日本観光ミシュラン

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街・生活文化

三豊市豊中町の墓

【その他】豊中町の両墓制墓?(香川県三豊市)☆
下は三豊市内、本山寺近くの遍路道沿いで見かけた墓地の写真。一般的な墓石に囲まれて、積石墓のようなものがある。
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最初はたんなる土葬墓と思ったが、これは両墓制の埋め墓ではないだろうか。帰宅後、香川県内の高見島や佐柳島の墓地の写真を見返してみると、やはり似ている。こうした埋め墓は四国では島にしか残っていないものと思いこんでいたので、ちょっとした発見の喜びを感じた。
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両墓制とは、故人ひとりに対し遺体を埋葬する「埋め墓」と、墓参りのための「詣り墓(マイリバカ)」を別々に設ける葬制をいう。埋め墓は基本的に土葬である。
現代ではほぼ失われた風習だが、墓はそのままに残されていることが少なくない。私は塩飽諸島の本島や奈良県柳生で見たことがある。
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三豊市内のこの墓には花が供えられていて、埋め墓と詣り墓の区別が無くなっていると考えられる。二十年、三十年先には改葬されてしまうかもしれない。民俗習慣が変容していく、過渡期の光景に接していることを思うと感慨深い。
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宇陀市/羽曳野市のサンマイ

奈良県と大阪府で最近見つけたサンマイを紹介する。
(サンマイとは何か、については関連記事「根尾水鳥のサンマイ」)参照のこと。

【その他】向渕のサンマイ(奈良県宇陀市)−
村のメインストリート脇にポツンと建っている。鉛筆のように細長い煙突が特徴的だ。
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ガランとした覆屋内は広々としていて、儀式の場であることを伺わせる。DSC05056
火葬炉が稼働しているかどうかは不明だが、覆屋内の手入れ具合からみて、ムラの施設として今も使われているのだろう。
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所在地:奈良県宇陀市室生向渕

【その他】飛鳥のサンマイ(大阪府羽曳野市)−
近鉄南大阪線上ノ太子駅前から国道(竹内街道)を渡った所にある、墓地の一隅に建つ。
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煙突は銭湯のそれを半ばで切断したような寸胴型。
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建屋の入り口が恒久的に閉鎖されているため、廃炉に違いない。裏手にある比較的新しいオイルタンクから見て、少なくとも20世紀末までは使われていたと思われる。
片付けられず放置された骨壺。これはいわば「サンマイあるある」で、私にはもはや見慣れた光景だ。
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所在地:大阪府羽曳野市飛鳥

関連記事:根尾水鳥のサンマイ
関連記事:桑名市大福のサンマイ

黒石市中町

【重要伝統的建造物群保存地区】黒石市中町(青森県黒石市)☆
「こみせ」が連続する独特な趣のある町。こみせは木造のアーケードではなく、建物の一部であり、通路に見える部分も実は民家の敷地内だ。街はずれの独立した古い家屋を見るとそれがよく分かる。
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積雪期の往来を容易にするため軒下に空間を確保したもので、その性格上、大きな商家の店先には必ず設けられている。
黒石のメインストリート「こみせ通り」には、酒造会社、旅篭、呉服屋などが並び、本来は独立した構造物であるこみせが一体化して道の両脇に連なっている。藩政時代からほぼ変わらない外観を留める、貴重な街並みだ。
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こみせの意匠は似ているようだが同じではなく、家ごとに個性がみられる。下の写真では、上部を明り取りとし、その下には戸がたてられるようになっているのが分かるだろう。
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その一方で、柱の並びは一間おきで共通しているため、整然と調和のとれた街並みになっている。以下の2軒は今風のアレンジが加わったこみせの姿だ。柱の広告や、ガラス張りなど、それぞれに工夫が見られて面白い。
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所在地:青森県黒石市大字中町 
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