日本観光ミシュラン

日本国内のあらゆる観光資源を格付けする、旅のガイドブログ。

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ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 唎酒番所

【グルメ】ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 唎酒番所(新潟県南魚沼郡湯沢町)☆
越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」は、新潟の「食」にフォーカスしたブティックのような土産物店。併設の「唎酒番所」では、越後の全酒蔵の日本酒を有料試飲できる。新潟駅と長岡駅にも同様の施設があるが、私の記憶では、越後湯沢店が第一号だったと思う。
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店のシステム等々は先に訪れた新潟店と同じなので詳述はしない。
関連記事:ぽんしゅ館 利き酒番所(新潟駅)
受付で500円をい、お猪口と5枚のメダルを受け取る。あとは100種類以上用意されたディスペンサーから好きなものを選ぶだけだ。
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簡単な味の特徴は示されているものの、なにしろ数が多いので、時間がない人は店のおすすめか人気ランキングに従うのが手っ取り早い。
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前回と銘柄とかぶらないように注意しつつ選んだのは以下の5点。
・越後桜(大吟醸)
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リンゴのように爽やかな香気が立ち上る。万人受けする、お値打ちな大吟醸。

・霧の塔(純米)
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バランスが良く、食中酒に良さそう。

・千代の光(もち純米)
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もち米で造った酒と聞いてやや身構えたが、クセは強くない。酸味と旨味がほどよい。

・和楽五尊 超辛酒(本醸造)
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日本酒度+10ではあるものの「超」がつくほど辛口とは思わなかった。

越の白鳥NDラベル(特別純米) 
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腰の座った重厚さがあり、お猪口一杯でガツンとくる。旨味が強過ぎてキレに欠けると感じるかもしれない。

以上が簡単なレビュー。ともあれ、県内3ヶ所の「ぽんしゅ館」は新幹線の待ち時間がもう少し長くあってほしいと思わせるほどの、魅力的な物産店だ。取りも直さず、それは新潟県産品のレベルが高いことの証左でもあるのだろう。

住所:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2427ー3
営業時間:10:00〜19:00
定休日:無休
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日本玩具博物館

【博物館】日本玩具博物館(兵庫県姫路市)☆☆
姫路市郊外にある、国内最大規模の玩具博物館。開設は1974年。かつては知る人ぞ知る存在だったが、2016年にミシュラン・グリーンガイド初登場で二つ星を獲得し、一気に知名度が上がった。
最寄駅はJR播但線香呂駅。駅からはほぼ一本道で、要所に案内板があるので迷わずたどり着ける。
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白壁土蔵造の6棟すべてが展示室だ。9万点余りの所蔵品は、井上館長の個人コレクションと寄贈品から成り、質量ともに他の類似施設を圧倒している。
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この博物館を素晴らしいと思うのは、網羅性と公平性だ。このテのミュージアムは、民芸の芸術的価値ばかりを押し出したり、限られたおもちゃだけをアンティーク扱いしたり、人形の収集に偏っていたりで閉口することが多かったが、ようやく理想形を見つけた思いだ。
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ベイブレードと土人形、食玩とさげもん(布の小物)が等価に扱われている展観施設など、日本中どこを探しても無いだろう。名もなき庶民の泥臭い手作りのおもちゃから、一流の職人の手による美術工芸品まで、その守備範囲は広く、深い。
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コレクションは日本だけにとどまらず、海外のおもちゃにも広くスペースを割いている。
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色彩感覚や造形が独特でそれなりに面白い。しかし、質量ともに圧倒的な日本玩具の前には、刺身のツマ程度でしかない。
特集展示の雛飾りがまた凄かった。特に、上方で流行した「御殿飾り」の数々は眼福の一語。
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大正時代に家が一軒買える値段だっという優品を筆頭に、豪華絢爛な雛飾りの数々は、日本人として誇りを感じるレベルだ。
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ただ、飾り付けにも仕舞いにも相当な人手を要するに違いなく、保管場所も必要なことから、展示品のほとんどは寄贈によるものだそうだ。
館内では井上館長が気さくに来訪者に声掛けして、展示品の詳細な解説をして下さる。これ幸いと、いかにして個人がこれほどのコレクションを集め得たかをお尋ねした。
井上館長は御年83才。山陽電鉄で車掌をされていた頃から収集を開始し、驚いたことにほとんどの品はネットオークションで購入したものだそうだ。初っ端は1999年というから、黎明期のオークションサイトには出物が多く、廉価で、競争相手も少なかったのだろう。
自宅の一部(今の一号館)を井上郷土玩具館として開設し、収蔵品が増えるに従い博物館としてスペースを拡大、今やミシュランを通じて外国人観光客が訪れる施設となった。
自分が好きなことを突き詰めて、他人も幸せにする、ある意味では理想的な、羨ましい人生だ。
香呂駅から姫路に戻る電車の時間を気にする私に、帰り道は館長自らハンドルを握り駅まで送って頂いた。車中ではミシュラン・グリーンガイド掲載までの経緯など、貴重な話も聞かせてもらったが、ここには書かない。
1時間半は短すぎた。ここには必ずや奥さんを連れて再訪し、時間の許す限り滞在するつもりでいる。

所在地:兵庫県姫路市香寺町中仁野671-3
営業期間:10:00〜17:00
休館日:水
入館料:600円

老舗名鑑(その10)吉乃川

【その他】吉乃川(新潟県長岡市)☆
戦国時代(1548年)創業の、国内の酒造会社として屈指の老舗。信濃川の良質な伏流水を得られる摂田屋の地で、500年近く醸造を続けている。
酒蔵内部の見学はできないが、近年敷地内に「知って、飲んで、買える」酒ミュージアム『醸蔵』がオープンした。蔵の歴史や酒造りの行程を伝える展示コーナー、角打ちのような「SAKEバー」、売店やゲームコーナーなど、魅力的な観光スポットとなっている。
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もっとも、最大の見所は建物自体で、大正時代に造られ、酒の瓶詰作業を行っていた「常倉」(国登録有形文化財)を改装たもの。実用一辺倒で無骨な印象になりがちなトラス構造が、ここでは優美ですらある
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展示の中では、販促広告やラベルをフィーチャーした巨大なパネルが目を引いた。
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さて、お楽しみは『SAKEバー』だ。ここでしか飲めない限定酒や飲み比べセットに加え、軽い肴の用意もある。
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単品でもオーダーできるが、呑兵衛は時間制限30分の「8銘柄飲み比べ フリー(800円)一択。
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食券をカウンターに提出すると、ワイングラスを渡されるので、気が大きくなって飲み過ぎないように注意しよう。チェイサー代わりの仕込み水のペットボトルが付いてくるのが親切だ。
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飲み放題となるのは以下のラインナップ。飲んだ順に紹介する。
純米吟醸 極上吉乃川/吟醸 極上吉乃川/特別純米 極上吉乃川/純米酒 PAIR/米焼酎 のもうれ/みなも 厳選醸造/杜氏の晩酌 本醸造/厳選辛口吉乃川
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個人的に好みの、米の旨味がストレートに伝わる酒が多くて嬉しい。1周した後に、とりわけ美味かった「純米吟醸 極上吉乃川」と「吟醸 極上吉乃川」をお代わりしてフィニッシュ。30分はあっという間で、ちょっと飲み過ぎた。
いい気分になってJR宮内まで帰路を歩く。摂田屋は歴史ある醸造業の町で、伝統的な建造物の意匠に見るべきものが多い。ともあれ、見学は酔っぱらう前にしておくことを薦める。

☆醸蔵
住所:新潟県長岡市摂田屋4-8-12
営業時間:9:30〜16:30
定休日:火
入館料:無料
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関連記事:老舗名鑑 INDEX
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