日本観光ミシュラン

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大人の休日倶楽部パスの旅 4日目

☆八戸の朝
最終日。この旅いちばんの早起きをして八戸線(下り)の始発に乗る。驚いたことにホームでは10人以上が列車を待っていて、中には旅行者の姿もあった。
・本八戸駅 543ー548 陸奥湊駅(JR八戸線)
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朝の八戸でやることがふたつある。まずは朝風呂。八戸では朝から銭湯に行く文化があり、何軒もが早朝から営業している。それも天然温泉だ。
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爺ちゃん婆ちゃんたちと開店待ちをし、6時から「柳湯」で一浴。
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さっぱりしたところで港に向かい、続いて陸奥湊駅前朝市の建屋内で朝食。オバちゃんたちが売っている食べきりサイズの魚介をあれこれ購入し、ご飯とみそ汁を合わせ、豪華なセルフ海鮮定食の出来上がり。
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これで合計額は1350円。ウニ(500円)は今ひとつだったが、ツブ貝(300円)が目の覚めるようなおいしさで、港町に来たかいがあった。
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☆新幹線乗りつぶし〜帰宅の途へ
・陸奥湊駅 810ー827 八戸駅(JR八戸線)
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満腹になって八戸に戻り、再び東北新幹線の未乗区間を乗りつぶし。

・八戸駅 835ー902 新青森駅(はやぶさ95号)
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この区間は長大トンネル続きで車窓風景にあまり楽しみはない。そんな中、途中駅の七戸十和田は、周辺に何もない田園地帯にあり、ローカル線の小駅のようなロケーションが面白かった。どこから集まってくるのか、上りホーム上には何十人も乗客が待っていた。
青森の市街地を遠巻きに眺めるように高架線を進み、新青森着。ここで「大人の休日倶楽部パス」はお役御免となる。今日まで4日間の行程を正規料金で払うと49,980円。十分に得はしているものの、自分としてはあまり動かない旅行だったなとは思う。
新函館北斗までは早期割引で50%OFFのチケットを購入している。列車の変更はできないので、新青森駅でお土産を物色して時を過ごす。

・新青森駅 951ー1057 新函館北斗駅(はやぶさ1号)
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青函連絡船を何度も利用した世代としては、北海道に新幹線で上陸することに少なからぬ感慨がある。安全上の問題から青函トンネルでスピードダウンしてしまうのは残念だが、いつかそれも解消されるだろう。
トンネルを抜けて最初の停車駅・木古内では、すでに廃線となった江差線と松前線を乗りつぶした当時(33年前)のことを思い出した。真新しい新幹線の高架橋から見る町は、昭和の時代からさほど変わっていないようだった。
函館山を望見しながら、決して近づくことなく進路を北東に向け、新函館北斗駅着。この先の工事区間、新函館北斗〜札幌の開業は2030年度末(予定)なので、また12年後にこの駅を再訪することになるだろう。
旅の終わりの感慨にふける間もなく、人の波に押されて在来線ホームに移動し、「はこだてライナー」で函館駅へ。

・新函館北斗駅 1110ー1125 函館駅(JR快速はこだてライナー)
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ほぼ30年ぶりの函館駅は様変わりしていた。
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・函館駅 1130ー1150 函館空港(函館帝産バス)
旅から帰宅に気持ちを切り替え、急ぎ駅前からバスに乗り、函館空港で時間をかけてお土産を選んだ。5日も家を空けたので、家族一人ひとりの顔を思い浮かべながら、いつもより多めに買い込んだのは言うまでもない。

・函館空港 1320ー1500 伊丹空港(ANA746便)
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これで未乗の鉄道は九州に残る3線のみとなった。当分乗りつぶしに絡めた旅をしなくてよいと思うとホッとする反面、一抹の寂しさも感じている。

大人の休日倶楽部パスの旅 3日目(その2)

☆田沢湖駅脱出
田沢湖駅は、秋田新幹線の運転見合わせで行き場のない旅行客であふれていた。構内には椅子が少なく、外は大雨なので、なすすべもなく突っ立っている人が多く気の毒だ。
ホームには運転を見合わせた「こまち」が上下線ともに停車していて、ドアは開放されていた。とりあえず盛岡行に空席を見つけて座り、ジタバタしても仕方ないのでコッペパンの包みを開いてかぶりつく。
まさにその時車内放送が入った。盛岡まで代行バスが出るという。乗客のほぼ半数が立ち上がって駅前に走り、数台のバスに順次乗車した。
国道は大雨でもなんら通行に問題なく、規制もかかっていなかった。県境を越えると雨は小降りになり、盛岡到着時には傘もいらないほどだった。

・田沢湖駅 1452ー1549 盛岡駅(こまち18号代行バス)*写真は盛岡駅
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盛岡駅構内では、秋田新幹線の乗客が仮設の待合スペースで大勢待機していた。結局、運転が再開されたのは16時15分だった。

・盛岡駅 1637ー1704 八戸駅(はやぶさ25号)
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立ち席扱いでの乗車。ここから先の東北新幹線は未乗区間だ。相変わらずトンネルが多いものの、高原のような景観が続く。途中駅では意外にもそれなりの乗降があった。

☆八戸の夜
・八戸駅 1717ー1726 本八戸駅(JR八戸線)
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八戸で在来線に乗り換え、本八戸駅で下車。
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市中心部にいちばん近い駅とはいえ、繁華街までは少し歩く。「ホテルリバティヒル」にチェックイン後、ただちに八戸を代表する名居酒屋「ばんや」へ。
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ここも「大人の休日倶楽部パス」効果か、旅行者とおぼしき客で開店後すぐに満員となった。会社帰りの地元客が何人も断わられていて申し訳なく思う。
関連記事:ばんや
八戸の酒と肴を堪能し、満ち足りた気分でベッドにもぐりこむ。大雨と一時的な運休には参ったが、大きな予定変更もなく、今日も実りある一日だった。

4日目に続く)

大人の休日倶楽部パスの旅 3日目(その1)

この旅で唯一の朝寝坊が許されるこの日、7時に起きて出発。雨が降っていた。
駅に向かう途中、盛岡の新名所、「福田パン」でコッペパン4種類を購入。これが本日の朝食と昼食だ。
関連記事:福田パン
☆乳頭温泉郷
・盛岡駅 758ー831 田沢湖駅(こまち95号)
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こまちは全車指定席なので本来は指定券が必要だが、盛岡以遠は『大人の休日倶楽部パス』の特例で立席特急券扱いでの乗車が可能となる。つまり、空いている席に座って良いということだ。幸い「こまち95号」の乗車率は低く、席は選びたい放題だった。
さっそく朝ごはんのコッペパンの包みを開く。想像以上に大きく、おいしい。「たまご」と「ずんだあん&ホイップ)でお腹いっぱい、大満足の朝食になった。
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・田沢湖駅 845ー931 乳頭温泉(羽後交通バス)
田沢湖駅に着くころには、雨はいっそう激しく、叩きつけるような勢いになっていた。今日の秋田県のの天気予報は「豪雨」。それでもバスは平常通り動いていて、土砂降りの中、『乳頭温泉』バス停に降り立つ。
乳頭山麓に点在する七湯を総称して「乳頭温泉郷」といい、ここはその中心にあたる。目指す黒湯温泉へは谷沿いの未舗装の歩道を行く。降り続く雨ですでに川のようになっていて、たちまち靴の中まで濡れた。眼下には激しい濁流があり、無事に帰れるのか、一抹の不安がよぎる。
黒湯温泉は、いかにも湯治場然とした一軒宿で、湯小屋と宿泊棟が狭い敷地に建ち並んでいる。
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混浴の露天風呂、続いて男女別の湯小屋(写真)で乳白色の湯を満喫。悪天候にもかかわらず日帰り客が多く、確かな人気を感じた。
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仮設橋をおそるおそる渡って孫六温泉へ。
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こちらは打って変わって人気がなく、暇そうな受付のオッちゃんに入浴料を払い、川沿いの湯小屋へ下る。鼠色の硫黄泉に優しく包まれ、いっとき荒天を忘れた。
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この一軒宿はアクセスが徒歩のみで、どこへ行くにも頼りない木橋を渡らなければならない。万が一孤立しては敵わないので、逃げるように来た道を戻って蟹場温泉へ。
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露天風呂は降りしきる雨が冷たいので早々に上がり、内湯で温まった。澄明な炭酸水素泉ながら硫黄臭もあるバランスの良い温泉で、長逗留には最適だろう。動きたくなくなるが、自らを叱咤し、豪雨の中を出立。
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数百m道を下ると大釜温泉。こちらの湯は黄土色。露天風呂はさらに黄色かった。
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さらに数百m道を下って妙乃湯。濡れ鼠で立ち入るのがためらわれるほどスタイリッシュな宿で、名物の露天風呂に浸かる。
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先達川の滝が目の前にあり、普段ならば大自然に包まれてリラックスするところだが、今や災害レベルの濁流がドスンドスンと轟音を立てて落ちている。この宿も流されやしないかと心配になるほどの勢いだ。慣れているのか、平静を装っているのか、従業員さんたちが平然としているのが不思議でならなかった。
湯から上がり、JRの運転状況を確認すると、秋田新幹線(田沢湖線)は全線で運転を見合わせているという。雨は一向に降り止まない。こんな状況下でも定時運行を維持しているバスだけが頼もしい。不安な気持ちで田沢湖行に乗り、運を天に任せた。はたして今日中に予約した八戸の宿にたどり着けるのだろうか。
その2に続く)
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