宇陀市議会から地域を変える。 勝井太郎の地域活性化挑戦日記。

最年少の宇陀市議会議員勝井太郎の日々の報告

2012年05月

議会改革、本格始動!

委員長に就任して始めて招集をした委員会が行われました。

ここまで井谷前委員長(現副委員長)が丁寧に進め方を決めてきたものを引き継いで本日より本格的な改革のための検討が始まりました。

今日、議論をしたのは
議員研修について
議会だよりを議員が責任編集することについて
ホームページを用いた広報について
総合計画等の長期計画の議決事件追加について
一般質問の仕方について

の5点でした。

議論のルールは各項目30分の自由討議、自由討議も随時意見を整理しながらホワイトボードに論点を板書。確認をしながら会議を進めていく。30分後、意見集約。
30分で結論が出ない場合は、10分延長。それでも出ないときはその時までに出た意見と合意点を確認して次回以降に繰り越し。

このルールを決めるのがとても大切なことでした。
時間に制約を設けたので発言の意図を簡単明瞭にする必要が出ること。そのため、論点がずれにくくなるのです。
30分で結論を出すのが難しいものについても、論点を出すことは出来ますので、次回の議論のための論点整理は出来ます。その上で次回までに各自の意見をまとめることを求めることで次回以降にスムーズな議論が出来るようになります。

会議を行う上での鉄則と言えばそうなのですが、これは今まで意識されてきませんでした。
議員同士での討論が今まで無く、対市役所で追求をすることが多かったので議員同士で物事を決めていくことが求められてこなかったのです。

議員間で議論をし、その上で物事をルールに則って決める。この一見当たり前のことを根付かせることが改革の第一歩であり、その環境を整えるためにここまでやってきたと言えます。


3時間の会議の中で方向性が決まったものです。
市民に公開をした議員研修会を行う。今年度は試行。来年度以降は制度化と予算措置をした上で実行していく。
議会だよりは議員が編集を行う。今までのように行政当局や議会事務局が作っていた状態から脱する。
一般質問の各議員の発言通告内容をホームページで公開をし市民に知らせる。
総合計画は議決事件追加するかは今後議論を深める。審議会に参加している議員へのフォローを明確にする。
一般質問は現状の一括質問方式(一気に質問したいことを聞いて、市当局側も一気に答える)だけでなく一問一答方式(一つの質問に対して一つずつ答えていく)も導入し選択できるようにする。


と方向性が決まりました。今後は実施に向けて具体的な調整に入ります。
各事項については専門用語が多いので一つ一つ丁寧に説明しなければ難しいとは思います。
ただ、会議の生産性がかなりあがったことが大きな特徴です。


議論をし、論点を明確にした上で、意見集約をし、物事を決める議会へ。
まさに議会改革が始まりました。





改革とは。パラダイムシフトの転換を

政治の世界は生き馬の目を抜くような世界、ポストを巡って駆け引きが行われ裏切りがしょっちゅう起きる世界。
そのようにに思っている方は多いのではないでしょうか。
確かにそういう面はあるかもしれません。


私たちは常に多くの方の不満を耳にします。
役所の○○という部署の対応がなっていない、こんな無駄な事業がある、きちんと仕事をしていない、などです。
それを、市役所に届けるのが議員の役割であると多くの方は思っていないでしょうか。


私は、少し違うと思っています。
それで本当に地域はよくなるでしょうか。
評価基準がどこまで行っても減点法だと新しいチャレンジはリスクが高すぎて取り組めなくなります。
前例踏襲主義がはびこります。

そして、さらに叩かれます。
委縮と縮小の連鎖が役所を覆い尽くします。


私自身が議員として、そのことをやってきたのではないかと思うことがあります。
反省をして、自分の軸足を変えようと思います。


私たちの故郷、宇陀市は今の状態をありのままに受け入れる必要があります。
そのうえで、地域の方々と市役所の職員たちが一緒に活性化に取り組む土台を作りたいと思っています。

どんな地域で、どんないいところがあるのか、一緒に考え、一緒に行動をするそんな地域と役所の関係が
つくれたらどれほどいいでしょう。


もちろん言うべきことは言いますが、必要以上に職員をたたく政治から人を大切にする政治を始めたいのです。


議会も同じです。
どの議員もそれぞれに地域や市をよくしようという思いを持って議員になってきたのでしょう。
少なくとも、宇陀市を破壊してやると思って議員になった方はいないでしょう。
ただ、それぞれの価値観や優先順位は違うのです。だから、議論が必要ですし、議論をして物事を決めるためのルールの整備が大切なのです。それが議会改革です。


改革というものは敵を作って叩くことではないのです。
信じることから、任せることから改革は始まると思っています。
対話をすることから改革は始まると思っています。議会も役所も住民と話をせずにただ聴いているだけだったのです。それも傾聴するわけではなく、ただ聴いているだけです。
しっかりと聴くだけでなく、対話をする行政と議会を作りましょう。これも議会改革です。


自分たちの言動が市役所の前例踏襲主義を作り出していたと認識して、議論を行いましょう。
誰かではなく、自分たちに責任があると決めたうえで、意思決定を行いましょう。
それが議会からできる市の改革です。


市民を信じ、責任をとる政治を。常識などにとらわれる必要はありません。
一緒に作りましょう。



市議会議員3年目のシーズンが始まりました

市議会議員になって丸2年がたち、3年目のシーズンに入りました。

議員になって最初の1年目。ただただ修羅のように暴れ回りました。
議会の意味の分からないルール。ただ言うだけの議員には容赦なく議論を仕掛けましたし、市長を本気で倒すつもりで論戦を仕掛けていました。

当然、市役所の職員とはほとんど話すこともなく、一人で宇陀市を何とかするんだと思っていました。
それが思い上がりであることを気付くまでは。

いくら叫んでも何も変わらない現実。
議会では議員が議論など何もしない、ただ市長に対して要望を言うだけの状態。
本当に荒廃した戦場で一人立ち尽くしそうになりながら、吠えていました。

その苛立ちをそのままブログやツイッターに書いていたら、市内の方、市外の方、全国の若手の政治家の方、志を持った官僚、自治体職員が手をさしのべてくれました。彼らとの出会いが僕を絶望から救ってくれました。


そして、そんな僕にも遠慮なく議論をしてくれる職員が何名かいたこと。
ある人は、仕事への敬意を欠いた僕の発言に心の底から怒り、そして諫めてくれました。
そんな方々と一緒に議論して、僕の提案は実際に役所の制度として採り入れられるようになりました。
いくら議会が絶望で覆われていても、綿密な調査に基づく実現可能性をきっちりと考えた提案をすれば充分に宇陀市の役に立つことができるんだ。そう思うことの出来た1年目でした。


2年に入っても、議会はやはり厳しいものでした。
徹底的に外に出て、自分の思いを伝え続けました。
地域を活性化するには、大規模投資による工場誘致などではなく、地域の業者などを育てることと、環境整備をすることだという信念を持つことが出来ました。
何よりも仲間を作らなければ地域を元気には出来ないとの思いから徹底的に仲間を募りました。
世の中を変えるのは議会だけではない。志ある方と一緒に地域を変えていこう。そんな信念を持つことが出来たのも2年目の時でした。

正直、議会には諦めかけていたこともあります。とにかく何を決めるにも時間がかかる上に、ただ言うだけの議会のままでした。政策を考えるのは職員、それを承認するのが議員の役目というのが、これまでの議会の姿でした。これだと社会主義の国と何も変わらないのです。まず政治家があるべきビジョンを示し、その方向性を受けて職員が細部を作り上げていく、こんな当たり前の政治を改めて目指そうと思いました。

そんな中でも9月議会で議会改革特別委員会を設置して議会の仕組みを根本から作り直す機会を得ました。
ただ、風当たりは強くなかなか進めることが出来なかったのも事実です。



そして、今期
議会改革特別委員会委員長、議会運営委員会副委員長、総務文教常任委員会副委員長の3つの役を仰せつかることになりました。


今期は地域活性化の活動を本格化させます。
地域の志ある方と市役所の職員が一緒に学び、一緒に行動する場を作ります。

今まで議会改革特別委員会と議会運営委員会が全くかみ合わずに進まなかった改革を進めることの出来る立場になりました。


また、議会改革特別委員会は、そもそも求められている議会の役割とは何か、議員のあるべき姿とは何かを議論する為の委員会です。

絶望の中で仕事をし続けるのではなく、まともに議論できる議会を作り上げること。
議会の中だけでは解決できない課題を地域と方々と一緒に取り組むこと。
この二つに挑戦しています。

冷静に法律と規則に基づく運営を議会に根付かせるのです。
政治は、議会は、何でもかんでも解決できるわけではありません。

市民も職員も、使うお金が税金になったとたんに、使い方がいい加減になっている現実があります。
そして多くの場合、市民に対して、これはムリと伝えないために、必要以上にお金がかかってしまっている現実があります。
政治の責任として、市民に「身の丈に合わないことはしてはいけないよ」と伝えなければなりません。
そのようなことが出来る政治を作るのです。

だから、情報公開が必要ですし、政治家が市民に対して啓蒙し、時には諫めることも必要なのです。
説明責任を果たさずに、ただただ住民に媚びることは、短期的にはいいかもしれませんが、長期的にはツケを誰かに押しつけるだけです。

そして、私たちの手による地域の再生を。
誰かに何とかしてくれと叫ぶよりも、僕がまずやってみるよ。
これを今期のキーワードにやっていきます。

今年もよろしくお願いします。




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Profile
勝井 太郎
35歳 宇陀市出身

宇陀市議会議員
(任期は2010年5月1日から2014年4月30日)
若手政治家の会代表
元都議会議員秘書
政策学校一新塾 14期政策提言課程修了


活動当初は一人駅に立ちチラシを配り、演説を繰り返す。
チラシを配り、演説を繰り返すスタイルを貫いて徐々に支援者を増やし、3月28日執行の宇陀市議会議員選挙に最年少31歳、最高得票2227票で初当選。



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