、日本有数の大規模な仮装行列である。
綿密な時代考証によって再現された各時代の装束が、この祭りの最大の見どころだろう。目にも鮮やかな染織と、裁断・縫製の違いで、和装にこれほどまでに豊かなバラエティが生まれることに驚く。
問題なのはその見せ方で、あまりにも間延びしていてあくびが出る。巡行経路を完全通行止めにせず、大通りで行列を区切っては車やバスを通すので、しょっちゅう列が止まり、なかなか進まない。
また、参加者の方にも緊張感が足りないせいで、せっかくの衣装が台無しである。今風のヘアスタイルをした茶髪の学生アルバイト。かっこいいスニーカーを履いた馬方。メガネ。各列の最後尾をぞろぞろ歩く平安講社のオッチャン連中の袖にのぞく高級腕時計。携帯電話で声高に話をしているみっともないオヤジもいた。
最大の問題は歩き姿がシャンとしておらず、貧相に見えてしまうことだが、これは市民によるパレードなので致し方ないだろう。
初めてならば2時間弱の全行列を見届けようという気にもなるが、現在のクオリティでは一度見れば十分、もう一度見たいとは思わない。一つ星が順当である。
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