日本観光ミシュラン

日本国内のあらゆる観光資源を格付けする、旅のガイドブログ。

中部・北陸

角打ち礼賛(名古屋編)

【グルメ】佐野屋(愛知県名古屋市)☆
外観は酒屋、中に見えるのは商品棚ばかり。本当に角打ちの店なのか不安になるが、店先にはメニューが掲げられ、よく目をこらせば奥の方で立って飲んでいるオヤジの姿が見える。
実際、店の奥にはコの字型のカウンター、さらに壁に向き合うカウンターが設置され、午前中から常連客でにぎわっている。
壁には「勝手に写真を撮らない」「混雑時は15分で切り上げる」等、店の掟が列挙してある。訪ねたのが平日の昼下がりとあって、客は5割程度の入り。15分ルールは適用されておらず、酒のお代わりを繰り返してダラダラと居続ける客の姿が目立った。一人で店を仕切る若女将は愛想を売る暇もなく、カウンターの中と厨房とを往復して忙しい。
この店、とにかく酒が安い。たっぷりのレモンチューハイが200円。角ハイボールは250円。生中は300円。選択肢も実に幅広く、愛知の地酒を各種取り揃えている。
ハートランドの小瓶(220円)にも魅かれたが、角打ちでは基本的に地酒、と決めている。まず「金虎うすにごり生原酒」(250円)。米の濃厚な旨みと、生酒のフレッシュな感じが両立して良い。続いて「蓬莱泉 和 純米吟醸」(300円)。こちらも甘味と酸味のバランスが絶妙な旨酒だった。
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フードメニューは乾きものをはじめとして、簡単な総菜が100円台から揃っている。とん焼2本(240円)をアテにしたので、会計は790円。ランチのような値段ながら、得られた満足感は金額に数倍する。この店は気に入った。ご近所なら必ずや常連になっていただろう。

住所:愛知県名古屋市北区大曽根3-13-13
営業時間:10:00〜21:00【平日】/ 10:00〜19:00 【土・祝】/12:00〜18:00【日】
定休日:不定休
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【グルメ】みのや北村酒店(愛知県名古屋市)−
佐野屋と同じ大曽根駅近く、バス停の目の前にあるミニマムな角打ちの姿を体現する一軒。商品陳列棚に隠れるように、店の奥、冷蔵棚の前に立ち飲み用スペースがある。
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この店にも掟の数々が列記されていた。名古屋の角打ち諸氏のマナーには何か問題でもあるのだろうか?
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喉が渇いていたので、選んだ「地酒」は「名古屋赤味噌ラガー」(490円)。自分で棚から取ってレジに持っていき精算するスタイルだ。グラスは別料金(30円)、レジ横に置いてあった合いの手のおかきは50円。
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真昼間とあって他に客がおらず、落ち着かない。防犯用のミラーに映った自分が、コンビニで商品を勝手に飲んでいる人にしか見えなかったので、早々に退散した。店がにぎわう夕方以降に訪ねればまた印象は異なるだろう。ここはいずれまた出直したい。

住所:愛知県名古屋市東区矢田1-5-33
営業時間:8:30〜22:00
定休日:日
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関連記事:角打ち礼賛INDEX

猿飛峡/人喰岩

黒部峡谷鉄道の終点・欅平は、どこを向いても断崖に囲まれた駅だ。軽装で駅を出て、どこかに歩いて行けそうな雰囲気はないが、実は老若男女を問わず気軽に立ち寄れるスポットがふたつある。

【特別名勝】【特別天然記念物】猿飛峡(富山県黒部市)☆☆
黒部峡谷の中で最も川幅が狭いと言われている地点。駅から続く遊歩道を河原の近くまで下りていくと、音を立てて流れる黒部川の膨大な水量と恐ろしいまでの流速にビビる。
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道にはしつこいほど「落石注意」の看板があり、実際にこぶし大の石が転がっていて怖い。谷の出合いなど、特に危険な場所には下写真のようなシェルターが造られていて、黒部峡谷鉄道沿いの冬期歩道を進んでいるような気持ちにさせられる。
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猿飛峡は谷が急カーブする手前にある。山が関門のように立ちはだかり、川を去勢しにかかっているかのようだ。
なるほどこの川幅なら猿が飛び越えたとしても不思議ではないが、流れに落ちたら100%死ぬ。そんなリスクを冒すほど猿も馬鹿ではないだろう。
黒部川は足元を轟轟と流れる。川音だけに満たされた、何かしら圧倒的な世界だ。ここを訪れたら、誰しもが自然に対する畏怖を感じずにはいられないだろう。
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所在地:富山県黒部市黒部奥山国有林
欅平駅から徒歩30分

【景観】人喰岩(富山県黒部市)☆
駅から奥鐘橋(高さ34m)を渡ってすぐ、祖母谷川沿いにある景勝地。川沿いの道は落石が多いため、通行する人のためにヘルメット(無料貸出)が用意されている。
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人喰岩は目の前に見えているが、私は一応かぶってから進んだ。
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この道はダム工事用に建設されたもので、人喰岩の部分は岩壁をえぐって通してある。それがはからずも人を飲み込むかのように見える、人工の奇勝を生んだ。自然の造形だったら間違いなく天然記念物になっていただろう。
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所在地:富山県黒部市黒部奥山国有林
欅平駅から徒歩10分

モーニング放浪記(68)祥楽の湯 一宮店

【スーパー銭湯】祥楽の湯 一宮店(愛知県一宮市)☆
愛知県には、入浴客にモーニングを無料で提供するスーパー銭湯が少なくとも4軒ある。そのうちのひとつ、JR駅から徒歩圏内にあるのがこの「祥楽の湯」。
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この立て看板の表現はやや分かりにくい。入館の際に渡されるモーニング券の引き換え可能時間が7時30分から10時30分まで、という意味だ。
まずは2階の浴場へ。サウナ、ジェットバスに露天風呂と、標準的な設備は揃っている。この中では露天風呂の人工炭酸泉が良かった。炭酸強めのぬる湯で、テレビも見られるので長湯に良い。ただ、休憩所が狭いのでのんびりできる雰囲気はない。
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食堂はテーブルと小上がりを含め60席ほど。平日の10時前後、ガラガラではないかと想像していたら大間違いで、3分の1程度の席が埋まっていた。
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カウンターに食券を出し、モーニングのプレートを受け取る(選べるドリンクはオレンジジュースかウーロン茶の二択)。パンをトースターで焼いてマーガリンを塗り、サラダにはドレッシング。ス−プとコーヒー(ドリンクバー式)を取りに行って、ようやく出来上がり。
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茹で卵の反対側にコロンと転がっているのは「本日の一品」揚げタコ焼き。総じて見た目も味も貧弱だが、無料なので文句は言えない。
周りは慣れた客ばかりで、新聞を広げたり雑誌を読んだりしながら思い思いの朝食タイムを過ごしている。裕福ではないけれど、時間だけは有り余っている中高年の憩いの場、といった雰囲気だ。
ともあれ朝食付きのお風呂が550円というのは破格で、中京の文化がまた少し好きになった。

所在地:愛知県一宮市大和町毛受字一本松31
営業時間:7:00〜1:00
定休日:無休
入浴料:550円
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【蛇足】下の写真はとあるラブホの看板。午前中に休憩すればモーニングが付いてくる。ここまでくるともはや客の既得権益のようだ。
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関連記事:モーニング放浪記INDEX Season2
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