日本観光ミシュラン

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大人の休日倶楽部パスの旅 2日目(その2)

☆鳴子温泉郷(後編)
・鳴子御殿湯駅 1257ー1301 鳴子温泉駅(JR陸羽東線)
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昼食の時間だが、駅周辺に気の利いた店は無く、名物でも食べようと『餅処 深瀬』で「栗だんご」(2個360円)をイートイン。
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栗が丸ごと入った餅にみたらし餡をかけた野暮ったい甘味だが、温泉で消耗した身体には優しい味だった。
鳴子名物といえばこけし。温泉街にはこけしの造形があふれている。これはポスト。
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電話ボックス。DSC07878
役場にて。
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街中にはこけしの専門店が何軒もあり、今でもそれなりに需要があることを伺わせる。自分が選んだお土産は「こけしマッチ」。
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街歩きで気分転換し、温泉巡りを再開する。まずは「旅館すがわら」。無色透明の穏やかな湯で、しばし肌を休める。
関連記事:鳴子温泉 旅館すがわら
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続いて「東多賀の湯」。ミルク色の白濁湯が素晴らしく、もう1軒、という気が失せたので湯めぐりはこれにて終了。多彩な泉質に触れて大満足の鳴子温泉行だった。
関連記事:東多賀の湯
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・鳴子温泉駅 1539ー1626古川駅(JR陸羽東線)
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鳴子温泉駅周辺にはコンビニがなく、酒屋でビールとつまみを買って列車に乗り込む。学生が帰宅する時間なので、今朝学習したとおり有備館駅到着までの間にすべて飲み干し、片づけた。

・古川駅 1652ー1754 盛岡駅(やまびこ55号)
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各駅停車タイプのやまびこで盛岡へ。
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盛岡駅に降り立つのは30年ぶりだろうか。

☆盛岡の夜
市中心部までは歩くと結構な距離がある。不思議なことに盛岡には今まで縁がなく、街中まで足を延ばすのは今回が初めてだ。『ホテル小田島』(シングル4,100円)にチェックインし、ただちに洗濯物をまとめて近くのコインランドリーに投入。デイパックひとつの軽装なので、4泊5日の旅ともなると、途中1回は洗濯をせざるを得ない。
乾燥が終わるまでの間に盛岡三大麺のひとつ、「じゃじゃ麺」を発祥の店「白龍」で食す。
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自分で味付けして完成させる料理で、初心者がおいしく食べるにはハードルが高い。要するにイマイチだった。
関連記事:白龍
洗濯物を回収後、葉ばかりの石割桜を見学しー
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中津川を渡ると、急に家並みが古めかしくなる。岩手県を代表する角打ち『平興商店』が今夜のお目当て。常連さんに温かく迎えられ、菊の司酒造の美酒に酔った。
関連記事:角打ち礼賛(盛岡編)
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まだ夜は終わらない。「白龍」のある櫻山横丁に舞い戻り、界隈でいちばん古いという飲み屋『茶の間』を訪ねる。ところが、メニューが貧弱で酒にしろ肴にしろ選ぶ楽しみがない。ほや酢と山菜の煮物で八幡平市の地酒「鷲の尾」をやっつけて早々に店を出、ホテルまでトボトボ歩いて帰還した。
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仙台から鳴子立ち寄りで盛岡までしか移動しなかったこの日。「大人の休日倶楽部パス」がもったいないようだが、正規料金を計算してみると10,470円だった。新幹線が高すぎるのか、パスが安すぎるのか。ともあれ、このパスなしには実現が難しい旅程だったとはいえるだろう。


大人の休日倶楽部パスの旅 2日目(その1)

駅東口の「半田屋」で朝ご飯を食べて出発。今日も良い天気だ。
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☆鳴子温泉郷(前編)
・仙台駅 640ー652 古川駅(はやぶさ95号)
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「はやぶさ」と「こまち」を連結した国内最長の17両編成がホームで待っていた。どちらも全車指定席なので、たった1駅12分であっても指定券が必要だ。と、この時は思い、貴重な6回分の1回の権利を使って座席指定をした。ところが、その必要はなかったのだ。
大人の休日倶楽部パスの規定を開くと、次のような一節がある。
『盛岡〜新青森、盛岡〜秋田間相互発着の場合は、指定席の利用回数に数えることなく普通車の空いている席をご利用になれます。また仙台〜盛岡の途中駅に停車する「はやぶさ」「はやて」で、仙台〜盛岡間に限り相互に利用する場合も同様にご利用になれます
いわゆる「立席特急券」扱いになるケースを述べた部分で、『また』以下を帰宅してから知った。情報弱者はいつだって損をする。

・古川駅 702ー746 鳴子温泉駅(JR陸羽東線)
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古川駅の陸羽東線ホームでは、ちょうど上下の列車が交換するところで、島式ホームは通勤通学客でごった返していた。立客も多かった車内は、岩出山駅と有備館駅で大量の学生が下車し、ローカル線らしい空き具合となって鳴子温泉駅着。
25年ぶりの鳴子ー駅舎の造りは思い出の中の姿そのままだったが、駅前と「滝の湯」までの道のりの光景はまったく記憶になく、初めて訪ねる町を歩いている心持ちがした。
何はともあれ、開湯の地に建つ歴史ある共同浴場「滝の湯」で一浴。ほぼ貸し切りで極上の濁り湯を堪能した。
関連記事:鳴子温泉 滝の湯
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・鳴子温泉駅 834ー842 川渡温泉駅(JR陸羽東線)
「滝の湯」以外の外湯はまだ営業前なので、2駅戻って川渡温泉へ。ここは鳴子温泉郷の入り口に位置するひなびた湯の町で、駅から共同浴場までは歩いて20分ほど。青白色だった滝の湯に対し、こちらの湯はウグイス色で、泉質もまったく異なる。狭いエリアの中にさまざまな個性を持つ温泉が湧き出す鳴子は、泉質のバラエティで別府に次ぐ、温泉界の東の横綱だ。
関連記事:川渡温泉共同浴場
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・川渡温泉駅 954ー1020 堺田駅(JR陸羽東線)
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今度は鳴子を通り越して4駅すすみ、宮城/山形県境近くの堺田へ。駅付近には見たいものが2つある。上りの発車時刻までは30分しかなく、峠の集落をデジカメ片手に駆けずりまわった。
堺田分水嶺を確認した後に向かったのが「封人の家」(旧有路家住宅)。芭蕉が「おくのほそ道」で「蚤虱馬の尿する枕もと」と詠んだ旧跡だ。
関連記事:堺田分水嶺
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・堺田駅 1050ー1114 鳴子御殿湯駅(JR陸羽東線)
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再び鳴子を通り越して3駅すすみ、鳴子御殿湯で下車。この駅は東鳴子温泉の玄関口にあたる。鳴子温泉郷の中でも珍しい「黒湯」を求め、馬場温泉(写真)と高友旅館をハシゴ。朝から強烈な刺激を持つ温泉続きで、まだ昼間だが暑さもあって疲れを感じ始めた。
関連記事:馬場温泉
関連記事:高友旅館
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その2へ続く)

大人の休日倶楽部パスの旅 1日目(その2)

☆長野から岩手へ
・大宮駅1202 −1226宇都宮駅(やまびこ49号)
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やまびこ49号は自由席の通路やデッキにまで人が立つ大混雑だった。平日の昼下がり、速達タイプでもない新幹線がなぜこれほどまでに混むのか。自分を含めた乗客の誰もが理不尽に感じたことだろう。その理由は図らずもこの夜、一ノ関の居酒屋で明らかになる。
満員のデッキから逃げ出すように宇都宮で下車。これは予定の行動で、駅東口にある餃子の店「みんみん」に直行する。酷暑の中、屋外のテントで随分待たされたが、餃子は想像以上の美味しさで、途中下車したかいがあった。
関連記事:宇都宮みんみん 駅東口店

・宇都宮駅1331 −1533北上駅(やまびこ51号)
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今回の旅で最長の乗車時間となるがこの列車で、指定席券も昨日のうちに確保しておいた。とはいえ、日中に2時間も3時間も無為に移動、というのはいかにも時間の無駄で気に入らない。宇都宮で下りたのはささやかな抵抗で、駅で栃木名物の「レモン牛乳」を購入し、無理やり旅行気分を演出する。
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関東から東北へ、車窓には青々とした水田が続く。特に古川辺りでは惚れ惚れするような美田が広がり、眼が洗われた。

・北上駅1549 −1558金ケ崎駅(東北本線)
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北上駅に降り立つと涼しさに驚いた。宇都宮から400kmも北上すると気候がまるで違う。
沿線火災の影響で一ノ関行は13分遅れての発車。金ケ崎で下車し、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている諏訪小路を散策する。奥州街道の要害の地として、小規模な城下町が置かれていたところだ。昔の面影は武家屋敷や屋敷林にわずかに残るのみだが、緑の多い街並みに癒される。
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満足して金ケ崎駅に戻る。実に立派な無人駅だ。
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☆一ノ関にて
・金ケ崎駅1705 −1735 一ノ関駅(東北本線)
今夜の宿は仙台に取ってある。それを岩手県から後戻りして向かうのは、一ノ関に行きたい店があるからだ。そのひとつがこの『BASIE』。日本一とも称されるジャズ喫茶で、それが東北の地方都市にあるという事実が面白く、長年機会をうかがっていた。明日は定休日なのでチャンスは今日しかない。
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ところが、なんと臨時休業。縁がなかったとあきらめる。
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もうひとつの目的の店、居酒屋『こまつ』は開いていた。
関連記事:こまつ
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この店では良い酒と良い肴に出会い、『BASIE』で落ち込んだ気持ちを大いに回復した。さらに、ご主人から思わぬ証言を得ることになる。
この日、カウンターに座っていた一人客の3人までもが「大人の休日倶楽部パス」の利用者だというのだ。しかも、年に3回のパスの通用期間中は、いつもこんな具合に県外客で賑わうという。この話を聞いた後、東北の主要駅の改札で注意して見ていると、なるほどこのパスを手にした中高年の多いことに驚かされる。まるで青春18切符の通用期間中のような光景だ。
昼間の東北新幹線の混雑の原因もようやく理解できた。自由席を連結して長距離を走る「やまびこ」は、座席指定6回までという制約の中では貴重な列車なのだろう。もし1日3万枚限定の「大人の休日倶楽部パス」が毎日完売したとすると、JR東日本エリアに1日最大12万人の需要が生まれることになる。これで混まない方がおかしい。

・一ノ関駅1921 −1958 仙台駅(やまびこ56号)
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飲み足りなかったわけではないが、仙台駅の東口にある、かねてから目をつけていた角打ち・櫻井商店で一献。
関連記事:角打ち礼賛(仙台編)
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繁華街近くにある今日の宿まで歩いた。
今どきのカプセルホテル「9アワーズ仙台」には2度目の宿泊となる。クーポン利用で1,900円と破格の安さだった。
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2日目(その1)へ続く)
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